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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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樹海の如く、業の深き竜(前編)




アルマ・ロッテと勝ち上がり、残る挑戦者はクララ一人となった。私達は
持参の簡易クレイドルで充電を受ける二人を眺めつつ、思いを巡らせる。
私・槇野晶が最も憂慮しているのは、他でもないクララのバトルなのだ。

「むにゃ……マイスター、寒いからだきしめてくださいですの~……♪」
「ぅぅん、そッ!そんな所だめですマイスター……ふにゅ……んんぅっ」
「……なぁ、クララや。この二人は何を夢見ているのだ?私は不安だぞ」
「多分、マイスターにご褒美をもらってる夢なんだよ。そう解釈すべき」

淡々とクララは告げる。確かにこれは……深く考えない方がよいのかも
しれん、というか考えてはならない。私の本能は、そう警鐘を鳴らす。
と……思考が脱線し掛かった所で、係員のアナウンスが聞こえてきた。

『槇野晶さん。クララの対戦相手が見つかりました、オーナー席へ~』
「出番か。クララや……リンドルムの調子はどうだ、相変わらずか?」
「前の一件で多少は自立心が芽生えたけど、まだ少し不安はあるもん」
「そうか、だが少々厳しい現実も見せてやらぬとな。頑張ってこい!」

盗難防止の為、私は三度目となる往復でもキャリアを引きずっていく。
そしてクララをゲートに降下させて、私はオーナー席に着いた。今度の
フィールドは、絶海の孤島らしい。リンドルムの見せ場、なのだがな?

『クララvsシレイ、本日の重量級リーグ第10戦闘、開始します!』
「例の如く射出だね……所でマイスター、シレイってもしかして?」
「有無。“紫鈴”だ、数少ない自作派神姫の一人……気を付けろ!!」
「ご忠告痛み入るんだよ、マイスター……ボクも、勝ち上がるよ」
『3……2……1……GO!!』
『“W.I.N.G.S.”……Execution!』

ゲートが開き、クララが撃ち出されていく……その中、私は愛用の眼鏡に
とあるファイルを映し出していた。それは、未だ少数派たる“自作派”の
ライバルをリサーチした記録だ。中でも、シレイ……正式名称“紫鈴”は
季節柄、という訳でもないが目を引いた。理由?見れば分かるぞ、ほら。

『クルルルゥンッ!!』
「お待たせしたんだよ、リンドルム……でも、甘えてばかりじゃダメ」
『クル……!?』
「ヒャッハァー!悪い娘はいねがぁー!!極悪サンタのお通りだーッ!」
「……シレイさん、サンタ型なのになんでナマハゲなのかな?」
「趣味って奴さぁ、水や食糧じゃ締まらねぇだろ!神姫じゃよぉ!!」

リンドルムに脚を預けたクララが、サンタへと冷静なツッコミを入れる。
そう、対戦相手のシレイはツガルタイプなのだ。しかしその風体は異様。
まず彼女が乗っているレインディアバスターなのだが、機体の色が紫だ。
……彼女は厳密には、限定版ツガルタイプの先行流出品である。武装類が
同一でも、性能は細かい所までチューンナップされているのだ……更に!

「でも“トナカイとプレゼント”まであるのに、ナマハゲは無いんだよ」
「るせぇ!口答えする悪い娘にゃお仕置きだぁッ!!リュウ、出せ!」
『クル、クルルッ!?』
「これは……リフレクター?!あの剣で撃つレーザーを、反射……!」
「ハァァァッピィィ・クリスマァァァスッ!!!」

クララの指摘通り……彼女のレインディアバスターには、前部に獣型の
サポートメカ、後部には巨大な“花”型のコンテナが接続されていた。
更にオリジナルと思しき身の丈を上回る機甲剣を、彼女は抱えている。
彼女曰く、翼の生えた獣が“キリン”でコンテナが“リュウ”らしい。
そして“リュウ”に積まれているのは、六十四基の光学反射ビットだ。
シレイが手のブレードから撃つ高出力レーザーは、これで反射される!

「っ……!軌道が変化する、リンドルム。しっかり!」
『クル、クルッ!!』
「……大丈夫、君にはボクを護る力がある。お願いだよ……!」
『クルルル?……クルッ!』

ランダムな軌道を描いて降り注ぐレーザーを必死に回避しつつ、クララが
リンドルムに懇願する。最初はクララに甘える事しかしなかった彼女が、
クララと自身の危機という現実に直面して、遂にその長き躯を動かした!
リンドルムはクララを一度分離して、己の躯で包み込んだのだ。同時に、
竜の脚部に仕込んであった光学防御システム“ミラージュ”が起動する!

「アァン?!なんだありゃ、ビームがねじ曲がる……てめぇッ!!」
「来たよ……リンドルム、ボク諸共海に落ちて。アレをやるんだよ?」
『キュ、キュイッ!?』
「大丈夫、ボクはすぐ戻るよ……その為に、君の“尻尾”があるもん」
『キュウゥ……キュッ!!』
「なっ!?泳げもしねぇのに、血迷った……か?」

ビームを完全に防御され、猛るシレイが突撃を仕掛けてきた。だがこれは
クララの思惑通りだったらしい。彼女はリンドルムに推進力をカットさせ
竜諸共海に飛び込んだのだ!一見するとそれは自殺行為に見えた、だが!

「ワイヤー装着。リンドルム……射出と同時に“フォールダウン”だよ」
『クルゥゥウ……クルァッ!!』

没したはずのクララが、その細い足で円錐状の弾丸を蹴る様にしながら、
勢いよく海上へ飛び出したのだ!無論、脚……そして弾の目標はシレイ!
リンドルムの“吐息”である弾丸には、高圧コンデンサが詰まっている。
それは着弾した対象に強烈な電磁パルスを叩き込む、対電子機器用の弾。

「……な!?うあああぁぁっ!?か、躯が痺れ……畜生ッ!!?」
『電磁浮遊システムの応用か、やるなクララめ』
「ふぅ……ワイヤー巻き取っていいよ、リンドルム」
『クルゥ♪』

クララの非力さを、リンドルムの推進力兼バリアである電磁フィールドを
応用したリニア射出とこの特殊弾頭で補った、強烈無比なキック。それを
下から喰らったシレイは、躯のバランスを崩す。レインディアバスターや
支援メカにも相応のダメージを与える事が出来た……上出来な一撃だッ!
“樹海龍”の尾から引き出したワイヤーブレードによって、クララの躯は
海上へ浮かび上がったリンドルムの元へ戻っていく。本番はここからだ。

「くそぉ……テメェ、よくも博士の前で!殺すッ!!」
「死なないよ?勝つのは、ボクと……大事な相棒だもん」
『クルルゥ……』

──────冬の海でも、戦う姫の心はとっても熱いんだよ。







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