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えむえむえす ~My marriage story~

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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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 ・・・・・・さて。
 私達が降り立った駅から歩くこと十数分、目的の遊園地に到着した。
 東京の癖に千葉にあるような某ネズミ王国よりかは小さい規模の、それでもこのあたりにしては結構大きいんじゃないかと言う微妙な場所だった。
 まぁあっちは世界規模で支店を展開してるし、比べる方が酷ってもんだけど。
「久振りに来たけど・・・・結構変わっちゃったなぁここ」
 入園ゲートを潜ってすぐに、八谷は感慨深げに呟いた。
「ん? 前にも来たことあるの?」
「前も何も昔は良くここで遊んだじゃないか。おじさんとおばさんに連れられてさ」
 ・・・・・む、全く記憶に無い。
 八谷の口ぶりからするに来たのは一度や二度ではないみたいだけど・・・・全く記憶に無いぞコレ。
「あの時は大変だったよね。七瀬がトイレ行きたいって言い出しちゃってさ、それで結局間に合わなくて・・・・・」
「待った。そっから先は言わないで。覚えてない理由がわかった気がするわ・・・・」
 ・・・・まぁ、どこの世界も忌まわしき記憶は封印するのが世の常ってことで。




クラブハンド・フォートブラッグ

第十六話

『遊園地の悲劇』







 お姉ちゃんが寄越したチケットに書いてあった時間にはまだ間があった。
なのでいろいろ乗ろうという話になったのだが・・・・。
「何だかね・・・・そんなに怖かったわけ。あのジェットコースター」
「・・・いや、面目ない・・・ああいう早いのは・・・ちょっとトラウマ気味で・・・」
 一体何があったの八谷良平。
「・・・・まぁそれは置いといて、本当に大丈夫? きついなら少し座りましょうよ」
 私はそういって八谷をベンチの方に誘導した。
 とりあえず座らせて辺りを見回す。
 ・・・・あ、目当てのもの発見。
「何か買ってくるわね。リクエストある?」
「ラーメン缶・・・・」
「今だと吐くわよ」
「じゃぁ水・・・かスポーツドリンク」
「いえすサー」
 そういうと自販機に向かって歩き出す。
 何となく辺りを見回すと、そこいらに肩やポケットから顔を覗かせている神姫たちがいた。
「(・・・・あぁ、多分私達と同じショーを見に来たんだろうな)」
 見たところ結構ばらばらだけど、やっぱり天使型とセイレーン型が多い。次点で寅型と丑型だろうか。
 空を飛べる神姫たちには今回のショーは楽しみで仕方が無いんだろう。
それはそうだ。働く神姫は数いれど、航空ショーをする神姫なんて私は聞いたことがない。
「(・・・・やっぱりサラも連れてきたかったな。航空ショーも軍事関係だし)」
 そう思いながら歩く。
 途中柄の悪そうな連中がこっちを見ていたが視線を合わせずにスルー。
 変な人と視線を合わせると近寄ってくるしね。
 自販機の挿入口にコインを入れてまずは自分の分のココアのボタンを押す。そしてもう一度コインを入れて、次に八谷の分の・・・・水とスポーツドリンク両方あるわね。とりあえず両方買っておきましょう。
そして二本のペットボトルと一本の缶を抱えて来た道を戻る。
 その途中
「ね、キミ一人?」
 半ば予想していたとはいえ、やっぱりトラブルに巻き込まれた。









「ちょっとぉ新展開じゃない! アタシドキドキして来たわよぉ!」
 ハルナから少し離れた場所で、身長二メーターのオカマ・・・スバルがくねくねしていた。
 どっからどうみても不審者なのに何も言われないのは・・・ひとえに堅気に見えない格好のせいでしょうかね。ぱっと見だと素手でリンゴを粉砕しそうに見えますし。
 さて、くねくねしてるスバルは置いといて、今一番気にするべきなのはミヤコなわけです。
「・・・・・・・・・・・・ほほぉ。あの餓鬼共、明日の朝日を拝みたくないと見える」
「マ、マスター落ち着いてください! 犯罪はいけませんよ犯罪は!!」
「・・・・マイスター、どんとまいんど」
「・・・・ククク・・・アレ以来使ってないタツ子ちゃんとやらの武器が役立つときが来たようだな・・・・・・・・・・」
「だめー! あれ使っちゃだめー!!」
 ・・・妹魂と書いてシスコンと読みますか。
 ダメですねコレじゃ。
「・・・・サラやんサラやん。結構やばくないのかコレ」
「監督すべき大人がコレじゃ・・・・15cmのわたしにはどうしようもありませんね。それにわたし、交渉やら説得って苦手なんですよ」
 普段から隠れてばっかりですし、それに狙撃じゃ交渉も何もありませんしね。
 さて、どうしたものか・・・・と?
「あれは・・・ハチヤ?」











「ね、ね、暇なら俺たちと遊ぼうよ」
 ナンパをしてきた男達は今時無いような方法で私を誘ってきた。
 背格好からするに・・・高校生かしら?
 日に焼けた肌と茶髪が滑稽な位に似合わない。
「――――――――失礼。興味がありませんので」
「えーいいじゃんよ。どうせ暇なんでしょ? だったら俺たちとさ・・・ねぇ?」
 なるべく慇懃無礼に言って歩き出す。
 でもやっぱりこういう手合いはしつこかった。先回りされて進行方向を塞がれる。
 っていうか三本も飲み物抱えてる時点で一人じゃないって気づかないくらい頭が悪いのかしら。惨めな奴ら。
「・・・・・・・邪魔よ。そこを退きなさい」
 こういう連中には迂回をする必要は無い。
 ただ直進してなぎ倒せばいいだけだ・・・ってお姉ちゃんに教えられたけど、私の力じゃそれは無理。
 だったら言葉でどかせるしかない。
「おー怖い怖い。そんな怖い顔してるともったいないよ?」
 リーダーっぽい男がそういうと取り巻きが笑いながら同調する。
 ・・・・気に食わない。
 私はこういう手合いが徹底的に気に食わない。そりゃ話せば判るやつだっているし、その判るやつは学校にもいる。でも判らないほど頭の悪い奴は大嫌いだ。
「・・・・・・・退け、といっている」
 私の言葉に男達はへらへら笑って答える。
 ・・・いっその事、掴みかかってやろうか?
 私が本気でそう考えて、そういえばペットボトルって凶器になるんだよねとか考え始めたときに ―――――――――
「七瀬、その人たち君の知り合い?」
 暢気な声と共に、八谷が乱入してきた。
 いやそこは空気読もうよこの状況見てなんでそんな反応してられるのよとか一瞬で思った。
 そのくらい八谷は暢気に、笑顔すら浮かべて私に話しかけてきたのだ。
「―――――あぁ? なんだテメェ?」
 案の上と言うか、途端に不機嫌になる茶髪A。
 いやまぁこの状況で男が出てきたらそうなるわよね。
「その子の友達だよ。ついさっき叔父さんに連れて来いって言われたんだけど・・・お邪魔だったかな」
「邪魔だ邪魔! とっととどっかいけよチビ。お呼びじゃねぇし!」
 大声を上げて八谷を威嚇する茶髪リーダー。
 しかしその声に八谷は微塵も揺らがない。
「それは困ったな。すぐに連れて来いって言われてるんだけど・・・そうだ。みんなはここで待っててよ。僕が叔父さんを連れてくるから」
 その言葉に少したじろぐ茶髪軍団。
 彼らにしてみれば、ナンパの現場に保護者を連れてこられるようなものだ。歓迎するべき事態ではない。
 ・・・・っていうか八谷、よくそんな嘘をスラスラ言えるわね。
 いつの間にか私を庇うように立ち位置を変えてるし。
 ・・・・・・・・ちょっとだけ、背中が広く見える、かな?
「それじゃぁ少し待ってて、叔父さんを連れてくるから」
「―――――――――チッ!」
 そう舌打ちすると、茶髪軍団は踵を返して去っていく。
 その途中、茶髪リーダーがつばを吐いて、それが八谷に当たった。
 その瞬間、無意識に私の右手は運動を開始していた。


 握り締めるのはココアがたっぷりと入ったスチール缶


 それを持った右腕は弧を描くように肩を中心にぐるりと回り


 遠心力を加えられたそれは、結構なスピードで茶髪リーダーの後頭部に命中した。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ」
 やっちゃった。そう思った。
 別に当たって死んだとかじゃなく、単に衝撃にバランスを崩して前に倒れて行く茶髪リーダー。
 茶髪リーダーが倒れてやっと事態に気づく、茶髪ABC。
 そして三人は倒れた茶髪リーダーには目をくれず。すぐに振り向いて私達を睨みつける。
「テメ ―――――――ぐぶらっ!?」
 何か言おうとした茶髪Bが突然変な声を上げて崩れ落ちる。
 そこには全身黒尽くめのサングラスにスキンヘッドの男の人がいた。
「あらあら ――――ダメじゃなぁい。そんなとこにいたんじゃ通行の邪魔よぉ?」
 ・・・・前言撤回。オカマの人がいた。
「なんだテメェ!!」
 オカマの人は、その質問に胸筋(胸ではない。アレだけ鍛えられたものを胸とは呼びたくない)を張って答えた。

「――――――――オカマだッ!!」

 ・・・・頭痛くなってきた。
 何この状況。
「さあそこの少年少女達! この場はこのア・タ・シ☆に任せて恋の逃避行を楽しみなさぁい!! 早くしないと喰べちゃうわよぉ特に少年!!」
「――――――さあ逃げようか七瀬」
「決断早っ! いや私も止めないけど!!」
 そういうが早いか、八谷は私の手をとって走り出した。
 ちょっと、いやかなり恥ずかしかったけど、その手を振りほどく気にならなかったのは・・・何故だろう?












「テメェ・・・・いい度胸してんじゃねえかよ」
 そういって茶髪の少年その一が吠える。
 すでにオカマ・・・吉岡昴は復活した茶髪リーダーを含んだ四人によって完全に包囲されていた。
 逃げ場は無い。
 にも拘らず、吉岡は笑みを崩さない。生憎と彼好みの男はいないが、日ごろのストレスとかを吐き出すのにはちょうどいい相手だ。
「ふふふ・・・お前たちではこのアタシに適わないわよぅ!! 行くわよぉ!! オカマ拳法一の型! 天上突破!Gドリル!!」
 後の、オカマ遊園地の悲劇とされる伝説の始まりである。
















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