幻の世界チャンピオン「ミッキー・ロジャース」


 田舎町の貧しい家庭に生まれた彼は、幼い頃から厳しい生活を余儀なくされ、〝カネ〟の力をまざまざと見せつけて育ってきた。
 ある時、街で開催されたボクシングの試合を初めて見た彼は、小さな拳を握り締め「強くなってやる。世界チャンピオンになって大金を手に入れるんだ。」そう心に誓い、ジムに通う費用を稼ぐため、必死で働いた。
 しかし数年後、街で出会ったジムのコーチと称する悪どい詐欺師に、必死でためた大金を騙し取られたのである。その時から、彼の「カネと力こそすべて!」という考えは、ますます膨れ上がっていくのだった。
 その後も夢は断ち切れず、1人で各地を転々とし、ストリートファイターを生業としながら自己流でボクシングを身につけていくのであった。
 そんな彼に、いち早く目をつけたビフ・マードックは自分の経営するジムで、ミッキーを本物のボクサーに育てて行った。
 3年後ミッキーは見事アマ・チャンピオンの座に輝いた。と同時にプロとしての未来が約束されるのである。しかしその夜、些細なことで街のチンピラとトラブルを起こし、相手を瀕死の状態に追いやってしまった。プロ転向の夢は一夜にして破れ、再び闇の世界へ舞い戻って行くのであった。
 そして現在は、ジョン・クローリーと共に軍事武器の密輸で暴利をむさぼっている。

相関図

仲間のジョンから軍事武器の横流しを受けて密輸し、2人で暴利をむさぼっている。その「金」への執着心は彼の暗い過去から生まれたのか。

武器密輸の仲間 ジョン
悪友 キング

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最終更新:2019年01月18日 21:55