「一緒です」(2008/12/24 (水) 17:34:56) の最新版変更点
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………あれ?
マスター、どうして泣いていらっしゃるのですか?
ジュラもグラーチュも、何でそんな顔してるんですか?
……ああ。
私は"死んだ"んだ。
南雲氏と共同で神姫狩り事件を負ってる最中、相手の改造神姫が発砲したんだ。
ジュラが、グラーチュが、そして私がマスターを庇った。
見ると、頭が無くなった私が転がっていました。
二人も肩や脇腹が大きく削れてるじゃないですか、そのままじゃ死んじゃいますよ?
「ラスター…!」
二人もマスターも泣かないでください、いつかは訪れる事じゃないですか。
「馬鹿が…小さなお前らが俺を庇ってどうすんだ!! それは本来俺がする事だろう…!!」
いいんです。
私はマスター…祁音が生きていればそれでいいんです。
…………後悔なんてしてませんよ?
私一人の犠牲で三人が助かったんですから。私が庇ってなかったら二人共死んでましたよ?
祁音だって致命傷を負っていた可能性が高いですし…。
私の亡骸にすがって泣く二人を、優しく抱きとめる。
でも、手が通りぬけちゃうんです。
私はむしろ感激してるんですよ?
ロボットである神姫も、魂があるってわかったんですから。
これで天国がひとつなら、いつか会えるんですから。
ふふ…。
ヒトが死ぬ時も、こう感じるのでしょうか。
こんなに愛されて、私は幸せなんですから。
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私の心…CSCは祁音たちに受け継がれました。
ブラッドストーンはジュラに
マカライトはグラーチュに
そして私―エメラルド―は、祁音のペンダントに。
―私は愛した人たちと常に居る、これほど嬉しい事はありません。
……何で泣いてるんだろ、私。
せっかく祁音と同じ背丈で並んでいるのに。
私の夢は一つ、大好きなマスターと結婚する事。
それがいつになるかは判らないけども、私は待ち続けます。
ヒトと神姫、心は同じなのですから。
私はそっと、マスターと唇を重ねた。
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