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*大会開催!そして動き出す影・・・
そして大会当日。
指定された会場は大勢の人で賑わっていた。そのほとんどが神姫連れだから、多分出場者だろう。
「すごい人だな・・・」
「神姫がいっぱいだよ~」
「この人たちみんな出場者!?腕がなるなぁ!」
俺らは会場の前に立って話していた。礼奈とキルケは留守番だ。
「出場の方はこちらで選手登録をして下さい!」
受付の男が叫んでいる。選手登録は至って簡単で、マスターの情報登録と神姫のレギュレーションチェックだ。
違法改造武器などを持った選手がいないかチェックするためだ。この二つを済ませると、出場許可証が貰える。
俺たちも受付に行き、俺自身の登録とオイルのチェックを済ませ、許可証を貰って控え室に案内される。
試合はトーナメント式で、A~Hまでのブロックで一人づつ代表を決める第一回戦、代表者の中から優勝者を決める第二回戦がある。
「俺たちの試合は・・・っと。Bブロックの第5試合だそうだ。」
「まだ時間あるね。観戦でもしてよっか?」
「いこ~いこ~♪」
という訳で俺たちは今観客席にいる。Aブロック第一試合を観るためだ。
対戦カードは天使型アーンヴァルと犬型ハウリンだ。天使型のほうは標準装備で、GEモデルLC3レーザーライフルを持っている。
対する犬型はこちらも標準装備だが、武器は持たず素手だった。
試合開始。天使型は距離を取り、犬型は距離を詰める。そんな一進一退を繰り返す内に痺れを切らした天使型がレーザーライフルを放った。
しかし犬型はそれを避け、レーザーの反動で体制を崩した天使型に急接近、そのまま殴りかかった。
だが天使型も諦めておらず、一旦レーザーライフルを離し、ブースターで急速離脱。M4ライトセイバーを構え、降下する勢いを利用して斬りかかった。
犬型は慌てず腕甲・万武でガード。多少傷付いたが、本体にダメージは無い。そのまま空いた方の手で再び殴りかかった。
天使型は犬型のパンチを腹に受け、吹き飛んだ。壁に打ち付けられた天使型は、そのまま動かなくなった。
『WINNER、アース』
機会音声が犬型の勝利を告げ、Aブロック第一回戦が終了した。
「いやー、凄かったな今の試合」
「犬の子、アースだっけ?あの子、素手だけど強かったしね。」
「こうれべるだよ・・・」
初戦からハイレベルな試合だった。オイル、大丈夫なんだろうか?
その頃 選手控え室
「おい、エアル!?どうしたんだ!?動いてくれ!」
第一回戦の天使型・・・エアルは、虚ろな目のまま動かない。
「大変だ!本部に知らせに行かないと・・・!」
エアルのマスターの少年が控え室を出ようとすると、スーツ姿の数人の男に阻まれてしまった。
「何ですかあなた達!離してください!急がないと!」
少年は必死に男たちを振りほどこうとするが、男たちは力が強く、少年の力ではどうにもできなかった。
「データは取れた。もうお前は用済みだ。消えてもらおう。」
少年は男たちに目隠しと猿轡をされてどこかへ連れて行かれた。
そしてその夜、少年は戻って来なかった。
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