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第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡
・第13話 「雷兎」
全身、砲弾や斬撃の攻撃を受けボロボロになった戦艦型MMSのスーザンは、横にあるハッチから煙草を取り出す。
マッチで煙草の火をつけると一服する。
スーザン「ふう・・・・」
西野「おい、スーザン!何をのんびり一服してんだよ」
スーザン「オレの仕事は終わったのさ・・・見て分かるだろ?主砲は全損、機関砲もいかれて、ミサイルも吹っ飛んだ。副砲は斬り飛ばされてエンジンはおしゃか、もうオレはただのでかい的だ」
目を細めて気持ちよさそうに煙草を吐くスーザン。
ズン・・・ズズズン・・・ガキン・・・バキン・・・ズゴン・・・ドム・・・・
スーザンの目の前では、敵味方乱れての神姫が激しいバトルを行っていた。
スーザン「そんなオレが出来ることといえば、あいつらの戦いを煙草を吸いながら眺めるだけさ」
煙草を吸い終わるとスーザンは煙草の火を自分の分厚い装甲板ですりつぶし火を消した。
ジュッ・・・・
□戦乙女型MMS 「オードリ」 Sクラス 二つ名 「聖白騎士」
オーナー名「斉藤 創」♂ 15歳 職業 高校生
□マニューバトライク型MMS 「ミシェル」 Sクラス 二つ名 「パワーアーム」
オーナー名「内野 千春」♀ 21歳 職業 大学生
□ウサギ型MMS 「アティス」 Sクラス 二つ名 「シュペルラビット」
オーナー名「野中 一平」♂ 20歳 職業 大学生
□ハイスピードトライク型 「アキミス」 Bクラス
オーナー名「狭山 健太」♂ 19歳 職業 大学生
□黒天使型MMS「エーベル」 Sクラス
オーナー名「斉藤 由梨」 ♀ 22歳 職業 商社OL
□戦闘機型MMS 「アオイ」 Aクラス
オーナー名「立花 一樹」♂ 24歳 職業 事務機営業マン
VS
□邀撃戦闘機型MMS 「アラキナ」 Sクラス
オーナー名 「深田 京子」 ♀ 23歳 職業 公務員
□邀撃戦闘機型MMS 「デボラ」 Sクラス
オーナー名 「渡部 雅行」 ♂ 25歳 職業 不動産営業員
□邀撃戦闘機型MMS 「ジャネット」 Sクラス
オーナー名 「福島 紀之」 ♂ 27歳 職業 出版社員
□邀撃戦闘機型MMS 「カリーヌ」 Aクラス
オーナー名 「今西 麻耶」 ♀ 14歳 職業 中学生
デボラ「でやあああああああ!!!」
熱く熱せられたヒートナガマキを回転させデボラが突っ込む。
アティスがばっとステップを踏んで回避する。
アティス「そんな大雑把な攻撃が当たるか!」
デボラの真後ろにアラキナがバースト・レールガンを構えアティスを狙い撃つ。
アラキナ「甘いな」
バギュム!!
アティスの左脚部に命中し、がくっとアティスの体が吹っ飛ぶ。
アティス「ぐわあ!!」
そしてアラキナの後ろにはジャネットがヒートナガマキをぐんと振りかぶり、バランスを崩したアティスに迫る。
アティス「あ・・・・」
ジャネット「死ね」
バッガーーーン!!!
アティスの頭部をすれ違いざまにぶった斬るジャネット。
□ウサギ型MMS 「アティス」 Sクラス 二つ名 「シュペルラビット」 撃破
アオイ「じぇ、ジェットストリームアタックか!!実戦で使うバカがいるとは!!」
ジェットストリームアタックとは、○い三連星が使用した攻撃フォーメーションの名前であり、もともとは対艦船戦闘用に考案されたものであった。まさに三者三様に異なる特性を、最大限に生かすかたちでフォーメーションが構成されている。
この技の攻撃手順は、まずそれぞれが縦一列に重なって並び、真正面からみると1機のみが攻撃対象に向かっているように見せかける。そしてそのまま攻撃対象に向かって接近し、1機目が対象に一撃目を加えてすぐさま列から離れ移動、直後に2機目が同様の箇所に攻撃を加える。これを3機目まで実行し、攻撃対象に深手を負わせるというものである。
緊密な時間差攻撃による連携プレーで、バトルロンドでは息の合った武装神姫同士がこのようなMMS戦における古典的な戦術手段として使用されることもしばしばあった。
エーベル「まずい、まずいぞ!!アオイ!連中がなぜ、同一の武装神姫でつるんでいるのかやっと分かった!!みんなこいつらの攻撃でやられたんだ!!」
デボラ「ふふん!!やっと気が付いてくれたか!」
アラキナ「私たち、武装も黒と赤でド○と一緒だしねー黒い三連星ーなんちゃって^^」
ジャネット「武装の構成も似たような感じだし、ネタでやってみたら意外とはまちゃってさーきゃっはっは♪」
ミシェル「く、黒い三連星って・・・なんですか・・・」
カリーヌ「マスターに聞いてごらんよ」
ミシェル「ねえねえーマスター黒い三連星ってなに?」
内野「え・・・えええと・・・ゴメンなさい、分からないわ・・・」
アミキス「・・・私は分かるよwそのネター」
狭山「オレも分かった、たしか何十年か前にあった機動戦士ガ○ダム種死の・・・」
アミキス「うん、おしいけど違うね」
オードリ「完全再現にはミデア役の輸送機型神姫がいるね」
みんな戦い疲れて、一気にだらけ始めた。ぺちゃくちゃと関係のないことをしゃべっている。
エーベル「ちょっと!!!みんな!!!マジメにやろうよ!!!」
エーベルは一人プンスカ怒り出した。
アオイ「おいおい、そんな怒るなよ、エーベル」
アラキナ「ちょっとおしゃべりしただけじゃねーかよー」
ミシェル「まじめですね。エーベルさん」
デボラ「わかったわかった、すまんかった!バトルロンド中だったな!仕切りなおしだ!」
エーベル「まじめに戦わないと、撃破されていった神姫たちに申し訳が立たないよ!」
アオイ「はいはい、分かった分かったから興奮すんな」
デボラとアラキナ、ジャネットがずらっと一列に並ぶ。
デボラ「さて・・・と・・・俺たちのジェットストリームアタック。どうやぶる?」
アラキナ「私たちのコンビネーションは完璧だよ」
ジャネット「本家には負けないよ」
ギラギラと赤い瞳を光らせる3機。
そんな3機の前に一機の甲冑を纏ったようなデザインの白い武装神姫が立ちはだかる。
オードリ「ここは、私の出番かな?」
戦乙女型MMS アルトレーネ タイプ
邀撃戦闘機型MMS「ガーリオン」とほぼ同じスペックと武装ユニット構成を持つ武装神姫である。
アラキナ「ふん、アルトレーネタイプか」
デボラ「たしかに、俺たちと同じ副腕と強力な近接戦闘能力を持つ同スペック、同クラスの神姫だ」
ジャネット「だが、こちらは3機!そちらはどうするつもりだ?」
オードリはひゅんと大剣ジークリンデを振るう。
オードリ「私は戦乙女型神姫オードリ!!二つ名は『聖白騎士』!!手もなくひねられるとは思わないわ」
マニューバトライク型MMSの「ミシェル」もオードリの横に並ぶ。
ミシェル「そういうことなら私も二つ名『パワーアーム』 を持つSクラスのランカー神姫よ、甘く見ないことね」
エーベルもボロボロの装甲をパージし身軽になって立ち上がる。
エーベル「ふうーオレもSクラスだぜ?舐めるなよ?」
アラキナ「やれやれ・・・けっきょく、今現在、バトルロンドで生き残っている連中ってのは、ベテランのSクラスの神姫だけかい」
デボラ「ふひひひ、バトルロンドは経験の少ないルーキーや要領の悪い奴や運のない奴からくたばっていくのは、当たり前といえば当たり前だぜェ?」
デボラはニタニタと笑う。
ジャネット「じゃあ、お互いに油の乗ったSクラス同士ということで遠慮なしにやらせてもらいましょうか」
すっと身構えるジャネットたち、オードリたちも身構える。
アミキス「ぐっ・・・くそう、オレも一緒に戦う」
アミキスの肩をぐっと抑えるアオイ。
アオイ「おいおい、勘違いすんなよ、俺たちの相手はアイツだぜ?」
カリーヌがヒートナギナタをブンと振るう。
カリーヌ「あまりモノですまないけど、貴方たちの相手は私がさせてもらうわね」
アオイ「こちらこそ、あまりモノですまんな」
仕切り直した神姫たちは、再び各々の剣や銃を手に取り、地面を力強く蹴って突撃した。
ズン・・・ズズン・・・バキン!!!ゴス・・・・ドドドオオン・・・
びりびりと空気が重く震える。ここまでの激戦で生き残った神姫たちの戦いは、みな凄みを増していた。
観戦していた多くの神姫やオーナーは、いろいろと雑談に花を咲かせる。
神姫1「こいつらまだ戦っていたのかよ」
神姫2「残ってる連中みんなベテランばっかり」
神姫3「よえー奴は生き残れないんだよ」
神姫4「ひゃー恐ろしい恐ろしい」
神姫5「ぶっ通しで戦い続けるとか、マジ鬼畜」
神姫6「昼が終わっちまう」
神姫7「み、みなさん強いですね・・・ひひひ」
神姫8「戦艦型神姫、暴れすぎだろ・・・何機喰ってんだ?」
オーナーA「よかった、このバトルロンドに家の子ださなくて」
オーナーB「何機撃破されてるのかカウントできてないし」
オーナーC「でも戦艦型神姫倒せたら撃破ポイントうますぎだろ」
オーナーD「このバトルはうちの子見せたら泣いちゃうな」
オーナーE「物騒ってレベルこえてんぞwwww」
神姫9「廃墟ステージもすんごいドンパチやってるね」
神姫10「さっき、見に行ったら靴下に爆弾詰めてた」
神姫11「くつした爆弾wwww昔、よく作って投げてたわ」
オーナーF「くつしたに爆弾入れて投げるのか?」
神姫12「それ本当に効くのか?」
オーナーG「即席すぎてマジ泣けるな」
神姫13「でもけっこう強力ですよー」
神姫14「縞々の水色ソックスに爆弾つけて投げたら、戦車型神姫が吹き飛んだのはよい思い出ですです♪」
オーナーH「ソックス最強伝説がここに・・・・」
神姫15「武装神姫で一番の武器は靴下!!」
オーナーI「神姫の靴下ペロペロしたいお」
神姫16「そして靴下に爆弾が入っていて、マスターの顎が吹き飛ぶんですね。分かります」
オーナーJ「よい子の神姫のみんなは絶対にマネするなよ!」
To be continued・・・・・・・・
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第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡
・第13話 「雷兎」
全身、砲弾や斬撃の攻撃を受けボロボロになった戦艦型MMSのスーザンは、横にあるハッチから煙草を取り出す。
マッチで煙草の火をつけると一服する。
スーザン「ふう・・・・」
西野「おい、スーザン!何をのんびり一服してんだよ」
スーザン「オレの仕事は終わったのさ・・・見て分かるだろ?主砲は全損、機関砲もいかれて、ミサイルも吹っ飛んだ。副砲は斬り飛ばされてエンジンはおしゃか、もうオレはただのでかい的だ」
目を細めて気持ちよさそうに煙草を吐くスーザン。
ズン・・・ズズズン・・・ガキン・・・バキン・・・ズゴン・・・ドム・・・・
スーザンの目の前では、敵味方乱れての神姫が激しいバトルを行っていた。
スーザン「そんなオレが出来ることといえば、あいつらの戦いを煙草を吸いながら眺めるだけさ」
煙草を吸い終わるとスーザンは煙草の火を自分の分厚い装甲板ですりつぶし火を消した。
ジュッ・・・・
□戦乙女型MMS 「オードリ」 Sクラス 二つ名 「聖白騎士」
オーナー名「斉藤 創」♂ 15歳 職業 高校生
□マニューバトライク型MMS 「ミシェル」 Sクラス 二つ名 「パワーアーム」
オーナー名「内野 千春」♀ 21歳 職業 大学生
□ウサギ型MMS 「アティス」 Sクラス 二つ名 「シュペルラビット」
オーナー名「野中 一平」♂ 20歳 職業 大学生
□ハイスピードトライク型 「アキミス」 Bクラス
オーナー名「狭山 健太」♂ 19歳 職業 大学生
□黒天使型MMS「エーベル」 Sクラス
オーナー名「斉藤 由梨」 ♀ 22歳 職業 商社OL
□戦闘機型MMS 「アオイ」 Aクラス
オーナー名「立花 一樹」♂ 24歳 職業 事務機営業マン
VS
□邀撃戦闘機型MMS 「アラキナ」 Sクラス
オーナー名 「深田 京子」 ♀ 23歳 職業 公務員
□邀撃戦闘機型MMS 「デボラ」 Sクラス
オーナー名 「渡部 雅行」 ♂ 25歳 職業 不動産営業員
□邀撃戦闘機型MMS 「ジャネット」 Sクラス
オーナー名 「福島 紀之」 ♂ 27歳 職業 出版社員
□邀撃戦闘機型MMS 「カリーヌ」 Aクラス
オーナー名 「今西 麻耶」 ♀ 14歳 職業 中学生
デボラ「でやあああああああ!!!」
熱く熱せられたヒートナガマキを回転させデボラが突っ込む。
アティスがばっとステップを踏んで回避する。
アティス「そんな大雑把な攻撃が当たるか!」
デボラの真後ろにアラキナがバースト・レールガンを構えアティスを狙い撃つ。
アラキナ「甘いな」
バギュム!!
アティスの左脚部に命中し、がくっとアティスの体が吹っ飛ぶ。
アティス「ぐわあ!!」
そしてアラキナの後ろにはジャネットがヒートナガマキをぐんと振りかぶり、バランスを崩したアティスに迫る。
アティス「あ・・・・」
ジャネット「死ね」
バッガーーーン!!!
アティスの頭部をすれ違いざまにぶった斬るジャネット。
□ウサギ型MMS 「アティス」 Sクラス 二つ名 「シュペルラビット」 撃破
アオイ「じぇ、ジェットストリームアタックか!!実戦で使うバカがいるとは!!」
ジェットストリームアタックとは、○い三連星が使用した攻撃フォーメーションの名前であり、もともとは対艦船戦闘用に考案されたものであった。まさに三者三様に異なる特性を、最大限に生かすかたちでフォーメーションが構成されている。
この技の攻撃手順は、まずそれぞれが縦一列に重なって並び、真正面からみると1機のみが攻撃対象に向かっているように見せかける。そしてそのまま攻撃対象に向かって接近し、1機目が対象に一撃目を加えてすぐさま列から離れ移動、直後に2機目が同様の箇所に攻撃を加える。これを3機目まで実行し、攻撃対象に深手を負わせるというものである。
緊密な時間差攻撃による連携プレーで、バトルロンドでは息の合った武装神姫同士がこのようなMMS戦における古典的な戦術手段として使用されることもしばしばあった。
エーベル「まずい、まずいぞ!!アオイ!連中がなぜ、同一の武装神姫でつるんでいるのかやっと分かった!!みんなこいつらの攻撃でやられたんだ!!」
デボラ「ふふん!!やっと気が付いてくれたか!」
アラキナ「私たち、武装も黒と赤でド○と一緒だしねー黒い三連星ーなんちゃって^^」
ジャネット「武装の構成も似たような感じだし、ネタでやってみたら意外とはまちゃってさーきゃっはっは♪」
ミシェル「く、黒い三連星って・・・なんですか・・・」
カリーヌ「マスターに聞いてごらんよ」
ミシェル「ねえねえーマスター黒い三連星ってなに?」
内野「え・・・えええと・・・ゴメンなさい、分からないわ・・・」
アミキス「・・・私は分かるよwそのネター」
狭山「オレも分かった、たしか何十年か前にあった機動戦士ガ○ダム種死の・・・」
アミキス「うん、おしいけど違うね」
オードリ「完全再現にはミデア役の輸送機型神姫がいるね」
みんな戦い疲れて、一気にだらけ始めた。ぺちゃくちゃと関係のないことをしゃべっている。
エーベル「ちょっと!!!みんな!!!マジメにやろうよ!!!」
エーベルは一人プンスカ怒り出した。
アオイ「おいおい、そんな怒るなよ、エーベル」
アラキナ「ちょっとおしゃべりしただけじゃねーかよー」
ミシェル「まじめですね。エーベルさん」
デボラ「わかったわかった、すまんかった!バトルロンド中だったな!仕切りなおしだ!」
エーベル「まじめに戦わないと、撃破されていった神姫たちに申し訳が立たないよ!」
アオイ「はいはい、分かった分かったから興奮すんな」
デボラとアラキナ、ジャネットがずらっと一列に並ぶ。
デボラ「さて・・・と・・・俺たちのジェットストリームアタック。どうやぶる?」
アラキナ「私たちのコンビネーションは完璧だよ」
ジャネット「本家には負けないよ」
ギラギラと赤い瞳を光らせる3機。
そんな3機の前に一機の甲冑を纏ったようなデザインの白い武装神姫が立ちはだかる。
オードリ「ここは、私の出番かな?」
戦乙女型MMS アルトレーネ タイプ
邀撃戦闘機型MMS「ガーリオン」とほぼ同じスペックと武装ユニット構成を持つ武装神姫である。
アラキナ「ふん、アルトレーネタイプか」
デボラ「たしかに、俺たちと同じ副腕と強力な近接戦闘能力を持つ同スペック、同クラスの神姫だ」
ジャネット「だが、こちらは3機!そちらはどうするつもりだ?」
オードリはひゅんと大剣ジークリンデを振るう。
オードリ「私は戦乙女型神姫オードリ!!二つ名は『聖白騎士』!!手もなくひねられるとは思わないわ」
マニューバトライク型MMSの「ミシェル」もオードリの横に並ぶ。
ミシェル「そういうことなら私も二つ名『パワーアーム』 を持つSクラスのランカー神姫よ、甘く見ないことね」
エーベルもボロボロの装甲をパージし身軽になって立ち上がる。
エーベル「ふうーオレもSクラスだぜ?舐めるなよ?」
アラキナ「やれやれ・・・けっきょく、今現在、バトルロンドで生き残っている連中ってのは、ベテランのSクラスの神姫だけかい」
デボラ「ふひひひ、バトルロンドは経験の少ないルーキーや要領の悪い奴や運のない奴からくたばっていくのは、当たり前といえば当たり前だぜェ?」
デボラはニタニタと笑う。
ジャネット「じゃあ、お互いに油の乗ったSクラス同士ということで遠慮なしにやらせてもらいましょうか」
すっと身構えるジャネットたち、オードリたちも身構える。
アミキス「ぐっ・・・くそう、オレも一緒に戦う」
アミキスの肩をぐっと抑えるアオイ。
アオイ「おいおい、勘違いすんなよ、俺たちの相手はアイツだぜ?」
カリーヌがヒートナギナタをブンと振るう。
カリーヌ「あまりモノですまないけど、貴方たちの相手は私がさせてもらうわね」
アオイ「こちらこそ、あまりモノですまんな」
仕切り直した神姫たちは、再び各々の剣や銃を手に取り、地面を力強く蹴って突撃した。
ズン・・・ズズン・・・バキン!!!ゴス・・・・ドドドオオン・・・
びりびりと空気が重く震える。ここまでの激戦で生き残った神姫たちの戦いは、みな凄みを増していた。
観戦していた多くの神姫やオーナーは、いろいろと雑談に花を咲かせる。
神姫1「こいつらまだ戦っていたのかよ」
神姫2「残ってる連中みんなベテランばっかり」
神姫3「よえー奴は生き残れないんだよ」
神姫4「ひゃー恐ろしい恐ろしい」
神姫5「ぶっ通しで戦い続けるとか、マジ鬼畜」
神姫6「昼が終わっちまう」
神姫7「み、みなさん強いですね・・・ひひひ」
神姫8「戦艦型神姫、暴れすぎだろ・・・何機喰ってんだ?」
オーナーA「よかった、このバトルロンドに家の子ださなくて」
オーナーB「何機撃破されてるのかカウントできてないし」
オーナーC「でも戦艦型神姫倒せたら撃破ポイントうますぎだろ」
オーナーD「このバトルはうちの子見せたら泣いちゃうな」
オーナーE「物騒ってレベルこえてんぞwwww」
神姫9「廃墟ステージもすんごいドンパチやってるね」
神姫10「さっき、見に行ったら靴下に爆弾詰めてた」
神姫11「くつした爆弾wwww昔、よく作って投げてたわ」
オーナーF「くつしたに爆弾入れて投げるのか?」
神姫12「それ本当に効くのか?」
オーナーG「即席すぎてマジ泣けるな」
神姫13「でもけっこう強力ですよー」
神姫14「縞々の水色ソックスに爆弾つけて投げたら、戦車型神姫が吹き飛んだのはよい思い出ですです♪」
オーナーH「ソックス最強伝説がここに・・・・」
神姫15「武装神姫で一番の武器は靴下!!」
オーナーI「神姫の靴下ペロペロしたいお」
神姫16「そして靴下に爆弾が入っていて、マスターの顎が吹き飛ぶんですね。分かります」
オーナーJ「よい子の神姫のみんなは絶対にマネするなよ!」
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