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「当事者って……どういうことだ?」
「そうですね、実際にちょっと試して見ましょうか」
佐藤さんの訝しげな言葉にそうお応えし、マスターさんは視線を佐藤さんの前に座るロゼさんへと移します。
「ロゼさん、と言いましたね」
「……なによ?」
やや不審げなロゼさんの警戒心を解く様に……いえ「たぶらかす様に」笑いかけるマスターさん。
「あなたのオーナーは、どんな方ですか?」
「……はぁ? なんだよそりゃ」
佐藤さんが、不審げな声を上げます。
「どんなって……まぁ一言で言えばバカよね、それも大バカ」
そしてそんな佐藤さんの様子を知ってか知らずか、ごく素直に小悪魔な笑顔で応えるロゼさん。
「てめっ……!」
「まーまー佐藤君、少し黙って聞いてみようよ」
声を上げかけた佐藤さんを、浜野さんが制します。このあたりは、根回しの勝利ですね。
「ほほう、それは一体どのように?」
マスターさんは笑顔でしきりに頷いて、先を促します。
……ええ、まぁ、現状を一言で語るならば、「釣れた!」といったところでしょうか。
「まずはなんと言っても、考えナシな所よねー。いつもいつも思い付きと勢いでつっぱして、それであとで困ったことになってから後悔してるのよ? だったらまずはちゃんと考えてから行動しなさいって人がせっかく忠告してあげてるのに、全然改めないし」
「それは大変ですねぇ」
「でしょう? 朝なんて人がせっかく起こしてあげてるのに全然起きないし! そんなに眠いなら夜更かしなんてしてないで早く寝なさいっていつも言ってるのに」
「テメーは俺のオカンか!」
たまらず飛び出した佐藤さんのツッコミに、会場からは笑いがこぼれます。ですがロゼさんはお構いナシです。
「それにね、お金に意地汚いのもウンザリよねー。いつも二言目には金がねー、金がねーって。それでバイト三昧だけど、どう考えても無駄遣いをやめる方が先よね」
「そうですね、僕もそう思いますよ」
「でしょでしょ? それからなんと言っても、デリカシーがないのが最悪! レディがいるってのに、お風呂上りにパンツ一丁でうろつくって信じられる?」
「ああ、それはちょっと恥ずかしいですねぇ」
「だらしねぇなぁ」「普段はエラソーにしてるくせに」「辛口ストラーフたん(;´Д`)'`ァ'`ァ 」「神姫破産か……身につまされるなぁ」「パンツ一丁はいかんよな、パンツ一丁は」「だな、やはり全裸にネクタイが紳士の基本!」「いや、そのりくつはおかしい」「ロゼさん俺も罵ってください」
会場から失笑が漏れ出します。
佐藤さん、奥歯をギリギリと噛み鳴らしつつ、拳を震わせております。と、はたと顔を上げまして。
「って何を勝手に話を進めてやがる! 俺はまだこの勝負を認めたわむぐ?!」
「まーまー佐藤君、ちょっとこのまま見守ってみようか? 大丈夫大丈夫、悪いようにはしないから」
浜野さん、なにやら異様に手馴れた動作で佐藤さんを羽交い絞めにし口を塞ぎます。
さすがにこのあたりで、佐藤さんにも「浜野さんもグル」であることに気付かれたことと思います。
おそらく佐藤さんの脳裏には、「このまま公衆の面前で、ロゼさんにいいようにこき下ろされる」光景が広がっていると思われます。そうして、「武装神姫によく思われていないオーナー」をギャラリーに印象付けて勝負を持っていくつもりだと、そうお思いのことでしょう。
……お甘いです。
マスターさんの描いたプランは、そんなものでは済みません。すぐに、「その程度で済んでいたら幸せだった」と思い知ることでしょう。うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ。
その間にも、ロゼさんの毒舌ショーは続きます。
「学校でも赤点ばっか、補習ばっか! 最初からちゃんと勉強しておけば、一回で済むのに」
「仰る通りですよねぇ」
だとか。
「買い置きのカップラーメン、気付いたら賞味期限を一ヶ月も過ぎてて……それなのにもったいないからって食べちゃうのよ?! 信じられる!?」
「それはまた大らかと言うかズボラと言うか」
だとか。
「服がバーゲンセールのばっかなのは仕方ないわよ? 洗濯はしてもアイロン掛けまではやらないのもガマンするわ。でも、それで年がら年中あのチンピラルックなのはどうにかして欲しいわね!」
「それはそれは」
だとか。
「野菜は食べない、魚も食べない、食べるのは肉とか脂っこいものばっか。きっと内臓腐ってるわよね」
「一人暮らしだと、気を抜くとそうなってしまいますよねぇ」
だとか。
学業の事から日常の些細な手抜かりから服装のセンスから食生活から、マスターさんの合いの手に乗ってありとあらゆる佐藤さんの欠点が次々と暴露されていきます。
なんと言いますか、佐藤さんをこき下ろすロゼさん、ものすごく輝いています。
佐藤さんは必死にそれを止めようと思っていらっしゃるのでしょうが、浜野さんのホールドはガッチリ決まっていて、身悶えしながらくぐもった声を上げることが精一杯のご様子です。
そんな身動き取れない佐藤さん、目で「泣かす。ロゼのヤツ、後で絶対泣かす……!」と力説しております。
「――それでアタシ、アキに言ってやったのよ! 『アンタ本気でバカでしょ?』って!」
「いやはや、そうでしたか」
まぁ、そんな佐藤さんの必死の思いも、絶好調でトーク中のロゼさんには届かない訳ですが。
と、不意にマスターさんが悲しげな表情をつくり。
「……ロゼさんも、大変ですねぇ」
低い声でぼそりと、しみじみと呟くように言葉を漏らしました。
……第二段階突入ですね。
「……何よ、急に?」
それまで自分の絶好調トークに心地よい相槌を打っていたマスターさんが様子が変わったことに、ロゼさんが訝しむ表情になります。
そんなロゼさんに対し、マスターさんは「心底同情に耐えない」と言う風を装って言葉を続けます。
「いえその……お話を聞いてる限りロゼさんは、欠点だらけで何一つとして良いところのない、本当にひどいオーナーに仕えることになってしまったんだなぁと思いまして。
武装神姫の側から、オーナーを代える事は出来ないのですよね……お察しします」
「………………………………………………………」
あ、ロゼさんムッとしてます。
これはあれですね。自分が虚仮にするのは良いけど、他人が貶すのは気に入らないという、微妙かつ複雑な神姫ゴコロと言うヤツですね。
しばしの沈黙。
そしてロゼさん、なにやら視線を宙にさまよわせてから。
「……まぁ、その……そんなに全然いいとこなし、って訳でもないのよ?」
そっぽを向きつつ、先ほどまでの滑沢な語り口とは打って変わった歯切れの悪い言葉で、ぼそぼそと言いました。
よい反応です。ですが、マスターさんの追撃は手を緩めません。
「そうなのですか?」
言葉こそ短いものの、とても疑わしげな口調です。言外に「とてもそうとは思えませんけど」という追加音声まではっきり聞こえてきそうな、それほどまでに疑わしげな口調です。
「………………………………………………………」
あ、ロゼさん唇を尖らせています。
また数秒、視線を泳がせてから。
「まぁアキはバカには違いなんだけど……バトルに関してだけはちょっとしたものよね」
今度のお言葉もやや歯切れは悪いながら、先ほどよりもややムキになっていらっしゃる印象を受けるのは私の気のせいでしょうか?
おそらく同じ事をマスターさんも感じ取ったのでしょう。沈んでいた表情を明るくし、深く頷きます。
「ああ、そうでしたね。確かこの店で一番の連勝記録をお持ちだとか」
「ええ、そうなのよ!」
ロゼさん、ぱっとお顔を輝かせ、勢い込んで応えました。
「バカアキがデータ確認をサボったお陰で30連勝は逃しちゃったけど、ま、すぐに塗り替えて見せるわよ」
「おや、やっぱり佐藤さんはロゼさんの足を引っ張っていらっしゃる? 不甲斐ないオーナーですねぇ」
「………………………………………………………」
あ、ロゼさんますます唇を尖らせています。
そして今度は視線をさまよわせず、ややマスターさんを睨むようにして。
「……実際に戦ってるのはアタシだけど、作戦とか指示を出してるのはアキだし」
「ほほう、ロゼさんほどの武装神姫が従う、それほどのものであると?」
さりげなくロゼさんと佐藤さんの両方を持ち上げるあたり、さすがはマスターさんです。
果たしてロゼさん、幾分か表情に柔らかさを取り戻しまして。
「ええ、たまーにヘマもするけど、アキの指示は確実だもの」
『たまーに』の部分が必要以上に強調されていたように聞こえたのは、私の気のせいでしょうか。
「ほほう。確かに先ほどお手合わせしていただいたときは、お見事な戦いぶりでしたね。
いやはや、駆け出しとしてはあやかりたいものです」
「ふふん? 知りたい? 教えてあげよっか?」
「おや、教えていただけるので?」
「ええ、構わないわよ」
そう言って、イタズラっぽく微笑むロゼさん。
「簡単なことよ。アキはね、一戦一戦を細かくデータにとって残してるの。その蓄積と分析こそがアタシたちの強さの秘訣って訳。真似できるものならしてごらんなさいな♪」
「なるほどなるほど。確かに僕たちが真似しても、一朝一夕で追いつけるものではありませんね」
「それだけじゃないのよ? アキは装備の分析だってしてるんだから!」
「ほほう、と仰ると?」
「公式販売されてる武装なら一通り……個人作製のだってめぼしいものにはしっかりチェック入れてるのよ!」
「もしかして……全部買っているのですか?」
「ええ、だから情況に応じて装備を選んでくれるし、敵が使ってきたときの対策だってバッチリってワケ」
「それは……すごいですねぇ」
わりと演技でなく驚嘆する、武装購入は節制中なマスターさん。
私もびっくりです。
現在のラインナップを全て揃えようと言うならば、いったいどれだけの資金が必要か……先ほどバイト三昧なのに常々金欠状態だと仰っていましたが、それも当然でしょう。
と言いますか、そうまでしてでもロゼさんに最上の状態を保たせようとする気概には感嘆するばかりです。
私たちの感嘆を受けて、ロゼさんもすっかり機嫌を直されて得意満面です。
「もちろん、どれも飾りじゃないのよ? どの武装だって弾薬代とかケチらずに、アタシが納得いくまで使わせてくれるし。整備だって完璧に仕上げてくれるし!」
闊達そのものに笑うロゼさんに、マスターさんは感心するように、何度も頷きます。
と、少し小首を傾げまして。
「ところでずっと気になっていたのですが、一つお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「ん、なに?」
マスターさん、すっとロゼさんの胸元を指差します。そこには、薔薇と剣をあしらわれたエンブレムがマーキングされています。……たしか、GA4アームの肩やサバーカの側面などにも同じものがあしらわれておりましたね。
「その胸元に描かれているエンブレムですが、それはもしかしてオリジナルデザインでしょうか?」
「ああ、これ?」
ロゼさんが、自分の胸元を見下ろし、すぐに顔を上げます。
そのお顔は、今まで以上に輝かんばかりの笑顔です。
「そうよ、アイツがデザインしたのよ。あんな顔してるクセに! ケッサクよね!」
言いながらロゼさん、両手の人差し指を逆ハの字に目の上にかざしました。
「まったくバカみたいでしょ、こーんな顔して真剣になってモニター覗いてさ。
アタシがもう十分って言うのに、いつまでもいつまで手直しすんのよ。
まったく、そんな1ドットや2ドットいじたって変わらないって言うのに、些細なことにこだわっちゃってさー。
ま、その甲斐あって、まぁまぁ見られるエンブレムにはなったけど?」
そんな言葉とは裏腹に、そのエンブレムを誇示するように胸を張り、とてもとても嬉しそうなお顔と口調で語るロゼさんが微笑ましくて仕方ないのですが。
「ま、要するにアキにだって取り得の一つや二つはあるってことよ」
「なるほどなるほど。大事にされてるようですねぇ」
「そうね、まだまだ不足もいいところだけど、とりあえず扱いはそんなには悪くはないかな?」
いえそんな、幸せ絶頂なお顔で言われましても。
と言いますかロゼさん、今の貴女は佐藤さんをこき下ろしていた時よりも何倍も輝いてることに、ご自身でお気づきなのでしょうか?
佐藤さんも、いつのまにやら暴れるのをお止めになっております。
「なるほど、それは素晴らしいですねぇ。いや先ほどは、何も知らずに失礼なことを言ってしまったようで申し訳ありませんでした」
すっかり上機嫌のロゼさんの様子に、わりと素で微笑ましげに目を細めるマスターさん……ですがすぐに作戦を思い出し、すっと俯き思わせぶりに呟かれます。
「ですが、ですねぇ……」
「ん? どうしたの?」
「あー、いえ、別に大した事では……」
「なによ、気になるじゃない」
気になるのでしたら、まさしくマスターさんの術中です。
「いえその、思い過ごしだとは思うのですがね……」
「だから何よ」
「いえ、バトルについて佐藤君が真摯なのは分かりました。先ほど仰っていたバイト三昧も、武装を揃えるための努力とお見受けします。オリジナルエンブレムを一生懸命に考案するあたり、ロゼさんのことを大切にもしているのでしょう。ですが……」
タメ一秒。
「お話を聞いてると、バトルに関してのことばかりだな、と。もしかして、バトルを楽しむためのユニットとしては重宝していても……」
タメ三秒。
「佐藤君は、ロゼさん自身のことはをちゃんと見ているのかな、と思いまして」
「………………………………!」
目を見開き、愕然とした表情で絶句するロゼさん。
いや、まぁ、武装神姫に対して『オマエ実は可愛がられてないんちゃうか』と言う発言は、死刑宣告にも等しいですから仕方ありません。
想像するだけでもこちらまで身震いします。
……おや? 絶句していたロゼさんも、なにやら身震いを。
「そ……」
そ?

「そんなことないもん!!」


ないもん、と来ましたか。
マスターさんが、ちらりとこちらに目を向けられました。
『堕ちましたね』
『堕ちましたな』
そんなアイコンタクトを一瞬で成立させる私たち。
それはともかく魂の叫びを発露させたロゼさん、そのまま怒涛の勢いで必死に訴えます。
「バトル以外でだって、アキはアタシのこと大切にしてくれるもん!
こないだだってアタシが『かわいい服が欲しい』って言ったら、メイド服一式を全色揃えてくれたもん!」
「そこでメイド服がくるか」「なんだよアイツメイド属性かよ」「メイドストラーフたん(;´Д`)'`ァ'`ァ 」「いきなり全色はやりすぎだろう」「アイツもキャッキャウフフしてるんじゃねーか」「でも、なんか親近感沸くなぁ」「ふ、判っていますねあの青年は。女性を彩りその魅力を最大限に引き立たせる服装といえばメイド服を置いて他にありません。かわいい服を要求されたならメイド服で応える事こそ正解! いえメイド服以外を宛がう事は罪! メイドこそ夢! メイドこそ正義! 夢こそドリームで正義こそジャスティスであり即ちメイドこそ真理! メイドこそ絶対不変なる全宇宙唯一の黄金郷なのです!」
ロゼさんによるオーナー性癖の暴露にギャラリーの皆さんがひそひそひそひそと呟きを交わします。
……なにやら毛並みの違う方も混ざられているようですが、それはさておき佐藤さんの方も再び浜野さんの腕の中で暴れだしました。
……そのお顔が真っ赤なのは激しい抵抗を続けているから、だけではないと思われます。
「それにこの間だって、アタシが動物園見たいって言ったら連れてってくれたし!
わざわざ、バイト仲間にペコペコ頭下げてシフト代わって貰って時間の都合つけてくれて!
お土産に、こーんなでっかいぬいぐるみだって買ってもらえたんだから!」
それでもなお、ロゼさんの暴走は止まることなく「いかに佐藤さんが自分を大切にしてくれているか」を大熱弁です。普段の余裕な雰囲気もどこへやら、すっかりイイカンジにアクセルベタ踏み状態ですね。
「アタシは『お金大丈夫なの?』って聞いたのに、『そんなに抱えこまれたら、今更ダメとも言えねーだろうが』って笑ってくれたし!」
もはやマスターさんも相槌を打っていませんが、ロゼさんの大熱弁は止まりません。
まぁ、それも当然でしょう。
普段、口ではどんな風に言っていようが、所詮は武装神姫。
思考プログラムの根幹にオーナーへの忠誠心を持ち、それでいてそうした強い感情を制御するには武装神姫の精神は人間に比べてずっと純粋で未発達です。
簡単に言えば「武装神姫なんてどいつもこいつも、オーナーのことが好きで好きでたまらない連中ばかりで、隙あらばオーナー自慢をしたくてウズウズしてるに決まってる」と言うことです。
そこを、マスターさんの「押せば引き、引けば押す」巧みな誘導でつつかれたら、もうたまりません。暴走もさもありなん、です。
ほら人間だって好きなことを語り出したら、止まらないものじゃないですか。
「でもそんなこと言って、あとでこっそりバイト増やしてるの、アタシ知ってるんだからね! 睡眠時間まで削ってバイトすることないじゃない!」
なにやら方向性が微妙にズレてきています。が、その根幹にあるのは、変わらずオーナーへの愛。
む、言葉にするとなかなかに照れますね。
「しかもその上夜更かししてまで解析とか分析までやってたら、いつか身体壊しちゃうに決まってるじゃないの! 食事だってロクなの食べないくせに! そんなの絶対ダメなんだからね!」
いやしかし、ロゼさんのデレモードは凄まじいですな。
「プレゼントも嬉しいけど、それよりもずっと一緒にいてくれるだけで十分なんだから、無茶なバイトとかするよりも、一緒にいて欲しいの!」
ご普段がご普段だけに、「私ツンデレ、デレるとすごいンです」と言わんばかりの惚気っぷりです。
……面白いので、この光景は高音質・高画質で保存しておくこととしましょう、うふふふふふふふふふふふふふふふふふふ。
「むー! むがー! むぐー!」
「まーまー佐藤君落ち着いて落ち着いて。面白くなってきたところだからさ、ね?」
今までにない必死なご様子で抵抗する佐藤さんも、浜野さんのやたら堅固なホールドの前にはむなしくうめき声を上げるのみです。
先ほどの「『このまま公衆の面前で、ロゼさんにいいようにこき下ろされる』で済めば幸せだったと思い知る」と言うこと、ご理解いただけたでしょうか?
マスターさんは「あの手のタイプは、貶されるよりも、手放しで賞賛される方が効くんです」と仰っておりましたが、なるほど抵抗は激しさを増すばかりの佐藤さんのご様子を見ると、まさにその通りであったようです。
あー、いえ、別に佐藤さんを辱めることが目的ではないのですよ?
『佐藤君は、やはり悪い方ではないようです。なのになぜ周囲から孤立しているかと考えれば……
当然、"誤解されてるから"ですよね』
この三本目の始まる前、浜野さんと私を前にして、マスターさんはそう説明してくださいました。
『誤解をそのままにしておくのは、佐藤君にとっても周囲の方々にとっても、よろしくないでしょう』
『ウチの店にもね』
冗談めかして言葉を挟んだ浜野さんに笑いかけると、マスターさんは言葉を続けました。
『でしたらこれもご縁ということで、手っ取り早く誤解を解かせていただきましょう』
マスターさんのお言葉に、『これも縁だと思って』と佐藤さんとの対戦を勧めた浜野さんが小さくお笑いになりました。
『なに、簡単なことです。彼の本心を周囲に明かしてしまえば、それで済むはずです。そのあたりを、存分に語っていただきましょう』
そこでマスターさん、ややぎこちないながらも愛嬌のあるウィンクを致しまして。
『この場にいる皆さんにとっては、ご本人に語っていただくよりも説得力のあるお方に、ね』
つまりはそういうことです。
ロゼさんの暴走を誘発し佐藤さんの褒め殺し(誤用)を発生させたのは、孤立しがちのようであった佐藤さんを『周囲の皆様と』和解させる、和解プランのあくまで「手段」なのです。
そしてその成果はと言いますと。
「なんだかんだ言って、あいつも武装神姫を大切にしてたんだな」「ロゼちゃんも慕ってるみたいだし」「デレモードストラーフたん(;´Д`)'`ァ'`ァ 」「いけすかねぇバトルジャンキーだと思ってたけど……」「ちょっと佐藤のこと誤解してたかも」「あれか、『武装神姫を愛するやつに悪いやつはいない』ってやつか」「もっと話し合ってみてもよかったかな」「そーだなー」
いやはや、プランは怖いくらいに順調に進行中です。
佐藤さんともどもロゼさんを手玉に取り、情況を思い通りに動かしていくマスターさんのお手並み、感服する他ございません。
マスターさんは、敵に回すべきではございませんね。いやもちろん、叛意を抱こうなどという気持ちは毛頭ありませんが、仮にそのような二心を抱いても、私如きではかなうはずなどありません。
……ちなみに。
マスターさんによれば、このような公開羞恥プレイじみた手段をとらずとも、時間をかける事さえ出来ればもっとスマートなやり方もあったとの事。しかしあえてこういった荒療治を選択した理由はと言えば。
『まぁ本意はどうあれ、犬子さんを侮辱されたのも事実です。その分の溜飲くらいは、下げさせてもらいましょうかね、くすくすくすくすくすくす』
いやはやまったく、マスターさんを敵にすべきでありませんよ、本当に。
と言うわけで、本心はどうあれ敵対してしまった佐藤さんには、存分に堪能していただきましょう。うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ。
「いつもいつも乱暴な言い方して嫌われて、それで後悔する位なら、余計な口なんて効かなければいいのにっていつも言ってるのに!」
「むぐっ! むががっ! むぐー!」
「アタシはアキの本心わかってるからどんな言い方されてもいいけど、他の人はそんなに察しはよくないの! ううん、アキのせっかくの善意も判らないようなヤツらに、アキの忠告はもったいないんだから!」
「むがむぐ! むぐぐー!」
「そうよ、アキの判断は日本一、ううん、世界一なんだから! アタシは知ってるもの、だってずっとアキの指示に助けられてきたんだもん! この間だってね―――」
「むがー! むががー!! むぐぅおおおおおおおおぉぉおおおおおおおおおお!!」
そんな、ロゼさんの「いかに佐藤さんが素晴らしく、自分がいかに佐藤さんを大切に思い、なおかつ大切に思われてるか」の大熱弁は、佐藤さんのうめき声をBGMに、勢いを衰えさせることなく10分ほど続いたのでした。





そして、兵どもが夢の跡。
10分が経過したステージ上では。


至極上機嫌な浜野さんがにこやかに笑い。



興奮状態が続いたためにオーバーフローを起こされたらしいロゼさんが、焦点の定まらぬカメラアイでペタンと座り込み。


精神的にも肉体的にもギリギリまで追い詰められて疲労困憊な佐藤さんが机に突っ伏して肩で息をし。


そんな彼らをギャラリーの皆さんがやたら温かい笑顔で見守る。


そんな情況が展開されております。


『はーい、では三本目のオーナー自慢勝負ですが』
浜野さんが、再びマイクを手に司会を始めます。
どうでもいいですが、アレはそんな勝負でしたか。
『佐藤君はご覧の通りの有様で、これ以上の続行は難しそうです』
ギャラリーの皆様からは自然と、佐藤さんの健闘(?)を讃える拍手がこぼれます。
『さて、どーしましょうかね?』
「どうしましょうか?」
「どういたしましょう?」
正直なところ、もう既に私たちの目的は全て達成しているのですよね。
私が、『何も出来ない』武装神姫でないことは暗算勝負において証明し。
佐藤さんと周囲の方々の溝も、ロゼさんのご活躍によってある程度は埋まり。
ついでに、私どもの溜飲も、十分に下げさせていただきました。
ですので、これ以上続ける理由は、既に私達にはないわけです。
「そうですねぇ。僕としては、このまま試合終了と言うことにしてもらっても構いません。
なんでしたら、僕達の方の試合放棄で佐藤君たちの勝利という形にしていただいても……」

「まーだーだーっ!!」

不意に佐藤さんが再起動されまして、そう叫びつつ立ち上がり、びしっと私たちを指差します。
「今更負け逃げなんて許すかー! オーナー自慢、お前らにもきっちりやってもらうっ!!」
……なんと言いますか、佐藤さんからは「死なばもろとも」というオーラが出ています。
これはあれですか。自分たちが晒し者になった以上、私たちにも同じ辱めを受けさせねば溜飲が下がらぬと言う、そんな心理でしょうか。
実に後ろ向きですね。
ですが、まぁ……佐藤さんの瞳は真剣そのもので、こちらも同じ事をせねば収まらないご様子です。
確かに一応は勝負の体裁をとっている以上、こちらも同じ事をするというのも道理ですし。
私はマスターさんを振り返ります。
マスターさんも同じお気持ちらしく、やや苦笑いのご表情ながら、頷いて下さいました。
『はいではー、話もまとまったところで、今度は犬子さんのオーナー自慢、いってみましょー』
ギャラリーの皆さんから、拍手が沸き起こります。
仕方がありません。今度はわたしの番と言うことで。
とはいえ……私はちらりと、ロゼさんに目を向けます。
ロゼさんはまだ再起動を果たされていないようで、焦点の定まらぬカメラアイでぼんやりと俯いていらっしゃいます。
……あまり野放図に行くのも問題ありですね。
私までもが暴走しないためにも、佐藤さんほどにマスターさんを晒し者にしないためにも、リミッターを設定しておくとしましょう。
適当にオーナー自慢をこなしさえすればそれで収まるでしょうし、その結果ロゼさんのオーナー自慢に及ばず敗退となったとしても、もはやこの局面になったなら、勝敗を争うことに意味などありませんし。
そうですね、まぁ50%程度に設定しておけばよいでしょうか。
こほん。
「では、僭越ながら……」
















































……ふと、我に返りました。
思考回路ステータスの状態が限りなく最悪に近い状態を示していて、現状の把握がうまく出来ません。
気が付くと、体内時計はあれから30分ほど経過していることを示しています。
この30分の間のことを思い起こそうとするのですが、なにやらログデータにノイズが多く、はっきりとしません。
断片的に残ったデータでは、どれも私がマスターさんを褒めて褒めて褒めて褒めちぎっておりまして、ドッグテイルはどの時点でもMAX稼動で、そこに時折マスターさんの「もういいですよ」「それで十分ですから」「そろそろその辺で」「あの、犬子さん?」といった制止のお言葉が混ざっておりますが……。
一体、現状はどうなっているのでしょう?
私は、稼働率が著しく低下してる思考回路をなんとか騙し騙し回転させつつ、周囲に目を向けます。
その結果、目に止まったものは……。




塩の柱と化しているギャラリーの皆さん。






お口から魂が抜け出ているかのような佐藤さん。






真っ赤なお顔で俯いているロゼさん。






苦笑いの表情をされている浜野さん。






それから……。







「もう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してくださいもう勘弁してください」


土下座で――座礼ではなく、正真正銘の土下座でうわ言のように「もう勘弁してください」と繰り返すマスターさんのお姿でした。








えーと……。








何かを言うべきだ、現状を何とかしないといけない、とは思うのですが、霞がかかったような今の私の思考回路では、何を言えばいいか、どうすればいいかがうまく判断できません。
そんなオーバーフロー気味の思考の中で、とりあえず私は。
「……今度同じ機会があったら、リミッターは25%に設定しましょうかね……」
そんなことを呟いてみるのでした……。












その後のことを、少しお話しせばなりません。
結局佐藤さんとの勝負は、両者戦意喪失と言うことで無効試合となりました。
もともと勝敗にこだわっていたわけでなし、遺恨を残さないという意味では願ったりの結末と言えるでしょう。
ええ、もちろんあそこまでマスターさんを辱めることになるなどとは、私たちのどちらも想像などはしていなかったのですが……。
なんと申しますか、佐藤さんともども多くのものを犠牲とした、当事者たちには凄惨極まりない争いでした……。
願わくば、失ったモノに値する何かを手に入れることが出来たと信じたいところです、ええ……。



それぞれの方々はといいますと。

「はははは、二人ともお疲れ様ー」
浜野さんは、いつも通りです。
あの後も、再起動しないままの私たちを手早く撤収させ、ステージも効率よく片付け、通常業務に戻られました。
お仕事は本当に大丈夫だったか、と後に改めてお聞きしたところ、「盛り上がったからいいんじゃない?」と、実にあっけらかんとしたお答えが返って来ました。
とはいえ実際、もともと佐藤さんの30連勝を祝うゲリライベントの企画はあったとの事で、ちょうどいい穴埋めイベントになったとか。
そう言っていただけると、色々とご面倒をかけてしまった手前、多少は気が楽になります。
今日も浜野さんは、にこやかにフレンドリーにお仕事をこなされる事でしょう。
「まぁでも……オーナー自慢はほどほどにね?」
最後にそう、しっかりと釘を刺されてしまいましたけれども。



「よう、ツンデレコンビ」「調子はどうだツンデレコンビ」「ツンデレストラーフたん(;´Д`)'`ァ'`ァ 」「頑張れよツンデレコンビ」「応援してるぞツンデレコンビ」「なんか困ったことあったら言えよツンデレコンビ」
「「ツンデレコンビ言うなーっ!!」」
佐藤さんたちは、あれから大分周囲の態度が軟化したようです。
あれだけ赤裸々に心のうちを暴露されて誤解も何もなくなった上に、あれやこれやの恥ずかしい秘密の数々に、共感を覚えた方々がいらっしゃってのことのようです。そういった方々から親しく声をかけられるようになり、今ではすっかり地元馴染みの期待のエースとなっております。
その寄せられる期待の中に、弄られキャラとしてのものもあるのがご本人たちには不満なご様子ですが、それもまた有名税と言うことで諦めていただきましょう。
私たちともその後親しくして頂き、何度もアドバイスをいただきました。
相変わらず言葉は乱暴ですが、そうと心得ればそれもアドバイスと読み取れるものでして、特に腹を立てることもなくありがたく受け入れております。
そしてあの方々自身も、再び30連勝に向けて意欲的に取り組んでいるようです。
もともと実力のあるお方たちです。今度こそきっとそれを成し遂げてくれることでしょう。
そしていずれ、周囲の期待に応えて全国区に名前を轟かせてくれることと信じております。





……そうして程よく名が広まった頃を見計らって、例のデレモード動画をこっそり流出させることにいたしましょうか。
うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ。






そして私たちはといえば。
「作戦上の演技とはいえ、佐藤君を貶しロゼさんを弄んでしまった、その因果応報でしょうかねぇ……ふふふふふ、いや『人を呪わば穴二つ』とはよく言ったものですよ……」
「申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません!」
「あはは、あは、そんな謝らなくても、もう気にしてませんから、犬子さんもお気になさらず……
……と言いますか、もうこの話題には触れないようにして頂けると、いえいっそもう全部忘れてもらえたら有難いのですねぇ、あははは……」
思考回路が完全復旧し自分のしでかしたことを認識した私は、それこそ全身の電圧が下がる想いで正真正銘の土下座で許しを乞うたモノです。
寛容にもマスターさんには快くお許しはいただけましたが、私が『同じ機会があったら今度は25%で』というお話をしたところ、即座に『5%でお願いします』と切り返されたことが印象深いです。
……私はマスターさんに対し、一体どれほどの羞恥プレイを強いたのでしょうか。
想像するだに空恐ろしく、確かめることなどとても出来そうにありませんです、はい……。
申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません……!

あとはいつも通り……と言いたいところなのですが、じつはささやかな変化がありまして。
いえ、まぁ、大した事ではないのですがね……。
私たちが誤算していたことに、自分たちは単なる一介の武装神姫とそのオーナーだと思っていたのですが、どうやら潜在的な知名度はそこそこあったらしいのです。
もちろん「名前が知られている」だとか「敬意を払われている」と言う情況には程遠いのですが、敗戦のたびに(つまりバトルのたびに、です、とほほ)休憩スペースで神姫に正座させて向かい合って深々と頭を下げあうコンビは、私たち自身が思っていた以上にご周囲の印象に残っていたらしく、「ああ、あいつ等またやってるなぁ」くらいには存在が知られていたとのことで。
それでもそれだけならばあくまで潜在的な知名度に留まっていたところを、今回の大立ち回りで一気に神姫センターの皆様に名前が広まり、すっかり顔を知られたちょっとした有名人状態となってしまったのです。

それも……。


「よう、土下座ハウリン」「調子はどうだ土下座ハウリン」「土下座ハウリンたん(;´Д`)'`ァ'`ァ 」「頑張れよ土下座ハウリン」「応援してるぞ土下座ハウリン」「なんか困ったことあったら言えよ土下座ハウリン」
「ご、ご声援……ありがとうゴザイマス……!(引きつった笑み)」
……本気を出し(て惚気)たら、自身のオーナーすらも土下座で『もう勘弁してください』と平謝りさせる、

キョーフの<土下座ハウリン>


の二つ名と共に……です。





……ええ、これはあくまで自分の行為の結果です。
些か不名誉で納得のいきかねる二つ名ですが、それも甘んじて受け入れましょう。


ですが。


ですがどうか後生ですから、この二つ名の成立のいきさつだけは、何卒御内密にお願いしまする……っ!









神姫三本勝負とはっ!

とあるローカル神姫センターが発祥と言われる、

オーナー間あるいは武装神姫間で揉め事が発生した際、

一本目の勝負に負けたオーナーが、

二本目に自分に有利な勝負を提案、

それを以ってイーブンとした上で、

三本目には武装神姫自身にオーナー自慢をさせ、

当事者及び周囲の毒気を抜き、

全てをうやむやのうちに鎮静化させる、

限りなく出来レースに近い

あくまで『平和的解決手段』でありっ!!



『決着方法』ではなかったりするっ!!






○今回のエピソード作成に当たり、多大なるご尽力いただいたALCさまに、改めまして厚く御礼申し上げます。






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