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**第2部 「ミッドナイトブルー」
第7話 「night-7」
真っ暗な屋内スタジアムに逃げ込むかのように集まる神姫たち。
航空母艦型MMSのツラギが発光信号でチカチカと合図を送る、すると少し離れた所で重巡洋戦艦型のマキシマとヴィクトリアが発光信号を返答する。
ツラギの艦橋ブロックに将校型のナターリャが寄りかかる。
ナターリャ「発光信号は送ったか?」
ツラギ「送りましたよ、しかしあんな所に配置してどーするつもりですか?こんなに散開してちゃ・・・」
ナターリャ「かまわんさ、それよりも甲板にいるあのバカ共に対空警戒を厳にするようにいっとけ」
ツラギ「アイアイサー・・・」
ツラギが甲板に目をやると、大砲を抱えた悪魔型と砲台型がびくびくと怯えている。
ニパラ「ああーーもうだめだ!みんなあの夜帝にぶっ殺されるんだ」
ルーシ「さっき、巡洋戦艦型のノザッパが巡航ミサイル喰らって一撃で轟沈したぞ!あの巡航ミサイルが空母に命中したら、弾薬や燃料に引火して大爆発を起こして爆沈するな」
ニパラ「縁起でもない!」
ルーシ「どーすんだよ」
ツラギの上空では生き残った艦載機の神姫たちがぐるぐると周回する。
アオイ「スタジアムに着いたぞ」
ツクヨミ「ここからどうするんだ?奴は袋のネズミの俺たちをいつでも好きなように料理できるぞ」
フェリア「奴のレーダー、センサーは優秀だ。共に暗闇の中でも俺たちをはっきりと捕捉できるだろうな・・・さっきの戦いでも戦艦型神姫の砲撃を軽く回避しやがった。フクロウのように目と耳がいい」
戦闘爆撃機型のマレズもうなずく。
マレズ「おまけにあいつはステルス性能も持ってる、この暗闇じゃ奴を捕らえられないし、レーダーやセンサーにも映らねえ・・・どーやって戦うんだよ」
ステルス戦闘機型のアネットが口を開く。
アネット「俺も一応はステルス能力を持ってる神姫だから・・・なんとなく奴の弱点というか欠点はわかるんだけどなあ・・・」
アオイ「なんだよ、教えろよ」
アネット「まあ、奴は夜間戦闘を専門にしている重戦闘機型だ・・・明るいところに引き摺りだせば、怖くねえ」
ツクヨミが呆れた顔で言う。
ツクヨミ「バカ、それが出来れば苦労しねえぜ、今何時だと思ってるんだ?世の中の12時だぜ?夜明けまで戦えって言うのかよ」
アオイ「それまでに全員ぶっ殺されるのがオチだな」
フェリア「・・・・」
バトルロンドの筐体の前にいるオーナーたちはナターリャの行動に疑問を持っていた。
わざわざ、逃げ場のないだだっぴろいスタジアムに逃げ込み、確たる対処方法もない。今現状の情勢を見る限りでは勝機がないことは誰の目にも明らかだ。
野木はたまらずナターリャに問いかける。
野木「おい!!!ナターリャ!ここからどうするつもりだ!!このままでは奴が来て全員嬲り殺されるぞ!」
ナターリャ「そうだな、全員、奴に撃沈されるだろうな・・・このままではな・・」
チカチカと暗闇で青白い光が瞬く。
キュイン!!!
シュヴァルはリアパーツの素粒子砲を2連射する。
オタリア「ぐわぎゃあ!」
ドゴオオオン!!!
ツラギの前方に護衛としてついていた戦乙女型のオタリアがバラバラに爆散して砕け散る。
□ 戦乙女型MMS「オタリア」Sランク 撃破
爆発したオタリアの爆炎でスタジアムに逃げ込んだ神姫たちを一瞬照らす。
アオイ「き、きたァ!!!」
ツクヨミ「ひいい!」
スタジアムの正面入り口から真っ黒な禍々しいフォルムをした武装神姫が飛び出す。
シュヴァル「敵機動部隊を捕捉しました」
夜神がふっと口元を歪ませ叫ぶ。
夜神「勝ったな!!!この暗闇の中で俺のシュヴァルに勝つことは不可能だ!!!!俺のシュヴァルが夜間戦闘では一番最強だァ!!!!!!!」
ナターリャ「暗闇の中ではな・・・」
ナターリャはパチンと指を鳴らす。
ガコン!
スタジアムの巨大な照明がすべて一斉に照らされる。
屋内スタジアムの中はまるで昼間のように明るく照らし出される。
パッといきなり照明がつき明るくなりシュヴァルの暗視センサーは機能を失い、またその真っ黒な機体はくっきりとシルエットを照らし出していた。
シュヴァル「ぎゃああああああああああ!!!」
夜間戦闘を専門に行うシュヴァルのセンサーは優秀だった。精度を極限まで高めていたために急激な光源の変化に耐え切れなかった。シュヴァルはまるで化け物のような声で悲鳴を上げる。
夜神はぽかんと口を開けている。
夜神「なあァ?な、なんで照明が」
砲台型のルーシが思い出す。
ルーシ「あああーーもしかしてさっきノートパソコンでメール送ったのって・・・」
ナターリャ「なあに・・・ちょっと暗かったんで照明をつけただけさ」
ナターリャはくいっとスイッチをつけるマネをする。
ルーシ「す、スタジアムの照明システムにハッキングしましたね!ナターリャさん!」
ナターリャは肩をすくめる。
ナターリャ「さあ?なんのことかなーたまたま照明がついたようだな」
野木「しめた!奴の動きが鈍った!おまけに奴は今、はっきりと目視で捕捉できるぞ!!」
ナターリャはツラギの無線を奪い取って叫んだ。
ナターリャ「重巡洋戦艦型MMSのマキシマ!!!ヴィクトリア、待たせたなヘヴィー級のパンチを喰らわせてやれ!全神姫!一斉攻撃!!!!」
スタジアムの両脇に配置されていたマキシマとヴィクトリアがエンジン音を鳴らして砲口をヨタヨタと飛ぶシュヴァルに照準をつける。
マキシマ「このヴェンパイア野郎めッ!!!!ノザッパや他の連中の仇だ!!ブチ落としてやる!」
ヴィクトリア「主砲一斉発射、ミサイル1番から10番まで発射、ファイヤ」
戦艦型神姫の2人は強力な艦砲射撃をヨタヨタと飛ぶシュヴァル目掛けて行う。
3連ヘヴィ・ターボレーザー砲 4基 2連装ターボレーザー・キャノン 3基 艦首ミサイル発射管 4門 対空ミサイル砲 8門 三連装小型ミサイル発射筒 4基 後部ミサイル発射管 8門
通常の神姫とは比べ物にならない強力な武装による一斉砲撃が行われる。
ビリビリとスタジアムの空気が震えあがり、大気を焦がすレーザーの匂い、ミサイル発射缶が吹き上げる硝煙が充満する。
ズンズン・・・ズズウウズン!!ビシュウーーーーンビッシュウエエーーン!!
シュヴァル「う、うああああああ!!!」
To be continued・・・・・・・・
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真っ暗な屋内スタジアムに逃げ込むかのように集まる神姫たち。
航空母艦型MMSのツラギが発光信号でチカチカと合図を送る、すると少し離れた所で重巡洋戦艦型のマキシマとヴィクトリアが発光信号を返答する。
ツラギの艦橋ブロックに将校型のナターリャが寄りかかる。
ナターリャ「発光信号は送ったか?」
ツラギ「送りましたよ、しかしあんな所に配置してどーするつもりですか?こんなに散開してちゃ・・・」
ナターリャ「かまわんさ、それよりも甲板にいるあのバカ共に対空警戒を厳にするようにいっとけ」
ツラギ「アイアイサー・・・」
ツラギが甲板に目をやると、大砲を抱えた悪魔型と砲台型がびくびくと怯えている。
ニパラ「ああーーもうだめだ!みんなあの夜帝にぶっ殺されるんだ」
ルーシ「さっき、巡洋戦艦型のノザッパが巡航ミサイル喰らって一撃で轟沈したぞ!あの巡航ミサイルが空母に命中したら、弾薬や燃料に引火して大爆発を起こして爆沈するな」
ニパラ「縁起でもない!」
ルーシ「どーすんだよ」
ツラギの上空では生き残った艦載機の神姫たちがぐるぐると周回する。
アオイ「スタジアムに着いたぞ」
ツクヨミ「ここからどうするんだ?奴は袋のネズミの俺たちをいつでも好きなように料理できるぞ」
フェリア「奴のレーダー、センサーは優秀だ。共に暗闇の中でも俺たちをはっきりと捕捉できるだろうな・・・さっきの戦いでも戦艦型神姫の砲撃を軽く回避しやがった。フクロウのように目と耳がいい」
戦闘爆撃機型のマレズもうなずく。
マレズ「おまけにあいつはステルス性能も持ってる、この暗闇じゃ奴を捕らえられないし、レーダーやセンサーにも映らねえ・・・どーやって戦うんだよ」
ステルス戦闘機型のアネットが口を開く。
アネット「俺も一応はステルス能力を持ってる神姫だから・・・なんとなく奴の弱点というか欠点はわかるんだけどなあ・・・」
アオイ「なんだよ、教えろよ」
アネット「まあ、奴は夜間戦闘を専門にしている重戦闘機型だ・・・明るいところに引き摺りだせば、怖くねえ」
ツクヨミが呆れた顔で言う。
ツクヨミ「バカ、それが出来れば苦労しねえぜ、今何時だと思ってるんだ?世の中の12時だぜ?夜明けまで戦えって言うのかよ」
アオイ「それまでに全員ぶっ殺されるのがオチだな」
フェリア「・・・・」
バトルロンドの筐体の前にいるオーナーたちはナターリャの行動に疑問を持っていた。
わざわざ、逃げ場のないだだっぴろいスタジアムに逃げ込み、確たる対処方法もない。今現状の情勢を見る限りでは勝機がないことは誰の目にも明らかだ。
野木はたまらずナターリャに問いかける。
野木「おい!!!ナターリャ!ここからどうするつもりだ!!このままでは奴が来て全員嬲り殺されるぞ!」
ナターリャ「そうだな、全員、奴に撃沈されるだろうな・・・このままではな・・」
チカチカと暗闇で青白い光が瞬く。
キュイン!!!
シュヴァルはリアパーツの素粒子砲を2連射する。
オタリア「ぐわぎゃあ!」
ドゴオオオン!!!
ツラギの前方に護衛としてついていた戦乙女型のオタリアがバラバラに爆散して砕け散る。
□ 戦乙女型MMS「オタリア」Sランク 撃破
爆発したオタリアの爆炎でスタジアムに逃げ込んだ神姫たちを一瞬照らす。
アオイ「き、きたァ!!!」
ツクヨミ「ひいい!」
スタジアムの正面入り口から真っ黒な禍々しいフォルムをした武装神姫が飛び出す。
シュヴァル「敵機動部隊を捕捉しました」
夜神がふっと口元を歪ませ叫ぶ。
夜神「勝ったな!!!この暗闇の中で俺のシュヴァルに勝つことは不可能だ!!!!俺のシュヴァルが夜間戦闘では一番最強だァ!!!!!!!」
ナターリャ「暗闇の中ではな・・・」
ナターリャはパチンと指を鳴らす。
ガコン!
スタジアムの巨大な照明がすべて一斉に照らされる。
屋内スタジアムの中はまるで昼間のように明るく照らし出される。
パッといきなり照明がつき明るくなりシュヴァルの暗視センサーは機能を失い、またその真っ黒な機体はくっきりとシルエットを照らし出していた。
シュヴァル「ぎゃああああああああああ!!!」
夜間戦闘を専門に行うシュヴァルのセンサーは優秀だった。精度を極限まで高めていたために急激な光源の変化に耐え切れなかった。シュヴァルはまるで化け物のような声で悲鳴を上げる。
夜神はぽかんと口を開けている。
夜神「なあァ?な、なんで照明が」
砲台型のルーシが思い出す。
ルーシ「あああーーもしかしてさっきノートパソコンでメール送ったのって・・・」
ナターリャ「なあに・・・ちょっと暗かったんで照明をつけただけさ」
ナターリャはくいっとスイッチをつけるマネをする。
ルーシ「す、スタジアムの照明システムにハッキングしましたね!ナターリャさん!」
ナターリャは肩をすくめる。
ナターリャ「さあ?なんのことかなーたまたま照明がついたようだな」
野木「しめた!奴の動きが鈍った!おまけに奴は今、はっきりと目視で捕捉できるぞ!!」
ナターリャはツラギの無線を奪い取って叫んだ。
ナターリャ「重巡洋戦艦型MMSのマキシマ!!!ヴィクトリア、待たせたなヘヴィー級のパンチを喰らわせてやれ!全神姫!一斉攻撃!!!!」
スタジアムの両脇に配置されていたマキシマとヴィクトリアがエンジン音を鳴らして砲口をヨタヨタと飛ぶシュヴァルに照準をつける。
マキシマ「このヴェンパイア野郎めッ!!!!ノザッパや他の連中の仇だ!!ブチ落としてやる!」
ヴィクトリア「主砲一斉発射、ミサイル1番から10番まで発射、ファイヤ」
戦艦型神姫の2人は強力な艦砲射撃をヨタヨタと飛ぶシュヴァル目掛けて行う。
3連ヘヴィ・ターボレーザー砲 4基 2連装ターボレーザー・キャノン 3基 艦首ミサイル発射管 4門 対空ミサイル砲 8門 三連装小型ミサイル発射筒 4基 後部ミサイル発射管 8門
通常の神姫とは比べ物にならない強力な武装による一斉砲撃が行われる。
ビリビリとスタジアムの空気が震えあがり、大気を焦がすレーザーの匂い、ミサイル発射缶が吹き上げる硝煙が充満する。
ズンズン・・・ズズウウズン!!ビシュウーーーーンビッシュウエエーーン!!
シュヴァル「う、うああああああ!!!」
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