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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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双子神姫
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武装神姫のリン
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 8月1日。
 目が覚めて時計を見てみると、針は朝の九時を指していた。普段なら寝坊なんだけど、今日はなんとなく、起きるのが億劫だった。もう一度、ベッドに倒れこむ。
 結局昨日は、ミナツキと顔を合わせるのが怖くて、彼女の電源を切りっぱなしにしてしまった。修也さんも、一日中いなかったから、家がやけに広く感じた。
 寝返りをうつと、机の上のクレイドルが目に入った。慌てて体ごと向きを変え、目をそらす。
 ……自業自得なのに。こっちに越してきて、寂しいからって入学祝いに買ってもらって、それで、これ。
 やっぱり私、最低だ。
 家にいても落ち込むだけな気がしてきた。部屋を出てみると、今日も修也さんはいないらしい。
 身支度をして、私は外に出た。

 住宅街から駅前へ出て、特に当てもなく、商店街をぶらつく。そうしたら、
「あれ? 梓、一人で何してるの?」
 聞き覚えのある声。振り返ると、数人のクラスメイトが、駅に向かうところだった。
「え……、ちょっと、散歩、というか」
「ふーん……」
 なんとなく不思議そうに、先頭の子がうなずいた。
「みんなは?」
「あ、私達これから海行くの。ヒマなら、梓も来る?」
 海、か。いいかもしれない。気分転換くらいにはなるだろう、けど……。
「……ううん、私は遠慮しとく。準備も何もしてないし」
「そお?」
「うん。楽しんできて」
 そう言って、私は彼女らと別れた。
「……はあ……」
 溜息が出る。ダメだ、思った以上に落ち込んでる。
 周りに言わせると、私は「明るい」らしい。でもそれは、単に嫌われたくない、寂しいのが嫌だ、それが理由の演技も多少、入っている。最近、そんな風に思えてきた。
 寂しいのが嫌で、独占欲が強いのに、誰かに嫌われるのは怖い。
 もし私が、慎一君と同じ状況におかれたとしたら。多分耐えられないんじゃないだろうか。
 そんな事を考えてたら、急に空腹を覚えた。そういえば、起きてからなにも食べてない。
 時間を確認すると十時半、ちょっと半端な時間だけど、朝食兼昼食のため、目に入った喫茶店に入った。

 奥の席に入って、メニューを見る。最初のページに大きく載っていた「マヨネーズホイップケーキ」って、美味しいのかな……?
 さすがにそれを頼む勇気はなかったから、普通にサンドイッチとお茶を頼んだ。普段だったら、待ち時間はミナツキが会話相手になってくれるんだけど、今日はいない。なんだか少し虚しくなる。
 することがなくて、ぼんやりと周囲を見ていたら、見知った……というか、一昨日知った人がいた。

「いや、なかなかいけるよコレ。今度センターにも紹介してみようかな」
「はあ……」
 私が頼むのをためらった「マヨネーズホイップケーキ」を、目の前で美味しそうに、小林さんが食べている。
 一昨日の夜、散歩に出ていた時に、ひょんなことから知り合った、修也さんの友人だという小林さん。その時は、妙に演技くさいしゃべり方をしてたけど、今はいたって普通。
「食べてみるかい?」
「……すいません、やめときます」
「そうか、僕としてはいい組み合わせだと思うんだけどな。かすみちゃんとか好きそうなんだけど、こういうの」
 そう言いつつ、いつの間にか完食している小林さん。
「しかし、何でまた一人で? デートでもすっぽかされた?」
「……違いますよ。相手、いませんし」
「そう? 浮かない顔してたから、そうじゃないかと思ったんだけど」
 やっぱり周りから見ても、ずいぶん暗い顔をしていたらしい。見られていたというのもあって、余計に気が重くなる。
 沈黙。私も小林さんも、食べるものは食べてしまった。……この沈黙が嫌で、私は変な事を、小林さんに聞いてしまった。
「……あの」
「ん?」
「男の人って、その……」
 あるいは遠まわしに、私がしたことに対する答えを求めていたのかも知れない。
「神姫に、欲情、したり、するんですか……?」
「…………」
 また沈黙。たっぷり三十秒くらい経って、
「……まあ、そういう人もいるね」
 小林さんが口を開いた。
「君が神姫オーナーって事は修也君から聞いているけど、神姫の……、アンダーグラウンドな事についてはほとんど知らない、そういうことでいいのかな?」
 声を小さくして、小林さんが聞いてきた。
「は、はい」
「オーケー、それじゃ出ようか。人の多い場所で話す内容じゃない」

 その後私達は、住宅街を二分する川の岸にある、親水公園に来ていた。
「暑い所でごめんね。他にいい場所が浮かばなかったから」
「いえ……」
 その一角、東屋の中のベンチに腰掛けて、小林さんが話し始めた。
「……昔、僕はまさに『そういう』事に関する仕事をしていて、ね」





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