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<明日の為に、其の1!>
「これ以上戦えぬ者に手を出す気はありません、再戦を楽しみにしています。」
また今日もいつものように戦闘停止を申告し、結果的にはドローになる。
8戦やって0勝0敗8分、デビューしてから毎回この調子なのだ。
どうやら自分の趣味が彼女に変な価値観を植えつけてしまったらしい。
そもそも巷で大流行の武装神姫を購入する予定は一切無かった。
仕事で散々扱ってきたのに、病気で休職中の時まで見たくなかったのが正直な感想だ。
「リハビリ兼ねて、お前のボーナスは現物支給でコレだから。」
とは上司の台詞である。
本来は開発に携わった人物がバトルサービスに関わるのは好ましくないのだが、
神姫本体では無くバトルサービスのシステム開発部である事と、
ある種の市場調査を兼ねての特例との事らしい。
その際に都合良く休職中の自分に白羽の矢が立った訳だ。
こうして、我が家にフルチューンされたストラーフがやって来たのである。
正直、戦闘用フィールドばかりを手がけた為か、何から手をつけるのかすら知らない。
名称は事前に”エスト”として登録してもらっているので、とりあえず起動?
「はじめまして、今日からよろしくお願いします師匠。」
「おう、よろしく・・・って師匠!?」
「そのように呼称設定がなされておりますが、何か問題でも?」
「いえ、面倒なのでそのままで結構でございますです。」
面倒だからと初期設定を友人に任せるのは、余計に面倒な事態を引き起こすようだ。
起動から数時間、すっかりウ○ザードやト○ーズ閣下に感化されたようだ。
闘いの美学がどうとか、エレガントにとかブツブツ言いながら武装を選定している。
上司に渡されたカタログでスペックを確認してみるが、どうやらサード程度なら武装無しでも問題無いらしい。
某シューティングの1面で上上下下左右左右BAを使うようなものだろうか。
などと馬鹿な事を考えているうちに気に入った武装を発見したようだ。
自分の2倍弱程の長槍を満足気に振り回している。
「それって懐に入られると邪魔になりそうだな。」
「甘いですね師匠、ちゃんと中心で分割されて2本の槍になります。」
「それはそれは、無知で申し訳御座いませんねー。」
「だからお前は阿呆なのだ!」
いや、それ師匠と弟子の立場が逆だから。
「で、火器の類は見当たりませんがどうすんのさ?」
「そんなエレガントじゃない武器は必要ありません。」
言っても無駄なのを理解したので、残りのパーツで飛行ユニットをでっちあげて
勝手に護身用の銃器を仕込んでおいたのは別の話だ。
こんな調子でこれからやっていけるのだろうか。
<明日の為に、其の1!>
「これ以上戦えぬ者に手を出す気はありません、再戦を楽しみにしています。」
また今日もいつものように戦闘停止を申告し、結果的にはドローになる。
8戦やって0勝0敗8分、デビューしてから毎回この調子なのだ。
どうやら自分の趣味が彼女に変な価値観を植えつけてしまったらしい。
そもそも巷で大流行の武装神姫を購入する予定は一切無かった。
仕事で散々扱ってきたのに、病気で休職中の時まで見たくなかったのが正直な感想だ。
「リハビリ兼ねて、お前のボーナスは現物支給でコレだから。」
とは上司の台詞である。
本来は開発に携わった人物がバトルサービスに関わるのは好ましくないのだが、
神姫本体では無くバトルサービスのシステム開発部である事と、
ある種の市場調査を兼ねての特例との事らしい。
その際に都合良く休職中の自分に白羽の矢が立った訳だ。
こうして、我が家にフルチューンされたストラーフがやって来たのである。
正直、戦闘用フィールドばかりを手がけた為か、何から手をつけるのかすら知らない。
名称は事前に”エスト”として登録してもらっているので、とりあえず起動?
「はじめまして、今日からよろしくお願いします師匠。」
「おう、よろしく・・・って師匠!?」
「そのように呼称設定がなされておりますが、何か問題でも?」
「いえ、面倒なのでそのままで結構でございますです。」
面倒だからと初期設定を友人に任せるのは、余計に面倒な事態を引き起こすようだ。
起動から数時間、すっかりウ○ザードやト○ーズ閣下に感化されたようだ。
闘いの美学がどうとか、エレガントにとかブツブツ言いながら武装を選定している。
上司に渡されたカタログでスペックを確認してみるが、どうやらサード程度なら武装無しでも問題無いらしい。
某シューティングの1面で上上下下左右左右BAを使うようなものだろうか。
などと馬鹿な事を考えているうちに気に入った武装を発見したようだ。
自分の2倍弱程の長槍を満足気に振り回している。
「それって懐に入られると邪魔になりそうだな。」
「甘いですね師匠、ちゃんと中心で分割されて2本の槍になります。」
「それはそれは、無知で申し訳御座いませんねー。」
「だからお前は阿呆なのだ!」
いや、それ師匠と弟子の立場が逆だから。
「で、火器の類は見当たりませんがどうすんのさ?」
「そんなエレガントじゃない武器は必要ありません。」
言っても無駄なのを理解したので、残りのパーツで飛行ユニットをでっちあげて
勝手に護身用の銃器を仕込んでおいたのは別の話だ。
こんな調子でこれからやっていけるのだろうか。
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[[師匠と弟子>http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/84.html]]
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