何が起こってるの?

インターネット検索大手グーグルの無料地図サービス「グーグルマップ」の機能で、利用者が友人や顧客の名前や住所、
家の写真を組み合わせた地図を作り、ネット上に公開しているケースが複数見つかった。
意識しないまま個人情報を公開していると見られ、グーグル日本法人は注意を呼びかけている。

この機能はグーグルマップの「マイマップ」。住所を打ち込むと地図が検索でき、目印やコメント、自分や知人の住所などを入れた自分用の地図を作って
サイト上に保存できる。昨年公開され、登録すれば無料で利用できる。

ただし、地図を作る場合、最初のプライバシー設定が「公開」になっているため、「非公開」を選ばないと自分用の地図が公開されてしまう。
実際に、自宅の住所や電話番号のほか、友人や顧客と思われる名前、住所を入れた地図が誰でも見られる状態になったケースがいくつもある。

グーグルが今年8月に始めた写真と地図を組み合わせたサービス「ストリートビュー」の対象地域では、住居の画像が名前、住所と一緒に表示される例もあった。
グーグル日本法人の広報担当者は「(個人情報保護の)ルールにのっとって使ってほしい」と話している。

ネットのサービスで、意識しないまま個人情報を公開してしまうケースは少なくない。ネット通販大手「アマゾン・ドット・コム」でも今春、
一部の利用者が作った「ほしい物リスト」が公開され、利用者名やほしい商品名など個人情報が簡単にわかると問題になった。
公開するかどうかは選べたが、初期設定が「公開」になっていた。

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最終更新:2008年11月03日 00:42