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***修行は好きですか
上段からの大振りな一撃、まともに受け止めては足が止まるので受け流す
中段のなぎ払い、踏み込みが甘い一撃は後方へ退避
下段からの掬い上げ、軌道を読み、見えた軌跡に剣を乗せて逸らす
(いいですよマスター。その調子です!)
相手神姫から繰り出される連撃を、
俺はどうにか片手で握ったM4ライトセイバーで防いでいた
(だいぶ……見えるようになったな)
初めの頃は防ぎきれなかった斬撃が、今ではどうにか見えるようになっていた
上段からの面と見せかけて、翻った切っ先はこちらの胴を狙ってくる
――フェイントを絡めた一撃も剣で払い落とした
(もらった!)
相手の剣を叩き落した反動で逆に剣を振り上げ、踏み込みながら袈裟切りの一撃
剣を叩かれ体勢が崩れた相手に、これはもう防げない
そう、思った直後だった
(ぐはっ……)
腹部に衝撃
何が起こったのか理解する前に、俺の身体を相手の剣がすり抜けていく
(ダメですよ、マスター。相手が使ってくるのは何も剣だけではありません。
その身体だって立派な武器なんですから。)
その言葉に俺の頭はようやく理解を示した
体勢を崩したとみせかけた相手の体当たりをくらい、
その後に襲ってきた刃が防げなかった、ということか
(でも前よりは格段に動きがよくなってますよ)
(そういって貰えると助かるね)
まぁ攻撃をくらってちゃ世話無いんだが
(マスター、どうしますか?この辺で今日はお終いにします?
それとも、射撃戦の練習にうつりますか?)
俺は顔にかかるフィーアの長い髪の毛を払いながら、
膝立ちの姿勢から直立へ、その後正眼の構えへ
(いや、もう少しこれを続けよう)
(ふふっ、そう言うと思ってました。練習用プログラム、同じレベルで起動しますね)
俺の前に、先ほどと同じ武装の神姫が現れる
といっても、練習用のダミー神姫で、デッサン人形のような出で立ちだ
(よし、始めてくれ)
(はい。でもこの後、私の推進機関制御の練習もかねた実戦訓練がありますからね)
(わーってる)
初ライドから1週間
俺は来るべきバトルに向けて、
こうしてフィーアとトレーニングに励んでいた
[[第二話の2へ>ライドオン204X:2-2]] [[トップへ戻る>ライドオン204X]]
***修行は好きですか
上段からの大振りな一撃、まともに受け止めては足が止まるので受け流す
中段のなぎ払い、踏み込みが甘い一撃は後方へ退避
下段からの掬い上げ、軌道を読み、見えた軌跡に剣を乗せて逸らす
(いいですよマスター。その調子です!)
相手神姫から繰り出される連撃を、
俺はどうにか片手で握ったM8ライトセイバーで防いでいた
(だいぶ……見えるようになったな)
初めの頃は防ぎきれなかった斬撃が、今ではどうにか見えるようになっていた
上段からの面と見せかけて、翻った切っ先はこちらの胴を狙ってくる
――フェイントを絡めた一撃も剣で払い落とした
(もらった!)
相手の剣を叩き落した反動で逆に剣を振り上げ、踏み込みながら袈裟切りの一撃
剣を叩かれ体勢が崩れた相手に、これはもう防げない
そう、思った直後だった
(ぐはっ……)
腹部に衝撃
何が起こったのか理解する前に、俺の身体を相手の剣がすり抜けていく
(ダメですよ、マスター。相手が使ってくるのは何も剣だけではありません。
その身体だって立派な武器なんですから。)
その言葉に俺の頭はようやく理解を示した
体勢を崩したとみせかけた相手の体当たりをくらい、
その後に襲ってきた刃が防げなかった、ということか
(でも前よりは格段に動きがよくなってますよ)
(そういって貰えると助かるね)
まぁ攻撃をくらってちゃ世話無いんだが
(マスター、どうしますか?この辺で今日はお終いにします?
それとも、射撃戦の練習にうつりますか?)
俺は顔にかかるフィーアの長い髪の毛を払いながら、
膝立ちの姿勢から直立へ、その後正眼の構えへ
(いや、もう少しこれを続けよう)
(ふふっ、そう言うと思ってました。練習用プログラム、同じレベルで起動しますね)
俺の前に、先ほどと同じ武装の神姫が現れる
といっても、練習用のダミー神姫で、デッサン人形のような出で立ちだ
(よし、始めてくれ)
(はい。でもこの後、私の推進機関制御の練習もかねた実戦訓練がありますからね)
(わーってる)
初ライドから1週間
俺は来るべきバトルに向けて、
こうしてフィーアとトレーニングに励んでいた
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