鋼の心 ~Eisen Herz~
「犬子さんの土下座ライフ」特別編
-遠征編-
※土下座さま/著
ネタバレ解禁につきあとがき差し替え。
「ここが天海神姫センターですか」
「はい、リアルバトルオンリーの容赦なき戦場で、ツワモノどもが切磋琢磨する修羅の国です」
「うーん、確かに様々な上級者の方の胸を借りることは出来そうですが……正直不安ですねぇ」
「大丈夫ですよ! 私はLPの豊富さには定評のあるハウリンタイプで、しかも今までの戦績は全戦全損敗北なためその成長もハンパなく、打たれ強さには自信がありますから!」
「冷静になると、あまり威張れた話ではありませんねぇ」
「うう、お恥ずかしい限りです……ですが! 今日ここで修練を積むことで、きっと明日は新しい自分に変わっていけるものと信じています!」
「そうですか……でしたら僕はもう何も言いません。全力でサポートしますから、頑張って来てください!」
「はい!」
「はい、リアルバトルオンリーの容赦なき戦場で、ツワモノどもが切磋琢磨する修羅の国です」
「うーん、確かに様々な上級者の方の胸を借りることは出来そうですが……正直不安ですねぇ」
「大丈夫ですよ! 私はLPの豊富さには定評のあるハウリンタイプで、しかも今までの戦績は全戦全損敗北なためその成長もハンパなく、打たれ強さには自信がありますから!」
「冷静になると、あまり威張れた話ではありませんねぇ」
「うう、お恥ずかしい限りです……ですが! 今日ここで修練を積むことで、きっと明日は新しい自分に変わっていけるものと信じています!」
「そうですか……でしたら僕はもう何も言いません。全力でサポートしますから、頑張って来てください!」
「はい!」
「ネメシスだー! ネメシスが出たぞー!」
「マジかー!」
「ジーザス!」
「ま、待ってくれ! 中に、中にまだ俺の種子が……!」
「もう手遅れだ、諦めろ!」
「そ、そんな……種子、種子ぉぉぉぉぉ!」
「こっちには化け猫が出たぞー!」
「オーマイガッ!」
「俺、このバトル終わったら猫子にコタツクレイドル買ってやるって約束してたんだ……」
「くそう、やってやる、やってやるぞ!」
「すまない兎子……! 勝ってこいなんて言って、俺が悪かった! 俺が悪かったから……
どうか無事に、無事に戻ってきてくれ、たのむ……!」
「曲射が、曲射がどんなに逃げても追いかけてきて……物影に隠れても平気で狙ってきて……
いやあああああああああああああ!!」
「落ち着くんだ鳥子! もうバトルは終わったんだ、終わったんだ!」
「マスター、そっち大丈夫? トラップない? トラップないよね?
あ! 今私の後ろでトラップ仕掛けられたかも?! マスターはそっち見ててね?!
絶対だよ?! 絶対目を離しちゃダメだからね?
目を話したらその隙にトラップで囲まれるんだから……!」
「いやだから黒子、バトルはもう終わっってるって」
「こっち向いちゃダメー!! トラップしかけられちゃったよ、囲まれた、囲まれちゃったよどーすんのよマスター?!」
「くそ、今日はなんて日だ……!」
「おい! こっちじゃポン刀持ったアーンヴァルとやたら素早いサイフォスが狩り物競争してるぞ?!」
「……中の奴らの冥福を祈ろう」
「勝手に殺すな?!」
『No3エリアの戦闘が終了しました』
「丑子! 大丈夫か丑子?!」
「ま、ますたぁ……わたし、ますたぁの武装神姫になれて……幸せでした……がくっ」
「丑子ーーーーーーーーーーーー!!」
「あれ……? なにも見えないよ……何も聞こえないよ……マスター、どこですか、マスター……?」
「ここだ……俺はここにいるぞ……よく頑張ったな、もういい、もういいんだ、ゆっくり休むんだ……」
「ご主人様ー……パインサラダ作る約束、守れなくてごめんなさい……」
「そんなこと気にするな! そんなものいつでもまた作れるじゃないか!」
『予約ナンバー121~132の方は、対戦スペースへお入りください』
「いやああああああああああ!! もういやあああああああああああ!!」
「いかせない、いかせないぞ俺の騎士子は?!」
「あ、俺いま急用ができたわ。帰ろっと」
「ふ、震えてなんていませんよ? これは武者震いですったら」
「あ、マスターなんか前の人が次々帰っていきますよー♪ 得しちゃいましたね♪」
「バカ! 俺たちも帰るぞ!」
「マジかー!」
「ジーザス!」
「ま、待ってくれ! 中に、中にまだ俺の種子が……!」
「もう手遅れだ、諦めろ!」
「そ、そんな……種子、種子ぉぉぉぉぉ!」
「こっちには化け猫が出たぞー!」
「オーマイガッ!」
「俺、このバトル終わったら猫子にコタツクレイドル買ってやるって約束してたんだ……」
「くそう、やってやる、やってやるぞ!」
「すまない兎子……! 勝ってこいなんて言って、俺が悪かった! 俺が悪かったから……
どうか無事に、無事に戻ってきてくれ、たのむ……!」
「曲射が、曲射がどんなに逃げても追いかけてきて……物影に隠れても平気で狙ってきて……
いやあああああああああああああ!!」
「落ち着くんだ鳥子! もうバトルは終わったんだ、終わったんだ!」
「マスター、そっち大丈夫? トラップない? トラップないよね?
あ! 今私の後ろでトラップ仕掛けられたかも?! マスターはそっち見ててね?!
絶対だよ?! 絶対目を離しちゃダメだからね?
目を話したらその隙にトラップで囲まれるんだから……!」
「いやだから黒子、バトルはもう終わっってるって」
「こっち向いちゃダメー!! トラップしかけられちゃったよ、囲まれた、囲まれちゃったよどーすんのよマスター?!」
「くそ、今日はなんて日だ……!」
「おい! こっちじゃポン刀持ったアーンヴァルとやたら素早いサイフォスが狩り物競争してるぞ?!」
「……中の奴らの冥福を祈ろう」
「勝手に殺すな?!」
『No3エリアの戦闘が終了しました』
「丑子! 大丈夫か丑子?!」
「ま、ますたぁ……わたし、ますたぁの武装神姫になれて……幸せでした……がくっ」
「丑子ーーーーーーーーーーーー!!」
「あれ……? なにも見えないよ……何も聞こえないよ……マスター、どこですか、マスター……?」
「ここだ……俺はここにいるぞ……よく頑張ったな、もういい、もういいんだ、ゆっくり休むんだ……」
「ご主人様ー……パインサラダ作る約束、守れなくてごめんなさい……」
「そんなこと気にするな! そんなものいつでもまた作れるじゃないか!」
『予約ナンバー121~132の方は、対戦スペースへお入りください』
「いやああああああああああ!! もういやあああああああああああ!!」
「いかせない、いかせないぞ俺の騎士子は?!」
「あ、俺いま急用ができたわ。帰ろっと」
「ふ、震えてなんていませんよ? これは武者震いですったら」
「あ、マスターなんか前の人が次々帰っていきますよー♪ 得しちゃいましたね♪」
「バカ! 俺たちも帰るぞ!」
「…………………………」
「…………………………」
「……帰りましょうか?」
「はい♪」
「…………………………」
「……帰りましょうか?」
「はい♪」
遠征編――完!
犬子さんの土下座ライフ。へ進む
はい。と言う訳でネタバレのお時間です♪
ALCの作と見せつつ、実は土下座さまの作品だったりする本作。
果たして何割ほどのマスターさんが気づかれたのでしょうか?
ALCの作と見せつつ、実は土下座さまの作品だったりする本作。
果たして何割ほどのマスターさんが気づかれたのでしょうか?
まあ、文体がぜんぜん違うのでもろばれだったような気もいたしますが…。
ALCに暖かなイメージのSSは無理だ(泣)。
かねてよりの告知どおり、一週間ほど経ったので驚愕の事実を公表するにいたった訳であります。
ご意見、ご感想、愛の告白、その他諸々…。
土下座さまへどうぞ。
ご意見、ご感想、愛の告白、その他諸々…。
土下座さまへどうぞ。
ちなみにALCはあとがきを書いただけで御座います。
何にもしてない楽ちん楽ちん。
おまけに本文の修正まで土下座さまにやって頂いたとあっては…。
さて、どんな恩返しをいたしましょうかね?
何にもしてない楽ちん楽ちん。
おまけに本文の修正まで土下座さまにやって頂いたとあっては…。
さて、どんな恩返しをいたしましょうかね?