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えむえむえす ~My marriage story~

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戦うことを忘れた武装神姫 その36




日付も変わった深夜。
久遠は、自宅から少しはなれたところでバイクのエンジンを切り、押して駐車場へ。静かにバイクを止め、階段をコソコソと昇り、そっと鍵を開けて部屋に入る。

「ただいまー。」

小さく呟くながらキッチンの明かりだけをつけ、ホッと一息をつく。すでに夕食はコンビニで済ませている。 歯を磨きながらシャワーを浴び、着替えを済ませて静かに自室へと入った。

薄暗い部屋の中、それぞれにクレイドルをおいて眠る神姫たち。イオは机の上で標準型に腰掛けて。リゼは和壱型で布団を蹴飛ばし大の字になり、エルガはぬくぬくこたつから頭だけを出して。

だがー。
シンメイが、いない。いつもはこの辺で寝ているはずなのに・・・。
久遠は音を立てぬように、シンメイを捜索する・・・と。
「なんだ、こんなところにいたのか。」
積み上げられた本の陰で、丸くなっていたシンメイを見つけた。 純正を改造して作ったバケットシート型のクレイドルからも外れ、本とDVDの隙間に入り込むような形で・・・。
「ちゃんとクレイドルで寝ないと、バッテリー切れ起こすぞ。」
そっとつついて起こす・・・と。
「くぅん。。。 ママぁ。。。」
か細い声と共にもそり身体を起こしたシンメイは、潤んだ瞳で久遠を見つめた。 また寝ぼけてるな・・・そう思いながら手のひらを差し出すと・・・何だか様子が違う。 手のひらのニオイを嗅ぐ仕草を見せ、ちょこんと座ると、
「ママじゃないよぉ・・・ママは・・・どこ?」
と、指をしゃぶりながらじっと見つめ続ける。
「えええ!?」
手の上でごろり横になって再び小さく丸くなる。
「ママはどこ? ねぇ、おにいちゃん。」
「い、今はでかけているから・・・しばらくここで休んでいたらどうだい?」
うろたえながらも、久遠が頭を撫でながら言うと、小さく頷いた。

はてさて、どうしたらいいものか。
台所で、コーヒー片手に考える久遠。 左手にはエルガのようにじゃれついてくるシンメイが乗っている。 すでに2時半を過ぎた時刻を指す時計のコチコチという作動音に、時折ちゅっちゅっと、シンメイが指をしゃぶる音が混じる。
何かに怯えるような瞳で不意に見つめるが、そっと頭を撫でてやると・・・緊張が解けるかのように、シンメイの脚の力が抜けるのが久遠の手のひらに伝わる・・・。

こんなことは、今までになかった。
故に、対処方法がわからない。 右手で携帯を駆使して調べるものの、スッキリとした回答が得られない。

傍らに置いた3杯目のコーヒーがすっかり冷めたとき。
「あ、マスターでしたか。」
ふと、足元からの声。 イオが起きてきた。
「物音がしたので気になって来たのですが・・・あら? シンメイ。」
久遠の左手に乗るシンメイに気づいたイオは、もそもそと足をよじ登ってテーブルの上へ。
「こんな夜更けに、何をしているんですか?」
イオが、相変わらず指をしゃぶるシンメイにそっと声を掛けた。
「あ。ママ・・・!」
顔を上げたシンメイがとった行動は、久遠も、イオも、想像もしていなかったことだった。
「ちょ、ちょっとどうしたんですか一体! こらシンメイ!」
   ぽふ。 
イオの胸に、顔をうずめるシンメイ。 赤子が母親の匂いを確かめるかのようにぎゅっと顔を胸に当てて・・・心底安心したような穏やかな笑顔を浮かべた。
「おかえりなさい、ママ・・・。」
ぎゅっと抱きつくシンメイに、イオもまた困惑した表情を浮かべ、久遠を見つめた。 久遠は、これまでの経緯を -といっても、様子がおかしいというだけのレベルではあるが- イオに伝えた。
すると。 何かを思いだしたのだろうか、久遠からシンメイの笑顔に視線を移したイオの表情が一転、まさに母親のような穏やかな顔付きで、シンメイの頭をそっと抱いた。
「寂しかったのね・・・。でも、もう大丈夫。今夜は、ママがずっと一緒にいてあげますよ。」
こくり。イオの腕の中で頷いたシンメイ。 そして、決して上手いとは言えないイオの子守歌が静かに響いた。


  >>続くよっ!!!>>















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