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ウサギのナミダ
アスカ・シンカロン
引きこもりと神姫
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えむえむえす ~My marriage story~

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えむえむえす ~My marriage story~

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キズナのキセキ
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浸食機械
引きこもりと神姫
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白濁!? 阪高神姫部
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戦うことを忘れた武装神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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妄想神姫
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武装神姫~ストライカーズ・ソウル~
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ホワイトファング・ハウリングソウル
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大切な人に──あるいは粉雪の聖夜




時は2037年のクリスマス・イヴ。温暖化が進んだ東京に、ようやっと
今シーズン初の粉雪がちらつき始めた日の事。私は一人、春に向けた
新作“Electro Lolita”の試作材料を補充する為、渋谷に来ていた。
当然だが、周りはカップルだらけである。居心地の悪さは拭えぬな。

「ふぅ……材料も揃ったし資料も集めた、今日は早めに帰るとするか」

ふと隣を見て、そして私・槇野晶は自嘲する。今日は、神姫が居ない。
無論、私は誰か連れてこようかと声を掛けたぞ。しかし、ダメだった。

『ロッテや、渋谷にでも出ぬか。少々買い物をしようと思うのだがな』
『え、えと……ごめんなさいですの、仕入れ先の人がこの後来るって』
『むむ、では店番を任せるぞ。アルマや、お前は……って“茜”か?』
『はい。ちょっと夕飯の買い物をしないといけないので、HVIFを』
『むぅ……クララは“梓”としての、一応塾の期末テストだったなぁ』

そう。何故か今日に限って、致命的に皆の予定が合わぬのだ。寂しいが
無理に連れ出すなどという事は出来ぬ。締め付けられそうな“心”を、
少々隠しながら、私は一人で出てきたのだ……だが、どうも味気ない。

「やはり、大事な“妹”達がいないと……調子が狂ってしまうな、有無」
『Happy X'mas!皆様、プレゼントのご用意はお済みですかぁ~っ!!?』
「む?そう言えば……ああ、用意していたな。棚の奥に仕舞っていた筈」

小うるさい街頭宣伝に、私は贈り物の在処を思い出す。となれば、急いで
帰って彼女らに渡さねばならない。色々あって正直になれていない私だが
言葉にする以外の部分で、出来る事はきっちりこなさねばならんからな!
そうと決まれば……という事で、私は急ぎ渋谷駅からの山手線に乗った。
無論駅ビル地下で、クリスマスケーキを四人前買っておくのも忘れない。

「喜んでくれるとよいのだが……っと、秋葉原駅か。降りねばならんな」
『あきはばら~、あきはばらです♪』

普段通りのアナウンスを後に、雑踏に躍り出る。そこは普段通りであり
その実、異様なテンションに包まれていた。そう、間もなく“聖戦”。
もう一~二日すれば、お台場に全国から猛者共が集う筈だ。そうなれば
この秋葉原は、“聖地”を目指す者と帰ってきた者達でごったがえす。
彼らにはクリスマスも関係……あるとは聞くが、別腹という事だろう。

「押し潰されては敵わぬ。さっさと帰ろ……む、あれは“梓”?!」
「え?あ、マイス……じゃない。晶お姉ちゃん?どうしたのかな?」
「どうもこうも、今渋谷から帰ってきた所だが……その袋は何だ?」
「……お姉ちゃんこそ、その箱は何かな?服には見えないけど……」

気まずい……気まずすぎる。流石に、もう少し待って驚かせたいのだ。
だが、梓の方も挙動がおかしい……まさかとは思うが、あの袋は……?

「こほん、取りあえず帰らぬか。こんな所で止まっていたら流されるぞ」
「うん、それがいいかもしれないんだよ……早く戻ろう、お姉ちゃんっ」
「うわっ!?お、おい急に手を引くなっ。とと……全く、どうしたのだ」
「……だって、今日は“聖なる夜”だもん。少し位いいと思うんだよ?」

梓……否、クララの言葉に少しドキっとする。まるでそれは……嗚呼、
いやいや!意識してしまうと、頬が赤らんでしまうな。急いで私達は、
MMSショップ“ALChemist”の木製ドアを潜り、居住フロアへと降りる。
──そこは、暗闇だった。照明が落ちていると気付くまでには、数秒。

「これは……ロッテ、アルマ。二人とも居るのか?明かりを付けるぞ!」
「まさか、これって……お姉ちゃん達も、同じ考えだったのかな……?」

梓の狼狽する声を打ち消す様に、仄かな灯りが付いた……同時に何かが、
淡く煌めきテーブルを彩る。それは、フィルムで出来た飾り付けだった。
そのテーブルに鎮座するのは……巨大な七面鳥と旨そうなサンドイッチ!

「二人ともおかえりなさいですのっ!そしてハッピークリスマースっ♪」
「遅かったですよ二人とも。折角の七面鳥が冷めちゃうじゃないですか」
「あ゛……まさか、お前達二人とも!この為にわざと断ったのかッ!?」
「相談は一切してなかった筈なんだよ。なのに、なんでこうなるのかな」
「だって“姉妹”ですもの、それ位通じ合っちゃう仲って事ですよっ♪」
「そうですの。皆、お互いを喜ばせる為に黙って準備してましたの~☆」

半ば呆然とした梓……クララが、観念した様に袋の中身を取り出す……
それは、二本のシャンパンだった。そう、彼女も……私も、結局聖夜の
食材を買い求めて、しかもピッタリ無駄なく揃ってしまったのだった。
私も、可笑しさを堪えつつケーキをテーブルに置いた。準備は万全だ!

「まぁ、結果オーライという事か。それからな、指輪を用意してあるぞ」
「指輪って、この間彫金してたアレですの!?確か、注文の品って……」
「それはジョークだ。お前達の為に、と言い出す訳には行かなくてな?」
「……なんだ、結局皆でだましっこしてたんじゃないですか。もぅっ!」
「でも、マイスターの言う通り結果オーライなんだよ……それなら、ね」
「有無。なら、かけ声を合わせたら食事と行こうじゃないか。せーの!」
『メリークリスマスッ!!!!』

──────真心を込めて、全ての神姫に幸せがあります様に……。







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