第四話「バトルロンド」
午後3時30分ごろ
「久しぶりだな、ここも…」
二人は神姫センターの前に居た。
神姫センターとは、武装神姫専門の大型店舗の名称である。
武装神姫の戦場「バトルロンド」の筐体の他、神姫専門ショップやメンテナンスショップなどMMSの事なら
ここにお任せな店である。
形人は数ヶ月前にここを訪れ、今のヒカルであるエウクランテを購入している。
「あれっきりここには来ないで、プラモ屋に行ってるからね」
「僕にあっさり染まって、「バルキリー買って!」「フェニックスミサイル買って!」と言ってたのは誰だ?」
「う…、私…」
「久しぶりだな、ここも…」
二人は神姫センターの前に居た。
神姫センターとは、武装神姫専門の大型店舗の名称である。
武装神姫の戦場「バトルロンド」の筐体の他、神姫専門ショップやメンテナンスショップなどMMSの事なら
ここにお任せな店である。
形人は数ヶ月前にここを訪れ、今のヒカルであるエウクランテを購入している。
「あれっきりここには来ないで、プラモ屋に行ってるからね」
「僕にあっさり染まって、「バルキリー買って!」「フェニックスミサイル買って!」と言ってたのは誰だ?」
「う…、私…」
二人がバトルロンドコーナーに行くと、既に聖憐がそこに居た。
「あら、遅いわよ」
「こっちだって事情があるからね、途中でヒカルが「コンビニ寄って」とか言ってコンビニ行ったりとか」
「形人だってノッて肉まん買ってたじゃん!」
かく言うヒカルの隣には、食玩のレイズナーが肩を並べていた
「あら、遅いわよ」
「こっちだって事情があるからね、途中でヒカルが「コンビニ寄って」とか言ってコンビニ行ったりとか」
「形人だってノッて肉まん買ってたじゃん!」
かく言うヒカルの隣には、食玩のレイズナーが肩を並べていた
バトルのルールはこうだった
『ヘッドオンで対峙し先に相手本体にダメージを与えたほうが勝ち』
もろに影響を受けている。
「ラリー、今回の装備は「ZERO」装備よ。戦闘方法は任せるわ」
「………10-4(了解)」
暗い、オマケに初台詞が無線用語である。
「形人、スパロー4発、サイドワインダー2発、機関砲はアデンタイプで」
「他の人わかるのか?それ」
「それより、敵の情報は?」
「データを見たがよくわからん、MPBMと載っていた」
「はーん…」
もはや知ってる人にしかわからない事を言い合いながら、バトルはスタートした。
『ヘッドオンで対峙し先に相手本体にダメージを与えたほうが勝ち』
もろに影響を受けている。
「ラリー、今回の装備は「ZERO」装備よ。戦闘方法は任せるわ」
「………10-4(了解)」
暗い、オマケに初台詞が無線用語である。
「形人、スパロー4発、サイドワインダー2発、機関砲はアデンタイプで」
「他の人わかるのか?それ」
「それより、敵の情報は?」
「データを見たがよくわからん、MPBMと載っていた」
「はーん…」
もはや知ってる人にしかわからない事を言い合いながら、バトルはスタートした。
静寂を突き破る翼の風切り音
現実に換算すると音速で飛行する飛翔体。
鳥のような翼にミサイルと機関砲を搭載したセイレーンが空を行く
現実に換算すると音速で飛行する飛翔体。
鳥のような翼にミサイルと機関砲を搭載したセイレーンが空を行く
「司令部(ヘッド・コーダー)!敵はどこから来る!?」
「司令部よりセラ(TACネーム)へ、2時の方向、間もなくスパローの射程内」
「了解、レンジ・オン」
ヒカルが装備しているバイザーに中距離用のレーダー・レンジが映る、だが…
「ちょっと待った形人!敵がよっつ映ってるよ!」
「知るかそんな事!人間換算1キロまで近づかんと観戦画面に映らんルールになってるからな」
「考えられるとしたらプチマスィーンズか…、ま、いいや」
レーダーが四つの機影をロックする
「ファイヤ!」
「司令部よりセラ(TACネーム)へ、2時の方向、間もなくスパローの射程内」
「了解、レンジ・オン」
ヒカルが装備しているバイザーに中距離用のレーダー・レンジが映る、だが…
「ちょっと待った形人!敵がよっつ映ってるよ!」
「知るかそんな事!人間換算1キロまで近づかんと観戦画面に映らんルールになってるからな」
「考えられるとしたらプチマスィーンズか…、ま、いいや」
レーダーが四つの機影をロックする
「ファイヤ!」
ヒカルの予想通り、レーダーに捕らえられたのは、Kemotech社製サポートマシン
「プチマスィーンズ」であった。
スパローは寸分狂わずマスィーンズを撃墜したが、当然ラリーの作戦であった。
数秒経たない内に今度はヒカルが射程内に入っていた。
「発射」
「プチマスィーンズ」であった。
スパローは寸分狂わずマスィーンズを撃墜したが、当然ラリーの作戦であった。
数秒経たない内に今度はヒカルが射程内に入っていた。
「発射」
『ミサイル接近』
バイザーにそう映った直後、ヒカルは推力を全開にし急旋回を行った
ミサイルは見当違いの方向に飛んでゆく、しかし…。
バイザーにそう映った直後、ヒカルは推力を全開にし急旋回を行った
ミサイルは見当違いの方向に飛んでゆく、しかし…。
「うわっ!」
ミサイルは大爆発を起こし、ヒカルは衝撃に煽られた。
「やっぱり散弾ミサイル!」
MPBM(散弾ミサイル)とはエースコンバットゼロに登場する架空の軍用機「モルガン」に搭載されている
広範囲用の対空・対地ミサイルのことである。
「やっぱり「片羽の妖精」の名を持つだけあるわね!」
体勢を立て直し、急上昇を開始する
ミサイルは大爆発を起こし、ヒカルは衝撃に煽られた。
「やっぱり散弾ミサイル!」
MPBM(散弾ミサイル)とはエースコンバットゼロに登場する架空の軍用機「モルガン」に搭載されている
広範囲用の対空・対地ミサイルのことである。
「やっぱり「片羽の妖精」の名を持つだけあるわね!」
体勢を立て直し、急上昇を開始する
目と鼻の先でヒカルが上昇した。
ラリーは考えた、『こちらの欠陥に気付いてるのでは』と。
実はラリーが装備する天使型基本部品「リアウイングAAU7」は改造の結果強度が低くなっていた。
エリアオーバーギリギリの高度まで上昇すると、最悪空中分解を起こしてしまう欠陥を抱えてしまったのだ。
元々運用能力を持たない種類のミサイルを使用出来る様にしたのだから、当然と言える。
「降りて来い!臆病者!」
ラリーは考えた、『こちらの欠陥に気付いてるのでは』と。
実はラリーが装備する天使型基本部品「リアウイングAAU7」は改造の結果強度が低くなっていた。
エリアオーバーギリギリの高度まで上昇すると、最悪空中分解を起こしてしまう欠陥を抱えてしまったのだ。
元々運用能力を持たない種類のミサイルを使用出来る様にしたのだから、当然と言える。
「降りて来い!臆病者!」
「言われなくても…!」
そう呟くと、ヒカルは踵を返し急降下を始めた。
そう呟くと、ヒカルは踵を返し急降下を始めた。
来たか。
ラリーは体を上にして降下を始めた。
静止した状態では、急降下してくる敵を捕らえるのは一瞬である。
相対速度を合わせるこちらの命中率を上昇させる。
無論、相手の攻撃が命中する確立も上昇するが。
レーダーが飛行物体を捕らえる。
「終わりだ」
手にしたのは「LC3レーザーライフル」、しかも広域攻撃用に威力を犠牲に照射範囲を広げたものである。
相手にダメージを与えれば勝敗が決定するこのバトルでは、例え威力が低くても関係ないのだ。
引金(トリガー)を引いた直後、物体に命中した事が目に映る。
ラリーは体を上にして降下を始めた。
静止した状態では、急降下してくる敵を捕らえるのは一瞬である。
相対速度を合わせるこちらの命中率を上昇させる。
無論、相手の攻撃が命中する確立も上昇するが。
レーダーが飛行物体を捕らえる。
「終わりだ」
手にしたのは「LC3レーザーライフル」、しかも広域攻撃用に威力を犠牲に照射範囲を広げたものである。
相手にダメージを与えれば勝敗が決定するこのバトルでは、例え威力が低くても関係ないのだ。
引金(トリガー)を引いた直後、物体に命中した事が目に映る。
しかし、戦闘は終了しなかった
「何!?」
その直後、一閃のレーザー光がラリーを貫いた。
その直後、一閃のレーザー光がラリーを貫いた。
『BINGO!』
命中したとゆう情報が、バイザーによってヒカルに伝えられた。
「やった!」
ラリーの誤算、それは熱くなるばかり、エウクランテが『プレステイル』に分離できる事を忘れていた事だった。
命中したとゆう情報が、バイザーによってヒカルに伝えられた。
「やった!」
ラリーの誤算、それは熱くなるばかり、エウクランテが『プレステイル』に分離できる事を忘れていた事だった。
――戦闘終了後
「納得できない、なぜ分離状態で攻撃できたんだ」
さっきの無口が何処へやら、ラリーは不満を主にぶつけていた。
プレステイルの欠点は、武装形態の部品のほぼ全てを使用する故、分離中は攻撃が不可能になる事だ。
無論、機関砲もポッドとゆう形で翼に下げてあった。
「理由は、あれよ」
そう言って、聖憐は形人が手に持っていた食玩のレイズナーを指差した。
「は…?、…まさか!?」
「そう、レーザードライフル」
食玩を買った理由、それは付属する武器が目当てだったからである。
「ホントはスコープドックのヘビィマシンガンが目当てだったけど…、今回は結果オーライかな」
「箱の振り具合からして、頭が丸いとは判ってたんだけどな(笑)」
さっきの無口が何処へやら、ラリーは不満を主にぶつけていた。
プレステイルの欠点は、武装形態の部品のほぼ全てを使用する故、分離中は攻撃が不可能になる事だ。
無論、機関砲もポッドとゆう形で翼に下げてあった。
「理由は、あれよ」
そう言って、聖憐は形人が手に持っていた食玩のレイズナーを指差した。
「は…?、…まさか!?」
「そう、レーザードライフル」
食玩を買った理由、それは付属する武器が目当てだったからである。
「ホントはスコープドックのヘビィマシンガンが目当てだったけど…、今回は結果オーライかな」
「箱の振り具合からして、頭が丸いとは判ってたんだけどな(笑)」
午後6時14分 形人の自宅
「疲れた~…」
「あの後二回も続けてバトルしたからな、当然だ」
実は単純だったラリーの負けず嫌いの性格が災いし、あの後同じ条件で二度バトルを行ったのだ。
結果は、一回目が翼の空中分解でヒカルの不戦勝、三回目が散弾ミサイルで自爆してヒカルの勝ち。
結局ラリーは一度も勝てなかったのである。
「疲れた~…」
「あの後二回も続けてバトルしたからな、当然だ」
実は単純だったラリーの負けず嫌いの性格が災いし、あの後同じ条件で二度バトルを行ったのだ。
結果は、一回目が翼の空中分解でヒカルの不戦勝、三回目が散弾ミサイルで自爆してヒカルの勝ち。
結局ラリーは一度も勝てなかったのである。
「もう寝る」
そう言ってヒカルはくまのキーホルダーを抱き、クレイドルに寝た。
「おやすみ、形人…」
そう言って、ヒカルはスリープモードに入った。
そう言ってヒカルはくまのキーホルダーを抱き、クレイドルに寝た。
「おやすみ、形人…」
そう言って、ヒカルはスリープモードに入った。
「おやすみ、ヒカル。よい夢を」
形人は部屋の明かりを消し、部屋を後にした。
形人は部屋の明かりを消し、部屋を後にした。
『戦士は夢をかいまみる…
空のかなた…
みはてぬ夢の青い蜃気楼…』
空のかなた…
みはてぬ夢の青い蜃気楼…』
エリア88「青い蜃気楼」より引用
終
次回予告
あら、こんにちわ。
形人くんは何か作ってるようね?
あら時間がないわね。
形人くんは何か作ってるようね?
あら時間がないわね。
次回「プラモ」それではまた今度(N:聖憐)