「「ドラゴン-5」」(2011/11/26 (土) 01:00:59) の最新版変更点
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*第3部 「竜の嘶き」
**「ドラゴン-5」
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2041年10月31日 9:30
天王寺公園神姫センター 第3フィールド森林ステージ
***ドドッム!!ズズズウウン!!
林のスキマから青チームの丑型がカノン砲でA飛行場に向けて散発的に砲撃してくる。
シャル「今だ!行くぞ!!」
だっとシャルたちがA飛行場の片隅に置いてある自分の武装に駆け寄る。武装は昨夜の戦艦型の砲撃によって土砂が被り半分埋まっていた。
建機型が数台、アームで必死に弾薬や武装を掘り起こすのを手伝う。
シャル「早く武装を掘り起こせ!!迎撃できないぞ!!」
リインがシャルに駆け寄る。
リイン「戦乙女型の連中が出ますよ!」
シャル「ふん、対岸の青チームの爆撃隊を仕留めるつもりだな」
ライラ「俺たちも出撃しよう!」
ライラが滑走路に走るが、滑走路は戦艦型の艦砲射撃で穴だらけ、あちこちに砲撃を喰らって炎上している神姫の残骸がごろごろ転がっていた。
シャルがライラの肩を引っ掴む。
シャル「主滑走路はダメだ!!予備を使うぞ!みんなついて来い!」
砂を取っ払ってエンジンをスタートさせるシャル。
キュキュキュ・・・
なかなか動かないエンジンにシャルが苛立つ。
シャル「さっさと動けェ!!動けってんだよォ!!このポンコツが!!」
シャルがガンと足で武装パーツを蹴り上げる。
ガキン!!ドルンドルウウングオオオオオオオオオン!!
ガタガタと低い重低音を鳴らしながらエンジンが唸る。
セシル「ヨーシ、かかった!!いい娘だぜ!」
リイン「こっちも行けます!」
ライラ「いつでもOKだぜ!」
シャル「マスター!!出撃許可を!」
マスターの伊藤がすばやく指示を出す。
伊藤「申告はいい!!出撃しろ!」
***グオオオオオオオオオオオオン!!!
唸り声を上げながら出撃するドラッケンたち。
チーム名「ドラケン戦闘爆撃隊」
□戦闘爆撃機型MMS「シャル」 Sクラス
□戦闘爆撃機型MMS「ライラ」 Aクラス
□戦闘爆撃機型MMS「セシル」 Aクラス
オーナー名「伊藤 和正」♂ 27歳 職業 工場設備関係メーカー営業員
□戦闘爆撃機型MMS「リイン」 Aクラス
オーナー名「伊上 直人」♂ 26歳 職業 総合卸商社営業員
滑走路にいる味方の神姫たちがバイザーや帽子、兜を振りながら歓声を上げる。
「HERE WE GO!!」
ズズウン・・・ドドン・・・ダッダダッダダダッダン!!
A飛行場からすぐ近くのフィールドでは、敵味方入り乱れての激しい戦闘が行なわれていた。
騎士型「突撃ィー全神姫神姫突撃だー!!」
騎士型が剣を振り回し突撃の号令をかける。
**ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!
唸り声を上げて、突撃する青チームの武装神姫の集団。
剣や槍を構えた神姫が大地を蹴って敵味方の屍を踏み越え突撃してくる。
赤チームの陣地は、必死にライフルや機関銃で応戦する。
火器型「ち、畜生!く、くるなァくるなァ!!」
砲台型のカノン砲を喰らって上半身が吹き飛ぶ箸型、火器型の機関砲弾を浴び、穴だらけになる侍型・・・それでも青チームの突撃は止まらない。
ヤマネコ型「こいつら死ぬのが怖くないのか!?」
虎型「ひ、ひいいい!!」
騎士型「抜刀ッーーーーーーーーー!!!」
シャリンシャッリイイン!!シャリィーーーン
騎士型の号令で一斉に抜刀し、猛然と赤チームの陣地に襲いかかる数十体の青チーム突撃部隊。
騎士型「歓呼3声――――――――ウラッーーーーーーーー!!」
*ウラッーーーーーーーウラァーーーーーーーーウッラァーーーーーーーーーー
砲台型「う、うわあああああ!!」
ばっと宙に飛び散るオイル、そして土煙。
あっという間に乱戦状態になり、赤チームの陣地はめちゃくちゃに蹂躙される。剣士型が火器型神姫の首を跳ね飛ばし、逃げ惑う虎型神姫のしっぽをつかみ槍を突き立てる侍型、戦車型の頭を勝ち割る紅の武装に身を包んだ戦乙女型、何度も何度も銃剣で息絶えた花型に突き立てるコマンド型・・・叫び声と金属の擦れ合う音、怒声、銃声が入り混じる。
それは何度も続く戦場の音であった。
***ワアアアアアアアアアアアアアアアアアア・・・・
伊藤「・・・全機、爆弾を投下しろ」
伊藤は冷たい眼で筐体に移る戦場を一瞥するとシャルたちに指示を下す。
シャル「了解、全機につぐ!!急降下爆撃で爆撃しろ!!目標は67番丘!!」
キラッ・・・
騎士型「!?」
騎士型が太陽の中を見つめる。
***グオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!
エンジンを唸らせながら重武装のドラッケンが4機、逆落としのように急降下し突っ込んでくるのが騎士型の翡翠のような目に映る。
#ref(xDSC04094.jpg)
騎士型「ド、ドラッケン戦闘爆撃機!?」
ヤマネコ型「撃て撃ちまくれェ!!近寄らせるなァ!!」
ズンズズズン!!ドドドン!!
十字架型のキャノン砲を構えたシスター型やレールキャノンを構えたヤマネコ型が激しい対空砲火をシャルたちに浴びせる。
バキン!!カキンバンバッバン!!コーーーン!
ビシバシと装甲板が吹き飛ぶが、重装甲のドラッケンの急降下爆撃を止めるには少々火力不足だった。
シャル「Drop bombs on an enemy position!!」
キュウウウウウウウウウウウウン・・・
シャルたちは一斉に爆弾を侵攻してきた青チームの神姫たちの集団のど真ん中に投下する。
*ズドッドオオオオオオン!!バゴオオオオオオオオォーーーーーーン!!
すさまじい爆煙と真っ赤な炎が舞い上がり、一気に数十体の武装神姫が木っ端微塵になって吹き飛ぶ。
ライラ「イッヤッハー!!」
リイン「命中!命中!!」
セシル「伊達に俺たちゃ、『竜』の名前はついてねーんだぜェ!!!!」
シャル「67番丘の爆撃完了!!これより帰還する!」
伊藤「A飛行場は今、テンペスタの機銃掃射を受けている!!気をつけろ!!」
伊藤は筐体の画面を操作して現在の戦況をシャルたちに伝える。
戦況はあまり思わしくないようだ。
必死で赤チームは青チームの猛攻撃を凌いでいるが、昨夜の戦艦型神姫艦隊の艦砲射撃の影響で赤チームの稼動率は下がっていた。
シャル「ここが一番の勝負所だ!!今頃、飛行場の上空ではこの間のテンペスタの連中が俺たちが帰ってくるのをてぐすね引いて待ち構えているだろう」
ライラ「友軍の戦乙女の連中は、昨夜の戦艦型神姫の艦砲射撃で陣地ごと吹き飛んじまったしな・・・」
セシル「残った連中でも、テンペスタの相手は厳しいだろう」
リイン「シャル、いい考えがある」
シャル「!?」
リインがシャルのそばに寄る。
リイン「いつかの戦乙女の手を使いましょう!『囮』を出すんです」
シャル「囮だと?」
リイン「ロッテ戦術です」
ロッテ戦術(ロッテせんじゅつ)
ロッテは、航空戦における戦闘機の基本的な戦術・編隊構成で、2機で一つの編隊を組む手法。 ロッテはもともと旧ドイツ空軍が確立させた航空戦術であり、その後各国の軍隊でも採用されている。
戦闘機2機が相互に補い合い、ハンデとなる単機戦闘を避け、相互支援することによって敵機を撃墜・撃破することを目的とし、元は格闘戦において優位に立つために編み出された戦術である。 2機1組で分隊を組み、長機(リーダー)が攻撃・追撃を行っている間、もう1機の僚機(ウィングマン)が上空ないし長機の後方に食らい付き援護・哨戒を行う。この際、攻撃を行う長機のパイロットは後方に留意する必要がないため、攻撃に集中する事ができる。
なお戦法は現在においても尚、効率の良い戦術・隊形とされ、今日では世界中の空軍が採用している。
だが、この戦法は高いチームワークが必要となり、囮となる方が高い技量を有し危険度が増す。
シャル「だが、それでは囮となる・・・オマエが・・・」
リイン「シャル!!俺を信じてくれ!!!やれる!このチームなら!!やるなら今だ」
ライラもセシルもじっとシャルの目を見てうなずく。
シャル「よおし・・・リイン、その手を使おう!!ただし、俺も囮になる」
シャルたちは巡航モードに可変しスピードを上げてA飛行場にまっすぐ飛ぶ。
シャル「ライラ、セシルはリインと俺を追うテンペスタを狙って撃て!!」
ライラ「任せてください!!」
セシル「やってやる!!」
A飛行場に近づくと、数十機のテンペスタが飛行場に機銃掃射を仕掛け、戦乙女型のアイネスの小隊と空戦を行なっている。
シャル「行くぞ!!ヤロウ共っ!!!ついて来い!!派手におっぱじめるぞ!!!!!」
**グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!
エンジンをフルスロットルで振り絞り、高高度から一気にダイブしてテンペスタに襲いかかるシャルたち。
その姿はまさしく、獰猛な竜そのものだった。
To be continued・・・・・・・・
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*第3部 「竜の嘶き」
**「ドラゴン-5」
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2041年10月31日 9:30
天王寺公園神姫センター 第3フィールド森林ステージ
***ドドッム!!ズズズウウン!!
林のスキマから青チームの丑型がカノン砲でA飛行場に向けて散発的に砲撃してくる。
シャル「今だ!行くぞ!!」
だっとシャルたちがA飛行場の片隅に置いてある自分の武装に駆け寄る。武装は昨夜の戦艦型の砲撃によって土砂が被り半分埋まっていた。
建機型が数台、アームで必死に弾薬や武装を掘り起こすのを手伝う。
シャル「早く武装を掘り起こせ!!迎撃できないぞ!!」
リインがシャルに駆け寄る。
リイン「戦乙女型の連中が出ますよ!」
シャル「ふん、対岸の青チームの爆撃隊を仕留めるつもりだな」
ライラ「俺たちも出撃しよう!」
ライラが滑走路に走るが、滑走路は戦艦型の艦砲射撃で穴だらけ、あちこちに砲撃を喰らって炎上している神姫の残骸がごろごろ転がっていた。
シャルがライラの肩を引っ掴む。
シャル「主滑走路はダメだ!!予備を使うぞ!みんなついて来い!」
砂を取っ払ってエンジンをスタートさせるシャル。
キュキュキュ・・・
なかなか動かないエンジンにシャルが苛立つ。
シャル「さっさと動けェ!!動けってんだよォ!!このポンコツが!!」
シャルがガンと足で武装パーツを蹴り上げる。
ガキン!!ドルンドルウウングオオオオオオオオオン!!
ガタガタと低い重低音を鳴らしながらエンジンが唸る。
セシル「ヨーシ、かかった!!いい娘だぜ!」
リイン「こっちも行けます!」
ライラ「いつでもOKだぜ!」
シャル「マスター!!出撃許可を!」
マスターの伊藤がすばやく指示を出す。
伊藤「申告はいい!!出撃しろ!」
***グオオオオオオオオオオオオン!!!
唸り声を上げながら出撃するドラッケンたち。
チーム名「ドラケン戦闘爆撃隊」
□戦闘爆撃機型MMS「シャル」 Sクラス
□戦闘爆撃機型MMS「ライラ」 Aクラス
□戦闘爆撃機型MMS「セシル」 Aクラス
オーナー名「伊藤 和正」♂ 27歳 職業 工場設備関係メーカー営業員
□戦闘爆撃機型MMS「リイン」 Aクラス
オーナー名「伊上 直人」♂ 26歳 職業 総合卸商社営業員
滑走路にいる味方の神姫たちがバイザーや帽子、兜を振りながら歓声を上げる。
「HERE WE GO!!」
ズズウン・・・ドドン・・・ダッダダッダダダッダン!!
A飛行場からすぐ近くのフィールドでは、敵味方入り乱れての激しい戦闘が行なわれていた。
騎士型「突撃ィー全神姫神姫突撃だー!!」
騎士型が剣を振り回し突撃の号令をかける。
**ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!
唸り声を上げて、突撃する青チームの武装神姫の集団。
剣や槍を構えた神姫が大地を蹴って敵味方の屍を踏み越え突撃してくる。
赤チームの陣地は、必死にライフルや機関銃で応戦する。
火器型「ち、畜生!く、くるなァくるなァ!!」
砲台型のカノン砲を喰らって上半身が吹き飛ぶ箸型、火器型の機関砲弾を浴び、穴だらけになる侍型・・・それでも青チームの突撃は止まらない。
ヤマネコ型「こいつら死ぬのが怖くないのか!?」
虎型「ひ、ひいいい!!」
騎士型「抜刀ッーーーーーーーーー!!!」
シャリンシャッリイイン!!シャリィーーーン
騎士型の号令で一斉に抜刀し、猛然と赤チームの陣地に襲いかかる数十体の青チーム突撃部隊。
騎士型「歓呼3声――――――――ウラッーーーーーーーー!!」
*ウラッーーーーーーーウラァーーーーーーーーウッラァーーーーーーーーーー
砲台型「う、うわあああああ!!」
ばっと宙に飛び散るオイル、そして土煙。
あっという間に乱戦状態になり、赤チームの陣地はめちゃくちゃに蹂躙される。剣士型が火器型神姫の首を跳ね飛ばし、逃げ惑う虎型神姫のしっぽをつかみ槍を突き立てる侍型、戦車型の頭を勝ち割る紅の武装に身を包んだ戦乙女型、何度も何度も銃剣で息絶えた花型に突き立てるコマンド型・・・叫び声と金属の擦れ合う音、怒声、銃声が入り混じる。
それは何度も続く戦場の音であった。
***ワアアアアアアアアアアアアアアアアアア・・・・
伊藤「・・・全機、爆弾を投下しろ」
伊藤は冷たい眼で筐体に移る戦場を一瞥するとシャルたちに指示を下す。
シャル「了解、全機につぐ!!急降下爆撃で爆撃しろ!!目標は67番丘!!」
キラッ・・・
騎士型「!?」
騎士型が太陽の中を見つめる。
***グオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!
エンジンを唸らせながら重武装のドラッケンが4機、逆落としのように急降下し突っ込んでくるのが騎士型の翡翠のような目に映る。
#ref(xDSC04094.jpg)
騎士型「ド、ドラッケン戦闘爆撃機!?」
ヤマネコ型「撃て撃ちまくれェ!!近寄らせるなァ!!」
ズンズズズン!!ドドドン!!
十字架型のキャノン砲を構えたシスター型やレールキャノンを構えたヤマネコ型が激しい対空砲火をシャルたちに浴びせる。
バキン!!カキンバンバッバン!!コーーーン!
ビシバシと装甲板が吹き飛ぶが、重装甲のドラッケンの急降下爆撃を止めるには少々火力不足だった。
シャル「Drop bombs on an enemy position!!」
キュウウウウウウウウウウウウン・・・
シャルたちは一斉に爆弾を侵攻してきた青チームの神姫たちの集団のど真ん中に投下する。
*ズドッドオオオオオオン!!バゴオオオオオオオオォーーーーーーン!!
すさまじい爆煙と真っ赤な炎が舞い上がり、一気に数十体の武装神姫が木っ端微塵になって吹き飛ぶ。
ライラ「イッヤッハー!!」
リイン「命中!命中!!」
セシル「伊達に俺たちゃ、『竜』の名前はついてねーんだぜェ!!!!」
シャル「67番丘の爆撃完了!!これより帰還する!」
伊藤「A飛行場は今、テンペスタの機銃掃射を受けている!!気をつけろ!!」
伊藤は筐体の画面を操作して現在の戦況をシャルたちに伝える。
戦況はあまり思わしくないようだ。
必死で赤チームは青チームの猛攻撃を凌いでいるが、昨夜の戦艦型神姫艦隊の艦砲射撃の影響で赤チームの稼動率は下がっていた。
シャル「ここが一番の勝負所だ!!今頃、飛行場の上空ではこの間のテンペスタの連中が俺たちが帰ってくるのをてぐすね引いて待ち構えているだろう」
ライラ「友軍の戦乙女の連中は、昨夜の戦艦型神姫の艦砲射撃で陣地ごと吹き飛んじまったしな・・・」
セシル「残った連中でも、テンペスタの相手は厳しいだろう」
リイン「シャル、いい考えがある」
シャル「!?」
リインがシャルのそばに寄る。
リイン「いつかの戦乙女の手を使いましょう!『囮』を出すんです」
シャル「囮だと?」
リイン「ロッテ戦術です」
ロッテ戦術(ロッテせんじゅつ)
ロッテは、航空戦における戦闘機の基本的な戦術・編隊構成で、2機で一つの編隊を組む手法。 ロッテはもともと旧ドイツ空軍が確立させた航空戦術であり、その後各国の軍隊でも採用されている。
戦闘機2機が相互に補い合い、ハンデとなる単機戦闘を避け、相互支援することによって敵機を撃墜・撃破することを目的とし、元は格闘戦において優位に立つために編み出された戦術である。 2機1組で分隊を組み、長機(リーダー)が攻撃・追撃を行っている間、もう1機の僚機(ウィングマン)が上空ないし長機の後方に食らい付き援護・哨戒を行う。この際、攻撃を行う長機のパイロットは後方に留意する必要がないため、攻撃に集中する事ができる。
なお戦法は現在においても尚、効率の良い戦術・隊形とされ、今日では世界中の空軍が採用している。
だが、この戦法は高いチームワークが必要となり、囮となる方が高い技量を有し危険度が増す。
シャル「だが、それでは囮となる・・・オマエが・・・」
リイン「シャル!!俺を信じてくれ!!!やれる!このチームなら!!やるなら今だ」
ライラもセシルもじっとシャルの目を見てうなずく。
シャル「よおし・・・リイン、その手を使おう!!ただし、俺も囮になる」
シャルたちは巡航モードに可変しスピードを上げてA飛行場にまっすぐ飛ぶ。
シャル「ライラ、セシルはリインと俺を追うテンペスタを狙って撃て!!」
ライラ「任せてください!!」
セシル「やってやる!!」
A飛行場に近づくと、数十機のテンペスタが飛行場に機銃掃射を仕掛け、戦乙女型のアイネスの小隊と空戦を行なっている。
シャル「行くぞ!!ヤロウ共っ!!!ついて来い!!派手におっぱじめるぞ!!!!!」
**グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!
エンジンをフルスロットルで振り絞り、高高度から一気にダイブしてテンペスタに襲いかかるシャルたち。
その姿はまさしく、獰猛な竜そのものだった。
To be continued・・・・・・・・
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