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呪いと嘆きの縛鎖を、断ち切って(その三)




第六節:奇跡




嘆きが、悲鳴が聞こえる。それは、アタシ・エルナの叫びでも……無論、
茫然自失としているロッテお姉ちゃんの声でもない。そう、僅かに機能が
生き残っていた外部マイクが拾った、マイスター……晶お姉ちゃんの涙。
それは、アタシを説得していた時の“強さ”ではない。彼女の“弱さ”。

『いや、やだぁっ!!アルマぁ、クララぁっ!お願い、消えないで!』
『ォォ──────!?』
『ロッテとエルナを遺して逝かないでッ!私、私……!!』
『ォォォォォ──────ッ!?』

多分、実空間での彼女はトレーニングマシンに向かって泣き叫んでいる。
……そうよ。この人にとっては彼女らも……ロッテお姉ちゃんも、そして
アタシも等しく、同じ“感情”で接する“神姫”なのよ。それは……!!

『“愛している四人の妹”を、喪いたくない──!!!』
「マイ、スター……それが、あなたの本心……ですの?」

“愛”。“ラグナロク”では、表だって誰も口にしなかった言葉。でも、
アタシも実際には、かつて感じていた……そして、“姉”に抱き留められ
再び感じる事が出来る様になった切なる想い。それを示す、純粋な言葉。
大事に仕舞い今まで言わなかった……神姫への、そして“妹”への想い!

「……今、言われても……どう反応すればいいのよ……って!?」
『ォァ──────ァァァァァァ──────!?』
「こ、これは……防壁が、消えていきますのッ!」

それは確かに、力を持った“魔法の言葉”だったわ。“悪夢”を覆う、
闇のヴェールに白いノイズが走り始めたの。まるで、急に劣化し始めた
データの様に、存在自体が脆くなり始めたのが……アタシにも分かる!

「バリアが弱まった……やるなら、今よ!ロッテお姉ちゃん!!」
「はいですの!ふぅ……せぁあああああっ!!!」
『ォォ……ォァァァーッ!!???』

それを感じたロッテお姉ちゃんは、全身の損傷を感じさせない動きで、
奴に向かって跳躍したのよ!その手に持っていた“魔剣”ライナストは
純白の稲妻を放って、翼の様に彼女を“悪夢”の元へと運んでいくわ!

「大切なモノを傷つけた罪は重いですの……はぁっ!!」
『ォォォォォッ!?』
「これは……!なんて……計算外なの!」

アタシの常識では推し量れない、壮絶な戦いが始まったわ。“悪夢”は、
その禍々しい爪と爆風を伴った“魔術”で、ロッテお姉ちゃんを消そうと
猛追を仕掛ける。だけど雷の翼で華麗に飛び回る“雷神の姫”は、それを
紙一重の所で……しかも、アタシの方へ飛ばない様に回避していくのよ!

「これは……エルナちゃんの分ッ!!」
『ォッ──────ォォォァァァ……!?』

それどころか剣を推進機関として飛んでいるにも拘わらず、擦れ違い様に
ロッテお姉ちゃんの一閃は、“悪夢”の醜悪な鎧を切り刻んでいくのよ。
決して致命傷という程の大ダメージではないけど……流麗な連撃は確実に
“悪夢”の力を鈍らせ始めていたわ。何故、彼女はここまで出来るの?!

「更にこれは、クララちゃんの分ですの……ふっ!!」
『ォォッ!!!ォォォォォ──────!!!』
「きゃっ!?せ、せめて流れ弾を受けない様にしないと……ね」

今のアタシに、ロッテお姉ちゃんへと追い付く術はない。ならばせめて、
戦いの巻き添えにならない位置で、可能な限りの支援をするしかないわ。
と言っても、あの“悪夢”が放つパワーは異常。逃げ場なんて、ないの。
それでもアタシは、瓦礫の影から様子を窺うわ……目を逸らせないから!

「こっちは、アルマお姉ちゃんの分ですの!“強く、穿て”!」
『ォォ──────ォォォッ!!?』

奴に抉られた幾多の傷。その交差点に剣を突き込み、ロッテお姉ちゃんが
白い雷を解き放つ。さしもの“悪夢”も、防御を失いかけた今の状態では
苦しいみたい。遮二無二ロッテお姉ちゃんを振り解いて、黒い球体を三度
凝縮させ始めたの……しかもそれは、先程よりも遙かに巨大。拙いわね。

「……ッ!!」
「ロッテお姉ちゃん!何してるのよ、今攻め込めば勝てるのに!?」
「アレが解き放たれたら、エルナちゃんは確実に巻き込まれますの!」
「何言ってるのよ!アタシなんか……“なんか”じゃないのよね」
「はいですの♪エルナちゃんも今は大事な“姉妹”ですから……!」
『ォォォォォォォォ──────ッ!!!』

でも、アタシを見捨てれば問題ない程度。その筈、なのに……この人は、
輪に迎え入れたばかりのアタシを護ろうと、敢えて防御姿勢をとったの。
アタシを背にして、あの球体を真正面から受けきる気よ!それは、絶対に
“大切なモノ”を護りきる……ただそれだけの、しかし強い意思の為に!

「……お姉ちゃんの、バカっ……!」
「わたしは不器用ですから……でも、一意専心ですの!」

分かる。ロッテお姉ちゃんに、そして彼女を慕う三人のお姉ちゃん達に、
何故アタシが惹かれたのか。それは、きっと……この一途な想いなのよ。
彼女らに止めてもらってよかった……こんな窮地で、アタシは思ったわ。
でもだからこそ、絶対に……絶対に皆で生きて帰るの。負けたりしない!
だからかもしれないわね。アタシの放った“防御魔術”が、冴えたのは。

『ォォォォォ─────ッ!!!!!』
「う、ぐ……ぐぅ、くうぅううっ……!!!」
「死なせたり、しないわ!だから、お姉ちゃん達……力を!」

──────奇跡は、思うからこそ起きる物なのよ。



第七節:希望




炸裂した黒球は、地面もビルも……仮想空間の街に出来た全ての構造物を
吹き飛ばしながら拡大していくわ。アタシは“防御魔術”で、盾になった
ロッテお姉ちゃんを、全力を込めて護りきるの!意識が飛びそうな位に、
全てのエネルギーを振り分けて、砕けそうになる“魔術”を維持したわ。

「ふ、ぅ……耐え切れた、かしら……お姉ちゃん?」
「……はいですの。御陰で、勝利が見えてきましたの」
『ォォ──────!?』

どうやら、アタシはロッテお姉ちゃんを護り切れたみたい。聞こえるわ、
覇気を喪わない彼女の声と、“悪夢”の狼狽振りが。見えるのよ、空中を
粉雪の様に漂う、白い煌めきが。それは“約束の翼”と同じ、聖なる光!

「……これ、ひょっとして。アレと同じ性質の……!?」
「そうですの。わたしには分かりますの……“心”に溢れる力が!」
『ォォ……ォォォォォ──────!?』

白い煌めきは、徐々に密度を増していく。そして、程なくそれらは純白の
嵐となって、ロッテお姉ちゃんの全身をくるんだわ。アタシはその中で、
確かに見たの。“約束の翼”を、再び纏った彼女を!しかもそれは三対の
翼と、豪奢な全身鎧に輝く白の外套……そして双振りの巨大な槍を纏った
“神なる姫”。お姉ちゃん達全員の“約束の翼”を継承した、真の姿よ!

「……そして、単なるノイズの貴方には分からないですの!」
「ロッテお姉ちゃん……補強するわ、アタシが!」
「この……皆の思いを受けた“希望”から溢れる、純粋な力が!!」
『ォォォォォ──────ッ……!!?』

でも、それはデータ的に不安定だった。だから、アタシは遺された全ての
力と意識を、“約束の翼”の補強に用いたのよ。簡単ではなかったけど、
“魔術”で掴んだデータ処理の“感覚”を元にして、必死に支えたわッ!

「……勝負は一撃、この“光輝の羽槍”で……全てを決めますの!」
『ォォ──────ッ!!!!』

ロッテお姉ちゃんが、優雅な動きで巨大なスピアを構える。“悪夢”は、
その姿に恐怖か敵愾心か……只ならぬ物を感じ、一気に駆けてきたのよ!
そして“光輝の女神”は、六枚の翼を強くはためかせて……舞ったわ!!

「これは、名も無き神儀!“悪夢の終焉”に捧げる、最期の技ですの!」
『ォォォォォッ……ォォ──────ッ!!!?』
「はぁぁあああああああッ!!!!」

突き出される、闇の爪。彼女の手から、射出される様に飛び出す光の槍。
凄まじい爆音と共にそれらは交錯し、互いに向き合う形で、止まったわ。
……奴の腕がロッテお姉ちゃんを、貫通している様にも見えるけど……!

「ぅ、くぅ……」
『ォォ……ォォ………』
「お姉ちゃん……ッ!?」

急激に“巻く”様な挙動で、奴の爪をかわしていたロッテお姉ちゃん。
左腕を掠めたけど、でもそれだけ。双子の槍は、奴の両胸に深々と……
そう、取り込まれた二人の“お姉ちゃん達”に届く様にして、真っ直ぐ
突き立っていたわ……そして、更に激しくなる“悪夢”のノイズ……!

「……ノイズに還してあげますの。さぁ、二人を離して……!」
『ォォッ……ォォォォォォォォ──────!!???』

そして、極端な電磁嵐が巻き起こり……激しい爆発がフィールドの全てを
覆い尽くしたのよ!ロッテお姉ちゃんも、アタシも……“悪夢”さえも、
膨大な爆発の圧力に呑み込まれて、地面だか壁に強く叩き付けられたわ。

「きゃううっ!?……う、うぅ……痛ぁ……ロッテ、お姉ちゃん?」
「……槍と鎧は、吹き飛んじゃいましたの」

そう言ったロッテお姉ちゃんは、本当に全ての装備を失って……厳密には
まだ六枚の“翼”が残っていたけど……着ていたドレスさえ完全に燃え、
裸身のままボロボロの姿で、アタシの隣に横たわっていたわ。なのに……
まだ、それでも。魔剣さえ何処かに飛んでいった状況でも、立ち上がる。

「ちょ、ダメよ!奴はもう、倒したんじゃないの!?」
「倒しましたの。でも、まだもう一仕事……残っていますの♪」

そう言って痛々しい姿になった手足を引きずり、ロッテお姉ちゃんは前に
歩き始めたわ。アタシは彼女の“翼”越しに、何故まだ立ち上がるのかを
認める事になるの。そう、吹き飛んだ“悪夢”の代わりにいたのは……!

「アルマお姉ちゃん……クララお姉ちゃん!?」
「……やっと、取り戻せますの」

──────“悪い夢”から、皆で解き放ってあげるわ。



第八節:至宝




爆心地に立っていたのは、ロッテお姉ちゃんと同じく裸身の二人。そう、
アルマお姉ちゃんとクララお姉ちゃん。でも『立っていた』というのは、
正確じゃないわね。彼女らの躯には黒い炎がまとわりつき……その所為か
吊されているかの様に、地面から少しだけ浮き上がり制止しているのよ。

「……アルマお姉ちゃん」
「ロッテ、ちゃん……?」

どうやら、彼女らの意識は少しだけ復旧しているみたい。でも、その顔に
生気はなく……哀しげな表情で、アタシとロッテお姉ちゃんを見下ろす。
クララお姉ちゃんの方も同様に、譫言の様な“罪”を呟き始めたわ……。

「……ロッテお姉ちゃん。ごめんなさい、だよ……」
「何が、ですの?謝られる事は、してないですの♪」

それでも、ロッテお姉ちゃんは明るい声を崩そうとしない。ううん、もう
哀しむ必要も、怒る必要もないかの様に。明るさを隠そうともしないの。

「……あたし達が強くなかったから二人を……傷つけたんです……」
「ボクらが、影に抗えなかったから……マイスターを泣かせた……」

それは、最初“悪夢”に乗っ取られていた事への謝罪に聞こえたわ……。
でも、そうじゃなかったの。もっと深い所に、彼女らの後悔はあったの。

「ロッテちゃんに甘えて、ボクらは……自分の想いを言えなかった……」
「同じだって、言い聞かせて……あたしの言葉を告げられなかったのに」
「……告げる前に、とても傷つけちゃった……悪い娘だよ……ボクらは」
「こんないくじなしじゃ、マイスターに愛してもらう資格……ないです」

……それは、とても深い自責の念。自分達が弱いから、皆を傷つけたと。
自分達の想いを明かせないままに、皆を傷つけてしまったと……だけど、
アタシは“おかしい”と思ったわ。だって、あの時現れた幻影は……!!

「……だったら。あの時わたし達を護ってくれたのは、何故ですの?」
『ぁ……』
「悪いと分かっていても、マイスターに想いを告げたいからですの!」
『ぁ、あ……ッ』

自分達を責めても“想い”だけは隠せない。それを、ロッテお姉ちゃんは
分かっていたのね。だから“悪夢”の残滓に影響されてしまっている今の
二人に対しても、掛けるべき言葉を持っていたのよ。敵は“悪夢”だけ。
謎めいた“呪い”と自分達の弱さ以外を、打ち砕く必要はなかったのよ。

「影は……神姫も人間も皆が持っている、でもそれでいいですの」
「ロッテちゃん……悪い娘のあたし達を、赦してくれるんです?」
「わたしは何とも思いません。さ、還っておいで……“姉妹”達」
「マイスターも、赦してくれるかな……大丈夫、なのかな……?」
「勿論、“姉妹”全員がいればOKですの♪ね、エルナちゃんっ」

アタシは、ロッテお姉ちゃんの優しい呼びかけに一瞬応えられなかった。
それはアタシが吹き飛ばした列車にいた、あの娘の事を思いだしたから。
爆弾をセットして逃げ出す瞬間に、一瞬だけ目があった……“神姫”を。
だけど彼女なら赦してくれそうな、そんな気もしたわ。理由なんてない。
でもそう思った瞬間、アタシは遺された力で飛び……皆を抱きしめたの!

「うん……うんっ!お姉ちゃん達、勝手に離れたら赦さないわよ!」
「“妹”になって数時間なのに、すっかり甘えん坊さんですの~♪」
「だって……それだけの濃密な出来事が、ありましたからね……?」
「そう。ボクらの超AIでは、数年とも思える程の……深い事だよ」

二人を包む闇は消え失せ、その瞬間にアタシ達は“宝物”を手に入れた。
皆と共にある事こそ、何物にも代え難い……“姉妹全員の至宝”なのよ。
もう、離さない。アタシに幸せを与えてくれるだろう“姉”を、絶対に!
それはそう、今この仮想空間に居る三人だけじゃなくて……外の実空間で
帰りを待っている、とても大事な“マイスター”も同じ“姉”なのよッ!

『皆、無事で良かった……本当、無事で……よかったよぉ……ッ』
「ああもう、マイスター?そんなに泣いてちゃダメですの~っ!」
「ふ、ふふ……マイスターの“別の横顔”が、見えちゃいました」
「多分、アレが地なのかな?こんな声、聞いた事もなかったけど」
「だらしないわよ、マイスター!しゃんとしてよ、姉なんだから」

咳払いが、天空から聞こえてくる。それと同時に、暗雲がたれ込めていた
空に“天使の梯子”が掛かったわ。漸く、長かった様で短い“悪夢”から
目覚める時が来たのよ……消耗が、一気に実感出来てきたわ。ふぅ……。

「う、有無。さぁ、皆……還ってこい、暖かい“日常”へと!」
『はいっ!!!!』

──────幸せに、なれるかしら……ううん、なるわ。







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