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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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双子神姫
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「――――――――っ!」
 一瞬で相手の懐に踏み込み、抜刀。返す刀で傍にいた悪魔型も両断する。
「このっ!」
 天使型の拳銃がこちらに向けられる。視線と指の動き、そして銃口の向きを一瞬で見極め横に跳躍。そのまま小太刀を投擲し天使型の手から銃を弾き飛ばす。
「―――――――なっ!?」
 地を蹴りまた踏む込み、抜刀。その勢いのまま走りぬけ、ビルの陰に飛び込んだ。
 一瞬で三体の神姫を倒した彼女は息切れ一つしていない。銀の髪をなびかせながら至って涼しそうな顔で周囲を窺っていた。

 ――――残す敵は、あと一人。





ホワイトファング・ハウリングソウル

第二話

『砂漠よりの使者』








 ここは神姫センター、そして彩女がいる場所はバトル用筐体の中である。
 ステージは『ビル街』。高層ビルが立ち並ぶ近代的なステージだ。
『・・・彩女、少し早すぎやしないか? このままの速度で行くと持たないだろう』
 筐体の外から彩女に、記四季が語りかける。
 その声に彩女は周囲を窺いながら答える。
「問題無いはずです。以前、一瞬の加速を得意とするサイフォスと戦いましたが・・・加速は私よりも早く、そして私より早くバッテリー切れしていました。つまりこの程度の速度なら問題はないと思います」
 彼女はそういいながら刀を鞘に納め、ゆっくりと歩き出す。
 特に急ぐ闘いではない。次の敵を見つけるまでしばらく辺りを散策するつもりでいるようだ。
『レライナとか言ったか、あのサイフォス。ありゃもう化物の領域だろ。正直なんで騎士やってんのかがわかりゃしねぇ。あの踏み込みに刀があれば鬼に金棒だっての』
「自らが仕えるに値する、素晴らしい主がいるのでしょう。だとしたら彼女は幸せだ」
『ふん、で、お前さんはどうなんでぇ?』
 記四季のその質問に、彼女は妖しく微笑みながら答える。
「幸せですよ。欲を言うなら、主がもう少し若ければ女として惚れていました」
『人間サイズになってもう少し器量よくしてから出直して来い。ちんちくりんには興味がねぇ』
「左様で ―――――――っ!?」
 歩いていた彩女がいきなりビルの影に身を潜める。そのすぐ傍・・・さっきまで彩女の頭があった場所を、音速を超えた銃弾が貫いた。
 そしてきっかり三秒、遅れて響く発砲音。
『狙撃か!?』
「・・・そのようです。距離は・・・一キロと少しですね」
 音速は三百四十メートル。着弾から三秒遅れたということは約千二百メートル先から狙撃されたことになる。そして正確に彩女の頭を狙ってきた狙撃精度から考えるに、狙撃手はかなりの手誰であることが窺える。
『・・・・撃ってこねぇな』
「無駄玉は使いたくないんでしょう。しかし参りました。私は遠距離装備を持っていません・・・」
『気炎万丈は?』
「重くてかさ張るし置いてきちゃいましたよ。それにあんな種子島じゃ一キロは無理です」
 今の彼女の装備は紅緒の鎧に日本刀一本とクナイ数本である。いくらなんでもこの装備で狙撃手に向かうには無茶が過ぎる。
「主、何か良策は御座いませんか。このままではこの場所から逃げることすら出来ません」
『策・・・策ねぇ・・・』
 彩女の問いに、記四季は頭を捻る。
 刀で銃弾をはじきながら移動したら? 無理だ。標的が移動している以上、狙撃の精度はどうしても落ちる。正確な狙撃は防げても意図しない場所を撃たれたら間違いなくやられる。
 鎧を盾に戦略的撤退はどうだ? それも無理だ。強度の問題からほぼ一撃で撃ち抜かれる。
 なら刀で狙撃を防ぎつつ、下水道に・・・間違いなくマンホールを弄ってる最中にやられる。『・・・無策だ』
「・・・・参りましたね」
 彩女は記四季の言葉に肩を落とす。筐体の外では記四季も肩を落としていた。
 このままではいつまでたっても決着がつかない。時間制限でドロー、最悪敗北と言うこともありえる。いや、むしろ重要視すべきなのは狙撃手が何か、他の手段を持っていた場合だ。例えば砲撃なんてされたらひとたまりも無い。
 このままここを出なければいずれは負ける。しかし出れば即座に撃たれる。ジレンマだった。
『・・・・ん? おい、奇策だが一個だけあるぞ』
「なんと、打開する策があるのですか?」
『嗚呼。だがこいつは居場所がわかってねぇと意味が・・・』
「大体判ります。恐らくはあの赤レンガのビルから撃って来たんでしょう。それで奇策とは?」『いやまぁ考えれば凄く単純なんだがな。・・・乗るか?』
「乗ります。私は主を信じておりますゆえ」
 即答する彩女に記四季は苦笑する。少しは疑心を持つべきだろう。この犬は。
『よし、じゃぁ ――――正々堂々、真っ向から不意うってやろうじゃねぇか』






























「・・・・動きませんね。いい加減撃っちゃいたいんですが」
 赤レンガのビルの屋上で、砲台型MMSのサラは暇そうに呟いた。あまつさえあくびまでしている。にも拘らず彼女が構えた狙撃銃は微動だにしていない。
『大体そんなもんでしょ。気楽に待ちましょうよ』
 彼女の言葉に筐体の外にいるサラのマスター、春奈がそう返した。
 春奈自身も暇そうにしてはいるが、周囲に気を配っている。サラがスナイパーならば彼女はスポッターといったところか。
 元来、スナイパーはスポッターとのツーマンセルで構成される。スナイパーが文字通り狙撃手であるのに対し、スポッターは観測手と呼ばれる。その主な役目は周囲の警戒、スナイパーの身の安全の確保、そしてサポートなど多岐にわたる。春奈はサラにスナイパーライフルを買い与えた日から、気がつけばこのポジションについていた。それはとても自然な形で、彼女達の信頼関係の深さが窺えた。
「しっかし白髪の神姫とは珍しい。リペイントアーンヴァルですかね?」
『白髪ってあんたね・・・でもアーンヴァルじゃないみたいよ。素体に肌色が混じってたし、それにネコ耳みたいなのが生えてたわ』
「となると犬猫のカスタムか・・・まさか丑寅ってことはないでしょうけど」
『いやいやもしかしたらかもよ? っていうかあの子、どっかで見たことあんのよね・・・どこだったかしら』
「ハルナのお友達(性的な意味で)では?」
『神姫に性的な意味の友達はいない! いきなり何言い出すのよこの馬鹿鉄砲!!』
「これがほんとのお突き合いとか言い出すつもりですか? 流石にその親父ギャグはどうかと思いますが」
『言わないから! そんな使い古された化石みたいなギャグ絶対言わないから!!』
「そうですね。ハルナはハチヤに毎晩突かれてますもんね。言うまでも無く実践しているとは、いやはや勤勉です」
『いや毎晩あんたと同じ部屋で寝てるじゃん!? 一体いつそんなことしてるってのよ!』
「しかし見たかったですね。ハルナが女になる瞬間・・・一体どんな顔をしていたんでしょう。・・・どんな感じでした?」
『・・・ぐ・・・・じ、実はまだです・・・』
「え、あ、これは失礼しました。・・・・となるとまだ調教中なんですね。美味しい物は最後まで取っておいて他の性感帯を開発していく・・・素晴らしい考えです。あのハチヤがここまで鬼畜だったとは」
『一瞬でもアンタに善意を期待した私が馬鹿だったわ!!』
 ・・・どうもこの二人、相変わらずの様である。
 ちなみに漫才をしている間にもサラの照準に狂いは無く、春奈の警戒に途切れが無いのはある意味成長とも言えるかもしれない。
『全く・・・大体アンタは ―――――――え?』
 春奈がサラに何かを言いかけた瞬間、僅かにビルが揺れた。
 サラも異常事態に気づきスコープから顔を上げている。しかし原因がわからない。
 神姫バトルの筐体には地震なんて無い。もしも何か振動があるとしたら、それは間違いなく神姫によって起こされるものである。
 ・・・・しかし、追い詰めた敵はまだ影から出てきてすらいない。あの場所は行き止まりで逃げ場なんて無いはずなのだ。
 まずは安全を確認しようと、サラが腰を浮かした瞬間

 レンガ造りのビルが

 斜めにスライドし

 巨大な瓦礫となって崩れ落ちた



























「――――――奥義・零閃(ぜろせん)」
 一体いつ、どうやってそこに辿り着いたのか。サラが陣取るビルの横に、彩女が立っていた。
 ビルを見据え、刀に手をかけ、今にも抜刀しそうであるが彼女はもう納刀している。後はビルの変化を待つだけなのだが・・・。
『・・・何にも起きねぇな』
「・・・少し勢いが良すぎたかもしれません。・・・・えい」
 そういうと彩女はビルに近寄っていき側面を蹴っ飛ばす。
 すると巨大なビルが・・・・僅かに、動いた。
『お、いいじゃねぇか。彩女、もう一発だ』
「御意。・・・・えい」
 彼女が可愛らしい声でビルを蹴っ飛ばすと、今度は勢いよくビルがスライドし、崩れ落ちた。
「・・・・ホコリと言うか、煙がすごいです」
『嗚呼、確かにこれは酷い・・・隣のビルに避難しとけや』
「承知。・・・しかしこんなことが出来るとは、思いもしませんでしたよ」
 彩女はそういうと、“隣のビルの側面に四角空いた穴”に入った。
 ・・・・彼女がここまで辿り着いた方法はいたって簡単だ。
 進退窮まった彼女と記四季は、考え抜いた先にある奇策を思いつく。
 それは古来から伝わる日本の伝統。古くは石川五右衛門が使い、多くの場面で仲間を助け、あの名台詞を生み出した技。
『ビルの壁を切って道を作る・・・・単純でいいだろう?』
「そして近づいたらビルを丸ごと斬りおとす・・・単純明快なのは良いのですが。その、やはり私はちゃんと神姫を斬りたいです」
『気持ちは判らんでもねぇがな。一キロ先の狙撃手をどうやって斬るつもりだ? それに初めの狙撃も、撃たれる前に気づいていればこんな奇策を取らずに済んだんだ。こいつぁ帰ったら狙撃に対する修行もやっておかねぇとな。・・・確か前に若いのがくれたエアガンがあったはずだが・・・』
「・・・はたから見たら神姫虐待に見えますが」
『嫌ならやめるが?』
「・・・・修行とあらば、喜んで」





























 その後、しばらくすると勝利のファンファーレが鳴り響き彩女は勝利した。
 その顔は何か納得の行かない表情だったと言う。



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