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「徒然続く、そんな話。 第十一節(前)」(2008/01/28 (月) 14:37:00) の最新版変更点
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あめが、ふっていた。
鳴り響くのは轟音。
貫くのは光芒。
雨が、降っていた。
追うのは犬。
追われるのもまた、戌。
アメガフッテイタ。
……倒れ伏せる碧鈴。
その上空から見おろす、犬型ハウリン。
纏うは、黒。
「……あなた、一体、何のために、戦うの?」
つぶやいた言葉。
そしてそれに答える声は、無い。
「……マスターのために戦ってるつもり?」
向けるのは、二丁のハンドガン。
「……この結果は、貴女の自分勝手」
打ち抜く、銃の音が響いた。
徒然続く、そんな話。
涙雨に打たれ(前編)
ティータも現状には慣れ、今のところなんの問題も無く……
(ディスと一緒に夜這い朝駆けをかけるのは勘弁して欲しいが)
取りあえずなんとか碧鈴とディスとは、仲良くやっている。
(気が付くと茶碗とかコップ破壊したり、壁に穴を開けたりするのは、やめてほしいが)
まあ、ディスは、野良試合に
(こいつ俺がマスターって設定が薄いのか、時々でかけては帰ってこなかったりする)
ティータはメンテしに、秋葉原に行ってる。
(というか、A&Ωの連中が、武装セット組みたいから、ALChemist連れてくとか子供みたいに、ときどきこーやって里帰り?のようなことをしている)
つまり、今日は二人っきりってわけだ。
「碧鈴ー?」
A&Ω製、犬小屋型クレイドル・BBオーキスから碧鈴を起こそうと近づいて。
「くぅ……すぅ……」
静かに、寝息を立てていた。
つんつん
「やぁ、ん、ふぁ」
つんつんつん
「ん、ふにゃ、あぅ、にゅ」
…………なーんでーこんなーに色っぽい声上げてるんだこのわんこちゃんはーーー!?
ごろごろ身もだえしながら、どうしようかと思案していると。
「……マイロード……ついに、その、お脳が?」
ぼんやりと目を開けた碧鈴が、じーっと俺を見ていた。
「正直、死にたい」
そんな朝。
最初のはじまり。
平穏の最初。
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