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「戦うことを忘れた武装神姫-4」(2007/01/04 (木) 00:56:56) の最新版変更点
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**戦うことを忘れた武装神姫 その4
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時刻は午前2時を廻った。・・・寝付けない。
仕事のプロジェクトが行き詰まりかけたところへ、顧客からのクレーム・・・
追い打ちをかけるように、猫子のエルガが自損事故(包丁で左腕切り落とし)
で知人の修理工、ちっちゃいもの研のDr.CTaの所へ明日まで入院。。。
考えれば考えるほど目がさえる。 明日も仕事がある、何とかして、少しだけ
でも眠りたい・・・。手を伸ばして酒を探る。うん、これでいいかな・・・。
ぐはっ!!
喉が熱い! 慌てて灯りを付けてラベルを見れば・・・USSRウォッカ・・・っ!
と、すっと水入りのカップが出てきた。
「・・・何やってるんだよ。ほれ、飲みな。」
つい最近、世話になっているDr.CTaの紹介で転がり込んできた黒子のリゼが、
あの背中の「腕」を器用に使いこなし、運んできてくれたのだ。
「あ、ありがとう。」
何はともかく水を飲み、ほっと息をつく。
「全く・・・。仕事で疲れるのも十分わかるけどさぁ。そこに並んでいるのは
みんな強い酒だろ。そんなんに逃げるようじゃダメだぞ。」
「ダメだぞって・・・。」
「疲れた身体にだめ押ししてどうするんだよ。」
「・・・。」
「身体あっての仕事だろ? ここ2〜3日様子がおかしいから、夜も気にして
いたんだけど・・・ほれほれ、喉が落ち着いたら左手の酒瓶置いて布団に入る!!」
マスターである自分に対しても容赦なく足蹴を加えるリゼ。
神姫に心配されるなんて、何だか情けないぞ、俺。。。
「よし、布団に入ったな。」
リゼは灯りを消すと、装備を外し俺の枕元に座った。
「偉そうなこと言っちゃったけど、あたしに出来ることと言ったらこれくらい
しかないんだよね。。。」
というと、静かな、しかし透き通った声の歌声が耳元に。
「・・・上手いな。」
ひとつ歌い終わったところでリゼに声をかけた。
「ん?そうか?」
「なんつーか、そんちょそこらの歌手よりきれいだぞ。」
「ん〜、そんなに誉めても何も出ないぞぉ。」
ちょっと照れたような、甘い声が聞こえた。その後も、リゼの歌声が・・・
続いていたと思う。
次に気づいた時には、目覚まし時計が6時半を指していた。
都合4時間程度、必要量の睡眠をとれたようだ。体を起こすと、枕元ではリゼが
寝息を立てている。
「・・・ありがとう。助かったよ。」
呟くようにそっと声をかけ、朝の支度にかかる。
今宵は、リゼが好きなモ○ゾフのプリンを買ってこようかな。
静かなささやきで、夜を暖める神姫がいる。
そう、ここに居るのは戦うことを忘れた武装神姫。。。
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**戦うことを忘れた武装神姫 その4
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時刻は午前2時を廻った。・・・寝付けない。
仕事のプロジェクトが行き詰まりかけたところへ、顧客からのクレーム・・・
追い打ちをかけるように、猫子のエルガが自損事故(包丁で左腕切り落とし)で知人の修理工、ちっちゃいもの研のDr.CTaの所へ明日まで入院。。。
考えれば考えるほど目がさえる。 明日も仕事がある、何とかして、少しだけでも眠りたい・・・。手を伸ばして酒を探る。うん、これでいいかな・・・。
ぐはっ!!
喉が熱い! 慌てて灯りを付けてラベルを見れば・・・USSRウォッカ・・・っ!
と、すっと水入りのカップが出てきた。
「・・・何やってるんだよ。ほれ、飲みな。」
つい最近、世話になっているDr.CTaの紹介で転がり込んできた黒子のリゼが、あの背中の「腕」を器用に使いこなし、運んできてくれたのだ。
「あ、ありがとう。」
何はともかく水を飲み、ほっと息をつく。
「全く・・・。仕事で疲れるのも十分わかるけどさぁ。そこに並んでいるのはみんな強い酒だろ。そんなんに逃げるようじゃダメだぞ。」
「ダメだぞって・・・。」
「疲れた身体にだめ押ししてどうするんだよ。」
「・・・。」
「身体あっての仕事だろ? ここ2〜3日様子がおかしいから、夜も気にしていたんだけど・・・ほれほれ、喉が落ち着いたら左手の酒瓶置いて布団に入る!!」
マスターである自分に対しても容赦なく足蹴を加えるリゼ。神姫に心配されるなんて、何だか情けないぞ、俺。。。
「よし、布団に入ったな。」
リゼは灯りを消すと、装備を外し俺の枕元に座った。
「偉そうなこと言っちゃったけど、あたしに出来ることと言ったらこれくらいしかないんだよね。。。」
というと、静かな、しかし透き通った声の歌声が耳元に。
「・・・上手いな。」
ひとつ歌い終わったところでリゼに声をかけた。
「ん?そうか?」
「なんつーか、そんちょそこらの歌手よりきれいだぞ。」
「ん〜、そんなに誉めても何も出ないぞぉ。」
ちょっと照れたような、甘い声が聞こえた。その後も、リゼの歌声が・・・続いていたと思う。
次に気づいた時には、目覚まし時計が6時半を指していた。
都合4時間程度、必要量の睡眠をとれたようだ。体を起こすと、枕元ではリゼが寝息を立てている。
「・・・ありがとう。助かったよ。」
呟くようにそっと声をかけ、朝の支度にかかる。今宵は、リゼが好きなモ○ゾフのプリンを買ってこようかな。
静かなささやきで、夜を暖める神姫がいる。
そう、ここに居るのは戦うことを忘れた武装神姫。。。
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