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● 神姫のお仕事。(海底編) ●



◆ 第五話 「レイドック起動!そして・・・(後編)」 ◆



二人と一緒に操舵室へ入ると、既に全員集合をしていた。
「ラヒム船長、何事ですか!?」
「サ、西条サン……スミマセン、一大事です!」
その言葉を遮るように、通信機のスピーカーからマギの声が響いた。
『……………現在…………深度1,700m……とりあえず停止しました…………』
「マギ!?マギ!!??いったい何があったんだ!!!!!」
『西条………ドリルモグラが……海溝に落ちてしまいました………』
「そんなバカな……ルートは離れている!!船のセンサーもある!!アリエナイ!!!」

パニックを起こしている西条助教授を、青葉か冷静に制した。
「落ち着いて下さい。原因の究明は後にしましょう。今は救出作業が先です!」
「そ、そうだった……マギ!すぐにコアブロックを分離して浮上するんだ!!」
『ダメです。既に分離していますが、バラストタンクが破損していて浮上できません』
「クソッ、何て事だ……バッテリーと姿勢制御エンジンで浮上出来ないか?」
『無理です、深度がありすぎます……とてもエネルギーが持ちません』
「じ、自力で戻るのは不可能か……何か、何か方法は無いのか!?」

恵太郎が口を開いた。
「こちらから回収班を出すしか無いですね。予備のコアブロックを使えばいいでしょう。
 でも……その為には船外アーム等を取り付ける改造を行わないと」
「改造……どのくらいで完了しますか!?」
「半日、いえ……急げば5時間もあれば……」

突然スピーカーから激しい騒音が流れてきた。
「マギ!!何があった!!!返事をしろ!!!!!」
騒音が収まり、代わりにマギの声が流れた。
『海流に……て更に潜……まいました。現在……の深度を維……困難……』
「マギ!?マギ!!??」
それっきり、スピーカーからは騒音しか聞こえなくなってしまった。
西条助教授が恵太郎の両肩を掴んで叫んだ。
「5時間なんて!!今にも最深部へ落ちて行きそうな感じじゃないですか!!」
「仕方ないですよ!!とにかく俺は格納庫へ行きます!!」

操舵室を出ようとする恵太郎を、青葉が止めた。
「待ってください。他にも方法はあります」
「他にも?どんな方法ですか!?」
青葉は虎太郎の方を向いて言った。
「高槻さん、バンディッツです」

「バンディッツ?何ですかそれは!?」
西条助教授に詰め寄られて虎太郎が答える。
「ば、バンディッツっていうのは……以前俺が作った……違法神姫素体です……」
その言葉を聞いて、恵太郎が虎太郎をキッと睨みつける。
「それを使えばマギは助かるんですね!!」
「ええ。スペック的には5,000mまでの水圧に耐えられますから。でも…」
「でも、何ですか!?」
「今は知り合いの刑事さんが使っているので、ここにはありませんよ……」
「それじゃ意味が無いじゃないですか!!!」

「いえ、ここにあります」
青葉が背後からショルダーバッグを取り出した。全員の視線が集まる。
「私は…バンディッツの整備を手伝っている時に、そのデータを元にコピーを作りました。
 すみません高槻さん。それこそ犯罪行為なのですが、私は誘惑に勝てませんでした……」
「そんなのは良いです!青葉さん、それじゃその中身は」
「はい。バンディッツ2号機『レイドック』です」

黒いボディ。普通の素体より少し大きい。背中に巨大な槍・グングニールを装備している。
「こんな事もあろうかと、海洋作業用の装備も用意しておきました」
高出力スクリュー。水中カッター。海底作業用センサー。追加バッテリー。
「舞、準備は良いわね?」
「………はい!救出作業に向かいます!!」

「待ってください!!その素体、私にも使えますか?」
突然シビルが叫んだ。
「おいおい!オマエ何を言ってるんだよ!」
「親方、マギは…マギは変なヤツだけど私のパートナーなんです。私が助けたいんです!」
「だからってお前、そんな危険な作業を……」
「海中作業なら舞姫より私の方が慣れています。危険なら尚更私がやるべきです!」
青葉が俺とシビルの間に入ってきた。
「……レイドックは調整中なので誰にでも合わせられます。でも本当に良いのですか?」
「はい……私、行きます!!」



『シビル、アル・ヴェル、ナル。みんな聞こえるか?』
レイドックの通信システムを通して、親方の声が聞こえてきた。
『それじゃ救出作戦を確認する。アル・ヴェルはコアブロックで深度1,000mで待機。
 ナルはブロックにシビルを乗せたまま潜航、マギの救出に向かう。現場に到着したら
 シビルはマギのブロックにワイヤーを装着。その後、ナルのブロックで牽引だ。
 シビル……海流が早い。コアブロックから振り落とされるなよ』
「親方、了解です!!」

深度500m付近。青葉さんから通信が入る。
『レイドックは調整中だから情報のフィードバックが激しいのです。さっき言った通り、
 全力活動は10分だけにしてください。それ以上は貴女にダメージを与えてしまいます』
「解かりました。気をつけます」

深度1,000m付近。アル・ヴェル号と別れ、私はナル号と一緒に沈んでいく。
『シビルさん、大丈夫ですか?』ナルさんからの通信。
「大丈夫です。バックアップお願いしますね!」
『了解、まかせて!』

深度1,500m付近。海流が激しくなる。と同時にマギとの通信が繋がった。
「本当に世話が焼けるんだから。そこで大人しくしてなさいよ!」
『……流れ……更に潜……制……もういい……危……戻りなさい!!!……』
「バカ言わないで。アンタは本でも読んで待ってなさい!」

深度2,000m付近。コアブロックの活動限界域。
「ナルさんはここで待機してて下さい。ここからは私一人で行きます」
『了解。牽引はどうしますか?』
「私が自力でここまで引っ張ってきますので、その後はお願いします」
私はナル号から離脱すると、激しい海流の中、レイドックのスクリューで潜行を続けた。

深度2,500m付近。海流が更に激しくなり姿勢制御が難しくなってくる。
水圧の事も合わせると、マギの事が心配になってくる。

深度3,100m付近。激しい海流の中、やっとマギのコアブロックを発見する。
バラストタンクに大きな穴が開いていて浮上できなくなっている。
船体自体は張り出した岩壁に辛うじて引っかかっている状態。
「マギ~!迎えのバスが来たわよ~!」
『……何て来たんですか!この水圧と海流じゃ貴女だって!』
「あーアーあー、通信機の調子が悪いみたい。聞こえなーい!」
通信を切ってしまう。

とにかく船体にワイヤーを繋げよう。後はレイドックのスクリューで強引に牽引して、
何とかナル号まで引っ張っていければ……

突然、レイドックの頭上センサーが激しく反応した。
上を見る。……巨大な岩がマギ号に向かって落下してきている。
な……なんで!?
咄嗟に背中のグングニールを両手に持ち替え、削岩機のような連打で粉砕する。
でも砕けた岩の背後には、更に無数の岩石が落下してきていた。
そうか、レイドックのスクリューで海流の向きが変り、横壁の岩が剥がれてしまったんだ!

『シビル、何があったの?』
窓越しに異変に気付いたマギが通信を入れてきた。

私はそれを無視し、窓に向かって「あっかんべ~」をすると、レイドックの出力を最大に
して岩石群に向けて突進した。
頭の片隅で、青葉さんの警告が浮かんできていた。



回収作業は成功しました。シビルの決死行のおかげで私は救出されました。
でもシビル自身が………

浮上した直後、シビルは動かなくなってしまいました。青葉さん曰く、
『情報のフィードバックが多すぎてコアユニットに悪影響が出ています。
 至急精密検査が必要ですけど、揺れる船上では危険が伴います。残念ですけど
 彼女は下船させるしかありません』

結局青葉さんが付添い、ノア子さんの操縦するボートでクアンタンに戻る事になりました。
ここに来て3人の離脱は痛いですけど、そんな事を言っている場合ではありません。
みんなその準備で忙しくしています。

そして現在、シビルは親方さんの部屋で眠っています。静かに。無表情に。
まったくアンタは後先を考えないんだから……
大切なのは西条のプロジェクトを成功させる事。私の事なんて無視すりゃいいのよ……

顔を軽く撫でる。強引で、わがままで、人の言う事を全然聴こうとしない……
本当にイヤなヤツ。でも何が一番イヤかって言うと、それはアンタが女性だって事。
「もしアンタが男性だったら……」
その先の言葉は飲み込んだ。


船の甲板には、スペシャルタスクチームの全員が集まっている。
「それじゃ二人とも、シビルの事はお願いします」
インカムを使って、親方さんがボートに乗っている二人にお願いをした。
船からクレーンで下ろされていたボートは、直後、轟音と共に発進した。
計算では5時間もあればクアンタンに到着するらしい。

「さて、と。これから忙しくなるな」
私を肩に乗せたまま、西条が呟いた。
「そうですね。私も本格的に活動する必要が出てきました」
タチバーナ(訂正。橘さんですね)の言葉を聞き、西条が問いかける。
「それじゃ今回の事も……」
「ええ。船の制御装置を調べてみたら、海図データ等が書き換えられていました」
「それってつまり……」
「はい。妨害者は既にこの船に乗り込んでいるということです」

空は相変わらず晴れている。でも私達の心の中では、言い表せない暗雲が広がっているのを
感じていた。








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