リーブ | 「7番街の被害報告が出ました」 |
「すでに稼働していた工場部分と 現在までの投資額を考えると 我が社の損害は 100億ギルはくだらないかと……」 | |
「また7番プレートの再建にかかる 費用は……」 | |
「は?」 | |
「……では、古代種が?」 | |
「プレジデント。 これ以上の魔晄料金の値上げは 住民の不満をまねき……」 |
? | 「ヘイ・ユー!! 暗~い顔してますな~」 |
「どうですか~? みなさんの未来占うで~」 | |
「明るい未来、ゆかいな未来! あっ、ひさんな未来が出たら かんにんしてや~!」 | |
「あらら、すんません! ボクは、占いマシーンです。 名前は……」 | |
ケット・シー | 「バカにしたらあかんで! 失せ物、失せ人 なんでもございや!」 |
「セフィロスですな!」 | |
「ほな、いきまっせ!!」 | |
「あれっ? もっぺんやりましょか」 | |
「待って~な、もっぺんやらして!」 | |
「ええんか、わるいんか ようわからんなぁ……」 | |
「こんな占い初めてですわ。 気になりますな~」 | |
「ほな、いきましょか」 | |
「占い屋ケット・シーとしては こんな占い不本意なんです」 | |
「きっちり見届けんと 気持ちがおさまらん。 みなさんといっしょに 行かせてもらいますわ!」 | |
「どないに言われてもついていきます!」 |
ケット・シー | 「はよ逃げな、やばいで」 |
「クラウドさん…」 |
ケット・シー | 「サバクのかんごく…… コレルプリズンやな」 |
「そや、サバクの流砂にかこまれた 自然のかんごくや」 | |
「一度入ったら、出ることはかなわん って、聞いてます…」 | |
「けど、たしかナンか特例が あったような…」 | |
「ヒョーッ! あの人も、みなさんのお知り合い? なんやアブなそうな人やなぁ~」 |
ケット・シー | 「ちょ、ちょっとタンマ! 話し、しましょ! な、話せばわかるって!」 |
ケット・シー | 「どないしたんですか?」 |
「しゃあないな~。 ときどきあるんですわ」 | |
「せや!ここのホテルに泊まりましょ! ちょっと顔きくんですわ 話つけてきます~」 |
ケット・シー | 「そういや、全員そろうのは めったにありませんな」 |
「クラウドさん、どうやろう。 このへんでここまでのまとめ やってもらえませんか?」 | |
「ボクは、途中参加やから よぉわからんとこあるんです」 | |
「ディオさんから、聞きましたぜ。 黒マントの男が 黒マテリア探してるって」 | |
「なんやねん、急に!」 | |
「もう、おしまいですか? 黒マテリアの話は、どうなったんです?」 | |
「なんやしらんけど へんなことになってしまいましたな~」 |
ケット・シー | 「ほら!これや! キーストーンや!」 |
「ちょちょ、ちょっと待って~や。 逃げも隠れもしませんから」 | |
「確かにボクは、スパイしてました。 神羅のまわしモンです」 | |
「しゃあないんです。 すんでしもたことは どないしょうもあらへん」 | |
「なぁ~んもなかったように しませんか?」 | |
「ほな、どないするんですか? ボクを壊すんですか?」 | |
「そんなんしても、ムダですよ。 この身体、もともとオモチャやから」 | |
「本体はミッドガルの神羅本社に おるんですわ。 そっから、このネコのおもちゃ 操っとるわけなんです」 | |
「おっと、名前は教えられへん」 | |
「な? そうやろ? 話なんてどうでもええから このまま旅、続けませんか?」 | |
「……確かにボクは、神羅の社員や」 | |
「それでも、完全にみなさんの 敵っちゅうわけでもないんですよ」 | |
「……ど~も、気になるんや。 みなさんの その、生き方っちゅうか?」 | |
「誰か給料はろてくれるわけやないし だぁれも、ほめてくれへん。 そやのに、命かけて旅しとる。 そんなん見とるとなぁ……」 | |
「自分の人生、考えてまうんや。 なんや、このまま終わってしもたら アカンのとちゃうかってな」 | |
「……まぁそうやろなぁ。 話し合いにもならんわな」 | |
「ま、こうなんのとちゃうかとおもて 準備だけはしといたんですわ」 | |
「これ、聞いてもらいましょか」 | |
「……というわけです、みなさんは ボクの言うとおりにするしか あらへんのですわ」 | |
「そりゃ、ボクかって こんなことやりたない。 人質とかヒレツなやりかたは……」 | |
「まぁ、こういうわけなんですわ。 話し合いの余地はないですな。 今までどおり、仲ようしてください。」 |
ケット・シー | 「そういや、みなさんは 知らんかったみたいやけど」 |
「キーストーンは 古代種の神殿への鍵なんです。 どちらにしろ、みなさんも 行くんですよね?」 | |
「場所知ってますから あとで、教えますわ」 | |
「神羅のあとになりますけど まぁ、そんくらいは ガマンしてくださいな」 |
ケット・シー | 「えらいゆっくりですな クラウドさん!」 |
「せや、【古代種の神殿】の場所やけど ここから、タイニーブロンコで 【海に出て東】に進んでいけばありますわ」 | |
「ほな、そろそろ行きましょか。 誰が、行くんですか?」 |
ケット・シー | 「もしもし~ クラウドさん。 ボクです、ケット・シーです~」 |
「話、聞かせてもらいましたよ!」 | |
「ボクのこと、忘れんといてほしいなぁ」 | |
「クラウドさんの言うてることは よぉ、わかります」 | |
「この作りモンの身体 星の未来のために 使わせてもらいましょ」 | |
「でもなぁ、クラウドさん。 どないしようもないんとちゃうか?」 | |
「まぁ、信じてみいな」 | |
「よっしゃ! ほんな、まかせてもらいましょか!」 | |
「ほんな、みなさん はよう脱出してください!」 | |
「出口のとこで まってますから!」 |
ケット・シー | 「おまちどうさん!! ケット・シーです~!」 |
「あとのことは まかせてもらいましょ!」 | |
「ほんな、みなさん お元気で!」 | |
「ん~、ようわかりますわ~ ボクも同じような 気持ちですわ」 | |
「そうやな~。 それも、ひさしぶりですねぇ」 | |
「わくわくしますなぁ~ 当たるも~ケット・シー 当たらぬも~ケット・シー」 | |
「ほんな、なに占いましょ?」 | |
「そりゃ、たこうつくで。 デート1回やね!」 | |
「ほんな、やりまっせ!」 | |
「こりゃあかんわ ちょっと、言えませんわ」 | |
「ティファさんに わるいわ」 | |
「そうですか? ほんな、いいますよ」 | |
「ええかんじですよ。 おふたりの相性、ぴったりですわ!」 | |
「エアリスさんの星と クラウドさんの星! すてきな未来が約束されてます!」 | |
「クラウドさん ボク、司会でも仲人でもスパイでも なんでもしますわ~」 | |
「そんときには きっと、よんでくださいね」 | |
「スパイのボクのこと 信じてくれて、おおきに!」 | |
「ほんまに、ほんまに…… いってきます!」 |
ケット・シー | 「がんばって、やって。 なんや、うれしいなぁ~」 |
「いててて……」 | |
「どないなったんやろ?」 | |
「まだ動けるようやな」 | |
「これやな!」 | |
「古代種さんたち こんなシカケ よう作りはったなぁ~」 | |
「ボクも、この星を守るんや! なんや、照れるなぁ……」 | |
「このおんなじボディのんが ようさんおるんやけど このボクは、ボクだけなんや!」 | |
「新しいケット・シーが なかまになっても わすれんといてな」 | |
「ほんな、行きますわ! しっかり、この星すくうんやで~!!」 |
ケット・シー | 「こりゃあかん! えらいときにきてしもた!」 |
「ボク、ケット・シー2号です~。 よろしゅうたのんます~!」 |