鋼の心:番外編 ~Eisen Herz~
大晦日の夜(ギャグです)
「大晦日だな、少年」
「そうですね、京子さん」
コタツの中で向かい合う祐一と京子。
「除夜の鐘までもう少しですね……」
「あー、その。なんだ…」
眼帯側の頬など掻きつつ、京子は祐一を顔を見る。
「今年は、その、少年にとってどんな年だった?」
「俺ですか? そうですね……」
色々あるにはあった年だ。
しかし、ここはやはり目の前の彼女の事を口に出すべきだろう。
「えっと。京子さんと戦いました」
「……あ、うん。ごめん」
あいも変わらず空気読めない少年だ。
「……えっと、他には何か無いか?」
「……アイゼンが少し強くなりました」
「…………」
だから、二人で愛を語った事とか、アレやソレな出来事とか、そういうのを思い出して欲しいのだが、この朴念仁に機微など期待してはならないのだ。
「京子さんは如何でした?」
「……私か。私は、そうだな……」
あの夏の事件を別にすれば、印象に強いのは……。
「車の免許取ったことだ」
「……」
祐一の顔色が変わった。
顔に( - -|||)←こんな線が入っている。
「ん、如何した少年?」
「いえ、ちょっと凄い記憶が……」
「そうですね、京子さん」
コタツの中で向かい合う祐一と京子。
「除夜の鐘までもう少しですね……」
「あー、その。なんだ…」
眼帯側の頬など掻きつつ、京子は祐一を顔を見る。
「今年は、その、少年にとってどんな年だった?」
「俺ですか? そうですね……」
色々あるにはあった年だ。
しかし、ここはやはり目の前の彼女の事を口に出すべきだろう。
「えっと。京子さんと戦いました」
「……あ、うん。ごめん」
あいも変わらず空気読めない少年だ。
「……えっと、他には何か無いか?」
「……アイゼンが少し強くなりました」
「…………」
だから、二人で愛を語った事とか、アレやソレな出来事とか、そういうのを思い出して欲しいのだが、この朴念仁に機微など期待してはならないのだ。
「京子さんは如何でした?」
「……私か。私は、そうだな……」
あの夏の事件を別にすれば、印象に強いのは……。
「車の免許取ったことだ」
「……」
祐一の顔色が変わった。
顔に( - -|||)←こんな線が入っている。
「ん、如何した少年?」
「いえ、ちょっと凄い記憶が……」
以下、その記憶の抜粋である。
「さあ、少年!! デートをするぞ!!」
「デートですか?」
「そうだ、免許を取ったのだし、ここはドライブにでも出かけて親交を深めるのだ!!」
「……良いですけど、免許持ってたんですね」
「うん、バイクの免許の更新のついでに取った!!」
「じゃあ、若葉マークですね」
「なに、心配するな。免許と言うのは取立て位が一番慎重に運転するので事故を起こしにくいものなのだ」
「まあ、確かに。乗って一年目くらいが一番事故る確率が高いと言いますが……」
「よし、では出発だ…!!」
3分後。
「うわ!? ビックリだ!?」
「京子さん、ギア、ギア!! 車庫入れするときのバックのまま!?」
「……むっ、こうか?」
「それは⑤。発進する時は①で」
「いや、アクセル踏めば前に進むのは同じだろう?」
「ギア比とか、大切だから!!」
「ふふっ。まあ、細かい所に気がつくのもお前の長所だ。良かろう、①で発進してやろう」
「―――してやろう。じゃ無くて、①じゃないと動かないんだよ、普通は!!」
「うん、私は一生懸命な男の子は好きだぞ」
「にこやかに微笑んでるんじゃ無ぇ!! 大体なんでマニュアルなんだよ!?」
「うん、マニュアルとオートマの違いが良く分からなくてな。……それで教習所の人に聞いたら、マニュアルの免許でオートマの免許も兼ねるのだそうだ。だったらそれ一つで事が足りるというものだろう?」
「今時マニュアルの自動車なんか1%も存在せんわぁ!!」
「むっ、だがな少年。もし私がオートマの免許しか持っていなくて、それと気付かずにマニュアル車を運転したらどうなる!? 犯罪だぞ、それは!!」
「あの刑事か!? あの刑事なんだな!? あの刑事にそそのかされてんだなアンタは!?」
あの刑事、原田大介はどうにも土方京子との相性が悪い。
「うん、バイク持って行かれたり。逮捕されたりしたけど、恩人には代わりあるまい?」
「あの人、割といい加減だから信用しちゃダメだ!!」
「ふふふ。ヤキモチか? 可愛いな少年は……。安心しろ、私の隣に乗せるのはお前だけだ」
「ヤキモチ焼かない訳じゃないけど、これは違うーっ!!」
「そーれ逝くぞ、レッツドライビング!!」
「っっつて、何で急発進!?」
「エンジン改造した」
「あっさり言うな!!」
「自信作だ。過給機もニトロも抜きで音速行くぞぉ」
「そんな能力で公道を走るなぁ!!」
「元は輸送機用のターボプロップエンジンだったんだが、小型化するついでに改良した」
「するな!!」
「あのおチビちゃんも協力してくれた」
「リーナ!! 余計な事するなぁ!!」
「その出来栄えたるや、カトレアたちがヤキモチ焼いて、『もう二度とこの車には乗りません』と拗ねる位だ」
「拗ねたんじゃ無ぇ!! 危険を避けたんだぁ!!」
「だがまあ、シャレで過給機とニトロも搭載してみた」
「するなぁ!!」
「安心しろ、使わんよ」
「本当だな、本当に使わないな!?」
「うん、技術者として試してみたくはあるが……」
「止めろーっ!!」
「うふふ。一生懸命になっている少年の顔も可愛いな…」
「アンタ目が悪いだろ!?」
「むぅ…、隻眼なので止むを得まい?」
「信号とかちゃんと見えてるよな?」
「任せろ。ちゃんと覚えた!!」
「覚えた?」
因みにこの人、車の免許取る前にバイクの免許も持っていたはずである…。
「……たしか、青は全力で進め。黄色は急いで進め。赤は注意して進め。だったよな?」
「違うわぁっ!!」
「あれ、青と赤で逆だったか?」
「なおさら違うわぁ!!」
「むむ、では黄色が頑張って進め?」
「時速60キロでカーブしながらこっち向いてるんじゃ無ぇ!!」
「おっと、いかん」
「対向車線はみ出してる!!」
「安心しろ、対向車は来ていない」
「そういう問題じゃ無ぇ!!」
「…む!? 今の信号黄色に変わらなかったか?」
「振り向くなぁ!!」
「振り向かなければ見えないだろう。少年はお茶目だな。ふふふ」
「サイドミラーとかバックミラーを駆使しろ……って、何でサイドミラー閉じたままやねん!?」
「あっと、忘れてた……。えっと、サイドミラーのスイッチは……、どれだっけ?」
「俺に聞くなぁ!!」
「えっと、確かこれ……」
「ワイパーだぁ!!」
「……じゃあ、これ?」
「トランク、トランク開いた!!」
「よーし、分かったぞ。これだ!!」
「――――――――――――それはニトロだぁーーーーーーーーっ!!」
「そういえば、バックミラーも良く見えんな……」
「京子さん!! 前、前!!」
「少年、大変だ。バックミラーが取れちゃったぞ」
「いいから前見て、前!! さっき歩行者のすぐ傍通ってた!!」
「しかし、これが無いと困る」
「さっきまで全然困っとらんかったわー!!」
「むう、ここに押し込めば良いと思うのだが……」
「ハンドルから手を離すなぁ!!」
「あっと、手が滑った……。落としてしまったぞ。拾わないと……」
「カーブだって言うの!! 前を見ろぉ、前を!!」
「しかし、バックミラーが……」
「信号赤、信号赤!!」
『そこの車、止まりなさい!!』
「見ろ、少年。パトカーだぁ♪」
「パトカーだぁ♪ じゃ無ぇ!! 俺らが追われてるんだぁ!!」
「む、少年、何か悪い事でもしたのか?」
「アンタだ、アンタ!!」
「任せろ、少年。お前一人ぐらいは守ってみせるっ!!」
「むしろアンタが危険の中心だぁ!!」
『てめぇ、お上に楯突く心算か!! 面白れぇ、この原田大介交通課を一日で部署替えになった実力見せてやる!!』
「よりにもよって、あのオッサンかよ!?」
「ん、なんだ。原田警部補では無いか」
「追われてるんだよ!!」
「ん、鬼ごっこ?」
「どういう発想だぁ!?」
「まかせろ、相手が誰であろうとも、私は負けないっ!!」
『いいぞいいぞ。大人しく止まるような腑抜けじゃつまらん。精々足掻け、うひゃひゃひゃひゃ!!』
「警察が拡声器で犯罪を助長してるんじゃ無ぇ!!」
『この所事件が無くて暇だったんだ。精々楽しませてくれやぁ♪』
「お願い、まともな人間プリーズ!!」
んで1時間後。
「なんでぇ、お前えらか?」
「むぅ、ガス欠とは不覚……」
「ははは、俺の覆面は原子炉内蔵だからな。ガンダムとかとガチの性能が出るぜ」
「出すな。って言うか核エンジンかよ!?」
「いや、辰の字の紹介で来た兄ちゃんの改造なんだがよ、大した性能じゃねぇか。わははははは」
「……村上さんか……。何やってるんだ、あの人」
それが解明できたら有史以来最大の発見となる。
「まあ、そんな訳でがガソリンは分けてやれねぇが、近くのスタンドまで運んでやるよ」
「そりゃどうも」
「……でもアンタは逮捕な」
「え?」
「意外そうな顔してんじゃ無ぇ!!」
「むぅ、原田警部補。最近少年が冷たい……」
「おおう、倦怠期って奴か? そりゃいけねぇ。……おう、島田の坊主。こんな美人ざらには居ねぇぞ? 大事にしろや?」
「……はい…。目を離すと何するか分からないもので……」
「しょ、少年。それはプロポーズか?」
「違う」
「なんだ……、あっ!」
運転席でそれに気付く京子。
「あん、如何したよ?」
「京子さん?」
「サイドブレーキ、かけっ放しだった……」
「……」
「……」
「さあ、少年!! デートをするぞ!!」
「デートですか?」
「そうだ、免許を取ったのだし、ここはドライブにでも出かけて親交を深めるのだ!!」
「……良いですけど、免許持ってたんですね」
「うん、バイクの免許の更新のついでに取った!!」
「じゃあ、若葉マークですね」
「なに、心配するな。免許と言うのは取立て位が一番慎重に運転するので事故を起こしにくいものなのだ」
「まあ、確かに。乗って一年目くらいが一番事故る確率が高いと言いますが……」
「よし、では出発だ…!!」
3分後。
「うわ!? ビックリだ!?」
「京子さん、ギア、ギア!! 車庫入れするときのバックのまま!?」
「……むっ、こうか?」
「それは⑤。発進する時は①で」
「いや、アクセル踏めば前に進むのは同じだろう?」
「ギア比とか、大切だから!!」
「ふふっ。まあ、細かい所に気がつくのもお前の長所だ。良かろう、①で発進してやろう」
「―――してやろう。じゃ無くて、①じゃないと動かないんだよ、普通は!!」
「うん、私は一生懸命な男の子は好きだぞ」
「にこやかに微笑んでるんじゃ無ぇ!! 大体なんでマニュアルなんだよ!?」
「うん、マニュアルとオートマの違いが良く分からなくてな。……それで教習所の人に聞いたら、マニュアルの免許でオートマの免許も兼ねるのだそうだ。だったらそれ一つで事が足りるというものだろう?」
「今時マニュアルの自動車なんか1%も存在せんわぁ!!」
「むっ、だがな少年。もし私がオートマの免許しか持っていなくて、それと気付かずにマニュアル車を運転したらどうなる!? 犯罪だぞ、それは!!」
「あの刑事か!? あの刑事なんだな!? あの刑事にそそのかされてんだなアンタは!?」
あの刑事、原田大介はどうにも土方京子との相性が悪い。
「うん、バイク持って行かれたり。逮捕されたりしたけど、恩人には代わりあるまい?」
「あの人、割といい加減だから信用しちゃダメだ!!」
「ふふふ。ヤキモチか? 可愛いな少年は……。安心しろ、私の隣に乗せるのはお前だけだ」
「ヤキモチ焼かない訳じゃないけど、これは違うーっ!!」
「そーれ逝くぞ、レッツドライビング!!」
「っっつて、何で急発進!?」
「エンジン改造した」
「あっさり言うな!!」
「自信作だ。過給機もニトロも抜きで音速行くぞぉ」
「そんな能力で公道を走るなぁ!!」
「元は輸送機用のターボプロップエンジンだったんだが、小型化するついでに改良した」
「するな!!」
「あのおチビちゃんも協力してくれた」
「リーナ!! 余計な事するなぁ!!」
「その出来栄えたるや、カトレアたちがヤキモチ焼いて、『もう二度とこの車には乗りません』と拗ねる位だ」
「拗ねたんじゃ無ぇ!! 危険を避けたんだぁ!!」
「だがまあ、シャレで過給機とニトロも搭載してみた」
「するなぁ!!」
「安心しろ、使わんよ」
「本当だな、本当に使わないな!?」
「うん、技術者として試してみたくはあるが……」
「止めろーっ!!」
「うふふ。一生懸命になっている少年の顔も可愛いな…」
「アンタ目が悪いだろ!?」
「むぅ…、隻眼なので止むを得まい?」
「信号とかちゃんと見えてるよな?」
「任せろ。ちゃんと覚えた!!」
「覚えた?」
因みにこの人、車の免許取る前にバイクの免許も持っていたはずである…。
「……たしか、青は全力で進め。黄色は急いで進め。赤は注意して進め。だったよな?」
「違うわぁっ!!」
「あれ、青と赤で逆だったか?」
「なおさら違うわぁ!!」
「むむ、では黄色が頑張って進め?」
「時速60キロでカーブしながらこっち向いてるんじゃ無ぇ!!」
「おっと、いかん」
「対向車線はみ出してる!!」
「安心しろ、対向車は来ていない」
「そういう問題じゃ無ぇ!!」
「…む!? 今の信号黄色に変わらなかったか?」
「振り向くなぁ!!」
「振り向かなければ見えないだろう。少年はお茶目だな。ふふふ」
「サイドミラーとかバックミラーを駆使しろ……って、何でサイドミラー閉じたままやねん!?」
「あっと、忘れてた……。えっと、サイドミラーのスイッチは……、どれだっけ?」
「俺に聞くなぁ!!」
「えっと、確かこれ……」
「ワイパーだぁ!!」
「……じゃあ、これ?」
「トランク、トランク開いた!!」
「よーし、分かったぞ。これだ!!」
「――――――――――――それはニトロだぁーーーーーーーーっ!!」
「そういえば、バックミラーも良く見えんな……」
「京子さん!! 前、前!!」
「少年、大変だ。バックミラーが取れちゃったぞ」
「いいから前見て、前!! さっき歩行者のすぐ傍通ってた!!」
「しかし、これが無いと困る」
「さっきまで全然困っとらんかったわー!!」
「むう、ここに押し込めば良いと思うのだが……」
「ハンドルから手を離すなぁ!!」
「あっと、手が滑った……。落としてしまったぞ。拾わないと……」
「カーブだって言うの!! 前を見ろぉ、前を!!」
「しかし、バックミラーが……」
「信号赤、信号赤!!」
『そこの車、止まりなさい!!』
「見ろ、少年。パトカーだぁ♪」
「パトカーだぁ♪ じゃ無ぇ!! 俺らが追われてるんだぁ!!」
「む、少年、何か悪い事でもしたのか?」
「アンタだ、アンタ!!」
「任せろ、少年。お前一人ぐらいは守ってみせるっ!!」
「むしろアンタが危険の中心だぁ!!」
『てめぇ、お上に楯突く心算か!! 面白れぇ、この原田大介交通課を一日で部署替えになった実力見せてやる!!』
「よりにもよって、あのオッサンかよ!?」
「ん、なんだ。原田警部補では無いか」
「追われてるんだよ!!」
「ん、鬼ごっこ?」
「どういう発想だぁ!?」
「まかせろ、相手が誰であろうとも、私は負けないっ!!」
『いいぞいいぞ。大人しく止まるような腑抜けじゃつまらん。精々足掻け、うひゃひゃひゃひゃ!!』
「警察が拡声器で犯罪を助長してるんじゃ無ぇ!!」
『この所事件が無くて暇だったんだ。精々楽しませてくれやぁ♪』
「お願い、まともな人間プリーズ!!」
んで1時間後。
「なんでぇ、お前えらか?」
「むぅ、ガス欠とは不覚……」
「ははは、俺の覆面は原子炉内蔵だからな。ガンダムとかとガチの性能が出るぜ」
「出すな。って言うか核エンジンかよ!?」
「いや、辰の字の紹介で来た兄ちゃんの改造なんだがよ、大した性能じゃねぇか。わははははは」
「……村上さんか……。何やってるんだ、あの人」
それが解明できたら有史以来最大の発見となる。
「まあ、そんな訳でがガソリンは分けてやれねぇが、近くのスタンドまで運んでやるよ」
「そりゃどうも」
「……でもアンタは逮捕な」
「え?」
「意外そうな顔してんじゃ無ぇ!!」
「むぅ、原田警部補。最近少年が冷たい……」
「おおう、倦怠期って奴か? そりゃいけねぇ。……おう、島田の坊主。こんな美人ざらには居ねぇぞ? 大事にしろや?」
「……はい…。目を離すと何するか分からないもので……」
「しょ、少年。それはプロポーズか?」
「違う」
「なんだ……、あっ!」
運転席でそれに気付く京子。
「あん、如何したよ?」
「京子さん?」
「サイドブレーキ、かけっ放しだった……」
「……」
「……」
「ふふふ、懐かしいなぁ……」
「いや、その後の第二ラウンドにまで付き合わされた俺は死にそうでしたが……」
勝負は無効だと言い始めた原田刑事との再戦で、見事彼を振り切った京子は無罪放免となったのである。
「ふふふ。明日の初詣には二人で秋葉原の神社に行こう。もちろん私の車で」
「電車にしましょう」
「む、何故だ!?」
「決を採ります!! 電車での移動に賛成な人!!」
「…」
「議論ノ余地ナシ」
「命は惜しいのです、自殺願望など無いのです」
「安全第一」
「……どっちでもいい」
賛成5、反対1、中立1であった。
「いや、その後の第二ラウンドにまで付き合わされた俺は死にそうでしたが……」
勝負は無効だと言い始めた原田刑事との再戦で、見事彼を振り切った京子は無罪放免となったのである。
「ふふふ。明日の初詣には二人で秋葉原の神社に行こう。もちろん私の車で」
「電車にしましょう」
「む、何故だ!?」
「決を採ります!! 電車での移動に賛成な人!!」
「…」
「議論ノ余地ナシ」
「命は惜しいのです、自殺願望など無いのです」
「安全第一」
「……どっちでもいい」
賛成5、反対1、中立1であった。
こうして暖かな大晦日の晩は過ぎてゆく。
もうじき除夜の鐘がなる時刻だった……。
もうじき除夜の鐘がなる時刻だった……。
おしまえ
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二段オチ。
「―――はっ!?」
伊東美空は目を覚ます。
「……ゆ、夢?」
なんと言う恐ろしい悪夢だろうか。
祐一が、土方京子とデキていた。
「……ゆめ、よね……」
ふぅ、とため息をつき。美空は壁を見る。
00:01分。
初夢だったらしい。
「―――はっ!?」
伊東美空は目を覚ます。
「……ゆ、夢?」
なんと言う恐ろしい悪夢だろうか。
祐一が、土方京子とデキていた。
「……ゆめ、よね……」
ふぅ、とため息をつき。美空は壁を見る。
00:01分。
初夢だったらしい。
こんどこそおしまえ
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今年も残りわずか。
皆様良いお年を……。
皆様良いお年を……。
ALCはTRPGやってますが…。
現在LVUP&買い物作業中なので暇なGM、ALCでした。
ちなみに執筆新記録。
1時間かかってないSSでした。
1時間かかってないSSでした。