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クラブハンド・フォートブラッグ
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ウサギのナミダ
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えむえむえす ~My marriage story~

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えむえむえす ~My marriage story~

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キズナのキセキ
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引きこもりと神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

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双子神姫
鋼の心 ~Eisen Herz~
犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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武装神姫~ストライカーズ・ソウル~
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ホワイトファング・ハウリングソウル
ハウリングソウル
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「・・・・ホーク、ショーの準備はどうだ」
「順調そのものだよグレゴリー。クレアの調子はどうだい」
「上々だ。デルタにいた頃よりも、彼女は楽しみにしているようだ」
「そいつぁ重畳。・・・で、だな・・・なんでそいつらがここにいいるんだ?」
「いやぁ久しぶりじゃないかね鷹野大尉」





クラブハンド・フォートブラッグ

第十八話

『てのひらを』






 わたし達ストーキングチームがぶち当たった問題、チケットが無いのにどうやってはいるのか ―――――――この問題は意外にもあっさりと解決しました。
「まさか開催者側に知り合いがいるとは・・・・交友関係広すぎやしませんか」
「ふふん。神姫は何も隔てないのだよ。この間の大会で戦った相手が彼でね。その時の縁でチケットを貰ったのだよ」
 むちゃくちゃです。
 まぁ・・・・そのお陰で今こうして内部に潜入できてはいるのですが。
「今回行われる演目はアーンヴァル二人とエウクランテによるアクロバット。それぞれのオーナーは元自衛官と元エアフォースデルタだ」
 ・・・エリートじゃないですか。何でそんな人がこんな所で・・・・。
「それよりもぉ二人を探さないとダメじゃなぁい? こう暗いとどこにいるか判らないわよ・・・・」
 そう、演目がヴァーチャルアクロバットな為今わたし達がいる会場は照明が落とされていた。
 観客は会場に用意された椅子に座り、ドーム状の天井を見上げるプラネタリウムのような構造をしている。
 ・・・・そんな中から人を見つけ出すのは至難の技なワケでして。
 わたしもヘルメットに内蔵された暗視装置を駆使してますが・・・こう人が多いと・・・見つけづらいですね。
 どうしたものか・・・・・・・・。




















「・・・意外に暗いんだね」
「あれじゃない? 映像を映すために暗くしてるのよ。映画館だってそうじゃない」
 結局・・・手を離さずに私と八谷は椅子に座っていた。
 普段はプラネタリウムか何かなのだろう。ドーム状の天井にはまだ何も移っていない。
 私は・・・・何かが始まる前の、この待ち時間が好きだった。
 これから何が始まるのだろう。一体どんなことが怒るのだろう。そう思うだけで胸はときめき、心が楽しくなる。
 でも今は、別の理由で・・・あぁもう恥ずかしいな。
「お、機械が動き始めた。・・・・始まるみたいだね」
 八谷はそういうと無言で天井を見上げる。
 私もそれにならって余計なことは考えず、天井を見上げた。








 デジタルで作られた大空を、二体のアーンヴァルが翔る。そしてその後を、僅かに遅れ追う一体のエウクランテ。
 先を飛んでいたアーンヴァルは急に上へと向かい上昇する。そして途中で別々の方向へと別れ、スモークを炊いた。
 そのスモークは綺麗にハートを描くと、遅れてきたエウクランテが急停止しランチャーをハートの真ん中へと放つ。ランチャーから射出された弾丸はスモークを撒き散らしながら真っ直ぐに走りぬけ、最後に爆発して消えた。








「・・・・すごい」
「ニュースで戦闘機の奴は見たけど・・・まさか神姫でやるとは・・・」
 私と八谷はほぼ同時に呟いた。
 空を翔る二体の天使とセイレーン。それはとても幻想的でそれでいてダイナミックで・・・とにかくすごかった。
 神姫バトルとは違う。純粋に飛べる事が楽しくて、嬉しくて仕方が無い・・・そんな風に私には見えた。
 ・・・そんな彼女達に感化されたんだろうか。気がつくと八谷をからかおうと思っていた。
「・・・ねぇ八谷。そういえば私達、手をつないだままだね」
「――――――――!? い、いきなり何言うんだよ!?」
 八谷はそう言ってつないだ手を離そうとする。
 それを、私は無理やり押さえつけて止めた。
「な、七瀬・・・・」
「いいわよこのままで。・・・今日は楽しかったし。八谷にご褒美あげるわ。女の子と手、つないだ事無さそうだしね」
「ひ、酷いな・・・その位・・・まぁ無いけどさ」
 そういってむくれる八谷。
 私は神姫たちのアクロバットを見ながら続ける。
「そういえば私達さ。子供の頃から幼馴染だけど、こういうデートっぽいのって初めてじゃない?」
「――――――――――」
 見なくても判る。多分八谷の顔は真っ赤だろう。
 昔からそうだった。この手の話に八谷は弱いのだ。
「でも、今度来る時は誰か・・・恋人でもいればいいんだけどね。お互いに」
 アクロバットが終了し、次の演目までの間会場は暗くなる。
 まだ天井には何も映っていないというのに、私と八谷は上を見上げたままだ。
 お互いに顔を見るのが気恥ずかしいというのもあるかもしれない。とにかく今は・・・顔を見ようとは思わなかった。
 ――――――なのに
「・・・僕じゃ、ダメかな」
 私は、横にいる八谷の顔を見てしまった。
「僕じゃダメかな。七瀬の恋人」
 暗くて良く見えないけれど・・・その声はとても真剣で。
 からかわれてどもったり、冗談で言っているんじゃなくて ―――――――――――
「・・・・そうね・・・・」



 だから



 だから私は



「それも・・・いいわね」



 そう呟いて、八谷の手を握り締めた。






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