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草原 - (2007/12/01 (土) 17:09:21) のソース
アンジェラスの視点 「もう、敵はいったい何処にいるのよ!」 #ref(sougen.moto.jpg) バトルが始まってから数十分が経っていた。 私が最初に見たのは一面草原だった。 風は緩やかにふき、晴天の空。 すぐ近く敵がいるかもしれないと思い、グラディウスを召喚したものの。 …いくら探しても見つからない。 リアウイングAAU7を使って空から敵を探しても見つからない。 見つから…。 「あー!これじゃあバトルができないじゃないのー!!」 空で叫びジタバタする。 バトル以前の問題だわ。 その時。 『なぁーに、悶えてんだ?』 「!ご、ご主人様!?」 あぁ~、なんか恥ずかしいです。 あんな姿をご主人様に見られたなんて。 『アンジェラス、良い情報と悪い情報…どっちから聞きたい?』 良い情報と悪い情報…。 いったい何かしら? 「ご主人様の意思でお願いします」 『なら最初は良い情報からな。初戦はパルカが勝った。海ステージで、なんとかライフフォース召喚し敵を撃退した』 パルカが勝った。 嬉しい情報です。 私も負けてられない。 『次は悪い情報だ。気を落としたり乱れたりするなよ』 「はい」 『街ステージで戦っていたルーナが敵のアイテム…ブラックホークというバイクの爆発に巻き込まれてヤられた』 「エッ!?ルーナが!?!?」 そんな! あのルーナがヤられただなんて!? 私の可愛い妹が。 …よくも。 「よくも…」 『アンジェラス?』 「よくも妹を…」 『!?おい!アンジェラス、取り乱すじゃない!!』 「よくも妹をーーーー!!!!」 私はグラディウスを街の方向に向け。 「サイクロンレーザー!」 <CYCLONE LASER> ビーーーー!!!! 螺旋模様線状レーザーのCYCLONE LASERは街に向かって飛んでいく。 けして街にいる敵に当たらないと核心していても撃つ。 敵が憎い。 ルーナをヤッた敵が憎い! 『アンジェラス!止めろ!!』 「アァアアアアーーーー!!!!」 『俺の声が聞こえないのか!?止めるんだ!』 「死なせてやる!殺してやる!!破壊してやる!!!」 『いい加減にしやがれ!この馬鹿女!!』 ッ!? ご主人様の暴言が耳に入り、サイクロンレーザーを撃つのを止める。 『テメェ、俺に犯されたいのか!レイプすんぞゴラァー!!』 「…ご、ご主人様………」 私はご主人様の言葉に酷く傷つき、力を無くす。 グラディウスも青い閃光のサイクロンレーザーを発射していなかった。 「ご主人様…私…」 『…フゥ~、やっと落ち着いたか』 「エッ?」 「お前、あまりにもルーナがヤられた事に怒り狂い、我を失い無駄な攻撃をしていたんだぞ」 「じゃあ、さっきの言葉は…」 『嘘に決まってるんだろう。お前を落ち着かせる、鎮痛剤みたいなものだ』 私が我を失っている時にご主人様が助けてくれたのですね。 言葉があまりにも酷い言い方ですけど効果はありました。 もしあの言葉がご主人様の本音でしたら私…生きていけないかも。 『ルーナの仇を取りたいのなら、まずは自分のステージにいる敵をヤれ』 「はい、ご主人様!」 『よし、気持ちを切り替えたな。そんじゃいくぞ、アンジェラス!』 「いきます!」 リアウイングAAU7をフルスピードで空を駆け抜ける。 頬に当たる風は強くなり多少痛いですが、ルーナが負けた時を知った痛みよりも全然痛くありません! <Warning Warning> グラディウスから警告発信され私はリアウイングAAU7をストップさせて空中停止した。 何処! 敵は何処なの!? <Enemy Target Ground> 「地上!?」 私はグラディウスの言うとおりに草原の地上を見る。 するとそこには暢気に歩いてるネコ型マオチャオがいた。 あれが私の敵? チャンスです。 敵はまだこちらに気づいていない。 奇襲してHPを削っておきましょう! 『頑張れよ!』 ご主人様に励まされ、私の心に潤いとやる気が倍増される。 ルーナの仇…必ず取らせてもらいます! 「はい!ご主人様!!行くよ、グラディウス!!!」 <Destruction Cat Type> 私はグラディウスをマオチャオに向け力を入れる。 当たって! いいえ、当たる! 「ツインレーザー!」 <TWIN LASER> バババババシューーーー!!!! 空からの攻撃。 細長く二列になっているレーザーを乱射。 まるで雨が降ったように撃つ。 あのマオチャオがどのように避けるか…。 兎に角、私はあの敵を倒す! ---- 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」 ---- [[NEXT>http://www19.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1378.html]]