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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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武装神姫のリン
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樹海の如く、業の深き竜(後編)




漆黒の球体とも言うべき独特のプラズマ弾は、ゴーレム・シルエットごと
クララを呑み込み、フィールド唯一の陸地である孤島へと叩き付けたッ!
凄まじい爆風が巻き起こり、島が消し飛んでいく。だが、希望はあった。
ジャッジシステムは、クララの大ダメージでも敗北を宣言していないッ!

「はは、ははははっ!これなら、生きてたってボロボロだろっ!?」
「……そうでもないんだよ、まともに直撃していればダメだったけど」
「なっ!?……平然と生きてる、だと!?」
「そうかな、結構堪えたんだよ?」
『クル……♪』

黒煙の向こうにいたのは、大型の杖を構えて佇む生身のクララだった。
そう、彼女が使わなかった初期武装の大杖“センチュリオン”と、盾の
“ティンクルスター”。これらは“魔術”を旨とするクララに合わせ、
“Valkyrja”同様の簡易魔術補助用デバイスとして設計したのだ。更に
魔剣コライセルを核として合体させる事で、その機能を更に先鋭化した
砲撃魔術特化の大型ブースターロッドとして運用させる事が出来るッ!

「まさかその杖で、あの“ワキシングムーン”を相殺したってのか!?」
「それがあのプラズマ球の名前だね……結構シビアだったけど、ね?」
「チッ、そんならもう一発くれてやらぁっ!!二度も耐えるなよ!」
「……そうは行かないもん……変形、“ティターン・シルエット”!」
『クルル……ッ!?』
「大丈夫、畏れないで……力と未来を、信じて!」
『クルゥ……クルゥーンッ!!』
「なっ!?そっちもまだ、変形するのかよ!!」

すかさず追撃を掛けようとするシレイに先んじ、クララは“龍”の姿に
戻っていたリンドルムを勇気づけて、最期の姿に変形させる。それは、
他の“姉妹”同様、クララを覆う最強最大の鎧である!仕込んでおいた
天使の翼を広げ、同時に複合防御機能を備えたマントを、全身に纏う!
更にそれまでクララが抱えていた杖と、新たに龍の尻尾から射出された
巨大な杖が合体、クララの“魔術”を支える新たな杖が形成されるッ!

「“キャノン・ウィザード”合体、“グングニル・ウィザード”機動」
「……ま、魔法使いってか。テメェ、何者だっ!!?」
「ただの神姫。マイスターを想う、三姉妹が一人の神姫だよ!」
「ナメんな!切り刻んでやる、“ワーニングムーン”でなッ!!」

あくまでも冷静であるクララに激怒したシレイは、その禍々しい両腕から
漆黒の光剣を発生させた。緩く湾曲したそれを構える姿は、確かに新月。
だが黒き月というそのヴィジュアルは、やはり“瑞獣王”の名に合わぬ。

「……なんでその二つだけ、技名が英語なのかな?」
「う!?……煩ぇ、まだ決めてないだけだ!悪いかッ!!」
「悪くはないんだけど……統一感がほしいんだよ?」
「だ、黙れ黙れぇぇっ!うぉおおおおっ!!」

そこを冷静に突っ込まれると、案の定シレイは怒り狂って襲いかかった。
だが……クララはこれをこそ狙っていたのだろう。慌てる事もなく、杖を
空に掲げる。日も落ちて闇の迫る空に光が灯るのは、その刹那だったッ!

「……“アカシック・スフィア”始動、“マギウス・コード”圧縮開始」
「なっ!?なんだよ、あの光のリングと……胸から出てる光はッ!?」
「突っ込んだのは失敗だったんだよ……さぁ、虚無に帰って!」
「……んなろォォォッ!!」
「躯に刻め、神儀“処刑の光祭(エクスターミナス・セレモニー)”!」

最初は、足下に産まれた環状魔法陣だけだった。だがクララの鎧……その
胸部が開くと、その内に仕込んだ球状の補助演算装置が光を発したのだ。
それは“儀式級”とまでクララがランク付けした、精緻なる大規模魔術を
高速発動させる時に用いる為の、パワー増幅装置と考えればいいだろう。
而してそれは滞りなく機能し、瞬時に十数桁に及ぶ莫大なデータを編纂。
杖の先端に光球として集束させたのだ。一見それは、貧相だったが……!

「“アクティブ・スティング”……フォイエル!」
「なっ!?光の珠が1、2……十に分裂して……うわあっ!?」
「……“サーキット・アンカー”射出、目標を拘束せよ」
「く、くそッ!光の糸……いや、鎖が絡んで……ぬぉおおっ!!」

その実、この“魔術”は巨大モジュール戦に特化した極致の一撃なのだ。
十に分裂して発射された光弾は、光の鎖を以て“瑞獣王”を縛り上げる。
その間隙を縫って、クララはシレイの頭上と直下……即ち海上に、巨大な
魔法陣を構築した。その全面から迸るのは、光と闇……そして鋼の色だ!

「……“ロータス・ブレイカー”及び“アサルト・シェル”、発射!」
「なっ!?うわぁぁあっ!!れ、レーザーと重てぇ弾丸が一杯ッ!?」

それはレーザーだけでなく、極小重力弾と風を纏ったベアリング弾の嵐。
恐るべき破壊の旋風が、砂時計の様な形を描き的確に撃ち込まれていく。
装甲の最も脆い場所、駆動部の最も致命的なポイントを狙い澄ましてな!
勘のいい諸兄なら分かるかもしれんが、この“魔術”はクララの集大成。
これまでクララが編み出し使い込んできた“通常魔術”の複合技なのだ!

「仕上げだよ……“ゼロ・アンブレラ”展開……3、2……1!」
「ぐ、うぁあああああっ!?ち、畜生やべぇ……脱出だッ!!」
「“レヴナント・ドラフト”起動、爆破ッ!」
「うぁッ!!?……く、くそぅっ!?」
「ちなみにこの魔術は、本来“オーディナリィ・ノヴァ”って名前だよ」

止めに、二基の魔法陣を挟んだ中間点……即ち“瑞獣王”付近で、巨大な
電磁パルスを伴う激しい爆風が巻き起こる。しかもクララは低温と真空を
用いたバリアで機体を覆い、爆発のパワーを全て目標に集中させたのだ!
辛くもシレイ自身はレインディアバスターで脱出する物の、“瑞獣王”は
“太陽”並の光を伴う炎に呑まれ、灰燼に帰した。勝負は決したも同然!

「……あ、シレイさんが逃げるもん……ってリンドルム!?」
『クルゥッ!』
「う、うわ!?あの竜追い掛けてきやがッ……ぐあああっ!?」

だが、そこからのリンドルムの動きは誰も予想しない行動だった。逃げる
シレイを見た彼女は、自らの意思でクララから分離して“龍”の姿となり
捕まえに行ったのだ!無論、尻尾のワイヤーでクララを牽引しつつだが。
クララから離れる事を嫌がり続けた甘えん坊の姿は、もうそこにはない!

「く、そ……潰れる、離しやがれこのイモリめッ!」
「もう、決着は付いたと思うんだよ?皆を哀しませないで」
「ち……この落とし前、必ず付けさせてやっからな……」
『対戦相手、ギブアップ!勝者、クララ!!』

竜に乗って、コライセルから産み出した光刃を喉元に突きつけるクララ。
観念したシレイは、自らギブアップを申告する。見事な戦い振りだった!
私は戻ってきた彼女を抱き上げ、早速簡易クレイドルにセットしてやる。

「マイスター……どうだったかな、ボクらの……リンドルムの戦い」
「見事だ。彼女の勇気を、自制心を巧く育てる事が出来た様だな?」
「その評価だけで満足なんだよ……少し、眠るね?おやすみだもん」
「嗚呼、じっくり休め。目覚めたら、四人で祝賀会と行こうか……」

──────竜を育てる偉業は、巧くいったのかな……?







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