茹だるような熱さの中に見た イメージ

臭覚がすこし鋭くなって 味覚が すこおし残る



あまい あまい イメージ

まず 前を向き直って

まず 光を浴びて

あたたかな青の高さに 私は目を かたく 閉じた



残像は黒の中に虹をつくり 真ん中のところに動悸を浮き立たせる

動脈の色はその痣の蒼

マロニエ幹の継ぎはぎの一つは 翡翠に似て

剥がれ落ちるとなめらかな肌があらわれる



中心の赤のイメージ

誇らし気に咲く蓮の華

消え行く温もりを手で追うと

其処にあらわれる タオルケットの波

音は完全に遮断され 

すーーーーーーーーーーーーーー

すーーーーーーーーーーーーーーっと。


2005/09/29 Words...vol.1 words+reading=Ree.
2005/09/27 wrote
最終更新:2006年10月24日 01:42