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神姫三本勝負とはっ!

とあるローカル神姫センターが発祥と言われる、

オーナー間あるいは武装神姫間で揉め事が発生した際、

三回の勝負を通じて事態の鎮静を図る、

平和的解決手段であるっ!!




「また負けちゃいましたねぇ」
「負けちゃいました」
「なかなか勝てませんねぇ」
「どうにも勝てません」
のっけから不景気な会話で恐縮です。
本日マスターさんと私は、またもや神姫センターにお邪魔しています。
過日のデビュー以来、何度かこちらに来てはその度にバトルに出場はしているのですが、結果は恥ずかしながら上記の通りでして。
デビュー以来、6回目となる本日の対戦も黒星で飾り、しかもその全てが全損敗北。
今日もまた、すっかりおなじみとなった休憩スペースに並んで腰掛けての反省会です。
「少なくとも内容は、良くなってきているように思えるのですけどね?」
「お気遣いはありがたいのですが、結果に結びついていないのはひとえに私の未熟ゆえかと」
「いえいえそんな。実際実力は上がってきているはずですよ? 攻撃も前ほど外さなくなってきていますし」
それはまぁ、事実ではあるのですが、同時に戦歴だけは伸びて対戦相手のレギュレーション制限も緩くなってきていて、彼らやりこみ武装神姫たちのスペックに、こちらの成長が追いついていない現状でして。
「レギュレーション内でやっている以上、性能は大差ないはずなのに、特にカスタムしていない武装神姫と制限いっぱいにカリカリにカスタムした武装神姫の差がこれほどとは……いやはや、奥が深いですね」
「奥が深いです」
ならばこちらも何か武器や武装を考えるべきでしょうが、今の私たちですと、何をどう換装あるいは追加すべきかもはっきりせず、かといって目検討で試すには資金面で不安が残り、手を出しあぐねている情況でして。
「それなんですけどね犬子さん」
「なんでしょうマスターさん」
マスターさんは、バッグの中から過日にこちらで購入した『武装神姫マスターズブック』を取り出し、ページを開きます。
……その本には、購入したのはつい先日だと言うのに表紙にはすでに汚れが見られ、ページにはそこかしこに折り目がつき、さらには付箋がいくつも挟んであります。
機械には強くないマスターさんが、懸命に武装神姫を学んでいる証とも言うべきその本を見るたびに、私は申し訳なく、同時にありがたく思います。
「いやせっかくの美談チックなお話しに水をさしてしまい恐縮ですが、僕が機械に弱いからと言って、機械のことが書かれてる本まで読めないとか思ってませんか?」
「……ち、違ったのですか?」
「違ったのですよ」
「そっそそそそそれは大変失礼いたしました! ななななんとお詫びしたらよいものか……!」
「いえ、そんな風に全力で謝罪されると、今までどれほどダメな子に見られていたのかとわりと切なくなりますからそのへんで」
「承知しました、と言いたいところですがさすがにそこまで手早く切り替えは」
「難しいですか?」
「難しいです」
「難儀ですねぇ」
「難儀です」
「そんなときは深呼吸です」
「なるほど。ではさっそく。すー、はー、すー、はー」
「思いっ切り口ですーはー言ってませんか?」
「申し訳ありません、武装神姫は呼吸を必要としないので、気分だけでもと」
「なんだかかえってお気を使わせてしまったようで済みません」
深々。
「滅相もない、こちらこそいつもいつもお気を遣っていただいて」
深々。
「ですがマスターさん、『一息入れる』と言う精神状態を試みてみることはよいご提案かと」
「ほほう、精神状態を試みることができるのですか」
「その辺はAIである恩恵で」
「便利ですねぇ」
「重宝しています」
「それで具体的にはどのようにするのですか」
「ええと、処理タスクを一時凍結、再度優先順位を設定しなおしての処理再開をみてみようかと」
「なるほど、わかりました。いえ機械的な事はわかりませんが、ニュアンスはわかりました。
ところで犬子さん」
「なんでしょうマスターさん」
「そういうのを、『手早く切り替え』と言うのではないのでしょうか?」
「むむ、言われて見れば。さすがはマスターさん、ご慧眼です」
「いえいえ」
と、いつものペースで会話しているうちに落ち着きを取り戻す私です。贔屓の引き倒しになりますが、このあたりはさすがはマスターさん、周囲からマイナスイオンが常時発生しているのではないかとすら思える鎮静作用っぷりです。
「まあそれはさておきですね」
「はい」
「やはり僕たちの戦い方は、根本が間違っているようなのですよ」
「むむむ、私ことハウリンタイプをご購入されたのが間違いだと」
「そこまで根本にいったら、いっそ僕が武装神姫に手を出したこと自体が間違いと言えてしまいます」
「それは困りますので、今のはノーカウントで」
「はい、こちらもノーカウントということで話をもどしまして犬子さん?」
「はい、なんでしょうマスターさん」
「ぶっちゃけ犬子さん、敵がどなたであれどの距離であれ、吠莱ばっかりお使いですよね?」
仰るとおりです。
吠莱の……ことにそのSP技であるハウリングサンダーが命中した時のゲージの減り具合が爽快で、ついつい使用してしまうのですよね、うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ。
「申し訳ありませんが、その笑い方はちょっと怖いです」
「は?! これは失礼いたしました!」
「まぁその件には深く追求しない方向で話を進めまして」
「はい」
助かります。
「この本によると、ハウリンタイプの特徴は、特筆すべき長所がない代わりに目立った短所もない、万能性にあるようですね」
「仰るとおりです」
だからこそ、どの面を伸ばすかの選択が難しく、悩みどころなのですが。
「僕のほうも手探りですし、最初から選択を狭めるのもどうかと思ってしばらくは犬子さんのお好きなようにしてもらっていたのですが……さすがに、最初からずっと砲撃一本槍というのもどうかと」
「う、耳が痛いかぎりです」
「あー、いえ、責めている訳ではないのです。噂では、遠距離攻撃に特化して"魔弾の射手"の異名をとるほどの精密砲撃を可能とするハウリンタイプの方もいるというお話ですし」
「ほほう、それは興味深いお話です」
「興味ありますか? 僕が知っているのもあくまで観戦した方からの噂に過ぎないのですが、なんでもお供を着弾観測に活用し、目視の出来ない場所への曲射をも命中させる、まさに異名に相応しい武装神姫だとか」
「なるほど……」
ちなみに『お供』というのは、ぷちマスィーンズのことと思われます。
しかし、理屈を聞けばなるほどと思いますし、興味深くはありますが……考えれば考えるほど、とてもとても一朝一夕で真似できるようなことではありません。
ざっと思いつく限りでも……砲撃着弾の観測可能なほどの遠隔地点までのぷちマスィーンズの遠隔操作と高速通信、弾速・質量・射角・弾道・重力・距離・遮蔽・気流・大気組成・着弾時間および目標の移動の先読み……これだけの処理を平行して、実戦で威力を発揮するほどに迅速かつ正確に行なう必要のある戦術です。
見た目としては砲撃がぱこぱこと無造作に当たる以外は地味になりましょうが、その裏で実際に行なわれている事の複雑さは、ちょっとやそっとの修練では実行のできることではありません。そんなことが可能な武装神姫の方は、きっとものすごく知的かつ知性に溢れた方なのでしょう。叶うならば、一度お会いしてみたいものです。
「そうですねぇ、僕もそのような育成を成し遂げたオーナーの方に、いろいろとお話を伺ってみたいものです」
「それにしてもマスターさん、私も知らなかったそのような武装神姫情報をよくご存知で」
「ええ、何かの参考になればと、少し調べてみました。機械面には疎い僕にできることは、これくらいですし」
「とんでもない、いつもいつもありがたい限りです」
深々。
「いえいえ、僅かなりともお役に立てれば」
深々。
「それはともかく、再びお話を戻しまして」
「はい」
閑話休題。
「ハウリンタイプは初期装備に吠莱を持ってはいますが、どうやら砲撃そのものとの相性はいいわけでもなく、むしろ接近戦向けの武装との相性がよいようなのですね」
「はい、そのように設定されております」
ハウリンタイプは、接近戦向けの拳や大剣といった武器を使用するとより破壊力を発揮することができ、逆に銃器の類では命中率が下がる特性を持っています。ちなみに吠莱の属するランチャーに対しては、マスターさんの仰るとおり相性がいいわけではないものの、かといって悪いと言う訳でもない「可もなく不可もなく」といったところです。
とはいえ巨砲の常として、取り回しに手間がかかり連射も効かせにくいので、ハウリンタイプの武装神姫達は接近戦に特化するケースが珍しくありません。
そのあたりの対策も考えずに砲撃一本槍は、確かに問題ありです。
「それを考えると、僕たちももう少し、接近戦の練習をしてみてもよいかと」
「接近戦型に転向すべきだ、と?」
「そうは言っていません。先ほども言いましたが、ハウリンタイプの持ち味は、その万能性にあるようです。
でしたら、あらゆる情況に対応でき、かつ相手の弱点が何であれども的確につけるように準備をしておくことも重要かと」
「なるほど、万能型をめざすわけですね」
「はい、と言いたいところですが、実はそうでもなくて」
おや?
「と仰いますと?」
「万能型を目指すためにはあらゆる技能を伸ばす必要がありますから、当然時間がかかります。
いえ、時間をかけた結果が、器用貧乏で終わってしまうケースだって考えられます」
「……仰るとおりかと」
どんな情況にも対応しうる、と言えば聞こえはいいですが、逆にどんな情況にも決定打を持たないなんてことも十分にありうる話で。
「ですから、簡単に万能型を目指す、とは言えません。言えませんが……僕たちはまだ、ほんの駆け出しです。
最初から型にはまるよりも、あれこれと試してみるのも良いのではないでしょうか?
少なくとも、時間をかけて万能型を目指すか、砲撃を捨てて接近戦型に転向するか、あるいは接近戦は避けて砲撃に特化していくか……実際に接近戦を試してみてから決めても遅くないかと」
「そうですね……私も異存ありません」
お話の説得力もさることながら、そもそもマスターさんにこれだけお考えいただいたことです。
私に異存のあろうはずもありません。
……それに、いままでは砲撃の瞬間ダメージにばかりに目を奪われていましたが、自身の四肢を以って直接打撃を与えることにも、また違った爽快感があるかもしれませんしね、うふふふふふふふふふふふふふふふふ。
「申し訳ありませんが、その笑い方はやっぱりちょっと怖いです」
「は?! これはたびたび失礼いたしました!」










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