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「ネコドリル・スピンオン!!」
 シンキオーに包まれたマイが叫ぶ。
 その叫びと共に無数のドリルが転送されて、シンキオーのジョイントと言うジョイント全てに装着された。
「化け猫合体! ゴー!!グレンマイン!!」





クラブハンド・フォートブラッグ

第二十五話

『二人の戦場、前編』








「そぉれい!!」
 合体変形を終えたシンキオーがドリルの一本を“投げつける”。
 ストライクイーグルならば離脱できる。そう思っていたわたしはその不意打ちに反応できなかった。
「―――――――!?」
 回転したまま、ストライクイーグルに突き刺さるドリル。
 一瞬の判断で飛び降り砂に隠れた瞬間轟音が響き、ストライクイーグルは爆散した。
『サラ!?』
 ハルナの叫びを無視しわたしはバックパックに付けられた補助脚を展開。補助脚に付けられたチーグルの腕で砂を掘り、砂の中に逃げ込んだ。
「(まさか砂漠でこんな苦戦するなんて・・・・・それにこの距離じゃ狙撃は無理か)」
 ゆっくりと砂を掘り進みながらわたしは考える。
「(となると、至近距離でのランチャーか・・・・パイロットであるマイを直接狙うしか。シンキオーは全身を覆ってるから・・・あてるには正面しかない・・・)」
 すると正面突破しか手はなくなる。
 でも今の私の火力で、バカにはさみを与えた状態のマイと正面衝突できるでしょうか・・・。
 ・・・・だめだ。わたしではこの位しか思いつかない。ハルナなら・・・
「(ダメだ。ハルナには頼れない・・・・!)」
 ハルナにはハルナの事情がある。
 この戦いは・・・わたし一人で勝たないといけないんだ。
 その為にはどうすればいい?
「どーこーにーいったー!?」
 上の方、地上ではマイがわたしをさがしてシンキオーで歩き回っている。
 ・・・微妙に圧迫感が。今多分踏まれてますね。
 ・・・・ん? 踏む?
 わたしは今の自分の装備を見直してみる。
 バックパックは手首が付けられて改造されてる以外はフォートブラッグのものだし、武器はクラブハンドにスイングアウト式のランチャー、それに狙撃銃と手榴弾いっぱい。あとワイヤーが一束。
「・・・・ベトナムを思い出すぜ」
 映画を気取って呟いてみた。
 これならまだ勝機はある。































「だーかーらー!! どーこーだー!!」
『落ち着こうよマイ。癇癪起こしちゃダメだよ』
「わーってるのだ! でも見つからないのがひじょーにムカつくのだなん!!」
 地上でマイが癇癪を起こして暴れていた。
 今の彼女はシンキオーの腹の部分に納まっているため、彼女が暴れればシンキオーも暴れる。
 砂漠で暴れる少女と真っ赤なドリルロボ。
 シュールな光景であった。
「ぬぬぬ・・・・砂の中にいるのは間違いないのだなん。でも探しようがないのだ!
このバカみたいに広い砂漠のどこを探せばサラやんが見つかるのだー!!」
『・・・マイ、キミは何のためにドリルを持っているんだい? キミのドリルは天(井)を突くドリルなんだろ!?』
「いやだからどうしろと言うのだ!?」
 彼女自身がハイであるのと同様に、彼女の主もまたハイであった。
 まぁ勝たなければいけない事情があるからであろう。
『砂の中に隠れているなら砂を弾き飛ばすんだ! キミの回転速度ならできる!! ・・・・・・・・・根拠はないけど』
「無いのかよ!! ほかに考え無いからやるけど根拠無いのかよ!!」
 叫ぶ。
無理も無い。
 そういいながらも彼女はシンキオーの右手に装備されたドリルを天へと向ける。
 どうやらドリルの回転力で砂を吹き飛ばすらしい。
「よいしょっ・・・と」
 一応、足場の確保のため足をほんの少し動かした。
 その瞬間
 爆音が響き、真っ赤な炎が空に上った。






































「・・・どうやら上手く行ったようですね」
 砂の中に伏せていたわたしは身を起こした。
 視線の向こうでは手榴弾の爆発に巻き込まれたシンキオーが倒れている。
 わたしが取った策はとても単純なものだった。
 補助脚に付けられた腕で手榴弾を足元においてくるだけ。でもピンの部分にはワイヤーを結んである。
 置いた後、わたし自身はある程度離れてマイが手榴弾の傍に来るのを待つだけで、後は適当なタイミングでワイヤーを引っ張るだけだった。
「・・・・・・・・さて、トドメと・・・行きますか」
 せっかく勝てるのに、なぜか気分は陰鬱だった。
 わたしはランチャーのバレルをスイングアウトし、照準をシンキオーに定める。
 そのままこれでもかと言うほどランチャーを連射し、装填されたグレネードが空になるまで撃った。
「・・・・ッ」
 不愉快だ。
 なぜかは知らないけれど、とにかく不愉快だ。
「・・・勝ちましたよ、ハルナ・・・」
 わたしは、筐体の外にいる我が主にそういった。
 今、ハルナはどんな顔をしているのでしょうか。ここからでは・・・見えませんね。
 わたしはしばらく構えたまま立っていました・・・が、どうも様子がおかしい。
 なぜ勝利メッセージが出ない?
 なぜシンキオーがまだ残っている?
「・・・・心に迷いを持っているようでは、このマイを倒すことは出来ぬのだなん?」
 そんな呟きが、後ろの方から聞こえた。
「まさか・・・爆発の瞬間離脱したと言うのですか。いやはや・・・」
 呆れたものだ。
 確かにマイを作った会社はハウと同じですけど、まさかマイまでそんな神業ができるとは。
 わたしは無言で振り返る。
 そこには赤いマントをはためかせ、無傷のマイが立っていた。
「ついさっき、勝ったとか言ってたけどさ。勝ったんならもっと嬉しそうにするべきじゃないのか? なんであんなに不機嫌そうなのだ?」
「・・・うるさいですね。別にどうでもいいでしょう」
「よくないのだ。このバトルは禍根を残しちゃいけないのだ。あたしもサラやんも、ナナやんもハチやんも!」
 そういうとマイは槍ドリルを振りかぶり飛びかかってきた。
 わたしはランチャーを捨て、バックパックの副腕で防御する。
 回転するドリルをチーグルの手で無理やりに受け止める。
「ナナやん! 聞こえてるんだろう!? あたしはバカだからよくわからないけど、今のサラやんが苦しんでるのはわかる!!」
「・・・マイ?」
「このバトルは確かに、ナナやんとサラやんにとっては辛いかもしれない。でもだからって戦いを放棄して欲しくないのだ!」
『戦いを・・・放棄?』
 筐体の外で、ハルナが呟く。
「サラやんもツンデレだからこんなこと言えないけれど! 応援して欲しいに決まってるのだ! 例え勝つことが辛くても!」
 鍔迫り合いはまだ続く。
「そんな状態で出た結果じゃ誰も満足しない! あたしもサラやんもナナやんもハチやんも!! あたしらがここまで頑張ってるんだから!! ナナやんも少しは勇気出すのだ!! そんなんじゃハチやんを嫁にはやれないのだあああ!!」
 マイは叫んだ。
 心の底からの叫びだったのだろう。その目は涙で濡れていた。
 ・・・全く、何でわたしが言いたかったこと言っちゃうんでしょうね?
『・・・そうね、逃げちゃダメだよね』
 わたしの耳にハルナの声が届く。
 その声は力強く、胸の中で渦巻いていた嫌な感情を吹き飛ばす。
『サラ、一度しか言わないからよく聞きなさい』
 わたしの名前を呼んで、ハルナは続ける。
『受身でいるなんて私らしくなかったわ。多分八谷が凄い攻めてきたから守りに入っちゃったんだと思う。でも、これからは違う』
 そういうと、彼女は大きく深呼吸し
『ルールなんて関係ない! 私は私のやりたいようにやる!! バトルに勝って! 八谷に言いたい事言ってやる!! だからサラ!さっさとマイを倒しなさい!!』
 言って欲しかった。
 その言葉を待っていた。
 わたしはその言葉を無視せずに、軽く笑みを浮かべてこう返した。
「イエス、マム!」








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