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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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武装神姫のリン
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 ~このお話は、エルゴ大会の中で行われ、語られることの無かった一幕である~


 ……なんちゃってっ



「ちなみに今日は、凪さんと十兵衛ちゃんも大会に出場を?」
「ああ、折角なので出てみようと言う事になってね。
 それに冬の大会でねここちゃんの試合を見て以来、十兵衛が興味を持っている様だからね」
「冬の試合、見てたんですか」
「ああ、バッチリと見させてもらったよ。良い物見せて貰いました」
そう言われるとねここじゃないけどなんか面映ゆい。デビュー戦の時2秒で倒しているねここを、そこまで高評価するなんて。
ねここもにゃぁ~、って顔して頬をポリポリ指でかいてて。なんか照れてるみたい。
「と言うか俺たちも出てたんだけどなあ。クラス違うからみてなかった?」
「いや~、まぁちょっと色々ありまして。あははは……・・・」
あのピz(ry)相手で結構時間取っちゃってたし、その後はねここが心配ですぐに帰っちゃったからねぇ。
今度はこっちが乾いた笑いでお茶を濁す羽目になってしまいました。


「風見さん、第一マシンの方へどうぞ」
ジェニーさんのアナウンスがフロアに響く。どうやら出番みたいね。
「それじゃ行きましょ、ねここ」
「うん☆」
ねここは今日も元気いっぱいだ。と、十兵衛ちゃんがねここに
「一回戦、頑張ってね。勝ち進めば準決勝で会えるから、お互いに頑張りましょっ」
「ねここ、絶対十兵衛ちゃんと勝負するんだからっ!」
おー、ねここが燃えている。大変珍しい光景。
さてさて、一回戦のお相手はどんな娘なのかな、と。

「フフフ……それは、私です!」

「にゃ?」
明朗快活な声が、反対側のコンソールから届けられてくる。
ねここと2人、そちらに目を向ければ、操作ボードの上に腕を組み、カッコつけているのか、
斜め45度の角度でこちらを見つめている神姫が1人。
頭部の特徴ある飾りからストラーフ型らしいその神姫は、足首まである豪奢な、黒衣のビロートのマントを身に纏い、
またその瞳は前髪に隠れていて、口元だけがニヤリと不敵な笑みを浮かべている。
しかも何故か彼女にはスポットライトが煌々と当たっていて、バックの赤に黒がよく映えるわね……って、えぇ?
「うぉっ、まぶしっ!?」
「何時の時代のネタをやっている、この馬鹿弟子がぁ!」
あ、スポットライトで眩しがってる。おまけに反射的にバタバタ動くものだから後ろにあったバックの壁がパタンと倒れて、
「何をやっているのですかアン。せっかくの私の登場シーンが貴方のミスで台無しではないですか!」
「我輩のせいだと申すのか。大体我輩にこんな重装備させるとは、労働基準法違反ではないのか」
「私のペットの癖に何を言ってますか、貴方はっ」
「あんですとっ、誰が誰のベットだと申すか!?」
……スポットライトを担いでいたらしい、ぷちマスィーンズと口論を始めちゃった。
どっちも神姫(&神姫サイズ)とは思えないほどの大声を張り上げてるから、
たちまちの内に周囲の注目はその2人に集まってしまっている。
「……いい加減に終わりにしてくれ。このままだとお前等を廃棄処分にしかねん……」
2人の後ろからのっそりと、可哀想に顔を耳まで真っ赤にして恥ずかしそう現れたマスターらしき男性が現れ、2人を掣肘する。
……見た目は同じ年くらい?の割には、顔に妙に年齢を重ねた中年のような疲労感が漂っているけれど。
というか、最初からいたのかも知れない。出来るだけ関わりたくなかっただけで。
さすがにマスターの言うことは聞くらしく、わざとらしく一息ついてから
「……えぇ、失礼しました。私はエストと申します。
 早速ですが、貴方はこの私の名誉ある対戦相手に選ばれたのです。お互い正々堂々、拳を交えると致しましょう!」
高笑いとともに華麗?にマントを翻し、まるで挑戦状を叩き付けるかのように、ねここをビシっと指差すエスト。
「ぁー……うん、ねここだって負けないのっ!」
ぐっ、と両腕を引いて闘志を燃やすねここ。でも何時もより反応が遅かったのはやっぱり……だろうねぇ。
「さて……それでは戦場に赴くと致しましょう。はっ!」
軽やかにアクセスポッドへ向けてジャンプしようとしたエスト……だったのだけれど、
マントの裾にアンが捨てたスポットライトが引っかかっていて
「へぶぁっ!?」
バランスを崩したまま、壮大に顔からアクセスポッドへ突っ込む。
中から悲鳴のような金切り声と派手な金属音が飛び出してくるけど、何時もの事なのかマスターが助ける様子はまったくない。
「……さ、はじめましょうか」



フィールドに降り立った2人の聴覚センサーに、鳥類や獣といった動物の鳴き声が盛大に響いてくる。
辺り一面には2人の身長の数倍は在ろうかという、熱帯雨林特有の樹木が鬱蒼と多い茂り、地面は剥き出しになった木の根や岩、
朽ち果てた倒木、更には苔などでびっしりと覆われており、まともな平地というものが存在しない。
その混沌の中に、ポツンと佇む様にして2人が対峙している。
「先程は醜態を御見せしました。が、私の実力があの程度だと思って頂いては困ります」
身長よりも遥かに大きく、実用性を損なわないように配慮されつつも、全体に華麗な装飾が施された長槍を軽々と縦横無尽に奮い、
自慢の槍裁きを披露するエスト。でも時々ツタが槍に絡んでちょっとかっこ悪いかも……
長槍を装備した以外は先程の姿と大差はない。黒いマントを身に纏い、時々不敵な笑みをこぼしている。
最後には白銀に輝く槍をねここの方へと突きつけ、改めてその戦意を表す。

「師匠、見ていてください。必ず汚名挽回をして参ります!」

瞬間、私も含めたギャラリーが盛大にズっこける。
『それ違う!どこぞの万年敗北中尉かお前は』
「……そうですね。では師匠の名誉返上を必ずや!」
『だから違うって言ってるだろ!少しは人の話を聞けっ』
「わかりました。ではきっと師匠の仇を執ってご覧にいれます。草葉の陰から見守っていてください!」
『だぁぁー!お前わかって言ってるんだろうな!?』
「私は何時でも本気ですが、それが何か?」
・・・・・・まぁ、こういう2人なんだろう、ウン。
「じゅ、準備はいいのかナー?」
何時もの猫鎧装備で試合開始の合図を待っているねここ。今回はジャングル戦という事でシューティングスターは装備していない。
こんな鬱蒼とした所じゃデットウェイトもいい所だからね。でも、少し勝手が掴めないみたい。このジャングルにではなく、
相手に……まぁ今までにこんなお相手はいなかったしねぇ……

『何時でもっ!』

それまで口喧嘩をしていた、エストとエスト曰く師匠の声がピッタリとハモる。似たもの同士ということなのかな。
『両者良いようですね。……それでは、一回戦第3試合。開始っ!』
進行役のジェニーさんの宣言と共に、勢いよくジャングルの中を駆け出す2人。
「先手必勝、私から行かせて貰います!」
エストはある程度の距離を取りつつ、その長大なリーチを持つ長槍で小刻みな打突を仕掛けてくる。
その槍捌きは冷静、大振りな一撃を狙わず、まるでねここの回避能力を測るかのように正確で鋭い一撃を連続して放つ。
特に障害物の多いこのジャングル内でのソレは、非常に高い技術がいるはずなのに。さっきまでの漫才のような様子は微塵もなく、
実戦ではかなり手強いみたいだ。
『ねここ、正面からじゃあの槍に串刺しにされちゃうから、左右から揺さぶってっ』
「わかってるのっ、ねここにおっ任せ~♪」
樹木の太い枝に勢いよく飛び込んだかと思うと、くるりと身を反転させ、そのまま自身の跳躍力と木の反動を利用して一気に加速。
更に飛んだ先の細い木をバネに利用してあっという間に方向転換してエストの横合いに突っ込む。
「ひゃ……わっ!?」
それでもエストは間一髪、身を捻って回避。
「あっまーいの!」
突進したねここはそのスピードのまま突き抜け木の枝に爪を引っ掛けくるりと一回転、そのままの勢いで獣のようにしなやかに跳躍する。
その動きは正に猫、いや獣の本能が溢れる山猫のよう。こんな状況下の局地戦闘は、マオチャオ型の最も得意とする所。
ねここもその力を、実に生き生きと存分に発揮している。
「・・・…フフフ、やりますね」
そのねここの高速攻撃を長槍と体術のみを駆使し器用に凌ぎながら、不意に心底楽しそうな笑みをニヤリと浮かべるエスト。
素早くバックステップで後退すると、槍を高く掲げ、高らかに言い放つ。
「今までの私は20%の力です。今から100%の力をお見せしましょう!」
「なら、ねここはみさにゃんの愛のぱわーで200%なのっ!」
満面の笑みと共に、恥かしげも無く言い返す。嬉しいんだけど、こんな公衆の面前では流石に恥かしいよぉ……。
それに、余りああいう風に、感化されて欲しくはないような。
「ならば私は300%ですっ!」
槍を腰裏で構え大きく翻したマントでその身を包み、子供の喧嘩レベルな事を言い返しつつ突撃してくるエスト。
マントで間合いを槍のわかりづらくするつもりなんだろうけど、
「そんなのもうわかっちゃってるんだからっ!」
ねここはカウンターで逆に突っ込み返す。
懐に入ってしまえば、槍なんか只の棒に過ぎない。一撃を回避することが前提だけど、ねここにはその力があるんだから!
「ハァッ!!!」
擦れ違おうとする直前。マントの隙間から、毒蛇の攻撃の如く鋭く危険な一撃が、ねここの額目掛けて繰り出される。
「あっまぃのー!」
だけどその一撃を、難なく左手の研爪によって、盛大に槍を弾き飛ばすねここ。
甲高い金属音が轟き渡り、ねここの息の根を止めようと繰り出されたその槍は、
ブーメランのように高速で回転しながら天高く舞い上がっていった。
そしてマントに覆われたエストの懐には、大きな隙が生まれている。例えマントが防弾処理してあっても、
鋭く切り裂く研爪は防げない。だから。
『ねここ、やっちゃえっ!』

「ひぃっさぁっつ、ねここぉ・フィンガー!!!」

激し過ぎる稲妻の奔流と共に叩き込まれる、必殺の一撃。
そのはず、だった。
「隙だらけです、貴方は」
先程までのテンションの高い声とは違う、氷のナイフを思わせる音色と共に現れた、
漆黒のマントを突き破って現れるもう1つの毒蛇。
それはねここの右腕へまるで吸い込まれるかのように直進し、軽々と装甲を突き破り、ユニットを切断・断絶し、
大きな腕そのものをやすやすと貫いた。
「に゛ゃぁぅ!?」
痛々しく悲鳴をあげるねここ。
……でもその前では、
「しびびびびび、しびびっ、しび!?!?」
エスト嬢が派手に感電していた。
そりゃぁ金属製の槍で発電中のユニットを串刺しにしたら、感電の1つくらい、余裕でするよね。
「……ま、まさかそのような奥の手を使ってくるとは。やりますね……ねここ」
ねここに突き刺さったままの槍をやっと手放し、数歩後退して距離を取るエスト。
その手には未だに槍が握られている。但しそれは傍目で見ても、さっきまでの槍の半分くらいの長さしかない。
『そうか……中央から分割して2つの槍に……。ねここ、まだやれる?』
「大丈夫……右腕もまだ、動く…のっ!」
苦悶の表情を浮かべながら、刺さった槍を引き抜くねここ。素体の腕部分を貫通していない位置とはいえ、
制御用に感覚をある程度リンクしているために、多少の痛覚も存在する。しょうがない事なのだけれど
……見ていると、やっぱり少し辛い。
『あー、おぃどーする。何かお前全身ボロボロでダメージ大きいみたいだし、ギブアップするか?』
「騎士であるこの私に……敵前逃亡しろと言うのですか!? 
 其れこそ一生の恥辱。世間の笑いものにする気なんですね、師匠!」
『お前普段は『貴方は私の敵に相応しくありません。これ以上は時間のムダです』とか言って自分からギブアップしてる癖に、
 何を今更。それに十分……』
そこまで言って、急に言葉を濁す師匠さん。そのお気持ちはわかります……
「私は生き恥を晒す位ならば、死を選びます! さぁ、最後の一撃を受けて貰いましょう」
ショートスピアとなった槍を剣のように構え、膝がよろめきながらも、なんとか戦闘態勢を取るエスト。
「よぉしっ。ねここも全力でお相手するの~☆ ……んに」
大きくて円らでキュートな瞳をパチクリさせて、ピクピクと何かに反応したようなねここ。なんとなく、ヘッドギアの耳が動いたような、気が。
「あ、あーっ。エストちゃん上、上なの…!」
今度は急にあたふたとし出す。……何だろう?
「ふん、この知略に優れた私が、そんな見え透いた子供騙しのような陽動に引っかかるとでも!」
「いいから上、見てってばぁー!」
怒り半分、悲鳴半分のような叫びをあげるねここ。
「何を……?」
流石にその様子に、思わず上を見上げるエスト。だけど、其れが命取り。
其処にはさっきねここが弾いて空中へ飛んでいった槍の片割れが、まるでブーメランのように地上へと舞い戻って…・・・
ずぶり。
と言う貫通音がはっきりと聞こえてきそうな程、エストの額に見事に突き刺さった、自分の槍。


「!?!? おわあ、おでこにぶっすりとぉおおおー!?!?」
断末魔の悲鳴と共に、仰向けに大の字になってバッタリと倒れるエスト。
「……ぇ、えーと……勝ったの、カナ?」
大変気まずそーに、ポリポリと頬をかくねここ。

『試合終了。Winner,ねここ』

みんな思考力0になってしまった中、ジャッジAIだけは冷静に判定をくだしているのでありました。


一応試合終了という事で、ポッドから外へ出てくるねここ。
「勝ったの~、へぷっ!?」
あ、コケた……
この新筐体、アクセスポッドも新型でデザインも多少リニューアルしてて。
つまり以前の感覚で私の胸に飛び込もうとしたねここは、見事に足をひっかけちゃったわけで。
「はぅぅ~。みさにゃぁぁん!」
「よしよし、痛くないからね~」
ふふ、こういうところは変わってなくて嬉しいかも。
「あれ、所で対戦相手の2人は?」
「試合終了直後でしたか、マスターにずるずると引きづられて、そのまま帰ったようですよ」
と雪乃ちゃんが相槌を返してくれる。
確かにあのまま居続けるのには並外れた精神力がいるだろうから……ね。








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