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武装神姫のリン
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ウサギのナミダ
アスカ・シンカロン
引きこもりと神姫
キズナのキセキ
魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン
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2015年

えむえむえす ~My marriage story~

2014年

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悪魔に憑かれた微駄男
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えむえむえす ~My marriage story~

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深み填りと這上姫
キズナのキセキ
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2012年

美咲さんと先生
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類は神姫を呼ぶ
浸食機械
引きこもりと神姫
ライドオン204X
フツノミタマ
白濁!? 阪高神姫部
白い英雄を喰う黒い女神
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流れ流れて神姫無頼
アスカ・シンカロン
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天海市神姫黙示録
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車輪の姫君
樫坂家の事情!
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2010年

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戦うことを忘れた武装神姫
Gene Less
The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
PRINCESS BRAVE
神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

2009年

せつなの武装神姫
双子神姫
鋼の心 ~Eisen Herz~
犬子さんの土下座ライフ。
狛犬はうりん劇場
Memories of Not Forgetting
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2008年

武装神姫のリン
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師匠と弟子
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橘明人とかしまし神姫たちの日常日記
戦う神姫は好きですか
スロウ・ライフ
徒然続く、そんな話。
妄想神姫
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剣は紅い花の誇り
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武装神姫~ストライカーズ・ソウル~
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クラブハンド・フォートブラッグ
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ホワイトファング・ハウリングソウル
ハウリングソウル
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旅立ちて、待つは永き野の松が本




窓の外を流れていく防音壁と、その隙間に見える風景。格別な物がある。
そう……これは高速自動車道を走る、電気駆動バスからの光景なのだな。
即ちコレを見ている私・槇野晶は、車に揺られて小旅行の途上にあるッ!

「あ、マイスター!お山が見えますの、お山!おっきぃですの~……♪」
「何処までも続く田圃も、澄んだ秋の空も、東京じゃ見ない景色ですね」
「……どうでもいいけど皆、周りのお客さんも考えないとダメなんだよ」
「クララの言う通り……なのだが!この光景はいつでも心躍るな、有無」

無論私が、可愛い“妹”達を残して旅立つ訳はない。三連休が続くのを
良い事にその内の一週分、我が侭を言って臨時休業とさせてもらった!
そして神姫バトル用の装備と私達“四人の”旅装を携え、東京を出た。
無論、これには理由がある。そう、あれは先週の……とあるメールだ。

『拝啓。晶ちゃんがセカンドに昇格したと、さっきサイトで見ました。
 どうせ貴女の事だし、ろくすっぽ夏休みなんて物はないんでしょう?
 だから、地元に招待します。武装と“妹”達を連れて来てください。
 セカンドになった晶ちゃんと、手合わせしたいのですよ? 碓氷灯』

慇懃無礼というか何というか、これは果たし状ではないかと半ば呆れる。
だが従姉たる灯めが言う通り、本格的な休暇・旅行は余り多くなかった。
それに、セカンドに昇格した褒美もまだまだ足りないと思っていた所だ。
灯めが前回の敗北から何を得たか、それを見極めたいという意図もある。

「……というわけで思い切って旅に行こうと思うのだが、どうかッ」
「大掛かりな旅行、初めてです……いいんですかマイスターっ!?」
「構わぬ。お前達の見聞を広める事にも繋がるだろう?場所は──」
「松本市?あそこは、高原リゾートの玄関口にもなってる場所だよ」
「それに、バトルフィールド設置の神姫センターもありますの~♪」

東京……ひいき目に言っても首都圏を出た事のない彼女らは、私の提案に
目を輝かせた。私とても、歩姉さんを喪ってからはついぞ訪れていない。
城下町や音楽祭等“文化の街”として、年に一度は地名を聞くのだがな?
“山奥”と馬鹿にしてはいるが、決して悪い所ではないとも思っている。
ともあれ従姉の思いも寄らぬ“提案”に私達は皆、心を奪われたのだな。

「よし、そうと決まれば準備は色々あるぞ。お前達の服も必要だろう!」
「それにお店の臨時休業に伴った取引とかも、色々必要になるんだよ?」
「じゃあわたしがそれの電子処理をしますの♪アルマお姉ちゃんは……」
「あ、えと……持ってく物の準備とか名物の調査します!お料理とか!」

そうこうしている内にトントン拍子で準備は進んだ。受注していた品物を
突貫工事で片付けて引き渡し、休業告知もHPと店頭に張り出した。更に
高速バスのチケットも、電子決済で予約する。静音性に優れた電気バスは
この時代、電車と並び遠距離移動や行楽には欠かせぬ移動ツールである!
特急列車でもよかったのだが、嗜好と予算の問題で今回はバスを選んだ。

「神姫用秋物衣装のサンプルがある、これをアレンジして着せるか……」
「マイスター、チケット取れたんだよ。後、一応塾にも欠席の電話完了」
「お店の諸々に関する手配も終わりましたの~……アルマお姉ちゃん?」
「……このお蕎麦、美味しそうですねぇ……はっ!?す、すみませんっ」
「皆はしゃいでいるな……出立は来週末の朝だ、じっくりと準備しよう」
『はいっ!』

と言っても浮かれていたのは私も同じで、休み無しで“妹”達の服……
長袖と少々深めの色を用いた、シックな秋らしい姿……を用意したり、
気合いを入れすぎて客の要望以上の品をチューンしてしまったりした。
だが致命的なミスはない。要所は締めるのが“マイスター(職人)”だ!
そうして私達は今日、新宿のバスターミナルから旅立った訳だ。有無。

「わぁ……マイスター、広い盆地だよ。これが松本平、だったかな?」
「有無。四方を山に囲まれた、天然の要衝だ……ここも十分な高地!」
「南極が爆発したら、第二の東京都になれたかもしれないですの~♪」
「……ろ、ロッテちゃん。それはちょっと古いしマニアックですよ?」

何処でそんな古いアニメ映画の情報を仕入れてくるのだ、ロッテは……?
ともあれ電気バスは盆地の中央へと滑り降り、そのまま市街地へ向かう。
運転手のアナウンスが、市街中央部のバスターミナルへ入る事を告げる。
確か灯めとの待ち合わせは、そこの地下にあるハンバーガー屋の筈だな。

「よし、降りる準備をするぞ皆。灯めを何時までも待たせる訳にはな?」
「はいですの~♪マイスター、わたし達の装備ってどれも無事ですの?」
「有無。電気バスの電磁波なり何なりを考え、手荷物として持っている」
「あ。乗車時、カートからバッグを切り離したのはそれだったんですね」
「それなら一安心なんだよ……座席が安全でも貨物室は分からないもん」

“EL:DoLL”の収まったバッグと己のポシェットを掲げてみせ、皆を肩に
招き寄せる。市街地の渋滞も東京等とは比較にならず、バスはあっさりと
ターミナルに吸い込まれていった。私達は促されるまま、バスを降りる。

「……ふぅ。街とは言え、流石高地の空気は違うな。澄んでいて染みる」
「ここからだとよく見えないですけど、空もとっても綺麗でしたしね♪」
「ところで、灯さんは一体何処ですの~?ここの地下にいるんですの?」
「ハンバーガー屋は、バス会社のフロント近くらしいんだよ……行こっ」

異郷の自然に感動する間もなく、私は階段を下りて地下へと赴く。そこは
地方デパートの食品売場であり、ハンバーガー屋はその隅に佇んでいた。
そしてその奥に見たのだ……サングラスを掛けて辺りをうかがいながら、
トマトバーガーを頬張る幼女の姿を。私は自分達の注文を澄ませて……。

「……貴様は、地元でもその格好なのか?顔を上げぬか、碓氷灯ッ!」
「わひゃっ!?あ、晶ちゃん声が大きいんですなっ。座って座ってっ」

──────愉快な従姉。何を見せてくれるのかな?







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