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第一話「闇の底から」
賑やかな大通りから裏へ裏へと入っていくと薄暗い一本の通りがあった
そこは裏の世界
違法パーツや違法バトルなど日常茶飯事の無法地帯
「蒼天(ソラ)ー!!」
一人の青年の叫び声
その先にはバトルに敗れ、無残な姿になった一体の犬型神姫
俺が・・・俺が無理させたからだ・・・
その犬型のマスターは犬型を手で包むと一軒のショップに向かった
看板には『狼屋』と書かれていた
「店長ー!!」
俺はドアを勢い良く押し開けて中に飛び込んだ
そこには優しそうな男性が立っていた
どう見ても裏世界の住人には見えない
「どうした?『翔也』」
店長が口を開いた
「蒼天がバトルでやられて!!」
翔也と呼ばれた青年が叫ぶ
「そうか・・・これは酷い状況だ・・・」
蒼天と呼ばれた神姫を見て店長が呟いた
「蒼天は大丈夫なのか!?」
青年が訊く
「僕に出来るだけのことはしてみるよ」
そういうと店長は蒼天を手で包むと店の奥に消えていった・・・・
『俺』はただただそれを見ていた・・・
こんな状況だが名乗っておこう
俺は「真田 翔也」
今年16歳になった高校一年生
学生がこんな裏世界に来て良い訳がないがばれてないのでいいのだ
店長はこの裏世界に間違って入り込んでしまった俺を助けてくれた恩人で、俺を此処に正式に仲間という形で入れてくれている
しばらくして店長が出てきた・・・
「蒼天は大丈夫なのか?」
心の中では蒼紅を心配する気持ちが今にも溢れ出しそうになっていたが俺はそれを必死に抑えてそう訊いた
「CSCとコアは何とか大体大丈夫だったけどボディーがちょっとね・・・・、元に戻るかどうかは五分五分といったところかな・・・・」
店長はそう呟いた
少し間をおいて
「再起動させるかどうかは君しだいだよ」
今度ははっきりとした口調で話しかけてきた
「俺は・・・・クッ・・・・」
青年は眠ったように目を閉じた神姫を抱えて店を出た
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