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ウサギのナミダ
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えむえむえす ~My marriage story~

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えむえむえす ~My marriage story~

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キズナのキセキ
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引きこもりと神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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ホワイトファング・ハウリングソウル
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樹海の如く、業の深き竜(中編)




“博士”とシレイが呼んだオーナーはその名にふさわしく、白衣と眼鏡を
身につけた青年だった……少々浮いているが、アキバでそんな人間は凡そ
珍しい物ではない。好意的に無視してやる。で、問題はクララ達の方だ。

「ち、小手先の業が効かねぇ……力押しだ!“レイキ”、“ホオウ”!」
「……レインディアバスターをアーマーに直して、支援メカが変形?」
『大型のぷちマスィーンズとも言うべき連中だろう、気を付けろ!』

“リュウ”と呼ばれていたビット入りのコンテナが変形して、着陸用の
スキッドと隠し腕で四肢を形成する。同時に首と尾が展開して、一匹の
“亀”が姿を現した。一方の“キリン”と呼ばれたトナカイもどきは、
四肢を折り畳み、その上で首・尾と翼を展開させ“鳳凰”の姿になる。
そしてそれらを率いるシレイは、ツガル型本来のアーマー姿に変じた。

「一気に、せめるぜぇぇえっ!!!野郎共、続けぇぇぇえっ!!」
『ク、クルッ!?』
「怯まないでリンドルム。ボクと君がいれば、負けないから」
『クルル……クルッ!』
「そう……君を信じるボクを信じて、リンドルム」
「へん、あちらさんも変形機構付きかッ!面白ぇッ!!」

それを見届けたクララは、リンドルムを“ゴーレム・シルエット”へと
変形させる。躯のブロック構造を活かし、クララの全身を包み込む様に
歪な人型へと変形したリンドルムの両腕は、一見して普通の腕だった。
だが腕表面に見えるダイナモに、シレイは当初気付かなかった様だな。

「フィィイバァァァァアッ!!!!」
「ッ。神姫と、飛行メカ・水陸両用メカによる立体的な砲火……かな」
『有無。“ホオウ”とやらが背面に回り込む、気を付けろクララ!』

私の警告にクララ……の入った人型……は肯いて、その腕で印を組んだ。
それと同時に腕のダイナモは急激な旋回を開始する。電磁パルスの加速・
整流・集束化機能を司る輪転機“クルセイド・スペル”が起動したのだ!
クララが弾幕を避けつつ腕を振るえば、そこに現れるは十数本の光剣ッ!

「彼方の城より疾く来たれ剣王の宝具よ、超越せし力を顕現せよッ!」
「なんだありゃ?剣型のぷちか?……いや、エネルギーレベルが違う!」
「そう。“呪法錬成宝剣群”──“スペリオル・イグナイト”だもん」
「チッ、よくわかんねぇけど……楽しませてくれそうじゃねぇか!」

そこからは、正に凄絶の一語であった。同型……ハウリンタイプの平均に
若干劣る身体能力を“ゴーレム”で補ったクララは、幾多の光剣を巧みに
操りながら、三次元的に襲い来る弾丸やレーザーを避け、刃で弾き返す。
一方のシレイも複雑怪奇だろう火器制御をこなし、クララを追いつめる!

「にゃろ、しぶといじゃねぇか……とっととくたばれ木偶人形ッ!!」
『クルル……!』
「分かってるもん、手数では圧倒的に不利……肉薄するよ、リンドルム」
『クル……!?……クルルッ!!』

飛来する“レイキ”と“ホオウ”のレーザーや実体弾を弾き返すたびに、
産み出した光の剣は一本、また一本と砕けてはエネルギーを撒き散らす。
それが煙幕の代用となってはいた物の、情勢は徐々に不利となっていた。
そこでクララはまたしても、彼女らしい思いがけぬ奇策を繰り出す。即ち
最も防御が分厚いであろう亀型支援マシン“レイキ”への突撃だった!!

「ははっ!手が届くからって一番カタい奴を倒しに行くか?!」
「……倒そうなんて、初めから思っていないんだよ?」
『クルルゥゥッ!!!』
「な……通り過ぎ、って違ぇ!ワイヤーを引っかけて、飛んで来た!?」
「油断大敵、なんだよ……ふっ!!」
「ぐあぁぁぁっ!!痛てぇ……てめぇぇえっ!!」

見るからに重装甲な“レイキ”から潰すのかと、シレイは侮っていた。
だが、クララの狙いは巨大亀を足場代わりにする事だったのだ。しかも
クララは、亀の首に“ゴーレム”後部のワイヤーブレードを引っかけて
急旋回、その勢いで上空に自らを飛ばし、シレイを光剣で斬り付けた!
電磁系の“魔術”が込められた光剣の一撃で、またも彼女は失速する。

「……まだ、倒れない。しぶといんだよ、シレイさん」
「あったりめぇだ!俺ァ、博士の力を証明しなきゃならねぇ!」
「お互い、想いは同じ方向……って事なのかな?」
「分かってりゃ話は早ぇ、これから全力でブッ潰すぜ!!」

だがツガルタイプ由来の飛行能力で彼女は着水を免れ、“レイキ”の元へ
移動する。その上空には、旋回して“ホオウ”が戻ってきていた。ここで
私は、漸く気付いたのだ。この三人に存在する、“謎のジョイント”に!
まさかこのシレイと支援メカは……私は慌てて、クララに危機を伝える。

「クララ、警戒しろ!シレイは、サポートメカと合体する気だッ!!」
「合体?……ボクらの様に、神姫をコアにした戦闘モジュール型かな?」
「これを使うのは初めてだぜ……“瑞獣王”形態をなッ!!」
「!?……亀が下半身、鳳凰が上半身になって……人型に合体?!」
『キュ、キュイィィッ!?』

それは、名称とは程遠い不気味な異様だった。オレンジと赤・黒を下地に
していた二基のサポートメカは上下に合体、“翼の生えた鬼の武将”とも
形容すべき異形へと変形する。更に、その腹部へとシレイが飛び込んで、
背中の独自ジョイントと手持ちのブレードを、サポートメカに接続した。
彼女を呑み込んだ腹部がシャッターで閉じられ、鬼の眼に光が灯る……!

「さっきは妙な技でやってくれたじゃねぇか、こいつは……」
『クルゥゥウ……ッ!?』
「いけない、あの光球は……避けるんだよっ!!」

鳳凰の尻尾から変形したと思しき鬼の手に、ドス黒い光の球が産まれる。
恐らくは、プラズマキャノンなのだろうが……両手を掲げて闇を呼び込む
その見た目は“魔術”にも通じる物がある、禍々しい技と言えた。しかも
眼鏡を通して観測するだけでも、凄まじい威力を秘めている……危険だ!

「……お返しだぁぁあッ!!!」
「きゃ、あああああっ!?」
『クルァァァ!?』
『く、クララっ!クララっ!?』

──────これぞ災い転じて福と成す、の象徴だね。







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