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ウサギのナミダ
アスカ・シンカロン
引きこもりと神姫
キズナのキセキ
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えむえむえす ~My marriage story~

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えむえむえす ~My marriage story~

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キズナのキセキ
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浸食機械
引きこもりと神姫
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戦うことを忘れた武装神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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神姫☆こみゅにけ~しょん
アルトアイネス奮闘姫
ロンド・ロンド

2009年

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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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武装神姫~ストライカーズ・ソウル~
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疲れた時は、玉を磨いて(前半)




意識が闇の淵から、ゆっくり浮上していく。同時に、己の置かれた状況も
徐々に認識していく……そうだ、私・槇野晶は“アルファル”を製作中。
百枚近い設計図を引き終わり、コストも含めた要求に合致する電装部品を
アキバ全域のパーツ屋から調達……構造部品は自分でも作成していたな。
そして、そうだな。パーツを揃えた直後に朝六時の時報を聞いて……ん?

「し、しまった寝坊したッ!?今日は定休日じゃないぞロッテ!!」
「マイスター、落ち着いてくださいですの~っ!今日は定休日ッ!」
「な、何……ふ、うぅぅぅ……寿命が縮むかと思ったぞ。おはよう」
「おはよう、じゃないですよ!もうとっくにお昼過ぎですよ?全く」
「……それに、目の下にすごい隈。この三日間、根詰めすぎだよ?」
「む、むぅ……すまん。アイデアが大凡固まったので、つい……な」

半ば呆れ顔というか、怒っているアルマ・ロッテ・クララにたっぷりと
説教を喰らう。確かに“アルファル”の案が突如脳裏に浮かんでから、
私は殆ど寝食を忘れて作成に打ち込んだ。精度の高いパーツを三人分、
揃えるまでにどれだけの時間を使ったか……その間、彼女らには色々と
世話と迷惑を掛けてしまった様だな。だが彼女らは、それ以上に……。

「もう、マイスターの顔が台無しですのっ!疲れが滲み出てますっ」
「これは“娘さん”としてどうかと思うんだよ。肌も荒れてるもん」
「熱帯夜に対抗する為、エアコン付けっぱなしでしたからねぇ……」
「……何、“妹”達よ。まず私の躯を、心配してくれるのか……?」
『当然ですっ!!!』

……本心では余り構ってもらえず寂しかっただろうに、無茶をした私を
案じてくれている。己の未熟を恥じると共に、彼女らへの感謝が沸く。
その心に堪らなくなり、私は疲れた躯を押して……そっと抱きしめる。
そこで気付く。空調で汗が乾燥し、私の肌に服が張り付いている事を。

「すまんな、ダメな“姉”で。よし、一つリフレッシュといこうか」
「え、ええと……リフレッシュってどうするんです?お風呂……?」
「有無。だがアルマよ、ここにあるただのユニットバスではないぞ」
「……ひょっとして、お台場の“大江戸大風呂敷物語”なのかな?」
「そうだ。心配してくれたお前達も、久々にリラックスさせよう!」
「わ~いですの~♪じゃあ早速、“お風呂道具”の準備しますのっ」

閉まりっぱなしだったシャッターに“本日定休日”の看板を掛け、荷物を
用意する。タオルに着替え、シャンプーその他と、神姫達専用の洗浄剤。
そう、少々無茶を言って神姫達の持ち込みを許可してもらっているのだ。
『洗浄剤は人体に強い苛性等の害が無いブランド』との条件付きだがな?
後は、神姫達が用いる躯拭き用のタオル……おっと、私も着替えねばな。
軽くシャワーを浴びて髪を洗う事とする。行水でもしないよりはマシだ。

「マイスター?あたし達はみんな準備出来ましたけど、まだですか~?」
「ちょ、ちょっと待て。躯を拭かねば下着が着にくい……よし、後一分」
「……ちなみに、むやみやたらと覗いたら明日はないんだよ。要注意っ」
「ん?クララちゃん、誰に向かって話してますの?あ、出てきました!」
「ふぅ、すまんすまん……これで私も準備出来たぞ。待たせたな、皆ッ」

熱帯夜が過去の三割増しという事情故、暦上の“夏”よりずっと早く、
東京に住む私達は、夏服に着替える。生地は熱を吸わない色で統一し、
袖も短くなっている。と言っても、デザイン面では一切手抜きしない。
そう、これは……ついでに着替えも、私が自分で縫製した物だ。一応、
“Electro Lolita”のイメージソースとして買った既製品もあるが……
だってな、その……妹達とお揃いにしたいではないか、いいだろう!?

「よし、では行くとしようか。さあ、両肩とポケットに乗っておくれ」
「はいですの♪……くんくんっ、うん。甘いシャンプーの香りですの」
「う゛ぁっ!?こ、こらっ!髪の匂いを嗅ぐんじゃない、ロッテッ!」
「いいじゃないですかマイスター。あっちで、色々しますしね……?」
「うん、やっぱり“妹”としては綺麗になってほしいもん。行こう?」
「……ま、全く……秋葉原から電車に乗って、目指すはお台場だッ!」

そうなのだ。これから一緒の大きな風呂に入る……それがどの様な意味を
持つか。月に一度の、その……ええと。“裸の付き合い”である……何?
『普段から一緒に入ってるだろう』だと?!だ、黙れッ!!狭い風呂では
味わえぬ感覚だってある!……いいだろう、姉妹水入らずの温泉位ッ!!

「ふぅ……しかし、暑いな。今日も真夏日か、汗が止まらんぞ……全く」
「スポーツドリンクとかちゃんと飲んでほしいんだよ。徹夜明けだもん」
「分かっている。この時間では昼食も喰えぬし……チーズ味でも買うか」

クララの助言に従い、固形栄養食とペットボトルのドリンクを購入する。
根を詰めた直後でしかも食事抜きある。この状態から極度に疲労すれば、
どうなるかは……神姫であっても、流石に分かる事なのだろうな。有無。
電車内へ持ち込む無粋はせずに手早く平らげて、ゴミ箱へ全て棄てるぞ。

「ふぅ……冷たさが胃に染み渡るな。余程空っぽだったのか……むう」
「ちゃんと夕飯は、いっぱい食べましょう?ダメですよ、マイスター」
「そうだな、アルマ。風呂をたっぷり浴びたら、早めに夕食を喰おう」
「それならイタリアンがいいですの~♪ライスコロッケとか~……♪」
「はしゃぐなロッテや。その為には、お前達も風呂で精一杯くつろげ」

ロッテを宥めつつも山手線に乗る。手荷物の所為か、座る事が出来た。
神姫が統一規格となって暫く経つが、未だに私の様な存在は多くない。
それでも冬の頃よりは、神姫連れのオーナーを見かける機会が増えた。
なんでも、神姫を連れてバイクで旅をしているオーナーもいるらしい。
全てが片づいて暇になったら、長期休暇を取るのもいいかもしれんな。

「……む、新橋駅だな。もう乗り換えか……ここからはゆりかもめだぞ」
「はいっ……平日でも、それなりにカップルとか乗ってますよね~……」
「全くだな。造成から数十年経っても、未だに人気を集め続けるとはな」
「問題はないんだよ。ボクらだって、言ってみれば“カップル”だもん」
「え、えぇ~と……流石に一対三はカップルって言わない気がしますの」

──────事の問題は、そこじゃない気がするよ……?







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