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「Gene20 楽屋」(2007/09/03 (月) 21:38:05) の最新版変更点
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――BGM:ドレミファだいじょーぶ――
さて「はじめてのおつかい」今日は花道家の生駒さんのお宅にやってまいりました。今日おつかいに出る子はなんと神姫ですよ神姫。
「それじゃあにーの丞、このフクジュソウの生け花を☆×スタジオまでね。平気そう?」
「うにー! 大丈夫ですにー!」
「・・本当に?」
「にーだっておつかいくらい出来るんですにー!」
「本当の本当に?」
「むー、にーはもう子猫じゃないですにー! いちにんまえですにー!」
「・・・判ったわ。でも無理はしないこと。それから、知らない人には付いて行かない事。いい?」
「わかったですにー♪ 行ってきますにー!!」
「いってらっしゃい・・・ああでも心配・・・(がさごそ)」
さて、心配そうなお母さんをよそに、にーの丞ちゃん(0歳2ヶ月)が初めてのおつかいに出かけます。でも鉢付きの生け花は重そうですね。
「にー。にー・・・」
通り道の商店街を横切りながら、頑張って生け花をはこぶにーの丞ちゃん。でも、やっぱり神姫にそのサイズは辛いんじゃないでしょうか?
「お・・重いけどがんばるですにー! かぢばのばかぢから~! うにー!」
そんな最初からクライマックスでは無理があるでしょう。・・あれ? 道を誰かが塞いでいますよ?
「うむ、父君とたま子が気を利かせてくれた休日とは言え、たま子が一体どんなへまをやらかすと考えると気が気でないのう・・。いかんな。妾も妹離れをせんとな」
「うにー! うにー!」
「・・・何じゃ、子童? そなた大層な活け花を携えてなんとする?」
おや、その種型神姫さんが話し掛けてきましたよ? いいんですかね?
「え~っと、知らない人には付いていっちゃいけないですにー」
「・・・殊勝じゃな」
「でも、おねーちゃんは神姫だから大丈夫ですにー♪」
「・・・臨機応変じゃな」
本当にいいんでしょうかね。あ、でも資料だとその神姫、なな子さんはこの辺じゃ有名な神姫らしいですね。いい人そうですし。
「その花は、主の使いか? 福寿草とはいい趣味をしておる」
「おかーさんが活けたお花はかっこいいですにー♪」
「妾も、そう思うよ。コレも何かの縁じゃ。妾とて非力ではあるが助力しようか?」
「ダメですにー! これはにーのお仕事ですにー! ひとりでできるんですにー!」
「・・・たま子・・妹と、同じ反応じゃな」
「うにー?」
「いや、済まなかった。ではこうしよう、少し待っておれ」
・・・あら? なな子さん、いきなり八百屋さんに入っていって台車を引っ張り出してきましたよ?
「そこの八百屋とは馴染みでな。お主の事を話したら台車を貸してくれた。これなら、おぬしの力で運べるであろう?」
そう言いながら鉢を台車に載せてくれるなな子さん。親切ですねー。
「おお! らくちんですにー!」
「笑顔まで、たま子にそっくりじゃな。では・・・」
「・・うに? どうしてついて来るんですにー? にーはひとりでおつかいするんですにー」
「いや。ただ・・・妾の散歩のコースとおぬしの行く方向が同じというだけじゃ。“たまたま”な」
「にー?」
「うーん、今どこですかにー?」
「ここの電柱、薄汚れておるな、見苦しい。まあ住所表記は見えておるのでまだ良いか」
「か、階段こわいですにー・・・」
「バリアフリー、というモノは神姫にも当てはまるかも知れぬな。こちらのスロープの方が余程歩き易いとは思わぬか?」
「あ、赤いしるしきれいですにー!」
「そういえば前たま子が赤いカエルをみて驚いておったのを思い出した。自然界では時として赤を危険色として扱う。人間もそれに習う辺り、意外と動物的部分を失っておらぬのかもな」
「えと・・☆×すたじお・・・。つ、着いたですに~!!」
目的地に着いた喜びで飛び跳ねるにーの丞ちゃん(実際は殆どなな子さんのお陰なんですけれど)。
「さて、妾はそろそろ・・・」
「うーん、大丈夫かしら・・・」
「うむ? ご婦人、関係者であれば堂々と中に入っては如何か?」
「・・え!? あ、ああ、誰の神姫か知りませんけど、お気遣いあ・・」
「あーっ!! おかーさん、どうしてここにいるんですにー!?」
「にーの丞!?」
あれ? 誰かと思えばにーのお母さんじゃありませんか。スタッフにも内緒で何してるんですか?
「にーの丞、そなたの母君か? まさか先回りして・・?」
「え、!? いや違うのよ? 別に全然心配だったからとかじゃなくって、うっかりにーに届け先の楽屋を教え忘れたのよ? 決して頼りにしてなかったなんて事全然ないんだからね!」
「・・・語るに落ちておるぞ、ご婦人」
「いあや! そんな事はなくて・・・あの・・・ええと・・・」
「すいません、そんな所で立ち往生されるとスタジオ入れないんですが?」
あれあれ、漫才なんてしていたら通行の邪魔になっちゃっていますよ皆さん。
「ん?ああ、悪かった。だが妾達は・・・」
「お届けものなのですにー」
「あ、その生け花は私の楽屋のです・・・あれ? まお? 今日は収録無い筈だろう?」
「うにー? にーはにーの丞ですにー」
「人違い? そんな筈は・・・」
「あれ!? 貴女って・・神姫タレントのイブリンちゃんじゃない!? 主演の『武装神姫2036』いつも見てるわよ!」
「はい、どうぞですにー」
「有難う」
立ち話もなんですから、と招かれたイブリンちゃんの楽屋で無事おつかいを果たすにーの丞ちゃん。良かったですねー。
「それにしても、届け先があのイブリンちゃんの楽屋だなんて。ファンなのよ私!」
「妾もテレビドラマの『武装神姫2036』はよく見ておるぞ。毎回ドラマとは思えない程思い切りの良いドタバタギャグで妹共々楽しく見させてもらっておる」
実際凄い人気ですよね『武装神姫2036』。・・・って私他番組の事いっていいんでしょうか・・・。
「はは、有難う。でもちょっと複雑。実はあれってほとんどノンフィクションなんだよ。私やマスターも本名で出ているし」
「ホントに居るの!? あの金持ち会長とか!?」
「ええまあ。と言うか、そのアホ会長のせいで、私はこんなペイントを年中することに・・・」
「そうじゃ、気になっておったのだが、その白いスーツカラーは確か耐水ペイントではなかったか?」
「ええ、そうなのだけれど・・それを見たスタッフが悪乗りしてスピンアウトでこのカラーの神姫を発売したんだ」
「それ、にーの事よね。私もドラマの影響で買ったのよ」
「うにー?」
「それで、その販促の都合で私は強制的に年中このペイントなんだ。全くいい迷惑ったらありゃしない」
「人気者も大変じゃな」
「大体、私が忘れたいような出来事ばかり取上げられて、そのお陰でマスターの頭上に何度も目覚まし落とされたり、まおの馬鹿に何度も無駄なツッコミ入れたり、一番恥ずかしいセリフばかり何度もリテイク食らったりetcetc・・・。ぶっちゃけ花でも見て心を落ち着かせないとやってられない(泣)」
うわー、イブリンちゃん、まじで泣き崩れちゃいましたよ?
「にー。元気出すですにー」
「・・・妹の姿をした神姫に慰められるなんて、皮肉だな」
「妹の姿、か。・・・そもそも、我々にとって『姉妹』とはどういう意味を持つものなの、じゃろうな」
「なな子さん、あなたにも妹が居るんだ」
「ああ。目を離せないような迂闊者ではあるのじゃが」
「私の所もそうだよ。馬鹿ばっかりで、手間ばっかりかかって仕方ない」
「じゃが、血の繋がりなど持てない我々に、それがどれほどの意味があろうか?」
「にーの丞ちゃんには悪いけれど、こんな風に、妹の姿見を模倣されたりだってするのにな」
「うに?」
「・・・妾達は所詮「道具」として生まれた身、都合良さでしか関係を持てぬのだろうか・・・」
「・・・別に、いいんじゃないのかしら?」
「「え?」」
「人間だって、義理の兄弟や親子だって居るんだし」
「だけど、後付けの関係なんて、何時壊れるか・・・」
「だって結婚は赤の他人とするわよ?」
「・・・言いえて妙、じゃな。結局結婚も「他人」を「家族」にする行為という訳か」
「実際私の夫なんて出来の悪い弟が一人増えたようなものだし」
「・・・それって本当にいいのですか?」
「いいんじゃないのかしら。上手くいってるなら。貴方達も、聞いている限り、そう思えるけれど?」
「・・・まあ、あのマジョーラバカは私くらいしかしつけられないしな。・・・だけど」
「・・・たま子に「お姉ちゃん」と呼ばれない事など、想像すら出来ぬな。・・・じゃが」
「まだ自信ない? じゃあ、にーはどう思う?」
「うに?」
「こんな妾でも」
「こんな私でも、姉妹と呼べる家族がいていいの、かな?」
「にーのおねーちゃんになってくれるんですにー? にーはおねーちゃんがいっぱいの方がうれしいですにー!!」
「・・・いや、にー、そういう意味じゃなく・・・」
「ぷっ・・あははははは!」
「ふふふふふ、成る程な」
「え? 2人とも?」
「妹って、みんな我がままみたいだね」
「そうじゃな」
「うにー♪」
「・・・ところで、そっちの番組スタッフさん? にーの丞ちゃんが届けた時点で収録終了の筈なのに、何でまだカメラ回しているんですか?」
いや、事情プロデューサーに話したら「そりゃ面白い! ドキュメンタリーにしよう」って言われまして・・・
「・・・勘弁してください(泣)」
「芸能界は、大変じゃな」
ちゃんちゃん。
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――BGM:ドレミファだいじょーぶ――
さて「はじめてのおつかい」今日は花道家の生駒さんのお宅にやってまいりました! 今日おつかいに出る子はなんと神姫ですよ神姫。
「それじゃあにーの丞、このフクジュソウの生け花を☆×スタジオまでね。平気そう?」
「うにー! 大丈夫ですにー!」
「・・本当に?」
「にーだっておつかいくらい出来るんですにー!」
「本当の本当に?」
「むー、にーはもう子猫じゃないですにー! いちにんまえですにー!」
「・・・判ったわ。でも無理はしないこと。それから、知らない人には付いて行かない事。いい?」
「わかったですにー♪ 行ってきますにー!!」
「いってらっしゃい・・・ああでも心配・・・(がさごそ)」
さて、心配そうなお母さんをよそに、にーの丞ちゃん(0歳2ヶ月)が初めてのおつかいに出かけます。でも鉢付きの生け花は重そうですね~。
「にー。にー・・・」
通り道の商店街を横切りながら、頑張って生け花をはこぶにーの丞ちゃん。でも、やっぱり神姫にそのサイズは辛いんじゃないでしょうか?
「お・・重いけどがんばるですにー! かぢばのばかぢから~! うにー!」
そんな最初からクライマックスでは無理があるでしょう。・・あれ? 道を誰かが塞いでいますよ~?
「うむ、父君とたま子が気を利かせてくれた休日とは言え、たま子が一体どんなへまをやらかすかと考えると気が気でないのう・・・。いかんな。妾も妹離れをせんとな」
「うにー! うにー!」
「・・・何じゃ、子童? そなた大層な活け花を携えてなんとする?」
おや、その種型神姫さんが話し掛けてきましたよ? いいんですかね~?
「え~っと、知らない人には付いていっちゃいけないですにー」
「・・・殊勝じゃな」
「でも、おねーちゃんは神姫だから大丈夫ですにー♪」
「・・・臨機応変じゃな」
え~、本当にいいんでしょうかね。あ、でも通行人に聞いたらその神姫、なな子さんはこの辺じゃ有名な神姫らしいですね。いい人そうですし。
「その花は、主の使いか? 福寿草とはいい趣味をしておる」
「おかーさんが活けたお花はかっこいいですにー♪」
「妾も、そう思うよ。コレも何かの縁じゃ。妾とて非力ではあるが助力しようか?」
「ダメですにー! これはにーのお仕事ですにー! ひとりでできるんですにー!」
「・・・たま子・・妹と、同じ反応じゃな」
「うにー?」
「いや、済まなかった。ではこうしよう、少し待っておれ」
・・・あら? なな子さん、いきなり八百屋さんに入っていって台車を引っ張り出してきましたよ。
「そこの八百屋とは馴染みでな。お主の事を話したら台車を貸してくれた。これなら、おぬしの力で運べるであろう?」
そう言いながら鉢を台車に載せてくれるなな子さん。親切ですねー。
「おお! らくちんですにー!」
「笑顔まで、たま子にそっくりじゃな。では・・・」
「・・うに? どうしてついて来るんですにー? にーはひとりでおつかいするんですにー」
「いや。ただ・・・妾の散歩のコースとおぬしの行く方向が同じというだけじゃ。“たまたま”な」
「にー?」
「うーん、今どこですかにー?」
「ここの電柱、薄汚れておるな、見苦しい。まあ住所表記は見えておるのでまだ良いか」
「か、階段こわいですにー・・・」
「バリアフリー、というモノは神姫にも当てはまるかも知れぬな。こちらのスロープの方が余程歩き易いとは思わぬか?」
「あ、赤いしるしきれいですにー!」
「そういえば前たま子が赤いカエルをみて驚いておったのを思い出した。自然界では時として赤を危険色として扱う。人間もそれに習う辺り、意外と動物的部分を失っておらぬのかもな」
「えと・・☆×すたじお・・・。つ、着いたですに~!!」
目的地に着いた喜びで飛び跳ねるにーの丞ちゃん(実際は殆どなな子さんのお陰なんですけれど)。
「さて、妾はそろそろ・・・」
「うーん、大丈夫かしら・・・」
「うむ? ご婦人、関係者であれば堂々と中に入っては如何か?」
「・・え!? あ、ああ、誰の神姫か知りませんけど、お気遣いあ・・」
「あーっ!! おかーさん、どうしてここにいるんですにー!?」
「にーの丞!?」
あれ? 誰かと思えばにーのお母さんじゃありませんか。スタッフにも内緒で何してるんですか?
「にーの丞、そなたの母君か? まさか先回りして・・?」
「えっ!? いや違うのよ? 別に全然心配だったからとかじゃなくって、うっかりにーに届け先の楽屋を教え忘れたのよ? 決して頼りにしてなかったなんて事全然ないんだからね!」
「・・・語るに落ちておるぞ、ご婦人」
「いあや! そんな事はなくて・・・あの・・・ええと・・・」
「すいません、そんな所で立ち往生されるとスタジオ入れないんですが?」
あれあれ、漫才なんてしていたら通行の邪魔になっちゃっていますよ皆さん。
「ん?ああ、悪かった。だが妾達は・・・」
「お届けものなのですにー」
「あ、その生け花はきっと私の楽屋のです・・・あれ? まお? 今日は収録無い筈だろう?」
「うにー? にーはにーの丞ですにー」
「人違い? そんな筈は・・・」
「あ~~~!? 貴女って・・神姫タレントのイブリンちゃんじゃない!? 主演の『武装神姫2036』いつも見てるわよ!」
「はい、どうぞですにー」
「有難う」
立ち話もなんですから、と招かれたイブリンちゃんの楽屋で無事おつかいを果たすにーの丞ちゃん。良かったですね~。
「それにしても、届け先があのイブリンちゃんの楽屋だなんて。ファンなのよ私!」
「妾もテレビドラマの『武装神姫2036』はよく見ておるぞ。毎回ドラマとは思えない程思い切りの良いドタバタギャグで妹共々楽しく見させてもらっておる」
実際凄い人気ですよね『武装神姫2036』。・・・って私他番組の事いっていいんでしょうか・・・。
「はは、有難う。でもちょっと複雑。実はあれってほとんどノンフィクションなんだよ。私やマスターも本名で出ているし」
「ホントに居るの!? あの金持ち会長とか!?」
「ええまあ。と言うか、そのアホ会長のせいで、私はこんなペイントを年中することに・・・」
「そうじゃ、気になっておったのじゃが、その白いスーツカラーは確か耐水ペイントでは無かったか?」
「ええ、そうなのだけれど・・それを見たスタッフが悪乗りしてスピンアウトでこのカラーの神姫を発売したんだ」
「それ、にーの事よね。私もドラマの影響で買ったのよ~」
「うにー?」
「それで、その販促の都合で私は強制的に年中このペイントなんだ。全くいい迷惑ったらありゃしない・・・しかも撮影の度に塗り替えで・・・」
「人気者も大変じゃな」
「大体、私が忘れたいような出来事ばかり取上げられて、そのお陰でマスターの頭上に何度も目覚まし落とされたり、まおの馬鹿に何度も無駄なツッコミ入れたり、一番恥ずかしいセリフばかり何度もリテイク食らったりetcetc・・・。ぶっちゃけ花でも見て心を落ち着かせないとやってられない(泣)」
うわー、イブリンちゃん、まじで泣き崩れちゃいましたよ?
「にー。元気出すですにー」
「・・・妹の姿をした神姫に慰められるなんて、皮肉だな」
「妹の姿、か。・・・そもそも、我々にとって『姉妹』とはどういう意味を持つものなの、じゃろうな」
「なな子さん、あなたにも妹が居るんだ」
「ああ。目を離せないような迂闊者ではあるのじゃが」
「私の所もそうだよ。馬鹿ばっかりで、手間ばっかりかかって仕方ない」
「じゃが、血の繋がりなど持てない我々に、それがどれほどの意味があろうか?」
「にーの丞ちゃんには悪いけれど、こんな風に、妹の姿を模倣されたりだってするのにな」
「うに?」
「・・・妾達は所詮「道具」として生まれた身、都合良さでしか関係を持てぬのだろうか・・・」
「・・・別に、いいんじゃないのかしら?」
「「・・・え?」」
「人間だって、義理の兄弟や親子だって居るんだし、そうでしょ?」
「だけど、後付けの関係なんて、何時壊れるか・・・」
「だって結婚は赤の他人とするわよ?」
「・・・言いえて妙、じゃな。結局結婚も「他人」を「家族」にする行為という訳か」
「実際私の夫なんて出来の悪い弟が一人増えたようなものだし」
「・・・それって本当にいいのですか?」
「いいんじゃないのかしら。上手くいってるなら。貴方達も、聞いている限り、そう思えるけれど?」
「・・・まあ、あのマジョーラバカは私くらいしかしつけられないしな。・・・だけど」
「・・・たま子に「お姉ちゃん」と呼ばれない事など、想像すら出来ぬな。・・・じゃが」
「まだ自信ない? じゃあ、にーはどう思う?」
「うに?」
「こんな妾でも」
「こんな私でも、姉妹と呼べる家族がいていいの、かな?」
「にーのおねーちゃんになってくれるんですにー? にーはおねーちゃんがいっぱいの方がうれしいですにー!!」
「・・・いや、にー、そういう意味じゃなく・・・」
「ぷっ・・あははははは!」
「ふふ、ふふふ、成る程な」
「え? 2人とも?」
「妹って、みんな我がままみたいだね」
「そうじゃな」
「うにー♪」
「・・・ところで、そっちの番組スタッフさん? にーの丞ちゃんが届けた時点で収録終了の筈なのに、何でまだカメラ回しているんですか?」
いや、事情プロデューサーに話したら「そりゃ面白い! 特番でドキュメンタリーにしよう!!」って言われまして・・・。
「・・・勘弁してください(泣)」
「芸能界は、大変じゃな」
「か・・・かくなる上は・・・。獣牙爆熱!!!」
ちゃんちゃん(?)
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