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ハウリングソウル

第七話

『手がかり、そして麗しき肉体美』











「『切り裂き』と言う、違法神姫について何か知らないか?」

 私が彼にそう言った瞬間、彼の表情が僅かに変化した。
 何か・・・心当たりがあるような、そんな僅かな変化。

「『切り裂き』ってーと・・・・アレだよなぁ? 通りすがりの神姫を・・・・」

「そう、言うなれば神姫の通り魔だ。数ヶ月前から突如として出現し、無差別に神姫を『切り裂いて』姿を消す・・・・神姫のマスターにはけして見つかったことの無い、正体不明の違法改造神姫・・・・・・」

 私は彼から目を離さずに言った。
 彼の表情は・・・・何かわからないが、何かを知っているような顔だった。

「・・・・しらねぇな。大体あんた、そんなのを調べてどうするつもりなんだぁ?」

「・・・・・・・・別に。何も考えてない」

 私は少し考えた末に本当の事を言うことにした。
 そう、私は別に『切り裂き』に関して特別な感情を持っていない。そいつがハウに酷い事をしたかもしれないが、今のハウには関係の無いことだからだ。彼女自身が何も覚えていないならば、覚えていないことを無理に詮索する必要は無い。世の中には忘れたほうが幸せなことと言うものが存在する。

「・・・・なぁ七瀬、ここだけの話にしてくれるっていうんなら一つ、話せることがあるんだ」

「勿論だ。何か教えてくれるって言うんなら何があろうとも黙っているさ」

「そりゃよかった。それじゃぁ・・・まず俺は趣味で自作の武器を作ったりしているんだが・・・・・・・」

 天薙の話はこうだった。
 彼の姉は神姫関係の会社に勤めていて、天薙が作ったオリジナルの武装をよくデータ取りの為と称して会社に持って行ってしまうらしい。
 『切り裂き』が出現した当初。その姉の友人の神姫が奴にやられたそうだ。
 発見されたときにはもう手遅れに近い状態だったらしい。しかし、その神姫もただではやられなかった。
 なぜかは判らないが『切り裂き』の体にプリントされていた名前を覚えていたのだ。
 その名は『狗怨(くおん)』。
 彼の姉は神姫センターに連絡し、オーナーを調べ上げたのだが・・・・・既にオーナーは死亡していた。
 オーナーはとある富豪で、神姫の影の部分・・・・互いの神姫が死ぬまで戦う通称『闇バトル』などに深く関わっていたらしい。一時期確かニュースにもなっていた。
 神姫に小動物などを殺させていた形跡もあったようだ。
 他にも・・・・・・・その『狗怨』と呼ばれる神姫が、使っていたと思われるトレーニングルームには破壊された神姫が散乱していた。
 しかし、そのオーナーが所有していた『狗怨』と言う神姫は行方不明であるそうだ。

「俺の考えとしちゃ・・・・『闇バトル』用にセットアップした神姫が、オーナーの『死』に気づかずにまだ動いている・・・そんな感じがするんだ」

 天薙は少し声のトーンを落としてそう呟いた。

「他の神姫を殺せば、自分のマスターが戻ってくるとでも思っているのか・・・・それとも単なる快楽殺人者か」

 私は苦々しく呟く。
 と、その様子を見てなぜか天薙が吹き出した。

「・・・何かね。さり気なく不愉快なのだが」

「いやなに、あんたいい奴だなと思ってさ」

「ふん、うるさいな。・・・・・ん、もうこんな時間か」

 何気なく腕時計を見ると既に医務室を出てから一時間は経とうとしていた。
 思ったよりも話し込んでしまっていたらしい。

「それじゃ、私はこれで失礼するよ。連れを待たしているのでね」

「ん? そうかぁ・・・・・俺も行くかな。・・・・・・・・・あ」

 立ち上がると天薙は妙な声を上げた。
 不審に思って足元を見てみると煙草の灰が落ちまくっていた。
 ・・・・・・・・そういえば、火を点けてからニ、三回しか吸ってなかった。

「・・・・勿体ねぇ・・・・」

「全くだ・・・次はいつ吸えるか判らんのに」

 私は持っていたウェットティッシュで灰をふき取ると天薙とは逆方向に歩き出した。
 ハウの待つ医務室へ・・・・。











 神姫用医務室の扉をくぐり受付を素通りして(顔パス)吉岡の作業場に向かう。
 あのオカマは神姫の修理の腕に関してはかなり信頼できる。なのでセンター内に設置された作業場はあいつのテリトリーになっていた。
 生意気だ。吉岡の癖に個室で作業できるなんて。

「おい吉岡。ハウの診断は終わっ・・・・て、いる、の・・・・か?」

 私は作業場のドアを開けた瞬間、見たものを暫くは忘れたくとも忘れられないだろう。
 作業場の天井にはなぜかミラーボールがぶら下がっていた。そして怪しげな光をあたりに撒き散らしている。
 照明は薄暗く落とされ、怪しさに拍車をかけている。
 そしてその作業場のど真ん中。ドアからほんの少しの距離に半裸のマッチョのオカマがマッスルポーズ(?)をとりながらマイクを持って歌っていた。

「うぉおとぉこぉなぁらあ~! 肉ぅ喰ぅぇぇええいぃぃいとぉぉおぉおお~!」

 作業机のほうを見るとうちのハウと吉岡の神姫、マーメイド型の美代子さんが大爆笑しながら半裸のオカマッチョを指差している。

「・・・・・・・・・・・・・」

 とりあえずこちらに背を向けている吉岡を、渾身の力を込めて蹴飛ばしておいた。

「ちょっと! 痛いじゃないのっ! 珠のお肌に傷が付いたらどうしてくれんのよ!? アンタ責任とってあたしを貰ってくれるって言うのっ!?」

「心配しなくてもお前の肌は傷一つ付いていないから安心しろ。というかお前が倒れなかったせいで反動が全部こっちに来たじゃないか」

 全く、このオカマッチョは一体何をしているんだ。
 人ん家の娘に如何わしい半裸踊りを見せて・・・・。

「ふん・・・・その様子だと問題は無さそうだな。ハウ、行くぞ。ノワールもいい加減に起きろ」

「はいマスター! あ、・・・・吉岡さん、ありがとう御座いました」

「いいのよぉむしろ謝るのはこっちだし?」

 ・・・・・・一体何をしたんだのこの男は。
 私はハウを右手に乗せるとそのまま作業場を後にした。




















































 神姫センターから出てきた七瀬 都はそのまままっすぐに帰途に着いた。
 道中ハウとノワールと雑談をしながら、時折彼女達の頭を撫でながら、とても楽しそうに道を歩く。
 それは数ヶ月前の彼女達からすれば、とても信じられない光景だった。
 ・・・・・そんな彼女達を一つの影が、電柱の上から冷ややかに見つめている。
 それは一体のMMSだった。
 元が何型か判らないほどに改造を施されたMMS は、頭頂部に内蔵されたカメラで彼女達を観察していた。
 そのMMSは酷く汚れていて、ボディに施されたペイントも殆どが剥がれていた。辛うじて読めるのは二つの漢字。
 そのMMSには『狗怨』と書かれていた。

 ――――――――――――目標発見
 確認中 ―――――――――――――情報と一致
 ―――――――――――命令の遂行を開始する



















































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