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樫坂家->序幕・第1話 - (2011/09/04 (日) 01:08:29) のソース
**樫坂家の事情! 序幕~とある学生の夏休みにおける変化とその記録~ ---- ?月??日 「マスター?おきてますー?………よし、寝てる」 「相変わらず死んだように寝てますわね、わたくし達のマスターは」 とある家のとある部屋。部屋の主はぐっすり寝ているがそれとは別に机の上で動く影がちらほら。 「マスターは一度寝たらてこでも起きないのです。筋金入りというものなのです」 「………いや、それは何か違…わないのか?」 それらの影は人にしては小さく、でも人型である訳で。 「で、マスターが寝てから集まるようにというのはどういうことなの?」 「それはー…………じゃーーーん!」 人々には武装神姫と呼ばれている15センチほどのフィギュアであり。 「………マスターの日記?」 「マスターの日記なのです」 「マスターの日記ですねこれ」 「間違いなくマスターの日記、ですわ」 「ますたーの日記だよー」 「いや皆分かったから一斉にしゃべらないでよ」 この樫坂家の神姫であり、ひと夏を過ごして集まった6人でしたとさ。 ===第1話=== 「てんことってー、1からどーぞ!」 「え?…1、ユイナ」 「2、シェラなのです」 「3、くーだよ」 「4、フィーですわ」 「…5……キュリア」 「6、リムです……けどなんでいきなり点呼?」 「とりあえずしなくてはいけないきがした」 だと思った。と呟いて一番目に返事した私はとりあえず近くにある本棚に背を預け寄りかかる。 周りを見ればほかの5人もそれぞれ好きな場所に陣取り始めていた。 「それで、その日記がどうしたのです?」 「………なんとなく予想はつくがな」 同じく。くーの性格を考えなくてもわざわざ日記を出してくるということは… 「まずこの日記をひらきまーす」 やっぱr「そしてこの日記をつくえのすきまにおとしまーす♪えい」…え? 「え、ちょ、ストップストップ!?」 「はぁ……相変わらず突拍子もないですわね、くー」 「いやいやフィーさん落ち着きすぎですって、この隙間あたし達でも取れませんよ!?」 「今に始まったことでもないでしょう?ね、ユイナ」 「なんで私に振るの、振るならくーにすればいいじゃない」 「ちなみにさっきのはますたーのよびのにっきでほんとうのはこっちー」 ボテッと本棚からもう一冊ノートを引きずり出してくーが開いていた。 「予備なんてあったんだ…」 「それで結局マスターの日記をどうするのです?」 「みんなでみまーす♪」 「……結局行き着くのはそこか」 「………流石にそれはダメなんじゃないかなぁ?マスターだって知られたくないことはあるだろうし」 「だいじょうぶ、これますたーがなつやすみに入ってからはじめた日記だから。それに、とくにりむは気になるとおもうなぁ、であうまえのみんなのこと」 「うっ……それは、そう、だけどー」 「あーだこーだ煩い、返事はハイかイエスかラジャー、OK?」 「お、OK」 「くー、地が出ていますわよ?」 「ますたーねてるし別にいいとおもったんだ」 「それで、結局見るのです?」 「うーん………ゆいなは、どうする?」 「だからなんで皆私に振ってくるのさ……ああもうキュリアまでこっち見ないでよ…わかったって、見るから」 それじゃーしゅーごー、というくーの一言で皆わらわらと日記に集まってくる……なんだかんだ言って皆見たいらしい。私もだけど。 「まずは………7月25日、この日記のいちばんさいしょだね」 7月25日………あぁ、あの日か。 私が目覚めた、あの日からか。  ̄ ̄――__ 7月25日 金曜 夏休み開始。そして自分の誕生日だった。色々あったので前から放置してあった日記帳を使ってみることにする。とりあえず朝から書いていこう。 午前8時、何時も通り学校へ、終業式に参加したが眠かった。 午後1時、何事も無く家に到着。少しして宅配便が来る。母からだった。 特に見ない理由も無く、きっと誕生日だからだろうと思い開けて見る。 …………………………絶句した。中身は母からの手紙と………白と黒のモノトーンカラーをした神姫だった。 とりあえず宅配用のダンボールから取り出して手紙を読んでみる。今は国内にいるらしく、ちょっとした仕事の合間に出歩いていたらこの神姫を見つけて即行買ってしまったらしい。 約、午後2時。どうしたものかと悩んでいたら運悪く友人の陽太と静香が襲来してきた。 早速見つかった、そして絶句された。 どうも送られてきた神姫は通常のペイントとは違うらしい。そして早速起動しようという流れに。 自室に場所を移し早速二人に手伝ってもらい色々あって起動。 ……………………名前を考えていなかった事にここで気づく。 よくよく考えてみるが時間が経つにつれだんだん空気が辛くなって来る。ふと、前に呼んだことのある文庫本のキャラの名前が思い浮かんだのでその名前を借りて「ユイナ」と名付けた。 色々認証し終って、やっと起動完了。実際に動いてるの見るとこう………くるものがあった。 とりあえず何をどう書けばいいのか分からないのでこのくらいにしておく。 7月26日 土曜 引き続き日記を書いていくことにする。 就寝早朝5時、起床午前10時。 昨夜(今日?)は朝までユイナと話してたりネットで神姫のこと調べたりしていた。 ここで分かった事はユイナはHST型・アークと呼ばれるタイプである事。 その中でも「ストラダーレ」つまり公道仕様と銘打たれたリペイントバージョンである事。 そしてアークともう一つ、HMT型・イーダと呼ばれるタイプにはトライクモードになったり武装がバイクになったりする事などが分かった。 ………やはり自分で調べたほうが頭に入る。 かといって詳しく教えなったあの二人には何か奢らせようと思う。絶対に面白がってたし。 午前11時、陽太襲来。だが多少の寝不足で体が重い。 とりあえずユイナ、陽太、陽太の神姫である稟を交えて神姫の基本的な事を教わる。 午後2時、早速神姫センターに行こうかとも思ったが眠すぎるのでパス、午後5時陽太撤退。 ちなみに昼飯は陽太の分まで作る羽目になった。 午後7時、冷蔵庫に何も余ってない事に気づきユイナを連れてコンビニへ。 このあとユイナと色々話して終了。 7月27日 日曜日 朝9時、起床。どうやらユイナと話している内に寝ていたようだ。 軽く朝食を齧って暇なのでユイナを連れて近くのゲーセン「フェザー」へ。 が、本日臨時休業の張り紙。暑い中来た結果がこれだよ。 仕方ないのでユイナを連れて市内散策(と言っても西区のみ)。 午後5時、飯買って来て帰宅。 その後、トライクモードのユイナを見ている。まだ二日くらいしか一緒に居ないがとても楽しそうで安心する。 本日は何も無く何時も通りに夜眠気が来なかった。日付が変わるので今回はここまでとしておく。 7月28日 月曜日 今日も色々…………とても色々あったので書いていくことにする。この調子なら日記というのも案外続きそうな気がする。 午前10時起床、というか何故か家に入っている陽太と静香に起こされた。多分ユイナが入れたのだろう。 あと今回は陽太の神姫の稟と静香の神姫のエリーも居た。 その後、何故か昼食まで食わせる羽目に。金取ろうか真剣に考える。 だいたい午前11時30分、仕方なくラーメンを作っていると宅配便がきたので受け取る。とりあえず居間の片隅に置いておいてラーメン作る。 約12時、完成。言わずもがな食費がかさむので今度奢らせることにした。 三人で食いながらふと宅配で来たものを見る。父からだったのでとりあえず開けてみる……………………ラーメン吹いた。 中身は手紙と神姫だった。自分の両親ながら、まさかどちらも神姫を送ってくるとは。 二人に見せたら硬直した。気持ちは分かる。ついでに神姫三人の反応は硬直こそしなかったが驚いてはいた。 とりあえず手紙を見た。要約すると出張先で知り合った人物が譲ってくれたらしいので遅れて申し訳ないけど誕生日プレゼントらしい。 しかし高校2年にもなってプレゼント贈られる高校生の身にもなってほしいと思う。 ユイナと話してみた結果、「せっかくだし起こしてあげてよマスター」と言われたので起動することにする。ついでにふと頭を撫でてやった。 ………………なぜか陽太と静香に驚かれた、訳が分からない。 そろそろ行も少ないので続きは明日書くことにする。 7月29日 火曜日 今日も一日疲れた。寝過ぎて疲れたとも言うけどちゃんと書いていく事にする。 先日届いた神姫は戦乙女型・アルトレーネというらしい。今度は逃がさず色々聞き出しておいた。そして通常のペイントと違い、水色空色になっているとの事。 こちらも色々準備して起動準備完了、しかしなにか忘れているような気がした。 …………………名前を考えていなかった。 たっぷり10分悩んで今度は昔やったゲームから引用して「シェラ」と名付けた。 シェラはとてもニコニコしていてすぐ周りと打ち解けていった。唯一ユイナとは心配していたがうまく打ち解けた様子でよかったと思う。 が、何故か何も無いところで転んでいた。 その後陽太と静香は午後7時ごろ帰った。 残った俺とユイナとシェラはとりあえず色々話してみた。具体的には俺の事とかユイナの事とか。 そして気づいたらまた朝。次に気づいたら夜10時。何が起こったのか良く分からないがとりあえず近くに居たシェラに聞いたところ死んだように寝ていたそうな。 そろそろ日付が変τるのでここξでとδて£ζ 7月30日 水曜日 前回は気づいたら日記を書きながら寝ていた。おかげで最後は暗号になっていたが気にしない。 今日はようやくバトルロンドの登録をしに神姫センターに行こうかと思ったが場所を知らないので手っ取りばやく静香にメールしてみる。そしたら「こないだフェザーに筐体入ったみたいだしそこで出来ると思う」だそうな。 このあいだ臨時休業だった理由はそれだろうか?とりあえず行ってみたら見慣れない筐体があった。あと店長が珍しく困った顔をしていたので聞いてみたら「筐体いれたはいいけど人が来ない」だそうな。 まぁ宣伝してないからそういうものだろうと思う。大体は中央区とか南区のゲーセンに行ってるだろうし。 そんなことを考えていたら店長にユイナとシェラについて聞かれたので用件を伝えたら出来るとの事。とりあえず店長から教わりつつも登録していく。ついでにある取引を持ちかけられた。 チラシ100枚=一週間バトルロンド筐体フリープレイ権+アルバイト代。アルバイト代は勝ち取ったとも言う。 とりあえずこれで手を打つ方針になったが、せっかく始めるんだし最初のトレーニング代はタダでいいとの事。早速やってみる。 この日はその後、バーチャルモードでのダミー相手の練習や感覚、操作に慣れるのに夢中だったりした。驚いたのは店長も神姫を持っているらしく、色々アドバイスしてもらった。 明日は朝早くに起きてチラシをどうにかする作業をするのでこの辺でやめておく。 7月31日 木曜日 7月最後の一日、今日も疲れた眠たい。が、書く。 午前5時、ユイナとシェラになんとか起こしてもらう。重い体を引きずって顔を洗いユイナとシェラ、あと渡されたチラシ等を持ってチラシ消化の旅に出る。 自宅やフェザーのある西区に置いている市内掲示板を中心にチラシを貼っていく。たまに住宅やアパートのポストに突っ込む。 午前7時、半分消化。ここからは中央区とその北側を中心に掲示板に貼っていく。もちろんポストにも突っ込む。 多分、午前8時30くらい。のこり10枚程だったはず。ここまで来ると流石にだるくなってくる。夏休み前に学校に自転車を置きっぱなしにしていたのを悔やむ。 午前9時30過ぎ、だったかな。なんとかダブらずにチラシ消化、その足でフェザーまで生還する。あれは生還であっているはず。消化した事を店長に伝えると驚かれた。まぁ翌朝には終わってるんだから当然だろう。 その後ユイナとシェラは店長がサービスで置くことにした大型クレイドルで充電。俺は休憩スペースでぐったりしていつの間にか寝ていたが午後2時、いつの間にか来た陽太にたたき起こされる。 行が少なくなってきたがここからはユイナとシェラの記録という意味でも後日にするのは嫌なのでルーズリーフを貼って続きを書いてみる事にする。 叩き起こされたのはいいがやはり店内に人はまばら。まぁそんな一日でくる訳もなさそうだし当たり前か。とか考えていたら陽太が「せっかくだし軽くレクチャーしてやるぜ」とか言ってきた。 少し悩んだが、こいつは一応、そこそこ名前が知られているらしいしここは素直に受けておく事にした。とりあえず最初はユイナにする。 レクチャーとは言われたがやはり初めての実戦。変に硬くなってしまったのは覚えてる。そして中身は………いっぱいいっぱいだったと書いて置く。 陽太の神姫である稟は戦闘機型・飛鳥というタイプで稟自身も空中戦主体と言っていたが今回はどちらかと言えば地上戦に合わせてくれていた気がする。 制限時間いっぱいまで色々試して時間終了で終わったのだが、大体の感覚は掴めたとは思う。あれこれ出した指示に従ってくれたユイナには感謝するしかない。 次にシェラの番。シェラの時は地上戦と空中戦の両方をした。 ユイナの後という事もあり、割と落ち着いていることが出来たがやはりどこでどういう指示を出せばいいのか悩む場面があった。 こちらも制限時間いっぱいまで付き合ってもらい、色々試していた。シェラが終わったときにはおれ自身も疲れ気味だったが悪くは無いと思う。この後は流石につかれもやばいので陽太と分かれて帰宅。 最後に今日で考えたことをまとめておく。 ユイナはやはり持ち味であるトライクモードと武装バイクをうまく使っていこうと思う。また後で聞いてみたところ「近接もいけるが射撃の方が好み」だとの事なのでそれも頭に入れておく。 シェラは地上、空中のどちらも近接戦をメインにする。今日の稟戦でも接近戦では押し込んでいたのでここを伸ばしていく。ただ、射撃武器が無いのは少々心もとない気もする。 とりあえず明日は、陽太から聞いた中央の神姫を扱ってる店に行くことにする。資金はバイト代で出来たし武装を増やそうと思う。 8月1日 金曜日 朝8時起床。少し昨日の疲れが残っていたが体調は悪くなかった。 朝9時、自宅出発。ユイナとシェラは…………鞄に入ってもらう事にした。揺らさないように歩くのは結構キツイと書いて置く。 午前10時、中央区到着。大型デパートの6階神姫専門店に向かう。よくよく回りを見てみると神姫連れの人が多かった。 午後1時、ずっと店内眺めてる。こういうことになると本当に長くなると自分でも思う。とりあえず購入した品をまとめて置く。 「ダブルアームフォールディングナイフ」1個 アークの基本装備。ユイナにも一つ付いていたがとりあえず購入。 「ビーハイヴ・ミサイルポッド」2個 小型ミサイル。とりあえず買った。1個で6発とんでいく。 「FB アルファ・ピストル」2個 安かった。とりあえず雰囲気的に違和感あるけどシェラの射撃用に。 「ビームブーメラン」1個 なぜ買ったのか自分でも不明。 とりあえずこれだけ買ってきた。アーマーとかそこらへんは………下手に弄らないほうがいいかと思いノータッチ。 ちなみにこの後は帰りにフェザーに寄って早速武装テスト。トレーニングモードで買ってきた物を試してみた結果、シェラは射撃がとことんダメというのが判明。でも何故かブーメランを気に入っていた。 ユイナについてはどれもそつなく使いこなしていたが、やはり射撃メインで考えるほうが良いと思ったのでピストル1個とミサイル2個を武装に追加。しかしそれでもナイフ1個とピストル1個が無駄になった………まぁ予備と思っておこう。 最後に、今日は俺や陽太、静香以外にも何人か神姫連れの客が来たとの事。チラシ配ったかいがあった。そして詰めて書くのはやめる。次回からはまた紙を貼る。 8月2日 土曜日 朝9時起床。のそのそと飯を食う。ふと思いユイナとシェラに俺のことを聞いてみた。 ユイナ「うーん………変?」 シェラ「マスターは何かがズレてるのです!」 だそうだ。ちょっと傷ついた。特にシェラは元気に言わないでくれ…… まぁいつも起きる時間はバラバラだし独り言はするし思えばよくつるんでる奴にも時々変な目で見られていた気がする。自覚はあるがどこが変なのかはわからないが。 それはおいといて、今日も今日とてフェザーに行く。最近、というかユイナ達が来てから出歩くことが多くなった。 フェザーに着いていつも通りトレーニングしようとすると神姫連れの知らない二人組に声をかけられた。どうやらチラシを見て来てみたけど人が居なくて、でもちょうどいい時に俺が来たからとりあえず対戦しましょう、的な感じだった。 特に理由も無いので受けて立つ事にして早速準備。この時になって初めての本格的な対戦をする事に気付く。 内容は…………惨敗だったとだけ書いておく。ユイナの相手はフォートブラッグ、シェラの相手はハウリンだった。自分自身あれほど頭を働かせたのも久しぶりだが経験には勝てないというべきか…… 落ち込んでる二人を見ていると申し訳ないと思う………と、気を使ってくれたのか相手をしてくれた二人が色々話を聞かせてくれた。 話をしてみると、初めてでここまで出来ればいい方だと言ってくれた。あと、二人とも大学生であるとのこと。そしてどちらも神姫関連の講義を受けてとか色々聞かせてもらった。 …………俺は将来なにやってるんだろうなぁと、ふと考えた。二人の神姫のジュリー(FB)とあけび(ハウリン)と話をしているうちにユイナ達も気が楽になっていたようだ。 気さくな人達で今後もちょくちょく来るからと言って帰ってった。そして今更ながら自分の貼ったチラシで来てくれる人が居るということに少し感動。 他にやらないといけない事も出来たしこの位にしておく。 __―― ̄ ̄ 「へぇ~………マスターってこんな風に書いてるんだ」 「まぁマスターらしいと言えばマスターらしいですわね」 とりあえず夏休み序盤を見終わって、皆一息ついたようね…… 「こうして見ると、まるで一年以上前みたいに感じられるのです」 「確かにね……そういえば、この日からだったわね、マスターが戦術レポートを書き始めたのは」 「マスターが毎日、夜になると書いてるアレのことですわよね」 「………たまに呼ばれる時もあるな」 「ほかのことはめんどくがるのに、くーたちのことになるとかおが変わるもんねー」 「でもマスター、たしか頭いいですよね?」 「やれば出来るけど疲れるからやらないだけ、と前にいってたのです」 「それはまたマスターらしいね;」 「でも最初は無茶苦茶だったわ………砲撃主体の相手に正面から突撃させられたし」 今でも思い出すと………あれからしばらくは大型の銃器が苦手になってしまったし…… 「うわぁ……………あれ?それって今見たこの日だったりします?」 「まぁ、ね…」 「この日は私もコテンパンにのされたのです…」 「…気になりますわね、その時の事」 「……確かに興味はあるな」 「くーたちのえーすのまけいくさがはくじつのもとにさらされるのかなー」 「いや待ちなさいよ……そんな風に言われたら余計に話したくないわ」 「ユイナさんは迫りくるミサイルの中、バイクを盾に突っ込んでったのです。でも接近できなくて滑腔砲でズドーンってされてたのです」 「あ、こらシェラ!」 「ほえ?」 「………それはなんていうか、馬鹿だな」 「それは流石にあたしも無茶だと思う」 「ますたーはこの時からますたーだったんだ……あとゆいなも」 「というか初戦の相手って今でもちょくちょく顔出すあの二人だったんですね」 「あんた達言わせておけばぁ……あれはマスターが無茶振りすぎただけよ…」 まったく………人の恥をさらりと出さないで欲しいわ… つ づ く !