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ウサギのナミダ
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引きこもりと神姫
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えむえむえす ~My marriage story~

2014年

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えむえむえす ~My marriage story~

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キズナのキセキ
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引きこもりと神姫
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The Armed Princess―武装神姫―
ウサギのナミダ
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アルトアイネス奮闘姫
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双子神姫
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犬子さんの土下座ライフ。
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武装神姫のリン
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戦う神姫は好きですか
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妄想神姫
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武装神姫~ストライカーズ・ソウル~
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クラブハンド・フォートブラッグ
武装神姫と暮らす日常
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ホワイトファング・ハウリングソウル
ハウリングソウル
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  「準決勝第二戦目……」
  鳳凰杯もいよいよ大詰め
  バトルとバトルの間、その間は各企業のブース紹介をやる事でテレビ中継を繋いでいるんだが、その間実況席も少しの間休憩時間となるわけで俺は気の抜けた言葉遣いで溜息をついた
  正直……疲れた
  「明坊、大丈夫かい?」
  「結構きついですよ…燕さん…」
  「ま、慣れない事やってりゃ疲れもするさ。それも後ちょっと、がんばりな!」
  そう言いながら俺の背中にバシンと張り手と言う名の根性注入
  「…痛いですってば」
  いやマジデ…
  「ほっほっほ、これしきでへばるとは情けないのぅ…」
  あ~あ~あ~
  今一番相手をしたくないヤツが現れたみたいだな
  「鳳条院を継ぐ者としてもう少し根性が必要じゃな」
  「……根性がないものは鳳条院を継げないってぇのなら俺は根性なしで結構だってぇの。 何しに来やがったこのクサレ主催者サマは」
  「憎まれ口叩く余裕はあるようじゃな。結構結構!おうおう、千沙都ちゃん! お久しぶりじゃの~う」
  はい?
  「ええ、お久しぶりですわ、おじ様w」
  「あ、あの…お二人はお知り合いで?」
  俺の代わりにノアが質問してくれた
  「そうじゃよ? こう見えてワシの顔はとてつもなく広いんじゃ。凄腕ネットハッカーから英国天才科学、米国の美人女刑事なんかともお友達じゃぞい」
  こいつ…千沙都の正体も解ってたってのかよ
  やっぱ侮れねぇなこの爺様は…
  つぅかその面子、なんか凄いのか凄くないのかそこはかとなく微妙な気がするのは俺だけなのだろうか…
  「んで、とっつぁんは何しに来たんだい? 主催者席にいないと伊織が怒る…て、あの子が怒っても怖くも何ともないだろうけどさ…」
  燕さんの言う御袋が怒る姿とは……

  『もう! お父さん!! ウロチョロしないでちゃんと主催者席にいてくれなきゃ困るよぅ! 私だって忙しいんだから余計な手間掛けさせないでよね! ぷんぷん!!』

  うわぁ…怖くネェ…
  ぷんぷんとか口で言っちゃってるし…
  「…父親として実の娘に萌えていいものかどうか怪しいラインじゃなぁ~」
  俺と同じようなことを考えていたんだろうが腕組しながら真剣に悩んでその返事はどうかと思うぞ、ジジイ…
  「とりあえず、それは人生最大の課題としておいて置こうかの」
  「相も変わらずもの凄い御老人だな!」
  カラカラ笑いながらそう言ったのは冥夜だった
  「ま、『黒き狼』の嬢ちゃんの言うとおりワシが凄いお爺ちゃんだという事が解った所で燕ちゃんの質問に答えようかのぉ」
  燕ちゃん…いや、燕ちゃんて…そらアンタからしてみれば娘同然かもしれないがこの人だって今年で4じゅう…
  「あ・き・ぼぉ~、 何か言いたそうだね…」
  「い、いや…なんでもないどぇす…」
  だからヘッドロックを解いて下さい…
  「次の対戦、ミュリエル嬢ちゃんと『白い翼の悪魔』、ミチルちゅぁんの対戦じゃな?」
  「ああ、そうだけどさ…」
  「ならワシもここで見させてもらうかの。 観奈嬢ちゃんはアル嬢ちゃんとのバトルを楽しみにしとったんじゃろ?なら熱戦になる事マチガイなしじゃ」
  「自分の席があるだろうが、それも超特等席がよ」
  「うむ、あそこはあそこで楽しいんじゃがいい歳したオッサン連中で神姫バトルに大興奮するのには少々疲れてのぅ。若者の潤いに飢えてここまで来たのじゃ」
  あ~、主催者席には各企業のお偉いさん方が集結してるからなぁ
  このジジイ…つまり『鳳条院グループ』との関連性が深い武装神姫企業のお偉いさんは神姫に情熱を注いでいる方が大半なわけで…まぁ一部例外もあるようなのだがな
  そらまぁ歳を考えん爺様、叔父様連中なんだろうておおはしゃぎで熱狂観戦でもしてたんだろうということは安易に想像できてしまう
    「つうわけで次の試合はここで見させてもらうぞい」
  「いや、別にとっつぁんが言うなら大丈夫だろうケドさ…ところでとっつぁん? 『ミチルちゅぁん』ってなにさ『ちゅぁん』って…」
  「なんとなくじゃ!」
  威張ってキッパリ言い切ることじゃねぇな…
  「花菱さん、そろそろ中継返ります!」
  「あ~、はいはい了解!!」
  ADらしき若い男性スタッフに返事を返すと仕事の顔に切り替わる燕さん

  「さぁ、いよいよ鳳凰杯も残すところ後二戦! 泣いても笑っても決勝に駒を進めるのは次の二組の内の一組だけ!さっそく両者に登場してもらいましょう!!まぁずは…方角は西より、トリッキーな戦術で会場を掻き回す今回のダークホース!特殊武装の扱いはお手のもの!ミュリエル選手、マスターのアルティ・フォレスト選手と共に入場です!!」
  まだ準決勝なのに観客達のテンションは物凄い盛り上がりを見せていた
  始まってからの熱戦、激戦を目にしてきた神姫ファンの興奮はオーナーブースへの花道を風を切るように歩くアルティとその肩に乗っているミュリエルに注がれる
  アイツはこっちでは無名に等しいからな…
  人ってもんは突如現れた英雄に憧れやすい性質があるように思う
  それが謎の金髪美女というならば尚更…って俺が言うのも何だがなぁ…
  そんな事を考えている俺をよそにもう一筋のスポットライトが東側ゲート、龍門の方に伸びる
  それと同時に同方向へと先ほどとに負けないほどの大歓声が響き渡る
  「続きまして方角は龍より…輝く六枚の白き翼で空を舞い、 消え行く姿と共に残す微笑はまさに『白き翼の悪魔』!オーナーである世界ランキング72位の國崎 観奈選手とともにミチル選手、入場~!!」
  こちらも貫禄は負けていない、むしろ観奈ちゃんの年齢を考えるとアルティよりも器は上か…
  「両者、オーナーブースに入り最終セッティングへと移ります」
  この間も観客の声援は止む事がない
  この調子で決勝戦まで持つのだろうか…
  「明人、ちとこっちへ来い…」
  と、もうすぐで始まるって時に俺の背中をつついたのはジジイだった
  「はぁ? 来いったって解説はどうすんだ…」
  「千沙都ちゃんがおれば何とかなるわい…お願いできるかな?」
  「喜んでお引き受けしますわおじ様…」



  「んで、こんな所に連れてきてどうすんだよ」
  関係者以外立ち入り禁止の連絡通路の一角に俺とノア、ジジイの三人の姿はあった
  「ついさっき桜から連絡があっての……お前も知っておろう、鳳凰杯の『裏』で起きておる事については」
  『裏』…御袋が言ってた例のアレの事か…
  「まぁ…大方の筋書きはな」
  「そうか、その件なのだが…」

  「兼房様、その続きは私からお話しましょう…」

  突然の第三者の声に俺が振り向くと、黒い喪服に身を包んだ一人の少女の姿があった…
  「おぉ、ミラ殿」
  「兼房様、直にお会いするのはこれが初めてですね。ご挨拶が遅れたことをお詫び致します」
  ジジイに向かって一礼するミラという少女
  「何を仰るか。むしろこちらが無理を言って来てもらっとるんじゃ。どうか頭を上げてくれんかのぉ」
  「…貴方という方は底が見えませんね」
  この子…もしかして
  念のために聞いてみるか
  「ジジイ、その子は?」
  少し鋭さがある目つき、手にはトランク…
  まぁ、普通でない事は一発でわかったんだが
  「お? そうか、お前にも紹介しとかんとのぅ。 彼女は…」
  「アメリカ・カリフォルニア州神姫BMA・ロサンゼルス支部所属、違法神姫調査官…ミラ・ツクモだ」
  あらら…噂のBMA捜査官ってこの子の事かよ
  予想的中
  「これはこれはご丁寧に…そんじゃ今度はこっちが名のる番だな。 俺は…」
  「橘 明人君にそのパートナーであるノアール嬢…との認識なのだが宜しいかな?」
  「…なんで知ってるんだよ」
  「水無月様に話は聞いていた。それで、本人で間違いないのだな?」
  「…あ~、うん、間違いないです…」
  かわいい顔して冷静な口調ですなぁ…
  「それにしても君が…『若様』とはな…」
  「『若様』? 何のことだ?」
  「いや、あの水無月様がえらく御執心だったのでどのような人物なのかと思っていたら…まさかあのときの青年とはな」
  「?? あの時?」
  この子は俺に会ったことがあるのか?
  俺には全く覚えがないんだが…
  「…いや、いい。気にするな」
  「つうかミラちゃんよぅ、もうちっとくれぇ愛想良くしろってぇの。ま、こんな辛気くさいカッコしてりゃそんな意味もないかもな!へへっ」
  そんな声と共にミラちゃんの右肩に何処からともなく一体の神姫が着地する
  タイプはハウリン
  「烈風…まさか、まさか君にそのようなことを言われるとは予想もできなかったよ」
  本当にショックだったのだろうか、掌を額に当て脱力するミラちゃん
  そんな彼女を無視して俺の方に視線を向けるハウリン
  「よう、兄ちゃん!ボクは烈風ってんだ。ま、宜しくしてやってもいいぜ~?」
  少し仰け反り、見下すような挑発的な挨拶…
  「…お行儀のいいワンちゃんですな」
  ここでなめられたらいかんのですよ…なんとなく
  「あぁ!? なんつった?いまなんつったぁぁ!!?」
  「止めろ烈風…先に仕掛けた君が悪い」
  仲裁に入ったミラちゃんの顔は少しうんざりしているようにも見えた
  しかし、一体何なんだろうかこの二人は…
  関係ないが烈風と呼ばれたハウリンの悪そうに笑うその姿は俺の右肩にいるコイツとは随分違うもんだなぁ~
  「……貴方が何を考えているのかは大体わかりますが、私もあの方のような方が良かったですか?」
  ジト目になったノアと目が合う
  「阿呆、何でそうなるんだよ…」
  大体、お前まで収拾つかなくなったら俺んちはいったいどうなるんだ?
  「………ミラ、口出しして悪いが時間がない。 早く彼らに用件を伝えてはどうかな?」
  今度はミラちゃんが持っていたトランクの死角からゴーグルをかけ飛行ユニットで浮遊しながら前に出てくるストラーフ
  「すまない。 確かに君の言うとおりだな…震電」
  「……まぁミラが謝る事ではない。謝るべきはどちらかというと…」
  ゴーグルで瞳は見えないがおそらくその視線の先には烈風の姿があるように思う
  「んだよ…ボクが悪いってのか!?」
  「……悪いとは言っていない。 ただ、先ほど彼が言った事には私も同感だというだけさ」
  「あぁ!? ケンカ売ってんなら大金はたいて買ってやろうか!」
  「れっぷぅぅぅ~やめなよぅぅ~~」
  一瞬即発(ただし烈風が一方的に)の空気をすっ飛ばしたのは姿なき声
  「ご主人様、あそこです」
  「もぉ~ケンカしちゃだめだったらぁぁ~~」
  ノアが指差した先は烈風と震電の間の空間からまるでネット上に転送された映像のようにニコニコ笑顔のツガルが困ったような口調で現れた
  「……ミラージュコロイド?」
  「そうです。ミチルさんが持っている光化学迷彩『ミラージュコロイド』」
  「よく分かったなお前…」
  「私の尻尾は…敏感…です…」
  そういわれてノアの尻尾を見てみると見事に逆立っていた
  ですがノアールさん、何で少し御顔が赤くなっておられるのでしょうか?
  「今触ったら……怒りますよ」
  「うっ……りょ、了解…」
  恥じらいまじりのお顔が一瞬にして絶対零度へ…
  つい触ってみたくなって手を伸ばそうとしたら見事に見透かされて釘を刺された
  「しかし、ミラージュコロイドは國崎技研でミチルさんが試験運用しているだけでまだ販売段階ではないのでは…」
  「連山のコレは鳳条院グループ側のもの。水無月様に頼んで許可を頂いて貰ったんだよ『緑色のケルベロス』さん」
  「けっ、『地獄の番犬』ってか? 大層な2つ名だなぁ」
  「そうですね…私も嫌いですよ、そう呼ばれるのは」
  連山の挑発(?)に笑顔で返すノア
  「……ふっ、挑発するには相手が悪かったな、『Bruinsの番犬』?」
  「てめ!ボクもそう呼ばれるのが嫌いだって知ってて言ってるだろ!!」
  「ふみゅぅぅ~~だからダメだってばぁぁ~~」
  またしてもいざこざになり話が全く前に進まない
  「…すまない。 騒がしい連中で」
  「いや。 俺んちも似たようなもんだし…なぁ?」
  「ええ」
  今はノアだけだからいいもののミコにユーナを加えればこの場は完全に収拾がつかなくなっていただろうなぁ
  「……お互い、苦労しているみたいだな」
  「…そのようで」
  二人して同時にため息をつく
  俺とミラちゃんに不思議な心のつながりができた瞬間であった



  「……『ワイアード・ゴースト』」
  ミラちゃんから現時点での状況説明と『アルカナ』の正体を聞いた後、俺の口から思わず出たのはそんな言葉だった
  「…なんだそれ?」
  方眉を吊り上げてそう言ったのは烈風
  「私も知らない単語だな…意味を教えてもらえないか?」
  「意外だな…烈風が知らないのは頷けるけどミラちゃんも知らないとはね…」
  「てめ、どういう意味だこ…ふむぅ!?ふむぐぐぐぐぅ!?」
  「は~い、れっぷうちゃぁん。 連山と一緒にいい子にしてましょうねぇ~~」
  「ふむぅ!ふむぐぐぅうう!!」
  連山に連れられトランクの中へと強制退場させられてしまった烈風
  「アレは放って置いて話を戻そう。 日本では基本的にバーチャルバトル人気がありそれに伴った知識が一般的にもなっているのだろうが…アメリカでは基本がリアルバトル。要するにカルチャーギャップの様なものかもしれないな」
  「いやまぁ一般的かといわれるとそうでもないから仕方ないんだが…」
  「どういうことかな?」
  「俺はまぁ…昔から色々あってネット世界に感覚を移す事が多かったからなぁ…まぁ簡単に説明するとだな? その当時から魂…まぁ精神と言うべきか。 それと肉体とネット空間の関連性で事案の噂を聞いたことがあった」
  「…魂と肉体とネット空間の関連性」
  「その事案はネットに感覚を移している時、肉体、もしくはネット管制プログラムに何らかの異常が見られた時に起こりうる危険性というものだったんだけど、さっき言ったのはその事項の一つにあったものなんだ。 肉体から魂が…精神が離れネット上に住み着く現象、それの被験者及びその症状に陥った自己意思あるもの…それが『電子体幽霊』、通称『ワイアード・ゴースト』。 現象名『ワイアードゴースト現象』」
  「『ワイアード・ゴースト』……」
  「十中八九、その神姫はワイアード・ゴーストだろうな…っつか鶴畑め、厄介な事件に絡みやがって…」
  「…ありがとう、小さな疑問が一つ解消された」
  「こんなのお安い御用だ。他にお役に立てることはないかなお嬢さん?」
  「お嬢さんは止めて貰おう。コレでも私は成人なんだ」
  「あらら、いがいと年齢相応なんだな」
  「それはどういうことだ?」
  「俺の周りにはもっと子供っぽい大人がわんさかいるもんでね。 感覚が狂っちまってしょうがねぇ…」
  「そう…なのか?」
  「ああ。 そんじゃ『ミラちゃん』ってのもマズイわな…」  
  「ミラでかまわない」
  「ん? そうか? そんなら俺も名前で気楽に呼んでく…」
  「『若様』では駄目なのかな?」
  「……なんでよりにもよってそのチョイス?」
  「さて、何故なのだろうか? とりあえず今君に知っておいてほしい事はこれぐらいだ…仕事中にすまなかったな」
  そういって踵を返すミラ
  「また爆弾捜しかい?」
  「いや、目星は着いている。後はそのときを待つだけさ」
  「そか…君たちなら問題ないだろうけど何かあったら連絡をくれ。 何時でも動ける態勢にしとくからさ」
  「有り難う。それでは兼房様、失礼します」
  「うむ、頼んだぞミラ殿…」
  ミラは来た道を引き返していくが、唯一トランクの外に残っていた震電はまだこちらを見たまま動かなかった
  「……今は時間が無いが貴方とは戦ってみたかった…多分この二人も私と同じだろう。 特にうちの番犬はな…」
  「私もですよ…震電さん。 叶うのならばまた…」
  「……ああ、楽しみにしている…」
  そう言い残し、飛行ユニットでミラの後を追う震電を俺たちはしばらく見送っていた

  追記
  「…ジジイ」
  「ん?なんじゃ?」
  「あんた…謀ったろ?」
  「さてのぅ、何の事だかサッパリじゃわい。 ふぉふぉふぉ」


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