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「第十二話『ミッションすたーと』」(2007/09/01 (土) 17:37:49) の最新版変更点
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0600時・ハルナ起床
今日はスパッと起きれたみたいですから、しばらくはハバネロ作戦で行きましょう。
*
0625時・ハルナ溜息
机の上を見て溜息をつきました。視線は置かれているチケットに。
*
0630時・ハルナ、母親に相談
何を話しているのかは上手く聞き取れませんでしたが・・・どうも両親の恋愛模様について聞いていたようですね。
*
0640時・ハルナ登校
これはおかしいです。いつもならハチヤを待って登校するのに。普段よりも20分も早いとは。
*1613時・ハルナ帰宅
さり気なくハチヤと話したかと聞くとぎこちなく答えてました。・・・・これはやはり・・・
*
クラブハンド・フォートブラッグ
*
第十二話
*
『ミッションすたーと』
「と言うようなことを踏まえて、どう考えてもこれは意識してますよね」
「いや・・・・それを言いたいがために、わざわざネットバトルにアクセスしたのかなん?」
パソコン内の虚像空間にわたしはいた。
今いるここは『公園ステージ』。ステージとはいっても、戦ったりはしていないんですけどね。
「っていうかだなん。ここでの会話はログに残るんじゃないのか? だったらあたし達が話してること自体、意識させちゃう原因になるのでは・・・・」
「大丈夫ですよ。ログに閲覧制限かけましたし、ハルナはネットサーフィンしか出来ませんから。ウィルス駆除やセキュリティーの確保はわたしにまかせっきりです。検索と閲覧ができるだけの素人さんですし。そしてついでに言うとハルナは今お風呂です」
わたしはそういいながらベンチに腰掛ける。
マイはと言うとブランコで遊んでいた。
「ぬぬ・・・ならば気兼ねなく話してOKって言うことでいいのだなん?」
「存分にお話ください」
「うん・・・・さっきの話だがなん。やっぱり意識しまくってると思うんだなん!」
勢いをつけてブランコで一回転するとマイは喋りだした。
「ハチやんもナナやんも青春まっさかりだもんな~意識しないほうが難しいもんな~」
「特に、互いの事をよく知っていますからね。向こうが今回の事を意識していることが判ってしまうと言うのも・・・・こまりものです」
そう、問題はそこなのだ。
ハチヤもハルナも、互いの事を知りすぎている。
それは多分お互いの気持ちも、知っていると言うことなのだろう。
「恐らく! 一歩踏み出すことにより今の関係が壊れる事が怖いのだなん!! こーゆータイプはほっとくとどんどん離れてっちゃうんだなん!!」
「となると、今のうちにくっつけておいてしまえばモーマンタイですね。問題はその方法ですが・・・・」
「今のままじゃデートも失敗するのだなん。・・・・となるとだ。サラやんサラやん秘策はあるかい?」
「さっきもう食べたでしょ」
「まおーん・・・・じゃないのだ! 真面目に考えるのだなん!!」
ブランコを思いっきりこいでそのままジャンプするマイ。
さすが、猫型なだけあって器用ですね。
「とは言われましても。起動してから一年ちょいのわたし達になにかできますか?」
「む・・・それを言われると・・・・」
『いやいや手はあるぞ?』
と、いきなりどこからか聞いた事があるような声が聞こえてきた。
遅れて、ステージ内にメッセージが表示される。
「オーナーネーム・・“みやこ”? 神姫は・・・・ハウとノワール・・・え」
『公園ステージ』の入り口を見ると、そこには昨日戦ったハウとノワールが立っていた。
っていうかいつのまに進入されたんでしょう。不思議です。
「おー! 黒いのとハウやん!! おひさなのだなん!!」
「昨日会ったばかりだけどね。ほら、ノワールも挨拶して」
「・・・・・・・黄色いの・・・・と、茶色いの・・・・おひさ」
「・・・・お久しぶりです」
ハウは相変わらずカウボーイハットにブーツ、ノワールはと言うとなぜか眠たそうにしていた。
『しかしお前ら、マスターがいないときにIDの無断使用か。やるじゃないか』
その言葉と共に空中にディスプレイが出現する。そこにはハルナの姉の顔が映っていた。
「一応本人達に許可は貰ってるんですけどね。・・・それで、今日はどうしたんですか?」
『そう、まさにそれだよ』
そういうと指を鳴らし、さらに指を指されました。
この人はなんでハイテンションなんでしょう?
『ぶっちゃけ最近暇でね。いい機会だから妹の恋を成就させてやろうかと思ったわけなのだよ』
「マスター・・・・初めの一言が余計です」
そういってハウは溜息をつきました。
無理もないですね。
「はぁ・・・それはいいですけど。何か策でも?」
『ある。ありすぎて困るくらいあるぞ。年上のお姉さんを舐めるな。恋愛経験は豊富なのだよ?』
そういって胸を張るハルナの姉。
・・・・そういうところ(胸をみながら)は姉妹なんですね。
「具体的にはどうするのだなん? 二人っきりでお化け屋敷にでも放り込むのかなん?」
『まず成就のためにその一。お前ら当日はついて行くな。誘われても断れ』
「えー!? それじゃ見れないじゃんか!!」
『安心したまえよ。あとで二人を回収していくさ。二人はハルナ達が出た後、窓を開けておけばいい。すぐに迎えに行く』
「それは頼もしいのだなん!! 任せたのだ!!」
「いやそれ不法侵入ですから!!」
おまけに窃盗扱いになりますから!!
『大丈夫大丈夫。二人が戻る前に帰れば問題は無いさ。と言うわけで当日まで気づかれるなよ? あとその二、マイはひたすらハチヤにデートだって事を意識させろ。あの手のタイプは雰囲気に押されないと告白できないからな』
「らにゃー!」
マイはノリノリで敬礼しました。
なんかノリと勢いだけで進んでいるような気が・・・・・・・!
大丈夫なのでしょうかこの計画!!
『じゃ、私は風呂はいって寝る。お前らも早めに抜けておかないと見つかるぞ。じゃあな』
そういってハルナの姉は回線を切りました。
別れの挨拶言う前にハウとノワールも帰ってしまったみたいですね。
あわただしい人だ。
「サラやんサラやん! これでばっちりなんだなん!!」
「いえむしろ・・・・・やっぱりいいです」
手を出さなければ・・・・見るだけならまぁ問題ないですかね?
[[戻る>http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1191.html]]
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0600時・ハルナ起床
今日はスパッと起きれたみたいですから、しばらくはハバネロ作戦で行きましょう。
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0625時・ハルナ溜息
机の上を見て溜息をつきました。視線は置かれているチケットに。
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0630時・ハルナ、母親に相談
何を話しているのかは上手く聞き取れませんでしたが・・・どうも両親の恋愛模様について聞いていたようですね。
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0640時・ハルナ登校
これはおかしいです。いつもならハチヤを待って登校するのに。普段よりも20分も早いとは。
*1613時・ハルナ帰宅
さり気なくハチヤと話したかと聞くとぎこちなく答えてました。・・・・これはやはり・・・
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クラブハンド・フォートブラッグ
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第十二話
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『ミッションすたーと』
「と言うようなことを踏まえて、どう考えてもこれは意識してますよね」
「いや・・・・それを言いたいがために、わざわざネットバトルにアクセスしたのかなん?」
パソコン内の虚像空間にわたしはいた。
今いるここは『公園ステージ』。ステージとはいっても、戦ったりはしていないんですけどね。
「っていうかだなん。ここでの会話はログに残るんじゃないのか? だったらあたし達が話してること自体、意識させちゃう原因になるのでは・・・・」
「大丈夫ですよ。ログに閲覧制限かけましたし、ハルナはネットサーフィンしか出来ませんから。ウィルス駆除やセキュリティーの確保はわたしにまかせっきりです。検索と閲覧ができるだけの素人さんですし。そしてついでに言うとハルナは今お風呂です」
わたしはそういいながらベンチに腰掛ける。
マイはと言うとブランコで遊んでいた。
「ぬぬ・・・ならば気兼ねなく話してOKって言うことでいいのだなん?」
「存分にお話ください」
「うん・・・・さっきの話だがなん。やっぱり意識しまくってると思うんだなん!」
勢いをつけてブランコで一回転するとマイは喋りだした。
「ハチやんもナナやんも青春まっさかりだもんな~意識しないほうが難しいもんな~」
「特に、互いの事をよく知っていますからね。向こうが今回の事を意識していることが判ってしまうと言うのも・・・・こまりものです」
そう、問題はそこなのだ。
ハチヤもハルナも、互いの事を知りすぎている。
それは多分お互いの気持ちも、知っていると言うことなのだろう。
「恐らく! 一歩踏み出すことにより今の関係が壊れる事が怖いのだなん!! こーゆータイプはほっとくとどんどん離れてっちゃうんだなん!!」
「となると、今のうちにくっつけておいてしまえばモーマンタイですね。問題はその方法ですが・・・・」
「今のままじゃデートも失敗するのだなん。・・・・となるとだ。サラやんサラやん秘策はあるかい?」
「さっきもう食べたでしょ」
「まおーん・・・・じゃないのだ! 真面目に考えるのだなん!!」
ブランコを思いっきりこいでそのままジャンプするマイ。
さすが、猫型なだけあって器用ですね。
「とは言われましても。起動してから一年ちょいのわたし達になにかできますか?」
「む・・・それを言われると・・・・」
『いやいや手はあるぞ?』
と、いきなりどこからか聞いた事があるような声が聞こえてきた。
遅れて、ステージ内にメッセージが表示される。
「オーナーネーム・・“みやこ”? 神姫は・・・・ハウとノワール・・・え」
『公園ステージ』の入り口を見ると、そこには昨日戦ったハウとノワールが立っていた。
っていうかいつのまに進入されたんでしょう。不思議です。
「おー! 黒いのとハウやん!! おひさなのだなん!!」
「昨日会ったばかりだけどね。ほら、ノワールも挨拶して」
「・・・・・・・黄色いの・・・・と、茶色いの・・・・おひさ」
「・・・・お久しぶりです」
ハウは相変わらずカウボーイハットにブーツ、ノワールはと言うとなぜか眠たそうにしていた。
『しかしお前ら、マスターがいないときにIDの無断使用か。やるじゃないか』
その言葉と共に空中にディスプレイが出現する。そこにはハルナの姉の顔が映っていた。
「一応本人達に許可は貰ってるんですけどね。・・・それで、今日はどうしたんですか?」
『そう、まさにそれだよ』
そういうと指を鳴らし、さらに指を指されました。
この人はなんでハイテンションなんでしょう?
『ぶっちゃけ最近暇でね。いい機会だから妹の恋を成就させてやろうかと思ったわけなのだよ』
「マスター・・・・初めの一言が余計です」
そういってハウは溜息をつきました。
無理もないですね。
「はぁ・・・それはいいですけど。何か策でも?」
『ある。ありすぎて困るくらいあるぞ。年上のお姉さんを舐めるな。恋愛経験は豊富なのだよ?』
そういって胸を張るハルナの姉。
・・・・そういうところ(胸をみながら)は姉妹なんですね。
「具体的にはどうするのだなん? 二人っきりでお化け屋敷にでも放り込むのかなん?」
『まず成就のためにその一。お前ら当日はついて行くな。誘われても断れ』
「えー!? それじゃ見れないじゃんか!!」
『安心したまえよ。あとで二人を回収していくさ。二人はハルナ達が出た後、窓を開けておけばいい。すぐに迎えに行く』
「それは頼もしいのだなん!! 任せたのだ!!」
「いやそれ不法侵入ですから!!」
おまけに窃盗扱いになりますから!!
『大丈夫大丈夫。二人が戻る前に帰れば問題は無いさ。と言うわけで当日まで気づかれるなよ? あとその二、マイはひたすらハチヤにデートだって事を意識させろ。あの手のタイプは雰囲気に押されないと告白できないからな』
「らにゃー!」
マイはノリノリで敬礼しました。
なんかノリと勢いだけで進んでいるような気が・・・・・・・!
大丈夫なのでしょうかこの計画!!
『じゃ、私は風呂はいって寝る。お前らも早めに抜けておかないと見つかるぞ。じゃあな』
そういってハルナの姉は回線を切りました。
別れの挨拶言う前にハウとノワールも帰ってしまったみたいですね。
あわただしい人だ。
「サラやんサラやん! これでばっちりなんだなん!!」
「いえむしろ・・・・・やっぱりいいです」
手を出さなければ・・・・見るだけならまぁ問題ないですかね?
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