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えむえむえす ~My marriage story~

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「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 彩女は自らが切った竹の中、節の上に座禅を組み考え事をしていた。
 主の様子が、何かおかしい。
「(普段は吸っていた煙草を、私とノワール様が引き分けた日の翌日から吸わなくなった。そして仕事の量が増えた)」
 記四季の職業は物書きだ。小説だろうがエッセイだろうが何でも書く。そしてその仕事の最中、記四季は集中するために彩女を追い出すのだ。
 最後にはいつも、書きあがった原稿を見せてくれた。彩女は記四季の一番の読者なのだ。
「(にも拘らず原稿は一向に完成の兆候が無い。そしてここ最近私は主の原稿を見ていない。・・・編集さんに電話したけれど、今の主の仕事量はやはりおかしい)」
 急に書けなくなったという事もありあえるだろう。しかし今までそんなことが無かったのだ。
「・・・・・・・・・主、一体何をなさっているのですか」




ホワイトファング・ハウリングソウル

第十話

『にゃ~』








「・・・・・上手くいかねぇな」
 竹林の中にある記四季の屋敷、その書斎で記四季は呟いた。
 机の上には和紙とすずりがありどうやら墨で何かを書いてたようだ。
 ・・・彼の周りには幾つものくしゃくしゃにされた和紙の塊が転がっていた。その一つには遺書と書いてある。
「・・・・ふん」
 記四季は医者の言うことを信じない。だが彼の親友でもある剛三の言葉は信じる。
そしてアメティスタの予言。これはもう信じる信じないの領域ではない。真実なのだ。
さらに昨日の吐血。この三つを総合して考えた結果・・・記四季の体は深く、病魔に蝕まれていることを始めて自覚した。
 ・・・・とは言っても以前から遺書の類は書いていた。剛三に死を宣告されたあの日から、彼は仕事と同時に遺書を書いていたのだ。それを書く理由が・・・書く意味が無くなる可能性が消えただけ。
「要するに未練タラタラってわけか。・・・・みっともねえな」
 記四季はそう呟くと床に落ちたゴミを拾い始める。
 全て拾い集めると彼はそれを紙袋にいれ、着替えを始めた。














「やぁやぁよく来てくれましたね。案内します。こっちですよおじい様」
 記四季と彩女は山から下りて神姫センターに来ていた。
 キャンペーンバトルの打ち合わせのためである。
「相変わらずここは賑わっておりますね。人も神姫も一杯います」
「そりゃぁ賑わってなかったら駄目だろう。・・・しっかし人が多いな」
「そうだね。ボクなんかこんなに人がいるのを見るのは久しぶりだよ」
「・・・・・・」
「ん? 記四季さんどうかした?」
 記四季の右肩には彩女が、左手にはアメティスタが乗っていた。
 打ち合わせと言う事は全員が必要なわけで、と言う事はアメティスタも必然的にここに来るわけで。
 記四季は今更ながらにその意味に気づき、軽く慌てる。
 都にとって、今はなき恋人の忘れ形見を連れて来てよかったのか?
「・・・・ん? おじい様、こちらの・・・神姫は?」
 流石に気づいた。
 それはそうだ。普段は彩女一人を連れて歩く記四季が、露出過多の人魚型素体にイーダヘッドの神姫を連れているのだ。どう考えても不審である。
「ん、あ、こいつ、ムラサキ! ダチの神姫でな。ここ最近忙しいから代わりに預かってやってんだよ・・・な、彩女」
「え? ・・・・・あ、はい。そう・・・ですね」
 記四季の慌てように押され、彩女は肯く。
 別に記四季の説明は間違っていないのだが、どう考えても挙動不審だ。
「・・・・・・・・・・・・んん?」
 都はやはり不審に思ったのか、アメティスタに顔を近づける。
 アメティスタはというと疑いの目で見てくる都を見つめ返している。
「(・・・・てめぇ・・・少しは何かやれよ! めちゃくちゃ疑われてるじゃねぇか・・・!!)」
 と、都の目を見つめていたアメティスタが軽く両手を挙げた。
 そのまま手のひらを握り締め、頬の所で手首を折ると
「にゃ~!☆」
 今まで見たことも無いような無垢な笑顔で、鳴いた。
「・・・・・」
「・・・・・」
 一瞬でその場の空気が凍り付いた。
 記四季はもう駄目だと諦めの境地に達していたし彩女は何が何だか判らなくて硬直していた。都は・・・・。
「・・・・・」
 二人と同じく凍り付いていた。
 静寂が、なんともいえない微妙な静寂が場を支配する。
 これはもうだめだ。全部話して今ここでアメティスタの目的を果たさせるしかない。そう考え記四季が口を開こうとした時、都が口を開いた。
「・・・・・・・・やべ。可愛い・・・」
 思いっきり和みまくっていた。
「そうか。ムラサキちゃんか。宜しくね?」
 あまつさえ指で頭を撫でている。
 気づいた様子は全くない。
「・・・・おい、打ち合わせに来たんだが」
 都の和みっぷりに面食らいながらも記四季はいった。
「・・・・・・おぉう。そうでしたそうでした。ではこちらにどうぞ」
 我に返った都はそういって記四季を案内する。
 アメティスタはというと
「・・・・・・・じ~」
 余計なことを、という顔で記四季を睨んでいた。















「要するに二対二って事か」
「そうなります。フィールドはランダムに選ばれますので気をつけてください」
 ・・・ちなみに都は本当に案内しただけだった。
 個室に通された後は都の神姫、ハウに説明を任せてさっさとどこかへ行ってしまった。都合がいいとは言えそれでいいのかアルバイト。
「本番で戦うのは天使型のジャンヌさん、悪魔型のルシフェルさんです。それぞれこの神姫センターで最強クラスの神姫ですね。本当ならあと一人、参加していただこうか審議していたそうですが、砂漠だけ最強では他のステージに当たったらどうしようもないので却下されてしまいました。残念です」
 そういってハウは笑う。
 言うまでも鳴く却下された神姫とはサラの事である。
「基本的なルールは通常のバトルと一緒です。ただ・・・バトルフィールドが広いので迷わないように気をつけてください」
「失礼、具体的にはどの程度の広さなのですか?」
 ハウの説明に彩女が質問をはさむ。
 同じ犬型(彩女はベースが犬型)だが髪の色はもちろん、声の質まで意外と違う。
 これがCSCによって発生する個性というものだろう。
「そうですね。・・・ヴァーチャルだから・・・普段の三倍から五倍って所かな? ちょっとよく覚えてないけど・・・ノワール、何倍だっけ?」
 ハウは途中、隅のほうにいたノワールに話しかける。
 さっきからハウが話し、ノワールが資料をわたすと言うコンビネーションを見せていた。
「・・・・・・・・よん、ばい」
「だそうです」
「どうも有り難う御座います」
 ハウの言葉に彩女は礼をする。
 アメティスタはというと暇そうに自分の髪を手入れしていた。
 ついでに記四季もかなり暇である。説明は全部彩女が聞いているし、説明されてもよく判らないからだ。
 彼が役に立つのは戦闘時だ。
 ・・・・このアメティスタと記四季にとって苦痛の時間は、およそ三時間ほどで終わったという。








・・・




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