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えむえむえす ~My marriage story~

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ハウリングソウル

最終話

『歩き出せる未来』











 遠くから声が聞こえる。
 はその声を拾おうと、聴覚センサーの感度を上げるけれど上手く聞き取れなかった。

「(この声は・・・・・・・・・マスター?)」

 呼びかけられる声が自分のマスターであることを認識すると、僕の意識は一気に覚醒した。
 まず初めに感じたのは暖かい手のひら、そして体にかかるあつい液体。そして最初に視界に映ったのは・・・・マスターの泣き顔だった。

「・・・・・・・ますたぁ?」

「この・・・・・馬鹿! 動かないから死んじゃったかと思ったじゃないのよ・・・・・!」

 え、あれ? マスターにしては口調がちゃんと女の子してるぞ?
 それにここはどこだろう?
 首だけを動かして周りをみてみると、そこは神姫センターの神姫用医務室・・・・しかも吉岡さんの私室(不法占拠)だった。
 でもどうしてこんな所に・・・・あぁ、切り裂きと戦ってバッテリーが落ちたんだっけ・・・・。
 あの改造武器、扱うのに集中しないといけないからバッテリー食うんだもん・・・・。

「はいはいみーちゃん。気持ちはわかるけど今はどいてね? 軽い検診するからさ」

「うん・・・・また後でね。ハウ」

 マスターの後ろにいた吉岡さんがそういうと、意外にも素直にマスターは部屋から出て行った。
 うわぁ・・・なんかマスターが可愛い・・・・。
 吉岡さんの手にすがってるもん。なにあのマスター。

「・・・・・驚いた?」

「うわっ!?」

 普段より二割り増しで可愛いマスターを見送っていると、真後ろにいたノワールがいきなり話しかけて来た。・・・・・・って

「ノワール! 良かった無事だったんだ!!」

「ハウ、お寝坊さん。・・・・・ノワール、ハウより早く起きた。足も直してもらった」

 そういってノワールは僕に右足を見せた。
 多分パーツごと変えたんだろう。あの時切断されたノワールの足は元通りだった。
 ・・・・そういえば僕の左手も切られたんだよね。
 特に意識せずに左手を上げ、顔の前に持っていく。切られたのが嘘のように何もなかった。

「ああ動かしちゃだめよぅ! まだ調整中なんだからぁ! ノワールちゃんも歩かないの! 一週間はそのままなんだからぁ!!」

「・・・・・巨人が吠えてる」

 僕はノワールのその言葉に思わず笑ってしまう。あまりにも的を射ていたからだ。

「もう笑わない! とりあえず検査するからそのまま寝てなさい」
 あ、そうだ。場の空気に流されちゃったけど・・・。

「あの、吉岡さん。僕いまいち状況が・・・・」

「検査終わったらみーちゃんに話してもらいなさいな。あの子ったら、貴方達が目を覚ますまでここに泊り込んでたのよぉ?」

 マスター・・・・・なんか嬉しいな。



































































「爆発があってからすぐに探したんだぞ」

 検査も済んだ僕はノワールと一緒にマスターと話していた。
 なんでも僕達はあの後三日くらい目を覚まさなかったらしい。僕より少しだけ早くノワールの目が覚めたそうだ。
 ・・・・ちなみに、腕と足の調子がまだ良くないそうで、僕達はマスターの手のひらじゃなく机の上にあるクレイドルに座っていた。
 ノワールの足は動かせないように割り箸で作ったギプスで固められていたし、僕も似たような感じだった。

「爆発があった建物に行ったはいいんだが・・・・扉が開かなくてな。そしたらあの男・・・・素手で鉄扉を殴りだしてね。素手だよ? そのままぶち抜いて内側から鍵こじ開けたんだ。・・・・錆びてるとはいえ、無茶をしてくれたよ。・・・・・あいつには、感謝しないとな」

 そうして開いた扉の先に僕たちがいたらしい。
 色んなところがボロボロで、左腕が無かった僕と資材の上からチーグルで手を降っていたノワール。そして・・・・・・・・・・・

「真っ黒いMMSが・・・・切り裂きがいたよ。私は二人の事で手一杯だったけど、吉岡が確認した。アレのCSCは完全に両断されてたよ」

 マスターはそういって沈黙した。
 釣られて僕とノワールも口をつぐむ。
 そしてほんの少しの静寂の後、マスターは口を開いた。

「決着は、ついたのか?」

 マスターはそういって僕を見つめる。
 僕は少し考える。
 切り裂きは倒したけれど、僕はいまだに拾われる前の記憶を思い出していない。そう考えると始まってすらいないのだ。なのに、今の状況は決着したと言えるのだろうか。



 ――――――だから、ボク達の事は




 ―――――忘れて欲しいんだ




 僕は、切り裂きと一緒に過去も切り裂いたんだろうか。
 もう、彼女には会えない気がした。だからだろうか。

「はい。もう全部、終わりました」

 マスターの問いに、そう答えることができたのは。

「・・・・そっか」

 そう呟くとマスターは微笑んだ。

「そうだな。全部終わったんだ。二人とも家に帰ろう」

 そういってマスターは両手を僕たちに差し出してくる。
 僕はノワールに肩を貸して、右手に座らせる。そして左手に座ろうとして・・・何となくノワールの顔を見た。
 僕の視線に気づいたノワールは、薄く微笑むと無言で肯いた。
 僕はそれに肯き返すと勢いをつけてマスターの左手に乗る。マスターは無言で歩き出した。

「マスター。お店はどうしましょう」

「何とかなるだろうさ。今までだってどうにかなってきたんだ」

「・・・・・・今月、大赤字」

「そりゃお前の仕業だろうが! ガトリングやらミサイルやら大量に注文したろう!」

 多分これからも色々あるだろう。
 でも僕たちはずっと三人一緒だ。
 帰ろう。僕たちの家へ。











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