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**2月14日の武装神姫-01
それは、去年のこと・・・。
「いってらっしゃいなのにゃー」
珍しく早起きしていた猫子・エルガに見送られ、久遠は出勤。
「さーて。ヌシさん、出かけたな?」
久遠が出かけたのを確認し、リゼと、シンメイが顔を出した。
「あ、シンメイ〜。イオを起こしてきてよぉ。」
「え・・・まだ寝てるの?」
「うにゃ。」
「全く・・・こういう日に限って低電圧発症するなんて。。。」
ブツブツ言いながら、イオの寝床へ向かうシンメイ。
「それじゃ、準備にかかりますか。」
いつの間にか、リアアームを装着してきたリゼが。一方のエルガもエプロン
スタイルとなっている。
「今日はヌシさんサイズの調理だかんねー。 エルガ、仕切役よろしく〜。」
「にゃっはー!任せるのダ!」
と、シンメイが、
「はぁ・・・ダメでした。。。」
黄色い狐型の装備(後に工臨壱型と名付けられるアレ)を整え、げっそりと
して戻ってきた。どうやらイオは起きなかった模様。
「ハリセンで叩いてもダメだったか?」
「それで起きれば苦労しませんよ、リゼ。。。ファンビーでひっぱたいても
起きなかったんですもの。」
・・・ため息を付く3人。 イオの寝起きの悪さは折り紙付きであるので、
諦めて3人で作業にかかることに。。。
「まずは、ブロックチョコレートを砕くの。」
ずるずると、どこからかブロックチョコレートを引きずり出すエルガ。
「・・・どうやるんだよ。」
「リゼがまず砕くのだ。 それをにゃーがみじん切りにするのダ。」
「なるほどね。 それでは・・・」
リゼがリアアームをふりかざしたところで、
「にゃー!! 待つの! 汚れないようにテーブルにラップを敷くのだ!」
と、エルガ絶叫。
「エルガ・・・案外マメなんですね・・・。」
ちょっと驚いたように、ラップを敷く作業をエルガと共に手伝う。ラップを
敷き終えたところで、改めて作業開始。
リゼが大まかに砕いたブロックを、エルガがヤンチャオでさらに細かく切り、
シンメイがドサドサとステンレスボウルへ放り込む。あっという間にチョコ
ブロックは粉砕された。
「つぎは熱湯ぶろ〜。」
「ちがうでしょ。湯煎っていうの。」
シンメイが突っ込む。
「にゃーん。 ちょっと間違えただけなの。」
イオのフライトユニットを拝借して、湯沸かし器を操作するエルガ。
「・・・ちょっと・・・か?」
苦笑いをしながら、リゼが大きめのボウル・・・というより洗面器にお湯を
受ける。そこへ、シンメイが先のステンレスボウルをゆっくりと下ろす。
「ここからは・・・エルガのお仕事ですよ。」
「はいにゃー!」
リゼとシンメイが押さえるボウル、その中で徐々に溶けるチョコレート。
冷蔵庫からコーヒーミルクとバニラエッセンスを取りだしてきたエルガは、
様子を見ながらそれぞれ投入、手早くしゃもじで混和する。
「お前、上手いな。」
感心したようにリゼが呟いた。
「うにゃ? 料理は愛情って、いつもにゃーさんが言ってるの。 だから、
教えてもらってるにゃーも、愛情込めるのにゃ。 だから上手なの。」
「上手、って自分で言うことではないでしょ。 ほらほら、あとは私が押さ
えていますから、あなた達は型の準備をしてはいかがです?」
「はーい。」
シンメイにボウルを任せ、2人はガラガラと型の準備をする。 ついでに、
トッピング用に久遠の好きなアーモンドや、きれいなマーブルチョコなども
並べる。食べたそうにするリゼを小突きつつ、ボウルの元へ戻ってきた2人。
「並べたの。」
「小物も準備完了だよ。」
「それじゃぁ・・・運びますか。エルガ、ワイヤーは大丈夫? リゼも耐熱
カバー付けた?」
珍しく拳狼を装備したシンメイ。 ・・・フライトユニットを着けたエルガ
がワイヤーを用いて吊り上げる。 それを下でサポートするリゼとシンメイ。
ゆっくりとテーブルへ移動させ・・・シンメイが慎重に位置を指示する。
「エルガ、もうちょっと右!」
「ここかにゃ?」
「そうですね、この辺でいいでしょうか。。。」
「それじゃぁ、流すよー。 引っ張るから、リゼ、よろしくなの。」
「ほいきた。」
2本かけたワイヤーの一本を引き上げ、ボウルを傾ける。後の部分をリゼが
補助で持ち上げ、湯口はシンメイが見張る。 見事な連携プレー。。。
・・・>[[2月14日の武装神姫-02]]へ続くっ!!>・・・
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**2月14日の武装神姫-01
それは、去年のこと・・・。
「いってらっしゃいなのにゃー」
珍しく早起きしていた猫子・エルガに見送られ、久遠は出勤。
「さーて。ヌシさん、出かけたな?」
久遠が出かけたのを確認し、リゼと、シンメイが顔を出した。
「あ、シンメイ〜。イオを起こしてきてよぉ。」
「え・・・まだ寝てるの?」
「うにゃ。」
「全く・・・こういう日に限って低電圧発症するなんて。。。」
ブツブツ言いながら、イオの寝床へ向かうシンメイ。
「それじゃ、準備にかかりますか。」
いつの間にか、リアアームを装着してきたリゼが。一方のエルガもエプロン
スタイルとなっている。
「今日はヌシさんサイズの調理だかんねー。 エルガ、仕切役よろしく〜。」
「にゃっはー!任せるのダ!」
と、シンメイが、
「はぁ・・・ダメでした。。。」
黄色い狐型の装備(後に工臨壱型と名付けられるアレ)を整え、げっそりと
して戻ってきた。どうやらイオは起きなかった模様。
「ハリセンで叩いてもダメだったか?」
「それで起きれば苦労しませんよ、リゼ。。。ファンビーでひっぱたいても
起きなかったんですもの。」
・・・ため息を付く3人。 イオの寝起きの悪さは折り紙付きであるので、
諦めて3人で作業にかかることに。。。
「まずは、ブロックチョコレートを砕くの。」
ずるずると、どこからかブロックチョコレートを引きずり出すエルガ。
「・・・どうやるんだよ。」
「リゼがまず砕くのだ。 それをにゃーがみじん切りにするのダ。」
「なるほどね。 それでは・・・」
リゼがリアアームをふりかざしたところで、
「にゃー!! 待つの! 汚れないようにテーブルにラップを敷くのだ!」
と、エルガ絶叫。
「エルガ・・・案外マメなんですね・・・。」
ちょっと驚いたように、ラップを敷く作業をエルガと共に手伝う。ラップを
敷き終えたところで、改めて作業開始。
リゼが大まかに砕いたブロックを、エルガがヤンチャオでさらに細かく切り、
シンメイがドサドサとステンレスボウルへ放り込む。あっという間にチョコ
ブロックは粉砕された。
「つぎは熱湯ぶろ〜。」
「ちがうでしょ。湯煎っていうの。」
シンメイが突っ込む。
「にゃーん。 ちょっと間違えただけなの。」
イオのフライトユニットを拝借して、湯沸かし器を操作するエルガ。
「・・・ちょっと・・・か?」
苦笑いをしながら、リゼが大きめのボウル・・・というより洗面器にお湯を
受ける。そこへ、シンメイが先のステンレスボウルをゆっくりと下ろす。
「ここからは・・・エルガのお仕事ですよ。」
「はいにゃー!」
リゼとシンメイが押さえるボウル、その中で徐々に溶けるチョコレート。
冷蔵庫からコーヒーミルクとバニラエッセンスを取りだしてきたエルガは、
様子を見ながらそれぞれ投入、手早くしゃもじで混和する。
「お前、上手いな。」
感心したようにリゼが呟いた。
「うにゃ? 料理は愛情って、いつもにゃーさんが言ってるの。 だから、
教えてもらってるにゃーも、愛情込めるのにゃ。 だから上手なの。」
「上手、って自分で言うことではないでしょ。 ほらほら、あとは私が押さ
えていますから、あなた達は型の準備をしてはいかがです?」
「はーい。」
シンメイにボウルを任せ、2人はガラガラと型の準備をする。 ついでに、
トッピング用に久遠の好きなアーモンドや、きれいなマーブルチョコなども
並べる。食べたそうにするリゼを小突きつつ、ボウルの元へ戻ってきた2人。
「並べたの。」
「小物も準備完了だよ。」
「それじゃぁ・・・運びますか。エルガ、ワイヤーは大丈夫? リゼも耐熱
カバー付けた?」
珍しく拳狼を装備したシンメイ。 ・・・フライトユニットを着けたエルガ
がワイヤーを用いて吊り上げる。 それを下でサポートするリゼとシンメイ。
ゆっくりとテーブルへ移動させ・・・シンメイが慎重に位置を指示する。
「エルガ、もうちょっと右!」
「ここかにゃ?」
「そうですね、この辺でいいでしょうか。。。」
「それじゃぁ、流すよー。 引っ張るから、リゼ、よろしくなの。」
「ほいきた。」
2本かけたワイヤーの一本を引き上げ、ボウルを傾ける。後の部分をリゼが
補助で持ち上げ、湯口はシンメイが見張る。 見事な連携プレー。。。
・・・>[[2月14日の武装神姫-02]]へ続くっ!!>・・・
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