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「「敗北の代価 5」」(2011/07/06 (水) 22:17:43) の最新版変更点
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*MMS戦記 外伝「敗北の代価」
**「敗北の代価 5」
**注意
***ここから下は年齢制限のある話です。陵辱的な描写やダークな描写があります。
***未成年の方は閲覧をご遠慮下さい。
----
瑠璃「いやああ!!スクルド!!」
海原「やった!!よっしゃああ!!!」
がたんと席を立つ海原。
観客席が一斉に沸く。
観客「おおおおおおおお!!」
スクルドの身体が力なく倒れる。
グロリアはスクルドが使っていた大剣を拾うと、瀕死のスクルドに突きつけた。
スクルド「・・・・あ・・・ぐ・・・・くウ・・・」
グロリア「まだまだ甘いな・・・私が情に流されてわざと攻撃を荒くするとでも思ったのか?わざと隙を作って誘ったのだ。腹芸の一つもできない神姫は生き残れないぞ?」
ヒューヒューと虫の息をするスクルド。
頭部からはぬらっと赤いオイルがしたたり落ちている。
グロリア「さて・・・取り消せ、私のマスターを侮辱したこと。許さん・・・訂正しろ。あんなマスターでも私のマスターなんだ」
グロリアは凛とした声でスクルドを睨む。
スクルド「う・・・ううう・・・わ、私の・・・ううう・・・マスターにィ・・・手を・・・出してみろ・・・指一本でも触れてみろ・・・こ・・・殺してやる・・・・絶対に・・・絶対に・・・ころして・・・やるからな・・・ううう」
グロリア「ふっ・・・お前の願いはそれか?」
グロリアは優しくそしていて哀れみをこめて言う。
スクルド「・・・く・・・ち、ちがう・・・ゆ、ゆうすけ・・・くん・・を・・・あ・・・みんなを・・・しあ・・わせ・・・に・・・したい・・・あ・・・ます・・たァと・・・みんな・・としあわせ・・・しあわせ・・に・・なってもらいた・・・いだけ・・・なのに・・・」
スクルドの目から涙がこぼれる。
グロリア「だめだ、お前にはその力は無い。お前のマスターとの絆と私のマスターの絆・・・私のマスターとの絆の方が強かったということだ・・・」
グロリアは、ひゅんと剣を振るう。
観客たちはドンドンと足を踏鳴らし、キルコールが起こる。
**『Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!』
スクルド「ああ・・・なぜ?・どうして・・・・・せいぎ・・・は・・・それ・・・なの・・・に・・・」
虚空を掴もうと、スクルドが手を伸ばす。
瑠璃「いやあ、やめて・・・やめてェ!!」
グロリアはドズンとスクルドの胸部に剣を突き立てる。
グロリア「願いをかなえる力が欲しいか?」
グロリアの目が赤く光る。
スクルド「ち・・・力が・・・力が欲しい・・」
グロリアはにやっと笑う。
グロリア「いいだろう・・・力をやろう」
そういうとグロリアはズドンとスクルドの胸部に深く剣を突き刺した。
メキバキィ・・・ブチン・・・
スクルドの眼から光が失われ、がくんとうなだれる・・・・
□ 戦乙女型MMS 「スクルド」 SSランク 二つ名「蒼」 撃破
スクルドの蒼い装甲に赤いオイルがどくどくと染み込む。
東條がマイクを強く握り締め、叫ぶ。
東條「勝者!!戦闘攻撃機型MMS 「グロリア」!!!激しい激戦を制したグロリア嬢に惜しみない拍手を!!」
観客たちが立ち上がって拍手を行う。
ずるりと力なく倒れこむ瑠璃。
瑠璃「あ・・・そ、そんなスクルド・・・ああ・・・」
海原がにやついた顔でワインをくいっと飲む。
海原「ふへっへ、勝利の美酒は格別だぜ」
グロリアが海原のテーブルに上がる。
グロリア「マイ、マスター・・・戦闘に勝利しました」
海原「うむ、ようやった!!褒美に何が欲しい?なんでも言え!」
グロリアは賞金としてかけられていた6000万の小切手をぴっと手に取る。
グロリア「これを頂きましょう」
海原が怪訝そうな顔をする。
海原「ううん!?別にかまわんが・・・何をするつもりだ?グロリア」
グロリア「この小切手を使うつもりはありません。ちょっと面白いことを考え付いたので遊ばしていただきます」
海原「ええぞ、好きに使え!!それはお前の金だ。金ってのは、いろんなことに使える。それでお前なりに遊んでみろ」
グロリア「ありがとうございます」
グロリアは海原に軽くお辞儀をする。
海原「ふふん、そんだけの大金や、何して遊ぶのか・・・気が向いたときでええから報告してや」
グロリア「この金・・・マスターにとっても面白いことになるかも知れませんよ」
グロリアは不敵に笑う。
海原「ふっへへっへ、さすがは俺の神姫や。期待しとるで」
そういうと海原が瑠璃のそばに歩み寄る。
瑠璃が海原を睨む。
海原「さあてと・・・瑠璃ちゃん。行こうか」
海原が瑠璃の手を握ろうとするが、瑠璃は手を払いのける。
瑠璃「ッ!!さ、触るな・・・くうう」
海原「おおおと、いいのかな?そういう反抗的な態度をとっちゃって?」
瑠璃「う・・・」
海原は瑠璃の細い腰に手を伸ばす。
海原「へっへへ、瑠璃ちゃん。今日からお前は俺の女、いやメスになるんだ。仲良くしようぜ」
そういうと海原はぐいっと瑠璃を引き寄せて耳元で囁いた。
海原「大人しく言うことを聞いてりゃ・・・ゆうすけ君が元気になるかもよ?瑠璃ちゃん・・・俺はこうみてても気前がいいいからな・・・」
瑠璃「く・・・ひ、卑怯な・・・う・・・ううう」
海原はあくまで表情を崩さず、冷徹に言い放つ。
海原「決めるのは俺じゃない、お前だ瑠璃・・・」
瑠璃「・・・わ・・・わかった・・・お前の・・好きに・・するがいい・・」
海原はにやっと笑うと瑠璃の手を引いて、壇上に上がる。
海原「観客の皆様、今日は私のグロリアの勝負を観戦頂きありがとうございます。これはささやかな私のサービスです。勝利の美酒を皆様にも」
海原はパチンと指を鳴らす。
東條がうなずく。
東條「海原さまから、皆様に今宵の酒代は海原さま持ちとなります。存分にお楽しみください」
カミュがぴょんと飛び跳ねる。
カミュ「海原さん、ふとっぱらー」
観客たちから拍手が起きる。
瑠璃はすました顔で海原に言う。
瑠璃「ずいぶんとお金持ちなんですね」
海原「言っただろ?俺は気前がいいって・・・」
そういうと海原は瑠璃の顎を掴み、舌を捻じ込み、唇を奪う。
瑠璃「ふ・・・んんっ・・っ」
黙って深く口内を蹂躙される瑠璃だが、その目には屈辱と怒りの炎で光っていた。
海原は身をよじる瑠璃をガッチリと固定し瑠璃の柔らかい舌を嬲り、口内に溜まった己の粘ついた涎を流し込んでいく。
瑠璃「ふぐ、んん・・・んむっうううう・・・!!ぶはっ・・・けほけほ」
たっぷりと涎を流し込んでやってから離してやると瑠璃は荒い息を吐く。
瑠璃「はあはあ・・・く・・・ふざけたことを・・・こんなことで・・・私を汚せたと思うなよ・・・」
海原「もちろんだとも、続きは奥の部屋で楽しもうか?」
瑠璃「く・・・うう・・」
海原は瑠璃の腰に手を回して、最上階のスイートルームに足を運ぶ。
途中の廊下で神代と鉢合わせする瑠璃。
神代「瑠璃・・・久しぶりね」
瑠璃「麗!どうしてここに・・」
瑠璃は驚いた顔で神代を見つめる。
海原「ん?知り合いか?・・・ほう」
海原は舐めつくような視線で神代を値踏みするように見る。
海原「この子も瑠璃ちゃんに負けず劣らずに可愛いね。げっへへ」
神代「そりゃどうも」
肩をすくめる神代。
瑠璃「ふ・・・あっははは!!」
狂ったように笑う瑠璃、顔をしかめる神代。ぎょっとする海原。
瑠璃「あは・・・ふう・・・私をあざ笑いに来たのね。麗」
神代「違うわ。結末を見届けに来ただけ」
瑠璃「最低でしょ?私・・・」
瑠璃はすっと海原に抱きかかる。
瑠璃「金のために・・・性器丸出しで・・・こんなカッコして、大切な自分の神姫とお金や自分の身体を賭けて・・・戦って・・・」
神代「ええ、バカだわ・・・どうしようもないくらい救いようがないわ・・・」
瑠璃「・・・・こうするしかなかった、そしてこうなるしかなかった・・・」
海原「なんだ?どういう関係だ?お前ら?」
海原は疑問に満ちた顔で瑠璃に聞く。
瑠璃「私の友達だった人よ・・・」
神代「・・・」
悲しそうな顔でうつむく神代。
瑠璃「行きましょう・・・」
瑠璃は海原の手を払いのけて廊下を歩く。
神代「・・・・後悔してる?瑠璃?」
瑠璃が立ち止まる。
瑠璃「してないわ・・・自分で決めたことだもの・・・」
再び海原と最上階の部屋へと入っていく瑠璃。
それを見送る神代。
ルカは神代の脇から出てくる。
ルカ「・・・まあ、しょうがいないですよね。マスター・・・マスターはなんの関係もないですし、何も出来ませんし」
神代「そう・・・友達だったのに・・・何も出来なかった・・・」
ルカがあわてる。
ルカ「えええと、そういう意味じゃ・・・・」
神代「いいわ、事実だもの」
安藤が神代に近づく。
安藤「お待たせしました神代様。お部屋のご用意が出来ました。307号室になります」
神代「しばらく厄介になるわ」
安藤「どうぞ、ごゆっくりと・・・」
神代は喧騒に満ちた観客席と広間を覗き込む。
安藤はすっとワインを差し出す。
安藤「さきほどの海原さまの勝利のサービスのワインです。入りますか?」
神代「頂こうかしら」
神代はワインのグラスを手に取り、くっと一口飲む。舌でワインを転がす神代。
神代「甘い・・・」
ワインはひどく甘い味がした。
To be continued・・・・・・・・
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*MMS戦記 外伝「敗北の代価」
**「敗北の代価 5」
**注意
***ここから下は年齢制限のある話です。陵辱的な描写やダークな描写があります。
***未成年の方は閲覧をご遠慮下さい。
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瑠璃「いやああ!!スクルド!!」
海原「やった!!よっしゃああ!!!」
がたんと席を立つ海原。
観客席が一斉に沸く。
観客「おおおおおおおお!!」
スクルドの身体が力なく倒れる。
グロリアはスクルドが使っていた大剣を拾うと、瀕死のスクルドに突きつけた。
スクルド「・・・・あ・・・ぐ・・・・くウ・・・」
グロリア「まだまだ甘いな・・・私が情に流されてわざと攻撃を荒くするとでも思ったのか?わざと隙を作って誘ったのだ。腹芸の一つもできない神姫は生き残れないぞ?」
ヒューヒューと虫の息をするスクルド。
頭部からはぬらっと赤いオイルがしたたり落ちている。
グロリア「さて・・・取り消せ、私のマスターを侮辱したこと。許さん・・・訂正しろ。あんなマスターでも私のマスターなんだ」
グロリアは凛とした声でスクルドを睨む。
スクルド「う・・・ううう・・・わ、私の・・・ううう・・・マスターにィ・・・手を・・・出してみろ・・・指一本でも触れてみろ・・・こ・・・殺してやる・・・・絶対に・・・絶対に・・・ころして・・・やるからな・・・ううう」
グロリア「ふっ・・・お前の願いはそれか?」
グロリアは優しくそしていて哀れみをこめて言う。
スクルド「・・・く・・・ち、ちがう・・・ゆ、ゆうすけ・・・くん・・を・・・あ・・・みんなを・・・しあ・・わせ・・・に・・・したい・・・あ・・・ます・・たァと・・・みんな・・としあわせ・・・しあわせ・・に・・なってもらいた・・・いだけ・・・なのに・・・」
スクルドの目から涙がこぼれる。
グロリア「だめだ、お前にはその力は無い。お前のマスターとの絆と私のマスターの絆・・・私のマスターとの絆の方が強かったということだ・・・」
グロリアは、ひゅんと剣を振るう。
観客たちはドンドンと足を踏鳴らし、キルコールが起こる。
**『Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!Kill!!!』
スクルド「ああ・・・なぜ?・どうして・・・・・せいぎ・・・は・・・それ・・・なの・・・に・・・」
虚空を掴もうと、スクルドが手を伸ばす。
瑠璃「いやあ、やめて・・・やめてェ!!」
グロリアはドズンとスクルドの胸部に剣を突き立てる。
グロリア「願いをかなえる力が欲しいか?」
グロリアの目が赤く光る。
スクルド「ち・・・力が・・・力が欲しい・・」
グロリアはにやっと笑う。
グロリア「いいだろう・・・力をやろう」
そういうとグロリアはズドンとスクルドの胸部に深く剣を突き刺した。
メキバキィ・・・ブチン・・・
スクルドの眼から光が失われ、がくんとうなだれる・・・・
□ 戦乙女型MMS 「スクルド」 SSランク 二つ名「蒼」 撃破
スクルドの蒼い装甲に赤いオイルがどくどくと染み込む。
東條がマイクを強く握り締め、叫ぶ。
東條「勝者!!戦闘攻撃機型MMS 「グロリア」!!!激しい激戦を制したグロリア嬢に惜しみない拍手を!!」
観客たちが立ち上がって拍手を行う。
ずるりと力なく倒れこむ瑠璃。
瑠璃「あ・・・そ、そんなスクルド・・・ああ・・・」
海原がにやついた顔でワインをくいっと飲む。
海原「ふへっへ、勝利の美酒は格別だぜ」
グロリアが海原のテーブルに上がる。
グロリア「マイ、マスター・・・戦闘に勝利しました」
海原「うむ、ようやった!!褒美に何が欲しい?なんでも言え!」
グロリアは賞金としてかけられていた6000万の小切手をぴっと手に取る。
グロリア「これを頂きましょう」
海原が怪訝そうな顔をする。
海原「ううん!?別にかまわんが・・・何をするつもりだ?グロリア」
グロリア「この小切手を使うつもりはありません。ちょっと面白いことを考え付いたので遊ばしていただきます」
海原「ええぞ、好きに使え!!それはお前の金だ。金ってのは、いろんなことに使える。それでお前なりに遊んでみろ」
グロリア「ありがとうございます」
グロリアは海原に軽くお辞儀をする。
海原「ふふん、そんだけの大金や、何して遊ぶのか・・・気が向いたときでええから報告してや」
グロリア「この金・・・マスターにとっても面白いことになるかも知れませんよ」
グロリアは不敵に笑う。
海原「ふっへへっへ、さすがは俺の神姫や。期待しとるで」
そういうと海原が瑠璃のそばに歩み寄る。
瑠璃が海原を睨む。
海原「さあてと・・・瑠璃ちゃん。行こうか」
海原が瑠璃の手を握ろうとするが、瑠璃は手を払いのける。
瑠璃「ッ!!さ、触るな・・・くうう」
海原「おおおと、いいのかな?そういう反抗的な態度をとっちゃって?」
瑠璃「う・・・」
海原は瑠璃の細い腰に手を伸ばす。
海原「へっへへ、瑠璃ちゃん。今日からお前は俺の女、いやメスになるんだ。仲良くしようぜ」
そういうと海原はぐいっと瑠璃を引き寄せて耳元で囁いた。
海原「大人しく言うことを聞いてりゃ・・・ゆうすけ君が元気になるかもよ?瑠璃ちゃん・・・俺はこうみてても気前がいいいからな・・・」
瑠璃「く・・・ひ、卑怯な・・・う・・・ううう」
海原はあくまで表情を崩さず、冷徹に言い放つ。
海原「決めるのは俺じゃない、お前だ瑠璃・・・」
瑠璃「・・・わ・・・わかった・・・お前の・・好きに・・するがいい・・」
海原はにやっと笑うと瑠璃の手を引いて、壇上に上がる。
海原「観客の皆様、今日は私のグロリアの勝負を観戦頂きありがとうございます。これはささやかな私のサービスです。勝利の美酒を皆様にも」
海原はパチンと指を鳴らす。
東條がうなずく。
東條「海原さまから、皆様に今宵の酒代は海原さま持ちとなります。存分にお楽しみください」
カミュがぴょんと飛び跳ねる。
カミュ「海原さん、ふとっぱらー」
観客たちから拍手が起きる。
瑠璃はすました顔で海原に言う。
瑠璃「ずいぶんとお金持ちなんですね」
海原「言っただろ?俺は気前がいいって・・・」
そういうと海原は瑠璃の顎を掴み、舌を捻じ込み、唇を奪う。
瑠璃「ふ・・・んんっ・・っ」
黙って深く口内を蹂躙される瑠璃だが、その目には屈辱と怒りの炎で光っていた。
海原は身をよじる瑠璃をガッチリと固定し瑠璃の柔らかい舌を嬲り、口内に溜まった己の粘ついた涎を流し込んでいく。
瑠璃「ふぐ、んん・・・んむっうううう・・・!!ぶはっ・・・けほけほ」
たっぷりと涎を流し込んでやってから離してやると瑠璃は荒い息を吐く。
瑠璃「はあはあ・・・く・・・ふざけたことを・・・こんなことで・・・私を汚せたと思うなよ・・・」
海原「もちろんだとも、続きは奥の部屋で楽しもうか?」
瑠璃「く・・・うう・・」
海原は瑠璃の腰に手を回して、最上階のスイートルームに足を運ぶ。
途中の廊下で神代と鉢合わせする瑠璃。
神代「瑠璃・・・久しぶりね」
瑠璃「麗!どうしてここに・・」
瑠璃は驚いた顔で神代を見つめる。
海原「ん?知り合いか?・・・ほう」
海原は舐めつくような視線で神代を値踏みするように見る。
海原「この子も瑠璃ちゃんに負けず劣らずに可愛いね。げっへへ」
神代「そりゃどうも」
肩をすくめる神代。
瑠璃「ふ・・・あっははは!!」
狂ったように笑う瑠璃、顔をしかめる神代。ぎょっとする海原。
瑠璃「あは・・・ふう・・・私をあざ笑いに来たのね。麗」
神代「違うわ。結末を見届けに来ただけ」
瑠璃「最低でしょ?私・・・」
瑠璃はすっと海原に抱きかかる。
瑠璃「金のために・・・性器丸出しで・・・こんなカッコして、大切な自分の神姫とお金や自分の身体を賭けて・・・戦って・・・」
神代「ええ、バカだわ・・・どうしようもないくらい救いようがないわ・・・」
瑠璃「・・・・こうするしかなかった、そしてこうなるしかなかった・・・」
海原「なんだ?どういう関係だ?お前ら?」
海原は疑問に満ちた顔で瑠璃に聞く。
瑠璃「私の友達だった人よ・・・」
神代「・・・」
悲しそうな顔でうつむく神代。
瑠璃「行きましょう・・・」
瑠璃は海原の手を払いのけて廊下を歩く。
神代「・・・・後悔してる?瑠璃?」
瑠璃が立ち止まる。
瑠璃「してないわ・・・自分で決めたことだもの・・・」
再び海原と最上階の部屋へと入っていく瑠璃。
それを見送る神代。
ルカは神代の脇から出てくる。
ルカ「・・・まあ、しょうがいないですよね。マスター・・・マスターはなんの関係もないですし、何も出来ませんし」
神代「そう・・・友達だったのに・・・何も出来なかった・・・」
ルカがあわてる。
ルカ「えええと、そういう意味じゃ・・・・」
神代「いいわ、事実だもの」
安藤が神代に近づく。
安藤「お待たせしました神代様。お部屋のご用意が出来ました。307号室になります」
神代「しばらく厄介になるわ」
安藤「どうぞ、ごゆっくりと・・・」
神代は喧騒に満ちた観客席と広間を覗き込む。
安藤はすっとワインを差し出す。
安藤「さきほどの海原さまの勝利のサービスのワインです。入りますか?」
神代「頂こうかしら」
神代はワインのグラスを手に取り、くっと一口飲む。舌でワインを転がす神代。
神代「甘い・・・」
ワインはひどく甘い味がした。
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