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「閑話休題:パカパカ」(2006/10/23 (月) 00:46:14) の最新版変更点
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<閑話休題:パカパカ>
「ふむ。」
某巨大掲示板にて情報を収集していると、気になる事象を発見した。
内容自体に興味がある訳では無いが、暇潰しには丁度良いだろう。
などと思っていると例によってエストの馬鹿が何かしている。
恐らくはまた人のDVDを勝手に見たのであろう、剣を引き摺りながら歩いてくる。
って畳に傷、傷ー!
「一応聞いておいてやるが、今日は一体どうした?」
「イライラするんですよ。」
「コラ、そんな勝手な理屈で部屋を傷付けるんじゃない。」
「英雄になりたいんです。」
あー、ライダーがバトルロワイアルな作品を見たのか。
「イライラするんですよぉ~!!」
「こぉの、馬鹿弟子がぁ!!」
これは先ほどの事象を試すチャンスと瞬時に判断した俺は、声を飛ばす。
想像だにしていなかった反応が返ってきた為か、エストは目を点にしてこちらを見てる。
「そんな自分の感情をコントロール出来ずに英雄になろうなどと愚の骨頂、修行が足りんわ。」
「では師匠、どのようにすればよろしいのでしょうか?」
よし、予定通りに食い付いてきたな。
「曇りのない鏡と澄みきった水の様に心に何のわだかまりもない状態、これこそが明鏡止水の境地。」
「つまりそれを会得せよと申すのですね、御教授よろしくお願いします。」
「うむ、まずは仰向けになり、その後ゆっくりと足を閉じたり開いたりするのだ。」
パカパカ
「こ、こうですか?中々に足腰の鍛錬も兼ねている理に適った修行方法です。」
「違う!もっと流水の如く緩やかに、エレガントにだ。」
パカ、パカ
「その動きをする事により、(主に神姫オーナーの)心が研ぎ澄まされるらしい。」
パカ、パカ、パカ、パカ・・・
真剣な表情で足をパカパカさせている様子がとても面白い。
「そうですか、って『らしい』ってどういう事ですか師匠。」
「あ、いや、そのー、ネットの情報でな、うん。」
その後即座にパカパカを終了し、ネットでの検索を終えたエストに30分正座で説教された。
それにしても個体差とはいえ、ここまで影響を受けやすいヤツとは思わなかった。
『パピ・ヨン』とか言い出す前に、自分の手で男前な悪の英才教育を施した方が良さそうだ。
まずはお詫びも兼ねてマントを探すところから始めよう。
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[[師匠と弟子>http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/84.html]]
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