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えむえむえす ~My marriage story~

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黒き天使の伝説 前編


 2037年、最近妙な噂がネットなどで飛び交っていた。
 『謎の神姫、会場にあらわる』
 これは、ある会場に乱入して来た謎の神姫とそのマスターの話らしい。もっともそれははっきりとした証拠がないし、しかも小さな会場であったために殆どの人が噂だけを聞いただけであったのだ。そのため、この話は半ば都市伝説と化していた。
 僕、木林モトヤがこの伝説を知ったのは、編集部の長倉先輩がこの話を持ち出してきたことがきっかけだった。先輩とはいっても、僕との年の差はかなり離れている。そのため、先輩と言うよりは上司に近いかもしれない。
 「坊主、あの伝説の事、知ってるか?」
 「何ですか、あの伝説って?」
 「黒き天使の格好をした神姫のことさ。あれは会場に乱入して一瞬のうちに対戦相手を倒したという噂があるんだ」
 黒き天使…?何だそれ?僕はその話を聞いた直後はそんなこと気にも留めなかった。しかし、先輩があの続きを話した時、引き付けられる何かを感じた。
 「あの神姫は卑怯なことをせずに正々堂々と相手を倒すスタイルをとったそうだ。何せ相手は悪名高いホワイトデビルだったからな」
 「あのホワイトデビルをですか?だとしたらかなりの実力を持ってるということになりますよ?!」
 先輩はニヤリと微笑み、頷いた。
 「お前も知ってると思うが、ホワイトデビルは相手を破壊して勝つ有名な神姫だ。そんなホワイトデビルを倒した神姫だぞ、弱いわけないじゃないか」
 「そうなんですか…。でも実際に見てみないとわかりませんよ」
 「そう、それなんだよ。だからこれからあの神姫が現れそうな場所に行って、その目で確かめようとするわけさ。もちろん取材も兼ねてな」
 最初は半信半疑で付いてきた僕だったが、その試合会場で偶然黒い天使に出あわす事になるとは思ってもみなかったんだ。

 「さあ着いたぞ。ここでホワイトデビルの試合があるから、もしかしたら現れるかも知れないぞ」
 着いた場所はあまり人の集らないような雰囲気のビルだった。
 「こんな場所に黒い天使が現れるんでしょうか…?」
 「まあ、ここは半ば非公式な会場だからな。あまり目立たない場所にあるのは否めないさ」
 僕と先輩はチケットを買い、会場がある建物の中に入っていった。
 「だがこんな場所だからこそ、あいつが現れる確立が高いと俺は思うのさ。万が一現れなくても俺は後悔しないけどな」
 会場に入った僕達は、観客席であるパイプ椅子に座った。
 「へっ、ここはあまり金をかけてないようだな。ちゃんとした会場だったら、こんな椅子じゃないもっといい椅子を用意するだろうよ」
 「しょうがないでしょう、ここは会場とはいってもビルの部屋なんですから」
 しばらくして会場の照明が消え、アナウンスがスピーカーから響いた。
 「お待たせいたしました、これよりロボットバトルマッチを開催します」
 ロボットバトルマッチ、それは神姫のほかに様々なロボットフィギュアが闘う、いわゆる『異種格闘技戦』と呼ばれる試合だ。普通はそれぞれランク分けをしているが、まれにこのような枠を超えたバトルを行うこともある。ただし、この様な試合は公式には認められることは少ない。しかも神姫がこのバトルに出るということは、重量級の相手とも闘うことになる。つまりこの試合では、重量の軽い神姫は不利な立場にいるということになるのだ。
 「さて、ホワイトデビルの闘いをお手並み拝見しますか。あの白い悪魔の実力は折り紙付きだというからな」
 どかっと椅子に座ってふんぞり返る先輩。こんなときに気楽に観戦できるんだからたいしたもんだ…。
 暗くなったリングに明かりがつき、そこに二体の選手が現れた。一体はいわゆる重量級のスーパーロボットタイプ、そしてもう一体は白いパワードスーツを着けた神姫だった。
 「あれがホワイトデビル…。白いカラーリングで悪魔型だからホワイトデビルと呼ぶんでしょうか…」
 「外見もそうだが、本当に恐ろしいのはこいつの戦いぶりよ…。黙って観れば分かるさ、坊主」
 スピーカーから試合開始のゴング音が聞こえた。ついに試合がはじまったのだ。

 試合展開は重量級SRが優位な方向に進んでいた。それに比べてWデビルは攻撃らしい攻撃をせずに防戦一方の状態だ。
 「おかしいですよ、ホワイトデビルの方が不利な状態になってます」
 しかし先輩はこの様子を冷静に見ていた。
 「黙って観てろと言った筈だ、奴の本領はこれからだ」
 先輩の言うとおり、ここから一気に形勢が逆転した。WデビルはSRの懐に飛び込み、右腕の関節を破壊したのだ。
 「あんな体勢でこんなに正確にねらえるなんて…」
 「まだだ、あいつの力はこんなもんじゃねえ」
 続いてWデビルはSRの膝関節を手刀で狙い、ダメージを与えた。
 「手刀だけで関節を破壊できるなんて、あの神姫只者じゃないですよ」
 「それがホワイトデビルと言われる本当の理由さ。坊主、よく見ておくんだな」
 関節を破壊され、膝を突いた重量級SRにWデビルはつかさず攻撃した。そして馬乗りになったかと思うと、背中を破壊し始めた。
 「どうして背中なんかを壊し始めたんでしょうか?」
 「背中が弱点だとあいつは判断したんだよ。こういうタイプは前だけ装甲を厚くする傾向があるからな、背中はがら空きというわけだよ」
 なるほど、それを瞬時に判断したというわけか。僕はWデビルの闘い方を観て理解した。
 相手の背中の装甲を剥がしたWデビルは、内部メカを引きずり出し、握りつぶした。そしてロボットの心臓部であるCSCを引きずり出すとリングに叩き落し、踏み潰し、そして粉々にした。
 「…これがWデビル…」
 「ああ、あいつの正体は無慈悲な殺人マシンだ。だからバトルロボット界でも恐れられる存在なのさ」
 前のめりに倒れる対戦相手。そしてWデビルは勝利のポーズをとった。
 「勝者、Wデビル!!」
 部屋の電灯が点き、観客が歓声を上げる。Wデビルはそのままリングの上で手を振りながら観客の声援にこたえた。
 「あんなことをしたのにあの笑顔…、本当に小悪魔ですね」
 「そうだな、だが観客はアレを見るためにここに来てるんだ。もしかしたらここにいる観客の中で正常なのは俺たちだけかもしれんな」
 Wデビルが声援に答えているそのとき、突然部屋の明かりが消えた。
 「どうしたんでしょうか?」
 「どうやら来るみたいだぜ…、あの伝説の黒い天使が…!!」
 突然の消灯にどよめき始める観客。そこへ何者かがリングに上がってきた。
 「誰だい、あたいの邪魔をする奴は?」
 Wデビルがリング上にいる相手に問いかける。その主は静かに答えた。
 「まだそんなことしてるの、Wデビル!!」
 明かりが再び点灯したとき、観客は驚きの声を上げた。そう、リングの上にいるのは、あの伝説の黒い天使だったのだ…!
 「あ、あれが黒い天使…!!」
 僕は伝説といわれた黒い天使をついに目撃したのだった…。



後編へつづく







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