日本古武術の伝承者「藤堂竜白」


 古来より伝わる日本古武術の伝承者である彼は、それを自分自身の代で途絶えさせないため、そしてその力を広く世界に知らしめるため、単身アメリカへ渡り、このサウスタウンの地にたどり着いたのである。
 しかし、そこで見たものは、己の古武術をはるかに超える素晴しい格闘技の数々であった。より強い格闘家になることを決意していた彼は、伝統にとらわれず、様々な格闘技の良さを古武術に取り入れて最強の武術を完成させようと考えた。そして、街へ飛び出し、来るものを拒まずの闘いを始めるのであった。
 数年後、様々な格闘家との闘いを繰り返していく中で彼は、相手が使う武術を自分流にアレンジし、独自の格闘スタイルを築き上げて行くのであった……。
 彼はその昔、日本で古武術の道場を経営し、繁栄させていたことがある。しかし、それは長くは続かなかった。ある日、リョウの父であり極限流空手の師範であるタクマ・サカザキとの格闘技戦で無残に敗れ去り、それをきっかけに道場はさびれ、遂には道場を閉鎖するハメになったのである。
 もしかすると、彼がアメリカに渡って来たのは、日本古武術の伝承のためだけでなく、タクマを追い、復讐を遂げるためだったのかも知れない……。そして、独自の格闘スタイルを完成させ、最強を目指したのも、その復讐のためだったのかも……。

相関図

以前日本でタクマに勝負を挑んで敗れ、それをきっかけに自分の道場を潰してしまった。その憎しみは尋常ではない。

過去のライバル タクマ

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最終更新:2019年01月19日 07:24