「トリッキーな攻撃で相手を翻弄させるルーナで」
「あら、アタシを選んでくれるのね。嬉しいかぎりだわ」
「あら、アタシを選んでくれるのね。嬉しいかぎりだわ」
右肩で、しなやか身体を動かしながら喜ぶルーナ。
まぁ喜んでくれるのは嬉しい。
だけど他の三人は少し残念そうな感じだ。
『後で他の奴等と戦うから、その時にな』と言うとパア~と明る表情になる神姫達。
さて、そろそろ対戦するか。
装備…よし!
指示…よし!
ステータス…よし!
ルーナを筐体の中に入れ、残りの神姫達は俺の両肩で座ってルーナの観戦をする。
まぁ喜んでくれるのは嬉しい。
だけど他の三人は少し残念そうな感じだ。
『後で他の奴等と戦うから、その時にな』と言うとパア~と明る表情になる神姫達。
さて、そろそろ対戦するか。
装備…よし!
指示…よし!
ステータス…よし!
ルーナを筐体の中に入れ、残りの神姫達は俺の両肩で座ってルーナの観戦をする。
「ルーナ、頑張れよ!」
「勝ったらご褒美くださいね、ダーリン!」
「油断しないでしっかりね。頑張るのよ、ルーナ!」
「負けるじゃないよ!一番最初の闘いなんだからな!!」
「ルーナさんー!頑張ってください!!」
「まかせなさい」
「勝ったらご褒美くださいね、ダーリン!」
「油断しないでしっかりね。頑張るのよ、ルーナ!」
「負けるじゃないよ!一番最初の闘いなんだからな!!」
「ルーナさんー!頑張ってください!!」
「まかせなさい」
ルーナは少し淫靡な笑顔を俺に見せ筐体の中へと入って行く。
気がつくと俺は両手で握り拳をつくっていた。
いつになく俺の心は興奮していたのだ。
何故だろう?
多分、誰かを応援している事によって熱くなっているのかもしれない。
それとルーナに勝ってほしい、という気持ちがある…かもなぁ。
俺は筐体の方に目を移すと中には空中を飛んでいる二人の武装神姫達が居た。
気がつくと俺は両手で握り拳をつくっていた。
いつになく俺の心は興奮していたのだ。
何故だろう?
多分、誰かを応援している事によって熱くなっているのかもしれない。
それとルーナに勝ってほしい、という気持ちがある…かもなぁ。
俺は筐体の方に目を移すと中には空中を飛んでいる二人の武装神姫達が居た。
READY?
女性の電気信号がの声が鳴り響き、一気に筐体内の中に緊張が走る。
勿論、外に居る俺達もだ。
勿論、外に居る俺達もだ。
FIGHT!
闘いの幕があがった。
お互いの距離150メートルからスタートして、敵のストラーフが接近しルーナは…あれ、ニコニコと笑いながら戦闘態勢にもはいっていないでその場で静止し続けている。
おいおい、これじゃあどう見たってルーナの方が不利だ。
出遅れもして更に武器すら構えていない。
いったいどうゆう事だ?
何か秘策でもあるのだというのか?
お互いの距離150メートルからスタートして、敵のストラーフが接近しルーナは…あれ、ニコニコと笑いながら戦闘態勢にもはいっていないでその場で静止し続けている。
おいおい、これじゃあどう見たってルーナの方が不利だ。
出遅れもして更に武器すら構えていない。
いったいどうゆう事だ?
何か秘策でもあるのだというのか?
「はああああぁぁぁぁーーーー!!!!」
敵のストラーフがDTリアユニットplusGA4アームに付いてるチーグルで攻撃しようとした。
そこでルーナがクスッと笑い、背中に隠していたクライモアを取り出した。
そこでルーナがクスッと笑い、背中に隠していたクライモアを取り出した。
ガギン!
チーグルとクライモアがぶつかって鈍い音が聞こえる。
ルーナの奴、何時の間にあんな武器を隠し持っていたんだ?
まぁ確かに装備させておいたけど…。
ルーナの奴、何時の間にあんな武器を隠し持っていたんだ?
まぁ確かに装備させておいたけど…。
「残念でしたね~。そんな安直な攻撃では、あたしに届きませんよ」
ニッコリ笑うルーナ。
余裕綽々みたいだ。
あの自信はいったい何処から湧き出てくるんだろう。
余裕綽々みたいだ。
あの自信はいったい何処から湧き出てくるんだろう。
「チッ!」
一度、ルーナから離れる敵のストラーフ。
ルーナの奴はクスクスと笑いながら追撃しない。
何故なんだろう、絶好の攻撃のチャンスだったのに。
ルーナの奴はクスクスと笑いながら追撃しない。
何故なんだろう、絶好の攻撃のチャンスだったのに。
「次はちゃんと攻撃してくださいね」
「クッ!バカにしてー!!このーーーー!!!!」
「クッ!バカにしてー!!このーーーー!!!!」
シュラム・RvGNDランチャーを準備しルーナに狙いを定める。
その間のルーナは…。
その間のルーナは…。
「あら、物騒な武器ですわね」
笑みを浮べながらビルの背にして移動する。
ちょっと、オカシイだろ!
普通、回避行動をしたり接近したりビルの背後に隠れたりするだろうー!
なのに何故逃げづらい場所に行くのかな~。
訳解らん。
ちょっと、オカシイだろ!
普通、回避行動をしたり接近したりビルの背後に隠れたりするだろうー!
なのに何故逃げづらい場所に行くのかな~。
訳解らん。
「クラエー!」
「当たればの話ですけど」
「当たればの話ですけど」
ドンー!
シュラム・RvGNDランチャーから発射された弾がルーナを襲う。
でもルーナは避けようとする素振すらしない。
このままじゃヤバイ!
でもルーナは避けようとする素振すらしない。
このままじゃヤバイ!
「避けろー!」
ドカーン!
俺が叫んだ直後、ルーナの背後にあったビルが爆発する。
煙がモクモクと噴出しルーナが何処にいるか解らない。
もしかしてシュラム・RvGNDランチャーの弾に命中し吹き飛び、ビルに当たったんじゃ…。
煙がモクモクと噴出しルーナが何処にいるか解らない。
もしかしてシュラム・RvGNDランチャーの弾に命中し吹き飛び、ビルに当たったんじゃ…。
「あらあら。駄目でしたね~」
「えっ!?」
「えっ!?」
突如ルーナの声が聞こえた。
でも姿が見えない。
煙の中にいるのか?
あっ!
ルーナの奴、いつの間にか敵のストラーフの背後に居て右腕を回し、短剣のグリーフエングレイバーをストラーフの首に突きつけている!
何時の間にあんな所に居たんだ?
まるで忍者みたいだ。
敵のストラーフは急所を突きつけられているので身動きが取れない。
寧ろ動いたらルーナに攻撃されると思っているのかもしれない。
でも姿が見えない。
煙の中にいるのか?
あっ!
ルーナの奴、いつの間にか敵のストラーフの背後に居て右腕を回し、短剣のグリーフエングレイバーをストラーフの首に突きつけている!
何時の間にあんな所に居たんだ?
まるで忍者みたいだ。
敵のストラーフは急所を突きつけられているので身動きが取れない。
寧ろ動いたらルーナに攻撃されると思っているのかもしれない。
「もう一度チャンスをあげます。次の攻撃で、あたしに命中しなかったら…貴女は負けます。いいですか?」
そう言ってルーナはストラーフから離れる。
また絶好のチャンスだったのに攻撃もせずに…だ。
完璧に相手の事をおちょくっているな、あれは。
お~お~ぉ、敵のストラーフは顔を真っ赤にして怒っているよ。
こえ~コエ~。
にしてもルーナの奴はなんであんなにも闘い慣れているんだ?
今日が初めてのバトルだというのに…。
また絶好のチャンスだったのに攻撃もせずに…だ。
完璧に相手の事をおちょくっているな、あれは。
お~お~ぉ、敵のストラーフは顔を真っ赤にして怒っているよ。
こえ~コエ~。
にしてもルーナの奴はなんであんなにも闘い慣れているんだ?
今日が初めてのバトルだというのに…。
「さぁ…遠慮なく攻撃してくださいね♪」
ニッコリと笑い、どっから見ても無防備に見えるポーズをする。
敵に対して火に油を注ぐような行為だ。
挑発、と言えば簡単だろう。
敵に対して火に油を注ぐような行為だ。
挑発、と言えば簡単だろう。
「このー!」
敵のストラーフはカンカンに怒りながらモデルPHCハンドガン・ヴズルイフを乱射した。
『フゥ…』と溜息をつき、顔を左右に動かすルーナ。
呆れてるようにも見える…だがすぐに真面目な顔つきになり。
『フゥ…』と溜息をつき、顔を左右に動かすルーナ。
呆れてるようにも見える…だがすぐに真面目な顔つきになり。
「…!」
ん!?
消えた!?
ルーナが敵のストラーフに向かって突っ込もうとする動作が視認出来たがその瞬間、オバケのように消えてしまった。
勿論、乱射されたモデルPHCハンドガン・ヴズルイフの弾はルーナに当たっていない。
そりゃそうだ。
なんたって標的がいないのだから。
消えた!?
ルーナが敵のストラーフに向かって突っ込もうとする動作が視認出来たがその瞬間、オバケのように消えてしまった。
勿論、乱射されたモデルPHCハンドガン・ヴズルイフの弾はルーナに当たっていない。
そりゃそうだ。
なんたって標的がいないのだから。
「どこ!?どこに言ったの!」
「…ここよ」
「…ここよ」
声がした方に顔を向けるストラーフ。
向いた方向…ストラーフの真上だった!
しかも空中で逆立ちしていた、逆立ちというよりもただ単に上下逆に飛んでるようなものだ。
向いた方向…ストラーフの真上だった!
しかも空中で逆立ちしていた、逆立ちというよりもただ単に上下逆に飛んでるようなものだ。
「残念でした♪機会があったらまた会いましょう」
ルーナが言い終わると何故か敵のストラーフは地上に転落していき、ゲーム終了した。
筺体に付いてるコンソールを見るとストラーフのLPは無くなっていた。
ルーナが右手に持っている武器を見ると短剣のグリーフエングレイバーを持っていた、逆手持ちで。
目には見えない早業でストラーフをグリーフエングレイバーで切り刻んだのか?
まさかな…いや、やっぱりそのまさかもしれない。
後で少し探ってみるか。
俺の方の筐体に付いてるスピーカーから『WIN』と女性の電気信号の声が鳴り響く。
多分、相手の方では『LOSE』と言われてるだろう。
そりゃそうだ。
勝ちがあれば負けもある。
二つに一つ。
筺体に付いてるコンソールを見るとストラーフのLPは無くなっていた。
ルーナが右手に持っている武器を見ると短剣のグリーフエングレイバーを持っていた、逆手持ちで。
目には見えない早業でストラーフをグリーフエングレイバーで切り刻んだのか?
まさかな…いや、やっぱりそのまさかもしれない。
後で少し探ってみるか。
俺の方の筐体に付いてるスピーカーから『WIN』と女性の電気信号の声が鳴り響く。
多分、相手の方では『LOSE』と言われてるだろう。
そりゃそうだ。
勝ちがあれば負けもある。
二つに一つ。
「ダーリン、勝ちましたよ。ご褒美くださいね♪」
筐体の中で俺の事を見ながら喜ぶルーナ。
俺も自分の神姫が勝った事が嬉しくて微笑む。
両肩にいるアンジェラス達も喜びはしゃいでいる。
そうか…。
これが武装神姫の楽しみ方か。
確かにこれは楽しい。
おっと、ルーナを筐体から出さないといけないなぁ。
俺は筐体の神姫の出入り口の中に手を突っ込みルーナを待つ。
数秒後、ルーナは優雅な足取りで俺の右手の手の平に乗った。
そのまま俺は右手を自分の目線と同じぐらい高さまで持っていきルーナを見る。
俺も自分の神姫が勝った事が嬉しくて微笑む。
両肩にいるアンジェラス達も喜びはしゃいでいる。
そうか…。
これが武装神姫の楽しみ方か。
確かにこれは楽しい。
おっと、ルーナを筐体から出さないといけないなぁ。
俺は筐体の神姫の出入り口の中に手を突っ込みルーナを待つ。
数秒後、ルーナは優雅な足取りで俺の右手の手の平に乗った。
そのまま俺は右手を自分の目線と同じぐらい高さまで持っていきルーナを見る。
「お前…何であんなに余裕で勝てたんだ?今日が初めてのバトルだろ?」
「そうですよ」
「そうですよ」
屈託のない笑顔で答えるルーナ。
最初は何か隠してるようにも思えたが…気のせいかぁ。
最初は何か隠してるようにも思えたが…気のせいかぁ。
「それより早く~。ご褒美頂戴♪」
「あ、そうだったな。っと言ってもなー。ルーナはどんなご褒美がいいんだ?」
「そうですね~…あたしのオデコにキスしてください」
「ナッ!?キスだと!?!?」
「駄目ですか~?」
「あ、そうだったな。っと言ってもなー。ルーナはどんなご褒美がいいんだ?」
「そうですね~…あたしのオデコにキスしてください」
「ナッ!?キスだと!?!?」
「駄目ですか~?」
どうしよー。
キスかぁー…。
う~ん、ここでもしルーナにキスしなかったら…。
キスかぁー…。
う~ん、ここでもしルーナにキスしなかったら…。
☆
「オデコにキスはちょっと…」
「そうですか。じゃあ、あたしからしますねー。濃厚なキスを…ね♪」
「や、やめろ!こんな人が沢山いるところで!!」
「もう遅いです~!ブチュー~」
「ギャーーーー!!!!」
「そうですか。じゃあ、あたしからしますねー。濃厚なキスを…ね♪」
「や、やめろ!こんな人が沢山いるところで!!」
「もう遅いです~!ブチュー~」
「ギャーーーー!!!!」
★
…ここはキスすべきだろう。
嫌な予感しすぎて背筋がゾッとするからなぁ。
嫌な予感しすぎて背筋がゾッとするからなぁ。
「解ったよ。キ、キスしてやるから目を閉じろ」
「わーい。さぁっ!目を閉じましたから早く!!」
「わーい。さぁっ!目を閉じましたから早く!!」
あぁ~、本当にキスをするハメになっちまったぜ。
ここは我慢だ、俺。
羞恥心を無くせ!
ルーナをオデコに俺の唇を近づけさせる。
神姫だからオデコの広さ凄く狭い。
下唇が触れるぐらいが丁度いいかもしれない。
ここは我慢だ、俺。
羞恥心を無くせ!
ルーナをオデコに俺の唇を近づけさせる。
神姫だからオデコの広さ凄く狭い。
下唇が触れるぐらいが丁度いいかもしれない。
…チュッ
「…ンァ」
よし!
狙い通りに下唇をルーナのオデコにキスした。
キスした瞬間を見た他の神姫達が。
狙い通りに下唇をルーナのオデコにキスした。
キスした瞬間を見た他の神姫達が。
「いいなぁ…。ご主人様、ご主人様、次の試合は私を指名してください。絶対勝ちますから!」
「あー!いいなぁ~ルーナの奴~。よし!!次の試合はボクが出る!!!」
「あの…私のバトルは最後でもいいので…もし勝ったら、お兄ちゃんのご褒美くれますか?」
「あー!いいなぁ~ルーナの奴~。よし!!次の試合はボクが出る!!!」
「あの…私のバトルは最後でもいいので…もし勝ったら、お兄ちゃんのご褒美くれますか?」
両肩で何やらルーナに嫉妬しているように見える三人の神姫達。
そんなにご褒美が欲しいのか?
まぁ今日はトーブン、ここにいるから一応全員バトルさせてやるか。
すぐさま唇を離すとルーナが不満そうな顔しながら。
そんなにご褒美が欲しいのか?
まぁ今日はトーブン、ここにいるから一応全員バトルさせてやるか。
すぐさま唇を離すとルーナが不満そうな顔しながら。
「あれで終わりですか?キスした瞬間、舌で舐め回してもよかったですのに」
「俺はそんな事しね~よ。つか、舐め回してって…」
「ダーリンの意気地なし。でも一応、キスしてくれたから許してあげます。気持ちよかったですし」
「許すもなにもないだろ。だぁー疲れた」
「俺はそんな事しね~よ。つか、舐め回してって…」
「ダーリンの意気地なし。でも一応、キスしてくれたから許してあげます。気持ちよかったですし」
「許すもなにもないだろ。だぁー疲れた」
本当に疲れた。
体力が、というよりも精神的に…。
まぁいいか…、ルーナが気持ち良くなるのなら俺はなにも文句は言わん
それにキスした時のルーナは可愛いかったし。
またキスしたくなるような表情だった。
ここでまた再びルーナのオデコにキスをすると乗っている三人に何されるか解らないのでキスはお預け。
ルーナを両手から右肩に移動させ、俺は次の筐体に向かった。
闘いはまだ始まったばかりだ。
体力が、というよりも精神的に…。
まぁいいか…、ルーナが気持ち良くなるのなら俺はなにも文句は言わん
それにキスした時のルーナは可愛いかったし。
またキスしたくなるような表情だった。
ここでまた再びルーナのオデコにキスをすると乗っている三人に何されるか解らないのでキスはお預け。
ルーナを両手から右肩に移動させ、俺は次の筐体に向かった。
闘いはまだ始まったばかりだ。
「さぁ行くぞ!俺達のバトルロンドの幕開けだー!!」
こうして俺達のバトルロンドがスタートした。
そしてこの日からルーナの二つ名が出来た。
名は『刹那を操る者』…。
そしてこの日からルーナの二つ名が出来た。
名は『刹那を操る者』…。