蒼天にて、星を描きし者(中編)
会話によって、敵神姫……狛恵さんの砲撃は、一旦止みました。ここから
わたしは反撃を開始しましたの!腰のジャマダハル・ライナストを抜き、
片膝立ちのポーズで構えて……じっくり狙いを、定めますの。そしてっ!
わたしは反撃を開始しましたの!腰のジャマダハル・ライナストを抜き、
片膝立ちのポーズで構えて……じっくり狙いを、定めますの。そしてっ!
「“放て”、ライナストッ!」
「うぁっ!?ぷ、プラズマライフル……まさか、あのサイズで!?」
「ただの剣だと思っちゃいけませんのッ、フィオナ!」
『Yes,sir(了解しました)』
「うぁっ!?ぷ、プラズマライフル……まさか、あのサイズで!?」
「ただの剣だと思っちゃいけませんのッ、フィオナ!」
『Yes,sir(了解しました)』
わたしの剣から放たれた雷撃は、手にあった銃器を吹き飛ばしましたの。
その隙にフィオナはUFOの様な姿から、銃を持つ騎士の姿になります。
この銃は、“ジェスター・フィギュア”の背部ブースターが変形した物。
あくまでも“アルファル”は、己の躯のみで神姫を助ける存在ですのッ!
その隙にフィオナはUFOの様な姿から、銃を持つ騎士の姿になります。
この銃は、“ジェスター・フィギュア”の背部ブースターが変形した物。
あくまでも“アルファル”は、己の躯のみで神姫を助ける存在ですのッ!
「さぁ、撃ち合いといきましょう。お互い全力ですの、ね?」
「受けて立ちますッ!ドラドラドラドラドラドラドラドラァァッ!!」
「フィオナ、徐々に距離を詰めます!付いてきて下さいですのッ!」
『Yes,sir(お供しましょう)』
「受けて立ちますッ!ドラドラドラドラドラドラドラドラァァッ!!」
「フィオナ、徐々に距離を詰めます!付いてきて下さいですのッ!」
『Yes,sir(お供しましょう)』
ここからは、正真正銘真っ向からの撃ち合いですの!服の中に仕込まれた
急速移動ブースターを駆使して砲撃をかいくぐり、雷撃を打ちますのッ!
フィオナも同様に、全身のブースターを使って揺れる様に攻撃を避けつつ
手に握られたリニアレールガンで、狛恵さんの装甲を徐々に削りますの。
砲撃姿勢が災いして、あちらは避けるより撃ち返す方が多い状態ですの♪
急速移動ブースターを駆使して砲撃をかいくぐり、雷撃を打ちますのッ!
フィオナも同様に、全身のブースターを使って揺れる様に攻撃を避けつつ
手に握られたリニアレールガンで、狛恵さんの装甲を徐々に削りますの。
砲撃姿勢が災いして、あちらは避けるより撃ち返す方が多い状態ですの♪
「くっ、ぐ……なんの!こっちのぷちモドキは、一撃が弱いです!」
「……流石に、サードとは言えトップクラスだと分析も冷静ですのっ」
「どういう理屈かは知らないですけど、所詮はぷちッ!ドララァッ!!」
「フィオナに、弾薬が……!大丈夫ですの!?」
『No,sir(ご心配には及びません)』
「……流石に、サードとは言えトップクラスだと分析も冷静ですのっ」
「どういう理屈かは知らないですけど、所詮はぷちッ!ドララァッ!!」
「フィオナに、弾薬が……!大丈夫ですの!?」
『No,sir(ご心配には及びません)』
とは言え流石に強敵らしく、距離をあちらも詰めてきましたの。しかも
フィオナがぷちの系譜である事を見抜いて、そちらを牽制しつつ……。
これはわたしに取っての勝機であり、あちらにとってもそうでしたの!
こちらがフィオナに気を取られた瞬間、狛江さんは分解して隠していた
剣を組み立て、斬りかかってきましたの!これは……避けられない!?
フィオナがぷちの系譜である事を見抜いて、そちらを牽制しつつ……。
これはわたしに取っての勝機であり、あちらにとってもそうでしたの!
こちらがフィオナに気を取られた瞬間、狛江さんは分解して隠していた
剣を組み立て、斬りかかってきましたの!これは……避けられない!?
「ぷちの心配を、している場合ですかっ!せぁぁっ!」
「え!?きゃうぅっ……!!痛……しまった!?」
『ロッテッ!?』
「え!?きゃうぅっ……!!痛……しまった!?」
『ロッテッ!?』
四脚の強みを活かしたチャージングで、わたしは吹き飛ばされましたの!
フィオナと距離が空き、狛恵さんと互いに剣を突きつけ合う体勢です……
けど、わたしは尻餅を付いたままですの。このままは正直不利ですのッ。
でもわたしには、この状態でも十分な算段がありましたの……何故なら!
フィオナと距離が空き、狛恵さんと互いに剣を突きつけ合う体勢です……
けど、わたしは尻餅を付いたままですの。このままは正直不利ですのッ。
でもわたしには、この状態でも十分な算段がありましたの……何故なら!
「所詮、ぷちに頼った戦術になんか慣れていないですよ!天使型は!」
「……フィオナをただのぷちと思っちゃいけませんの、フィオナッ!!」
『Yes,sir(すぐに救援します)』
「……え?ぷちが、サーフボードみたいに……変形して!?うわっ!?」
「……フィオナをただのぷちと思っちゃいけませんの、フィオナッ!!」
『Yes,sir(すぐに救援します)』
「……え?ぷちが、サーフボードみたいに……変形して!?うわっ!?」
わたしと深く繋がり、痛みを共有出来る彼女は……立派な相棒ですから!
そのフィオナはサーフボード形態“サーファー・フィギュア”に変形し、
地面をホバー滑走して、狛恵さんを薙ぎ倒してくれましたの♪わたしは、
飛んできたフィオナに掴まって距離を十分取り……報復に移りましたの!
そのフィオナはサーフボード形態“サーファー・フィギュア”に変形し、
地面をホバー滑走して、狛恵さんを薙ぎ倒してくれましたの♪わたしは、
飛んできたフィオナに掴まって距離を十分取り……報復に移りましたの!
「フィオナは、わたしの為に生まれてきた唯一無二の相棒ですのッ!」
『Yes,sir(御意志に沿いましょう)』
「いたた……って、え!?今度は、サーフボードが……キャノン!?」
『Yes,sir(御意志に沿いましょう)』
「いたた……って、え!?今度は、サーフボードが……キャノン!?」
掴まっているわたしの手中で、盾の様なボードは一瞬で分裂しました。
中心のドラム型フレームを軸にアームで繋がった部品が組み換えられ、
フィオナは瞬時にバイポッド付きのレーザーキャノンになりましたの!
それと同時に、推進に使っていたエネルギーが全て砲撃に回されて……
ポップアップしたレーザーサイトも、狛恵さんの腹部を捉えましたの!
中心のドラム型フレームを軸にアームで繋がった部品が組み換えられ、
フィオナは瞬時にバイポッド付きのレーザーキャノンになりましたの!
それと同時に、推進に使っていたエネルギーが全て砲撃に回されて……
ポップアップしたレーザーサイトも、狛恵さんの腹部を捉えましたの!
「“スナイパー・フィギュア”、ターゲットロック……フォイエル!」
『Yes,sir(レーザー集束完了、発射します)』
「う、うわぁぁあああ~っ!?う、く……UFOが人型になって……」
「そしてホバー式のサーフボードから、ロングレンジライフルですの♪」
『Yes,sir(レーザー集束完了、発射します)』
「う、うわぁぁあああ~っ!?う、く……UFOが人型になって……」
「そしてホバー式のサーフボードから、ロングレンジライフルですの♪」
若干弧を描いた光の槍が、狛恵さんをシールドごと吹き飛ばしましたの!
出力としてはLC3に若干劣りますけど、それでも狙撃には十分ですの。
むしろ“専門分野”に劣る性能を使いこなす事こそ、アルファルの真髄!
それを示す為にわたしは、ライフルを天高く放り上げて変形させますの。
出力としてはLC3に若干劣りますけど、それでも狙撃には十分ですの。
むしろ“専門分野”に劣る性能を使いこなす事こそ、アルファルの真髄!
それを示す為にわたしは、ライフルを天高く放り上げて変形させますの。
「そのぷちは、一体……一体、なんなのですかっ!?」
「ぷちじゃないですの。“アルファル”は、わたし達の為にある騎士!」
『Yes,sir(受け入れ態勢完了、合体モードに以降出来ます)』
「おお、おおっ!?今度は……翼の生えた、鎧……“Valkyrja”!?」
「ふふ……その名前を覚えていてもらえるのは、光栄ですの♪」
「ぷちじゃないですの。“アルファル”は、わたし達の為にある騎士!」
『Yes,sir(受け入れ態勢完了、合体モードに以降出来ます)』
「おお、おおっ!?今度は……翼の生えた、鎧……“Valkyrja”!?」
「ふふ……その名前を覚えていてもらえるのは、光栄ですの♪」
盾と槍に騎士と使い魔、そして鎧と武器……様々な姿に変じる絡繰りこそ
アルファルが“魔女の箒(ブルーム)”のコードネームを持つ所以であり、
フィオナ達の存在意義でもあり、わたし達が使うべき最新の武器ですの!
こうして“Valkyrja”の姿を受け継いだアーマーと翼に変じる事からも、
それは分かりますの。そして、手には“魔剣”ライナスト。完璧ですの♪
アルファルが“魔女の箒(ブルーム)”のコードネームを持つ所以であり、
フィオナ達の存在意義でもあり、わたし達が使うべき最新の武器ですの!
こうして“Valkyrja”の姿を受け継いだアーマーと翼に変じる事からも、
それは分かりますの。そして、手には“魔剣”ライナスト。完璧ですの♪
「この姿をわたしが取ったなら……もう負けはありませんのッ!」
「なんのこれしきっ!この狛恵!正々堂々、参りますッ!!」
「いざ、受けて立ちますのッ!!!」
「なんのこれしきっ!この狛恵!正々堂々、参りますッ!!」
「いざ、受けて立ちますのッ!!!」
──────今こそ戦乙女を越える時、ですの!