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{夢の中で…其の四}


これで記憶を探るのは三回目。
前回は鉄の扉の所で終わってしまったが、今日は鉄の扉の中身を是非とも知りたい。
『No.one』の正体はいったい何なのか。
それを探るべく、今は弟君の姉の方を観察中の俺だが…。
…いっこうにそれらしい話が出ないのだ。
これじゃぁなんにもならない。
自分で何かしようとしても身体全体が幽霊みたいな状態だから、物に触れる事も声を出しても相手には聞こえない、ようするに何にも出来ない。
はぁ~、気長に元女子大生の姉の仕事を見ながら待つとするか。
どーせ俺は動けないし。

「うーん、このステータスで更にあのナンバーアインを強化しろって言われてもなぁ。これ以上の強化するとしたら暴走しかねないし…どうしよう」

何やらお困りのご様子みたいだ。
仕事で上手くいかないなは当たり前。
不可能を可能にするのが仕事でもあるしな。
頑張れよ、元女子大生さん。
…でも、一つ気になる事がある。
元女子大生さんが言った『ナンバーアイン』という言葉だ。
『アイン』という言葉はドイツ語でいう『壱』だ。
何でドイツ語?
弟君が見たのは英語で書いてあった『ナンバーワン』だ。
『アイン』と『ワン』…何か関係があるかも。

「お姉ーちゃん」
「こら。いきなり抱き着かないの」

弟君がお姉さんに抱き着く。
うん、姉弟愛というかなんていうか。
まぁ仲良しな事良い事だと思うよ。

「お姉ちゃん、お仕事はまだ終わらないの~」
「ごめんね。まだ終わりそうもないから、どこかで遊んでらっしゃい。前みたく、この研究所を探検してらどーお?」
「う~ん、そうする」

弟君はそう言って走って出て行った。
元気な弟君だなぁ。
お?
おー、身体が吸い寄せられる!?
まさか、弟君の所に行こうとしてるのか!
勘弁しろよー。
今日は元女子大生の方に居たかったのにー!
…しょがない。
潔く諦めて、ここは身を任せよう。
どうせ俺が動こうとしても空中でみっともなく、もがいてるだけだもんな。
つーかぁ、動けたらすぐにあの鉄の扉の部屋に入るし。
そんな事を思ってるうちに無理矢理壁抜け…と言っても身体に勝手に動くんだから無理矢理もクソもないかぁ。
お、いたいた。
頑張って走るねぇー。
確か俺もガキの頃に結構走ったけ?
下半身には結構自信あって徒競走とかよく小学生の運動会とかに毎年走っていた記憶がある。
凡人より足は速い方だ。

「またここだ。このドアはいつになったら開くんだろう」

弟君はまた例の鉄の扉で立ち止まる。
『No.one』と掛かれている扉。
ホントに頭を悩めさせるぜ、この扉にはよ~。

「お姉ちゃん、確かよく『ナンバーアイン』とか言ってたけど『アイン』てなんだろう?」

弟君は腕組みしながら悩んだ。
まぁ無理もないな。
小学生のガキじゃドイツ語なんて解る訳が無い。

「試しに押してみよーと」

壁に付いてるコンソールキーを叩く弟君。
オイオイ、そんな当てずっぽな打ち込みでパスワードが開ける訳が無い。
そして予想通りに。

ビー

パスワード入力間違いの音が鳴る。
当たり前だ。
もし当てたらパスワードの意味がない。

「んー、やっぱり駄目かぁ。じゃあ今度は『アイン』でやってみよう。さっきの『ワン』は駄目だっから」

弟君はまたパスワードを入力しはじめた。
ヘェ~、一応あてずっぽじゃないんだ。
でもそんな数字がパスワードなんてありえない。
第一に短すぎる。
この世の中でそんな簡単なパスワードなんて。

ピロリー

「ヤッター!これで開くぞ!!」

そんな馬鹿なーーーー!?!?
あまりにも安直過ぎるぞ!
どーなってるんだよ、ここの研究所はよぉーーーー!
…でもまぁ、弟君が開けてくれたおかげで扉に行けるんだからヨシとするか。

ギギギギーーーー

鉄の鈍い音が周りに響き渡る。
さぁ遂にこの中を拝める訳だ。
何が出るのやら。

「あれ?真っ暗だー」

弟君の言う通りだった。
鉄の扉の向こうは闇より真っ暗な場所だった。
なんだか期待ハズレだったなぁ。

「でも行ってみよーっと」

弟君はめげずに真っ暗な部屋に入っていく。
俺の身体は後を追うように勝手に部屋に入って行く。
どうやら最後まで弟君に付き合わされそうだ。

「う~ん。やっぱり真っ暗で何も見えないなぁ」

俺もだよ。
周りはおろか弟君の姿も見えない。

「んぅ?なんだろーこれ?」

何か見つけたみたいだな。
いったいなんだろう?
ボタンとかだったらむやみに押さない方がいいのだが。

「えい。押しちゃえー」

カチッ

俺のお願いも届かず…弟君はボタンを押した。
電灯がつき、周りは明るくなる。
そして俺と弟君が見たものは…。

「な、なんなんだ!?これはー!?!?」

俺は目の当たりした光景に酷く驚いた。
壁の周りは何かの制御する機械だらけで埋めつくされ、この部屋のど真ん中に大きな試験管みたいのがあって、その中には…人が…人が入ってる!
裸で、しかも女の子。
年齢も十代。
中学生から高校生ぐらいだと思う。
本来なら俺は女の子の裸体を見てウハウハ嬉しいが、今の状況ではそんな気持ちにはならなかった。
それに…なんだってアイツに似てるんだよ。
よりによってなんでアイツなんだよ!

「なんでアンジェラスに似てるんだーーーー!?!?」

そして俺の視界は真っ暗になりそのまま意識を失った。


目を覚ますとそこには人間サイズのアンジェラスがいた。
しかもひざ枕してくれてる。
どうやらまだ夢の中らしい。
そうだ!
あの事を言わないと!
俺はガバッと起き上がり、アンジェラスの両肩を掴む。

「あの記憶なんだ!?」
「エ!?エッ!?なんの記憶ですか?」
「惚けるな!あの扉の向こうにあったのは…!」

何かを言いかけたが言葉が出てこない。

「あ、あれ?俺は何を言おうとしたんだ…」

自分の頭を両手で押さえ思い出そうとする。
だが、思い出せない。
今まで見てきた記憶が無い。

「畜生!思い出せない!!確か鉄の扉の部屋の中に入った所まで覚えている。そこから先が思いだせないのは何故だ!!!」

思い出そうとしたので激痛が脳に走るが俺は我慢しながら思い出そうとした。

「ウオオオオォォォォーーーーー!!!!」

激痛を促すために髪の毛を掻き毟りながら上半身を激しく動かす。
映画風で言えば暴走すんぜの人間が必死にもがき苦しむシーンみたいな状態だな。

「落ち着いてください、マスター!」

アンジェラスが俺に抱きつく。
激しく乱れる俺を一所懸命にアンジェラスは押さえる。

「マスターお願いします!アタシの言葉を聞いてください!!」
「アァァアアァァァアーーーー!?!?」
「マスター!?駄目!このままでは自我が保てない!!ごめんなさい、マスター!!!ハァアッ!!!!」

ゴス!

「ウグッ!?」

アンジェラスは一旦、俺から離れ俺の腹に右ストレートパンチした。
拳は見事に腹のど真ん中に入る。
俺はあまりの衝撃に草原に倒れこむ。
それから頭痛よりも腹への痛みが激しいため腹を押さえもがき苦しむ。

「…クッ…ゴフ!?ゲホ、ゲホ!?!?」

激しく咳き込む。
当たり前だ、あんな強烈なクリティカルパンチを見舞ったんだからな。

「大丈夫ですか、マスター…」
「グフォハァ!?ゲホ、ゴホ…大丈夫に見えんのかよ?」
「ごめんなさい。でもあのままではマスターが…」
「…俺が、ゲホッ!どうしったて?」
「マスターはぁ…」

アンジェラスは俯いてしまった。
とても弱弱しい声で言っていたので最後の方は聞きとれなかった。
俺はなんとか腹を押させえながら上半身だけ起こす。
それから右手でアンジェラスの顎を持ちクイッと顔をあげる。

「…マ、マスタァ~…」
「泣いてんのかよ、テメェ」
「だって、アタシは…マスターに暴力を振るいました」
「そうだな。おかげで様で腹が痛い」
「アゥ~…」
「『アゥ~』とか言うな。俺を止めるために殴ったんだろう」
「はい、そうで、キャッ!?」

俺はアンジェラスを抱きしめた。
当の本人、アンジェラスは驚いた様子だ。

「マスター?」
「ありがとよ。別に俺は怒ってねぇーから泣くな」
「マスタァァァァ~~~~」
「だから、泣くなって」
「だって、だって、マスターが優しくするから」

俺が優しくするから泣く?
意味解らん。
…あぁ、そいう事かぁ。
嬉し泣きという訳かい。
それなら合点がいく。

「サンキューなアンジェラス。また今度記憶を探ろうぜ。今日はなにかと疲れた」
「はい、マスター」

今度はアンジェラスから強く抱きしめてしきた。
細い腕で俺…強く、な。
うん、このぐらいの元気があれば大丈夫だろう。
そして俺はアンジェラスの柔らかい体に抱かれたまま眠った。






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